内定について

【内定取り消しとなる原因3つ】訴訟が可能なケースも紹介

内定取り消しのリスクを対策をしておこう

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やっと採用を勝ち取った就活生にとって、恐怖の言葉である「内定取り消し」は、実際に起こることなのでしょうか。苦労して内定を得たのに、「やっぱり取り消します」と突然言われたら、納得がいかないものです。

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内定取り消しになる原因3つ

内定取り消し自体は、稀ながらも起こり得る事態の1つです。「自分は大丈夫」と思っていても、予想外の理由によって内定取り消しとなることは、珍しくありません。そこで以下では、自分が原因で内定取り消しがおこなわれる理由3つをご紹介します。

①留年により大学が卒業できない

留年により大学が卒業できない場合は、内定取り消しとなる可能性が高いです。内定をもらったからといって遊びほうけていると、卒業するのに必要な単位が取得できないなどの理由で、大学を卒業できなくなってしまいます。

留年による内定取り消しは、法律でも認められているため、仕方がないといえるでしょう。内定が出たからといって安心するのではなく、きちんと卒業するためにも、最後まで学生の本分である「勉学」に時間を費やしてください。

内定を貰っても100%安心しないことが大切

卒業できずに内定取り消しとなると、翌年の就職活動にも響きます。その結果、いろいろと人生設計が狂ってしまうのも、あり得なくはないのです。留年を避けるには、勉学のスケジュールをうまく調整しなければいけません。内定後の留年による内定取り消しは、場合によっては、一生後悔するミスになるでしょう。

②勤務が不可能と思われるほどの病気や怪我

労働に支障が出るレベルの病気や怪我をした場合も、内定取り消しの理由となります。病気はなりたくなくてもなってしまうものですから、自分で予防しようとしてもなかなか難しいでしょう。

しかし、怪我に関してはある程度予防できるものなので、自己責任です。卒業旅行ではしゃいで大きな怪我をしたなどの理由で、内定取り消しにならないよう注意しましょう。

③犯罪に関わる

罪を犯して逮捕されたり過去の犯罪が発覚したりすると、内定取り消しになる可能性があります。自分自身が罪を犯さないようにするのはもちろん、周りで起こっている犯罪に巻き込まれないための注意も大切です。最近では、ほんのちょっとした出来事でも、犯罪に巻き込まれることがあるのです。

犯罪に巻き込まれると、自分に非がなくても、両方が罪を犯したという扱いをされることがあります。どんなに軽い罪でも犯さないように、自分自身が気を付けながら、犯罪に巻き込まれないように生活しましょう。

会社が業績不振で内定取り消しになる場合もある

以上3つが内定取り消しとなる場合の主なケースですが、自身の行動ではなく会社側の都合で内定が取り消される場合もあります。1つ目は会社が倒産した場合、そして2つ目は、業績不振など会社側にやむを得ない事情があった場合です。

リーマンショックの時のような、突発的な不景気が発生したことで、会社側がやむを得ず採用を取り消すことは考えられます。しかし、内定を与えてから入社日までに急激な業績悪化が起こるとは通常考えにくいです。2017年には、旅行代理店のてるみくらぶが倒産しましたが、政府が積極的に採用支援するなどの対応が行われました。

業績悪化は仕方ないにしても、「やっぱり合わないと思った」「他の人が良いと思った」といった理由で内定取り消しをおこなうのは、法律で認められていません。

そのため、証拠さえ揃えることができていれば、訴訟も起こせます。理不尽な内定取り消しを避けるためにも、内定をもらった際には電話なら録音、メールなら保護という形で、証拠を残しておいたほうが良いでしょう。

SNSへの投稿が理由で内定取り消しになる可能性もある

学生側が最も注意を払わねばならないのが、SNS上での企業や自身に関する言動です。採用企業側も学生のfacebookを確認する機会が多く、自身の何気ない発言が思いもよらない影響を生み出してしまうことがあります。

面接を受けた企業のイメージダウンになる投稿や、自身の素行の悪さが表れてしまう様なツイートなどは、絶対に避けるようにしましょう。また、内定者勉強会が終わり、帰りの電車内で騒いでいたことが一般の方の投稿を経て採用担当者の目に入ってしまった、という思わぬルートで情報が拡散してしまうケースもあります。

それでは実際にツイッターへの投稿が原因で内定取り消しとなった例を通して、内定後のSNSの使用に関して特に注意すべき点を見ていきましょう。

Twitterの投稿で内定取り消しになった実例

2011年、立教大学の学生が友人と共に、酒の席で知り合った女性をホテルで襲い警察に逮捕されるという事件が発生しました。この学生は大手百貨店に内定が決まっていたのですが、その後この件に関し自身のTwitter上で強姦を容認するような発言をしたことが大騒動を巻き起こしました。

この発言を不快に思った多くの人達から批判が集中し、学生のアカウントは「大炎上」。さらにSNSから彼の内定先企業を調べ上げ、その会社の広報担当に「そちらの会社の内定者がネット上で大騒ぎになっている」と電話で伝えた挙句、その様子を「ユーストリーム」で生中継する者まで現れたのです。

当然、この学生は内定取り消しとなりました。Twitterという不特定多数の方が閲覧するSNS上で、犯罪行為を容認する投稿を行ったことが、思いもよらない結果を呼んでしまったのです。

最低限のモラルを守る

この事態を招いたのが学生本人によるモラルを欠いたツイートであることには違いありません。SNSでのこうした問題発言は、社会人として働く中でも、そして特に内定後働き始めるまでの期間内でも非常に大きな問題に発展します。

企業側からも、内定者説明会ではfacebookやTwitter上での発言に細心の注意を払う様必ず警告されます。内定者となった時点で、その人はすでに企業の一員として会社のイメージを背負っているのです。

SNSで交流や発言を楽しむのは大いに結構です。しかし、自身の発言は多くの人に見られているという自覚を忘れずに、最低限のモラルをわきまえた上で利用する様に心がけましょう。

内定取り消しとなる理由は「留年・病気や怪我・犯罪」

法的に認められる内定取り消しの理由として、「留年」「仕事に支障が出る怪我や病気」「犯罪に関わる」などが挙げられました。この3つに気をつけておけば、一方的に内定取り消しを言われた際に、訴訟を起こすことができます。

逆に考えると、これらの理由に該当する場合は、自己責任だといえるでしょう。内定取り消しとならないためにも、上記で挙げた3つの理由には、とくに注意しておいてください。

監修者プロフィール

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吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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