面接対策
面接で交通費はもらえる? 支給されやすいケースや確認方法を解説
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目次
面接の交通費にはルールがないため事前に確認しておくことが大切
就活生の中には、住む場所や志望業界によって、離れた地域まで面接に向かうというケースもあるでしょう。そこで生まれる疑問として「面接には交通費が出るのか」というものが挙げられます。
就活にはどのような企業にも共通するマナーやルールというものが多数ありますが、面接の交通費については決まったルールはなく、交通費が支給されるかは企業によって異なります。
この記事では、どのような場合に支給されやすいのかや、事前の確認方法など、面接の交通費に関する具体的な情報を紹介していきます。ぜひ参考にして選考に向けた準備を進めてみてください。
基本的な面接の手順から確認したい場合はこちらの記事がおすすめです。
就活での交通費の基本
就活における面接の交通費の扱いには明確なルールというものはありませんが、多くの企業の選考があてはまる、基本的な考え方というものがあります。まず最初に、その基本を確認していきましょう。
面接では交通費が支給されないのが一般的
面接において、ひとりひとりにきっちり交通費を支給するのは、企業側としても金銭的に負担ですし、手間もかかります。そのため、就職活動における面接で、企業側が交通費を負担する機会はほとんどないものと考えておきましょう。
しかし、なかには面接への交通費を支給する企業もあります。企業が交通費を支給するのは、本当にどうしても欲しい人材だった場合か、どうにかして面接選考に来て欲しいケースという場合だといえるでしょう。
支給される額は企業によって異なる
①交通費にかかる全額を会社が負担
②上限額あり。上限を超えた場合は自己負担
(例:上限2,000円。2,300円の場合は300円は自己負担)
③対象者一律同じ金額
(例:企業側から全員1,000円支給。実費が700円でも1,800円でも1,000円が支給される)
交通費として支給される金額は、企業によって異なります。支給される金額は主に上記の3タイプになります。
嘘がバレると採用取り消しの可能性も
交通費の清算は自己申告になりますので、嘘の申告をしようと思えばいくらでもできます。しかし、交通費の申告で嘘をついているとわかれば印象は悪くなりますし、その時点で不合格になってしまう可能性もあります。
また、採用が決定している場合でも、嘘がバレることで採用取り消しになる可能性もあるため注意しましょう。お金を誤魔化すのは社会人ではなく、人としても信用を失う行為です。
信用できない人物は当然入社させるわけにはいきません。内定が決まっていても取り消しになる可能性は充分にあります。
履歴書の住所からどれくらいの交通費が必要かは簡単にわかります。余計なリスクにしかならないため、交通費の精算は正直に申告しましょう。
就活生に聞いた! 面接の交通費が支給された経験
交通費を支給しないのが一般的と説明しましたが、実際のところどの程度の就活生が面接の交通費を支給されたことがあるのかが気になるところではないでしょうか。就活生の皆さんへの調査結果がこちらです。
回答した就活生の45.3%が交通費を支給されたことがあると回答しました。多くの選考を受ける中での経験の有無であるため、支給する企業の割合は少ないものではありますが、交通費を受け取ることがあるのは、そこまで少なくないようです。
この記事で、受け取るために必要なことや事前の確認方法をしっかり理解して選考に臨めるようにしていきましょう。
面接で交通費が支給されやすいケース
企業の面接では、多くの場合交通費は支給されません。しかし、なかには交通費が支給されやすいケースもあるので、事前に確認しておきましょう。
同じケースでも交通費についての企業の対応はそれぞれで、全額が支給されるケースや、一部だけの支給、面接者全員に一律の金額が支給されるケースなどがあります。面接の予定があるときは、交通費についてもチェックしておくと安心です。
応募者が遠方に住んでいる場合
面接のために企業へ向かう際に、新幹線や飛行機などを利用しなければならないときもあるでしょう。遠方に住んでいると、企業に行くために多くの交通費がかかります。このようなケースでは、企業から応募者へ交通費が支給されることがあります。
企業によってさまざまですが、一次面接から支給される場合、二次面接以降から支給、最終面接のみの支給など、いくつかのケースがあります。
また、長い距離を移動するときは、交通機関によってかかる費用に差が出てきます。たとえば、飛行機を利用した場合と、長距離高速バスを利用した場合とでは交通費は大きく異なるでしょう。
企業から交通費が出るからといって、グリーン車やファーストクラスなど通常の範囲を超えるような経路を選択するのは避けましょう。反対に、気を遣ってあえて格安の交通手段を選ぶ必要はありません。
予定通りに企業へ着けるような、一般的な交通手段を選ぶようにしましょう。
最終面接の場合
多くの人が集まる一次面接や二次面接では、交通費を支給されることはありませんが、人数が少なくなってきた役員面接や最終面接では支給されることもあります。
これは、役員面接や最終面接が、企業の本社1か所でおこなわれる場合によくあるケースです。遠方に住んでいる学生は、一次面接や二次面接ではオンラインでおこなっていたとしても、最終面接では対面でおこなうことが多いです。
地方の学生が首都圏の本社にに向かう場合、逆に都市部の学生が地方の本社に向かう場合共に、往復の交通費だけで数万程度かかってしまうことも企業は理解しているため、交通費の支給をおこなう企業もあります。
39点以下は要注意!
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就活生に聞いた! 実際に交通費が支給されたケース
面接で交通費が比較的支給されやすいケースを紹介しましたが、実際に交通費を受け取たことがあると回答した就活生の皆さんは、具体的にどのようなシチュエーションで受け取っていることが多いのでしょうか。
最終面接で交通費を支給されたことがあるという声が大多数
交通費が支給されたケースとして最終面接を挙げる回答が大多数を占めました。
支給内容にバラつきがあるものの、最終面接で交通費が支給されたという経験をする就活生が多いようです。特に、本社などエリアが限定されていることが多く、遠方からの応募者が来る想定もしていることが考えられますね。
交通費が支給されやすいケースとして挙げた2つを同時に満たしている場合に交通費が支給されやすいと考えることができるでしょう。
ただし、2つの条件に当てはまっている場合でも、支給されないケースもあるため、金銭的に心配のある場合は、事前の確認が大切になります。
交通費が支給されるかを確認する方法
面接への交通費が企業から支給されるのか、されないのかは就活生にとっては気になるところではないでしょうか。特に遠方から面接のためにバスや新幹線などで通う人は、気になるでしょう。
面接への交通費に関しては気になるとは思いますが、採用担当者によっては失礼だと感じる人もいます。必ずしもNG行為だとは言い切れませんが、交通費の有無は企業側から言ってもらえるパターンが多いです。
どうしても気になる場合は以下の方法で確かめてみましょう。
①採用ページなどに交通費について記載がないか確認する
面接の際の交通費について、直接企業へ質問するのは失礼になります。交通費が支給されるか知りたい場合は、採用ページや募集要項を確認し、交通費について案内が書かれていないかをチェックしてみましょう。
優秀な人材を確保するための採用活動のPRの一環として、交通費の支給を明記していることもよくあります。一方、採用ページや求人情報に記載がない場合は、残念ながら交通費が支給される可能性は低いといえます。
交通費が支給されるつもりだったのに支払われなかったなど、後々のトラブルにつながらないようにするためにも、企業へ面接に行く前に交通費についてはしっかりと調べておきましょう。
②面接当日の持ち物を確認する際にそれとなく聞く
交通費の支給について質問したい場合は、面接当日の持ち物を確認する際に、それとなく聞くことをおすすめします。
言い方としては、「面接当日、持参するものとしましては特別必要なものはございませんでしょうか。交通費の精算等で印鑑が必要となる場合は、ご連絡いただけますと幸いです」などが適切です。
このような言い方であれば、交通費を期待されていると企業にとらえられることもなく、回答してもらえるかもしれません。
③口コミサイトなどで過去の情報を探す
採用ページに記載がなく、担当者にそれとなく確認できなかった場合は、口コミサイトなどで過去の交通費の有無などの情報を探してみましょう。
ただし、毎年同じように交通費が支給されるとは限らないので、あくまで大方の予測をつけるものとして考え、交通費は自己負担を想定しておくことも大切です。
口コミサイトのほかに、OBOG訪問などで先輩に聞くのもおすすめです。
39点以下は要注意!
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交通費を受け取る方法
交通費が支給される場合、精算は面接当日におこなわれるケースが大半です。そのため、就活生は、交通費精算の準備をしておかなくてはいけません。
その際の持ち物は事前に採用担当者の方から連絡はありますが、今のうちに確認して直前になって慌てないようにしましょう。
支給される場合、上記で紹介したように、全額負担か、上限を用いるのか、一定金額なのかは企業によって異なりますが、精算に必要なものはほとんど差がありません。
交通費の請求には領収書や印鑑が必要
就活で交通費を請求する場合は、領収書や印鑑が必要です。領収書が必要になるのは、新幹線や飛行機などの運賃が高額かつ一定ではないケースが多いです。
バスや電車などの公共交通機関は運賃が一定のため、利用した駅名や経路を所定の用紙に記入すれば領収書がいらないケースもあります。領収書には宛名を記入する必要がありますが、企業名と個人名のどちらを記入するかについては事前に確認しておきましょう。
交通費の請求手続きが済み、金銭を受け取った際に受領印を押印する必要があります。シャチハタではなく、朱肉を使うタイプの印鑑を用意しましょう。
交通費は自宅から企業までの最短距離で計算する
就職活動中は、学校から面接にいったり、他の企業説明会に参加した後に面接にいったりして、交通費を算出するのが難しい場合もあるでしょう。
そのようなときは、自宅の最寄駅から企業の最寄駅まで公共交通機関を使ったと仮定して、交通費を計算するようにしましょう。
経路を検索して複数のルートが出てきた場合も、安さではなく、最短距離で計算するのが基本となります。
就活中の交通費は3~5万円かかる
就活中にかかるお金としてあげられるのが、スーツなどの衣類、飲食代、そして交通費です。一般的に、就活中の交通費として3~5万円かかることがほとんどです。
地方の学生が都心で就職活動をする場合、飛行機や新幹線を利用すると1度にかかる費用も多くなります。都心で就活する学生も、1日に複数の企業で面接をしたり、何社もの説明会に訪問するとなると、その期間の交通費は結構な金額になります。
そのため、あらかじめ交通費として3~5万円は必要であると把握しておきましょう。
バイトなどで就活資金を貯めておくことが大切
面接では基本的には、交通費は支給されませんので就活に備えて事前に資金を貯めておくことが大切です。就活中は交通費だけではなく、スーツやシャツ、カバン、靴などの購入費も必要ですし、昼食代なども必要になることが多いです。
お金がなければ就活をスムーズに進めることができません。場合によっては、交通費が捻出できないせいで選考を諦めなければならないことも出てきてしまうかもしれません。
お金がないからと選考を諦めるのはもったいないです。就活中にバイトをするという手もありますが、スケジュール管理もとても大変になります。就活に集中したいなら事前に資金を貯めておき、就活中のバイトも少しで済むようにしておきましょう。
交通費だけでなく、就活全般でかかる費用についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。アルバイトだけでは難しいという方は節約方法なども試してみると良いでしょう。
面接での交通費は基本は自己負担と想定しておこう
面接での交通費は、企業や選考過程によっては全額、または一部の交通費が支給されることもありますが、基本的に就活生の自己負担となると想定しておきましょう。
もしも企業が交通費を支給する場合は、採用ページなどに明記されていたり、説明会で案内があることが多いので、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。
多忙を極める中で、交通費などの支出のためにバイトを増やすことはかなり負担になるために、計画的にお金を貯めて、選考に集中できる状態にしておきましょう。
【交通費に関する調査】
- 調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
- 調査日:2022年9月14日~19日
- 調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
- 調査対象者:23卒・24卒の就活会議会員の75人