内定について
【内定取り消しとなる原因3つ】訴訟が可能なケースも紹介
- 68149 views
目次
内定取り消しとは採用が白紙になってしまうこと
内定取り消しとは、選考後採用されることが決まったにも関わらず、企業から内定を取り消されてしまうことです。やっと採用を勝ち取った就活生にとって、恐怖の言葉である「内定取り消し」は、実際に起こることなのでしょうか。
苦労して内定を得たのに、「やっぱり取り消します」と突然いわれたら納得がいかないものです。しかし、内定が取り消されるのにはそれなりの理由があります。
留年や、仕事に支障がでるほどの怪我や病気をしてしまうと、内定取り消しになってしまいます。内定取り消しが起こる理由について、詳しくみていきましょう。
あなたが受けないほうがいい職業をスマホで確認してください
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
30秒で面接力がわかる!スマホで診断できるお役立ちツールです。
就活生自身が問題で内定取り消しになる原因
企業からの内定取り消しは、許されることではありません。しかし、就活において内定取り消しはまれに起こり得る事態のひとつです。就活生が内定の条件を満たせないと後から分かると、内定取り消しになってしまうことがあります。「自分は大丈夫」と思っていても、予想外の理由によって内定取り消しとなることは珍しくないのです。
ここでは、就活生が原因で内定取り消しがおこなわれる理由3つを解説します。
①留年により大学が卒業できない
留年により大学が卒業できない場合は、内定取り消しとなる可能性が高いです。
大学を卒業するには、単位の取得が必要です。単位が取得できず大学を卒業できなくなってしまうと、就職は取り消しになってしまいます。
留年による内定取り消しは、卒業を条件としている就活において仕方がないといえるでしょう。
内定が出たからといって安心せず、学生の本分である「勉学」に時間を費やして確実に大学を卒業するようにしましょう。
企業によっては、卒業できなくても9月または翌年まで入社を待ってくれることがあります。採用してもらえることもあるため、留年は企業へ早めに連絡するようにしましょう。
留年が就活に与える影響については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
②勤務が不可能と思われるほどの病気や怪我
労働に支障が出るレベルの病気や怪我をした場合も、内定取り消しの理由となります。病気はなりたくなくてもなってしまうものですから、自分で予防しようとしてもなかなか難しいでしょう。
しかし、怪我に関してはある程度予防できるものです。卒業旅行ではしゃいで大きな怪我をしたなどの理由で、内定取り消しにならないよう注意しましょう。
健康診断の結果と合否の関係について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。
③犯罪に関わる
罪を犯して逮捕されたり過去の犯罪が発覚したりすると、内定取り消しになる可能性があります。自分自身が罪を犯さないようにするのはもちろん、周りで起こっている犯罪に巻き込まれないように注意することも大切です。
どんな事情があったとしても、犯罪に関わると企業への印象も悪いです。社員のそうした不祥事は、企業のイメージダウンにも繋がるといえます。どんなに軽い罪でも犯さないように、自分自身が気を付けるようにしましょう。
会社が業績不振で内定取り消しになる場合もある
自身の行動ではなく、会社側の都合で内定が取り消される場合もあります。1つ目は会社が倒産した場合、そして2つ目は、業績不振など会社側にやむを得ない事情があった場合です。
リーマンショックの時のような、突発的な不景気が発生したことで、会社側がやむを得ず採用を取り消すことは考えられます。最近では、新型コロナウイルス感染症の影響により、業績不振に陥る企業も多いです。
しかし、内定を与えてから入社日までに急激な業績悪化が起こるとは通常考えにくいです。2017年には、旅行代理店のてるみくらぶが倒産しましたが、政府が積極的に採用支援するなどの対応がおこなわれました。
業績悪化は仕方ないにしても、「社風に合わないと思った」「他の人がよいと思った」といった理由で企業側が一方的に内定取り消しをおこなうのは認められていません。
そのため、証拠さえ揃えることができていれば、訴訟も起こせます。理不尽な内定取り消しを避けるためにも、内定をもらった際には電話なら録音、メールなら保護という形で、証拠を残しておいたほうがよいでしょう。
内定取り消しになる理由について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。
SNSへの投稿が理由で内定取り消しになる可能性もある
学生側が最も注意を払わなければならないのが、SNS上での企業や自身に関する言動です。採用企業側も学生のSNSを確認する機会が多く、自身の何気ない発言が思いもよらない影響を生み出してしまうことがあります。
面接を受けた企業のイメージダウンになる投稿や、自身の素行の悪さが表れてしまう様なツイートなどは避けるようにしましょう。また、内定者勉強会が終わり、帰りの電車内で騒いでいたことが一般の方の投稿を経て採用担当者の目に入ってしまった、という思わぬルートで情報が拡散してしまうケースもあります。
最低限のモラルを守る
SNSでの問題発言は、社会人として働く中でも、そして特に内定後働き始めるまでの期間内でも非常に大きな問題に発展します。
企業側からも、内定者説明会ではfacebookやTwitter上での発言に細心の注意を払うように警告されることが多いです。内定者となった時点で、その人はすでに企業の一員として会社のイメージを背負っているといえます。
SNSでの交流や発言を楽しむのは大いに結構です。しかし、自身の発言は多くの人にみられているという自覚を忘れずに、最低限のモラルをわきまえた上で利用する様に心がけましょう。
以下の記事では、SNSが原因で不採用になる理由について解説しています。
内定取り消しとなる理由は「留年・病気や怪我・犯罪」
法的に認められる内定取り消しの理由として、「留年」「仕事に支障が出る怪我や病気」「犯罪に関わる」などが挙げられました。それ以外の理由で企業から一方的な内定取り消しをするのは、違法とされています。
病気などは仕方がないといえますが、留年や怪我は心がけ次第である程度までなら防ぐことも可能です。内定取り消しとならないためにも、入社するまで気を抜かずに過ごすようにしましょう。