就活のマナー

【就活ではSNSの使い方に要注意】投稿が原因で不採用になる理由

SNSは人事の目に入る可能性もゼロではない

SNS上に投稿した写真や発言などに対して毎回意識していますか?SNSで自分の投稿を見る人は知り合いだけではありません。不特定多数に発信する以上は、どこで誰が見ているかわからないという注意が必要です。就活においても、面接などが終わった開放感からそこで起こった事などを書いてしまうと、それが人事の方に見られる可能性もゼロではありません。

近年ではその面接でやった内容や質問からSNS上で検索をかけ、特定された場合にはその人の投稿から面接では見られなかった人間性を見られるというパターンも増えてきています。このようなことになっても大丈夫なように、普段からSNSを使用する場合はモラルに反しないように注意することが大切です。

応募者のSNSをチェックする企業が増えてきている

最近ではSNSを利用している人が多くなってきているため、企業でも応募者のアカウントをチェックすることがあります。ある調査によれば、20代では97%の人が何らかのSNSを利用しているといわれています。

面接では分からない、応募者の普段の生活スタイルや考え方などを参考にしたいという理由から、SNSを確認することが多いようです。全ての企業がSNSの確認をおこなっているわけではありませんが、チェックされる場合もあるということを念頭に置いておきましょう。SNSは世界中の誰でも閲覧できるものなので、見られてはマズいと思うようなことは、投稿しないようにする方が無難です。

見られているSNSは「Facebook・instagram・Twitter」

企業がSNSを確認する際に見ているものは、Facebook、Instagram、Twitterの3つだと言われています。 SNSを利用している人のほとんどが、この3つのうちのいずれかを使っています。3つ全てのSNSを利用しているという人も多いでしょう。

SNSを利用する際に本名を使う人は少ないですが、Facebookは原則として本名での利用となっているため、他のSNSと比べても本人が特定しやすいと考えられます。また、InstagramやTwitterで本名を公開していなくても、Facebookと連携していると同じ人物だと特定されることがあります。メールアドレスで検索されることもあるため、企業からチェックされる可能性も高いということを覚えておきましょう。

何にいいねしたのかもチェックされるポイント

自分の投稿だけではなく、どんな投稿に対して「いいね」を押したのかも、チェックされているポイントのひとつです。例えば、政治に対する過激な発言や、デモなどに対して多数のいいねをしていると、本人も政治に対して強い考えを持っていると思われる可能性が高くなります。

物事に対する考え方は自由なので、それにより不採用が決まるわけではありません。しかし、偏った考え方や意見を持っている人は、企業で周りの人とスムーズに仕事を進めるための「協調性」が低いのかもしれないと思われることもあります。履歴書やエントリーシート、面接での受け答えでの印象と、SNSでの印象のギャップが大きいと、本当はどのような人物なのか企業は疑ってしまいます。

あなたが受けないほうがいい職業をスマホで確認してください

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

診断スタート【無料】

SNSについて、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。

SNSが原因で不採用になってしまう理由

SNSが原因で不採用になってしまう理由

筆記試験や面接では印象が良かったのに、 SNSが原因で不採用になってしまうこともあります。 自分自身の投稿や、いいねをした投稿の内容を見られた時に、企業で働く人材として適してないと思われないように注意しましょう。

最近は 、SNSを利用している人も多くなっていますが、いつどこで誰が見ているか分かりません。SNSが不採用の原因にならないように、もう一度確認しておきましょう。ここでは、企業がSNSで不採用にする可能性が高いポイントを解説していきます。当てはまる点がないか、参考にしてみてください。

モラルにかける投稿をしていた

社会人としてのモラルに欠けると感じられる投稿は、注意が必要です。友達同士なら問題のない投稿でも、企業の応募者として適切であるかをもう一度確認しておきましょう。

例えば、学生時代に友達同士で居酒屋などに入っている写真を載せている人もいるでしょう。そうした投稿は、見る人によっては羽目を外し過ぎていると捉えられることもあります。たとえ自分が飲酒や喫煙をしていなくても、場合によってはモラルの欠けた行動をしていると疑われてしまう可能性があります。

また、人が見たら不快に感じられるような場面の投稿は好ましくありません。社会人として、誰に見られても問題ない投稿が理想的です。今まで特に意識していなかった人は、応募している企業がこの投稿を見たらどのように感じるかを、改めて考えてみましょう。

愚痴や悪口が多い

Twitterは気軽につぶやきを投稿できるため、普段の何気ないことや思ったことを書く人が多くなっています。短い文章で、日常的に利用できることが大きな魅力のひとつです。しかし、気軽に書き込めるため、愚痴や悪口などネガティブな発言が多くなってしまいがちです。

就職活動に関する愚痴や、企業に対しての悪口などをチェックされると印象は悪くなってしまいます。全ての発言を確認しているわけではありませんが、どの投稿が見られているかは分かりません。

書き込むことでストレスを発散させているという人もいるかもしれませんが、SNSに投稿するのは控えておきましょう。愚痴や悩み、聞いて欲しいことがあれば、友人や家族に話をして発散できるようにするのが理想的です。

選考に関する不誠実な発言があった

選考試験での裏話として、「実は誰かの文章をマネして書いた」「ボランティア活動をしていないのに、していると答えた」などの発言は、企業に対してとても不誠実です。嘘がバレてしまうだけでなく、信頼できない人物だと思われ、不採用になる可能性が高くなります。

書類選考に合格した時や、一次面接を通過した時など、つい気持ちが高ぶってこのような投稿をしてしまうことがあるかもしれません。普段から、SNSへの発言内容には気を付けるべきですが、つい嬉しくて舞い上がってしまう場面こそ気を引き締めて、不適切な投稿をしないように心がけましょう。

就職活動中は誰でも、気持ちのアップダウンが激しく感情的になりやすい時期です。SNSをチェックされる可能性があることを忘れないように行動しましょう。

不合格のサインについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

SNSを利用する際のマナー

みなさんはSNSを使う際どのような使い方をしているでしょうか。SNSといえば、気軽に自分の気持ちや行動を不特定多数の人々に向けて発信できるものが多いです。そのSNSを使う上でも、ネット上のやりとりだからといって、何をしてもどんな発言をしてもいいわけではありません。就活生ならばこれから社会に出ていくものとして、特にSNSなどでも自分の態度や発言に気を付けなければなりません。

無責任な発言をし、それがどうしようもないくらい拡散してしまった場合には取り返しのつかないことになってしまいます。これらを防ぐために就活生のSNSマナーとして特に大事なことや、非常識な投稿はしない、個人情報を記載しない、面接で知りえた企業の内部情報を記載しないの3つを取りあげて説明していきます。

非常識な投稿はしない

SNSをいたずら目的で使ったり法律に反する投稿をする人がとても多くいます。就活生はこれから社会人になるという意識をしっかりと持つことが大事です。他人を傷つけるためだけの誹謗中傷や店の商品にいたずらをする動画の投稿など、常識的に考えてやってはいけないことの区別をはっきりと持たなければいけません。

また、非常識な投稿をしてしまった場合、誰が見ているかわかりません。もし就活がうまくいっていて内定までもらえそうな企業があっても、関係者の方がその投稿を見てしまった場合には全ての頑張りが水の泡になってしまいます。

現在では企業もSNSを活用しているので、面接などを行った後には、見えない人間性を探るためにSNSを使いその人をチェックすることも多くなっています。なので、自分の場所だからといっても、不特定多数に向けて投稿する以上、最低限の常識を持った投稿をすることが大事です。

個人情報を記載しない

SNSの中にはFacebookのように多くの人が本名で登録しているようなものもありますが、その他の不必要なところで個人情報を記載することにメリットはないですし、SNSに個人が特定できる情報を記載するのはそもそも好ましくありません。

現在のネット環境では多少個人情報を漏らしてしまっただけで、すぐに特定されることもあります。また、このようなことが就活中に万が一人事の目に触れたときにITリテラシーが低いと判断されます。採用した後に企業の情報を漏らしてしまう心配があると思われた場合には、一気に不利な状況に立たされることになります。

このようなことがないように、SNSでのプロフィールの記載や、SNS上でのやり取りなどには個人を特定できるような投稿はしないように心がけましょう。

面接で知り得た企業の内部情報を記載しない

就活をしていると、面接や説明会などを通して企業の内部情報を知る機会があるかもしれません。そこで、知らなかったことをみんなに知ってもらおうなどの理由など、大小どんな理由であっても企業の内部情報は決してSNSに書き込んではいけません。
 
また、書き込む内容次第ではその企業にとってのイメージなどを損なうことになるかもしれません。そのような行動は、企業や関わった人たちの信頼を失う行動であるとともに、場合によっては法に触れる事もあります。
 
このように、やってしまったばっかりに取り返しのつかない状況に陥らないためにも、企業の内部情報など公にするべきでない情報とそうでない情報を、自分の中でちゃんと区別することがSNSをより有効活用するうえで非常に大事になってきます。

適職診断を試してください。

適職診断はもう試しましたでしょうか?就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。


診断スタート【無料】

就活の時期にアカウントを消す必要はない

みなさんの中には何かをやらなければならないときに、犠牲にしないといけないことがあると思います。就活の時期になると、就活に集中するために、その時期だけゲームなどの娯楽になるものやSNSなどの、繋がりになるものなどを削除する人もいます。

しかし、SNSの場合は正しく利用していれば削除する必要はありません。これまで説明してきたように、知り合いとの繋がりは情報共有をするという大事な役割がありますし、SNSを通じて様々な情報を手に入れることができます。なので、SNSを通じて誰かに不利益を与えてしまったりしない限りは、自分の助けになるツールの一つとして消さずに使っていくべきです。また、このように取捨選択をして、今必要なものだけ選択していける力も大事になってきます。

就活用のアカウントを作っておくと便利

就活をする際にSNSを活用することがより効率的に、就活を進められる一つの手段になることがわかりました。また、就活でSNSを最大限に活用したい人は専用アカウントがあると便利です。専用アカウントを作ることのメリットとしては、まず普段のアカウントで多くの企業をフォローし、随時情報を見ようとしても、他の様々な情報によって流れてしまいます。

そこで専用アカウントを使用することで、企業だけの情報をしっかり入手することができます。また、他の誘惑になるような内容が入ってこないことで、就活に対してしっかり向き合うことができます。SNS上でやるべきこととプライベートを分けることも、失敗しないためには大切なことです。

就活ではSNSを有効活用しよう!

就活をする上で一番重要な事は、情報収集です。様々な情報を知っていなければ、自分が目指している業種にどんな企業があり、またどんな活動をしているのかを把握することができません。

それでは不利な状況のまま就活をすすめることになります。しかし、普段みなさんがコミュニケーションや娯楽として利用しているSNSを上手く利用することによって、より有益な情報を手に入れることができます。就活をするうえで自分がこれから何をするべきなのか、どんな準備が必要なのかが分かるようになります。

意外と知らない活用方法

みなさんはSNSをどのような用途で使用していますか。SNSといえばやはり、知り合いとやりとりをしたり自分の好きな有名人がつぶやいたこと、投稿した写真などを見たりすることが主な使い方だと思います。ですので、就活などの大事な時期にはそれらが誘惑になってしまわないように、完全に自分から切り離してしまう人も多くいます。しかしそう思っていたものが実は就活を有利に進めるための情報を含んでいるものだとしたら、とてももったいないですよね。そんな就活生にSNSの活用方法を5つの項目に分けて紹介します。

SNSで説明会の告知をしている

実は就活を行う大半の学生は、twitterやfacebookなどのSNSを使用しています。それに伴い企業側もSNSを活用することで就活生に向けて新たにホームページを開設することもなく、またちょうど欲している年代に対し、身近なものを使用することで親しんでもらうためのアプローチのため、SNSを通じて説明会などの日程を発信する企業も多くあります。

大手サイトには掲載されない中小企業なども、SNSを通じて簡単な企業情報や説明会の日程などを発信しています。より自分の目指す業種に多くの選択肢ができるし、自分が求めていたような企業に出会えるかもしれません。またSNSの場合は、手軽に早く説明会の日程などの情報が手に入るので、その後の就活のスケジュールなども立てやすくなり、しっかりと準備をして臨むことができます。

就活生同士で情報共有できる

就活をしていてどうしたらいいかわからない、失敗したらどうしようなど考えたことはありませんか?一人での就活は初めてだとやり方がわからず、どうしても不安がつきものです。そこでSNSを活用することで企業を調べられるとともに、他の就活生はどんなことに悩んでいるかなども知れる(自分に置き換えて事前に準備できる)ので、失敗しそうなこと、不安なことを事前に解消しておくことができます。
 
またSNS上の内容はリアルタイムで更新されていくので、情報共有も容易で素早く行うことができます。同じ立場で頑張る人を見るのは自分のやる気や自信にもつながるので、行き詰まった時に見てみることをおすすめします。

就活生向けのアプリをインストールする

現在では就活生に向けたアプリが数多く存在しており、それらを活用することでより充実した就活を行うことができます。マイナビやリクナビなどの就活をするうえでは必須のアプリや、SPIを勉強するためのアプリ、就活では避けられない面接で、必須の知識となるニュースを見るアプリ、企業に送るメールなどの書き方を、例文を参考に作れるアプリ、また会場までの行き道や交通手段、交通機関の時刻を調べることができるアプリなど、使えば必ず役に立つのに知らないものも多くあります。

これらを上手く使うことが就活の成功の近道になります。また、SNSを使っていれば、知り合った就活生などとおすすめのアプリの情報も交換できるので、相乗効果でさらに就活を有利に進めることができるかもしれません。

SNSで検索すると複数の企業情報を得る事ができる

null

ほとんどの企業は、自社サイトだけではなく、多くのSNSを通じて様々な人に様々な情報を提供しています。なので、SNSを上手く活用することにより、その企業は何をする企業なのか、現在どういう状況でどんな商品を作っているのかなど、複数の情報を手に入れることができます。またSNSの場合は自社サイトのように難しいことより、理解してもらうための情報を流すことが多いので、整理された情報を入手しやすいのも利点です。

就活は相手の情報をより多く持っているほど有利です。情報があれば企業についての質問にも柔軟に対応できるようになるし、あらかじめいろいろと考えることができます。また、SNSでは企業が直接情報発信しているのがわかるので、ネットで検索して引っかかった情報などよりも確実な情報を手に入れやすいです。

企業のアカウントをフォローできる

多くのSNSの特徴として、特定の人や企業をフォローすることができます。フォローをしたり友達に追加することで、その企業の情報をより容易に取得することができます。また、フォローした企業がSNSを通じて何かを発信した際に通知が来るように設定しておけば、その情報がほかのものに埋もれてしまう前に、その発信をいち早く見ることができます。

また、企業だけでなく人事の人などもフォローしておけば、今求めているのがどのような人間なのか、面接で聞きたいことはどんなことかなど、事前情報も入手することができるかもしれません。企業によっては興味を持ってもらうためにユーモアのきいた投稿をするところも多く、息抜きに見てみるのも面白いかもしれません。

就活ではSNSもチェックされることがある

いずれ学生から社会に出て、社会人として生活していくことになります。就活をおこなうということは、まず社会人になるという意識を持つことが大切です。社会に出たら自分で考えて自分で行動することが多くなる以上、その一つ一つに責任感を持たなければいけません。

それは、SNSでも同じことです。自分の発言や投稿に責任を持ち、誰が見てもおかしくない内容を心がけましょう。また、就活とSNSの繋がりを有効活用して、これからの就活をより有意義なものになるよう頑張ってください。

万が一不採用だった場合の対応方法について、知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ