面接対策
面接の手順マニュアル|流れで覚える受付から退出までのマナー
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目次
面接での手順を知らないといつの間にか評価を落とす可能性がある
就活の選考の中心となるのが面接であり、面接を攻略できるかが、就活を攻略できるかどうかに影響するといっても過言ではありません。そんな需要な面接ですが、面接での手順とそれぞれのマナーを知らないといつの間にか評価を落としている可能性があります。
就活を攻略するために、質問対策をすることは大切ですが、手順に沿ってマナーを守るための対策も同様に欠かしてはいけないものです。
手順を知っておくことで心に余裕も生まれますので、面接の手順をしっかりと覚えて、面接を攻略していきましょう。
押さえておこう! 面接の基本の流れ
面接に必要なマナーを見ていく前に、面接の大まかな手順をご紹介します。上記の画像の通り、面接会場に着いたら最初に受付を済ませ、自分の番になったら入室し面接になります。面接が終了したら退室まで、面接官の評価の対象となります。
それではここから、それぞれの段階で求められるマナーについて紹介していきます。
面接のマナー【受付編】
面接の手順としては入室時から気をつける必要がありますが、さらにいえば入室前の段階から行動には注意しなければなりません。面接は入室前からすでに始まっており、受付や待合室での態度も見られています。
受付での態度が悪かったり、印象が悪ければマイナスの評価につながることもあります。受付から好印象を残すことが大切なので、礼儀正しく振る舞い、元気に挨拶をしましょう。
受付で所属・名前・面接で来たことを伝える
受付は企業によって受付の担当者がその場にいる場合と、内線で呼び出す場合がありますが、言うべきことは同じです。受付で伝えるべき項目は、下記のように大学名、氏名、何時の面接かです。
お世話になっております。〇〇大学の××と申します。△△時に面接のお約束を頂いております。
この後、受付の担当者が確認し、面接の担当者に繋いでくれます。「お掛けになってお待ちください」と言われた場合は座って待ちますが、担当者が現れたら立ち上がって挨拶をしましょう。
待合室でも座って静かに待つ
待合室では姿勢を正して静かに座って待つことが大切です。他の就活生と話をしてうるさくしたり、スマホなどを触っているとマイナスの印象を残してしまう可能性があります。
また、他の就活生の迷惑になり、思わぬトラブルにつながる可能性もあります。落ち着いて面接に臨むためにも、静かに待って面接に向けて集中力を高めておきましょう。
面接の手順【入室編】
面接は入室から退室まで、気持ちを引き締めて取り組む必要がありますが、入室時は第一印象にもつながりますので、特に注意が必要です。
入室時にマイナスの印象を残してしまい、第一印象が悪くなってしまうとその後の選考が不利になり、不合格になってしまう場合も多いです。面接は最初が肝心ですので、入室時における正しい手順を理解しておきましょう。
ドアを3回ノックしてから入室する
・ドアをノックする
・ドアの方を向いて閉める
・入室しドアを閉めたら面接官へ頭を下げる
受付、待合室を経て、順番になればいよいよ入室となります。入室時は3回ノックをして、中から「どうぞ」など声がかかれば「失礼します」と挨拶をしてから入室しましょう。
ノックをしてすぐに入ってしまうとマナー違反ですので、中から返事があってから入室することが大切です。そしてドアが閉まっている場合は静かに開け、入室したらドアの方に向き直って閉めます。
その後、もう一度「失礼します」と軽く会釈をして用意されている椅子の前に進みましょう。
椅子の横で名乗って指示を受けてから着席する
・椅子の横へ立つ
・大学名と氏名を名乗り面接官の合図で着席
椅子に勝手に座るのはマナー違反ですので、面接官から指示があるまでは座ってはいけません。面接官に「大学名と名前をお願いします」といわれたら、「○○大学△△学部の□□と申します。本日はよろしくお願い致します」と挨拶しましょう。
面接官から「どうぞお座りください」など声がかかれば「失礼します」といって座ります。カバンは倒れないように真っすぐ、椅子の横に置くようにしましょう。
着席までのマナーについてはこちらの記事でも細かく紹介しています。併せて読んでみてください。
39点以下は要注意!
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就活生に聞いた! 面接の入室時に気を付けること
皆さんは、面接の対策や、面接のコツといってどのようなことが思い浮かぶでしょうか。多くの場合は質問対策など、面接中に関することだと思いますが、そこだけの対策では評価を取りこぼしてしまう可能性があるでしょう。
入退室のマナーも面接官は細かくチェックしています。そこで、ここでは対策が手薄になりやすい入室時について、就活生の皆さんが意識していることを紹介します。ぜひここで回答を確認し、対策に役立ててみてくださいね。
入室時の笑顔を特に意識したという回答が多数
笑顔を意識する回答が多く集まる中、特に入室のタイミングを重要視する声が多数見受けられました。
面接官からの評価として、入室時を含む、第一印象を特に大切にしている就活生が多いようです。心理学では「初頭効果」といって、第一印象が後の情報にも影響を及ぼすと提唱されており、最初に良い印象を残せると、良い効果が続きやすいということを指します。
第一印象をよくすることで、その後の受け答えにも良い作用がでるでしょう。そのため、入室時の些細なマナーや表情、声量などは細かく自身でチェックして臨みましょう。
オンライン面接では入室の準備に気をつけたという回答が多数
オンライン面接時の入室の準備に気をつけていることを回答する就活生も多く見受けられました。
対面での面接とは違って、ノックの回数や、ドアの閉め方といったマナーは必要なくなるものの、スムーズに始めるために意識すべきことが多くあるようです。
スムーズに開始する以外に、カメラへの映り方を準備する回答もありました。
自宅で受ける場合、自分が面接に集中しやすくするためにも、回線や背景などに事前に気を配っておくことが大切になりそうです。
面接のマナー【面接中編】
面接中は話す内容など意識することがさまざまあり、細かいところまで気をつけられていない場合もあるかもしれません。面接中は話す内容だけでなくその立ち振る舞いも見られているため、これから紹介する2つのマナーはしっかり守りましょう。
時計を見たり目線を泳がせない
面接中のマナーとして特に大切なのが「目線」です。面接官と面と向かって座る場合、相手の目線が泳いでいたり、話している最中に目が合わないことはとても気になります。時計を見ていたりすると「早く帰りたいのかな」といったマイナスの印象が残るでしょう。
話をよく聞いているという意味でも、自分のアピールを力強くおこなうためにも、面接官の目を見て面接を受けることが大切です。
髪や顔を不用意に触らない
無意識でやってしまうという人も少なくありませんが、髪や顔を不用意に触ることは控える必要があります。身だしなみが整えきれていない印象になり、面接官の注意を引き付けてしまい、アピールの邪魔になる可能性があるでしょう。
髪や顔を触る必要のない身だしなみに整えたうえで、触る癖がある場合は、常に意識しながら面接に臨むようにしましょう。
就活生に聞いた! 面接で好印象を残すコツ
面接で好印象を残すためには、説得力のある志望動機や魅力的な自己PRをするだけでなく、話し方やマナーにも気を配る必要があります。
そこで、ここでは就活生の皆さんが面接で好印象を残すために話し方で意識していることを紹介していきます。
面接を明るい雰囲気にするように心掛けたという回答が多数
好印象を残すために、面接辞退の雰囲気を明るくしようと笑顔で話したり、元気に回答すること意識したという声が多数集まりました。
明るい印象や元気な印象を残そうとするだけでなく、面接自体の雰囲気まで意識している就活生が多いようです。
たしかに、事務的な質疑応答となるよりも、話が弾んでいる・盛り上がっていると感じられた方が良いコミュニケーションができていると評価されるでしょう。仕事においても職場の雰囲気は大切であり、ムードメイクする力があるとして、高評価が期待できます。
しっかりアピールが伝わるように話す速度を意識したという声も
アピールがしっかり伝わるように早口にならないように意識して回答したという声も散見されました。
良い回答内容であったとしても、面接官が内容を理解できなければ意味がないでしょう。面接という緊張する場面では、自分の自覚以上に早口になってしまうという就活生は少なくありません。
ゆっくりハキハキと話すことは余裕がある・プレッシャーに強いといった好印象にもなるので、欠かさず意識しておくべきポイントです。
C評価は要注意!
本番前にあなたの面接力を診断しましょう
面接での不安を抱えていませんか?多くの人が面接でどのように振る舞うべきか悩んでいます。
そんな時は「面接力診断」を利用してみてください。数分で自分の強みと弱点を知り、改善点を把握できます。
本番前にしっかり準備して、自信を持って面接に臨みましょう。
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面接の手順【退室編】
面接の手順は入室だけではなく、退室時についても覚えておく必要があります。入室時は緊張していることも多く、手順を思い返しながら進めている場合が多いですが、面接が終わると油断して手順を無視してしまう人が多いです。
面接では用意されていた質問が終われば終了ではなく、退室することも含めて面接は続いています。それまで高評価であっても、最後の最後で失敗すると台無しになってしまう可能性もありますので、最後まで気を抜かないようにしましょう。
最後のお礼を忘れないこと
・まずは座ったまま「ありがとうございました」と挨拶をする
・椅子から立ち上がり、改めて丁寧にお礼を述べる
・ドアの前で振り返って「失礼します」と挨拶をした後に退室する
面接は予定されていた質問がすべて終われば、「本日の面接は以上で終了です」など面接官から終了の旨が伝えられます。
面接が終了したら、まずは座ったまま「ありがとうございました」と挨拶をしましょう。その後、椅子の横に立ち「本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました」とお辞儀をしてから荷物を持って出口へと向かいます。
出口でもう一度振り返って「失礼します」と挨拶をし、さらに扉を開けて軽く会釈をしながら退室します。退室時には計3回挨拶をしますので、それぞれのタイミングで挨拶を忘れないように注意しなければなりません。
また退室して扉を閉めるときには、後ろ手で閉めず、振り返って閉めることが大切です。扉を閉めるときには大きな音を立てないようにゆっくりと閉めて退室しましょう。
退室時のマナーはこちらの記事も参考にしてみてください。
面接のマナー【面接終了後編】
面接が終わったあとは気が抜けがちですが、まずは会場から出るまで、そしてその後のメールでも気を抜かないことが大切です。面接が終わったあともこれから紹介する2つのマナーを徹底してください。
面接後は速やかに会場から出る
面接官に挨拶をして退室すれば面接終了とほっと胸をなでおろす人も多いですが、まだまだ面接は終わっていません。入室前から面接が始まっているのと同様に、退室後も面接は続いていますので注意が必要です。
退室後であっても企業の人がどこかで見ている可能性があるため、行動には充分に注意しなければなりません。退室後すぐにスマホなどを触るのは印象が良くありませんし、長々と企業に留まってるのも悪印象です。
面接が終われば速やかに外に出るようにし、建物の中をウロウロしないようにしましょう。また企業を出た後も最寄りの駅などに社員がいる場合もありますので注意が必要です。
誰がどこで見ているか分かりませんので、家に帰り着くまで油断しないようにしましょう。
お礼メールを送る
面接後には、選考の機会を設けてくれたことに対するお礼のメールを送ることもマナーとされています。必ず必要なわけではありませんが、癖をつけてお礼のメールを送るようにすることで、丁寧な印象を残し、選考を有利に進めることにつながります。
社会人になった場合も、社外の人と打ち合わせや商談をした後にはメールでお礼をするのが基本です。今のうちから身につけて損はないので、面接のあったその日のうちにメールを送ることを心がけてみてください。
お礼メールについては、こちらの記事を参考に作成してください。
面接の前後におこなうべき面接力をあげる4つのポイント
入室から退室までの手順をおさえておくことで、面接を有利に進めることができますが、面接攻略のためには他にも知っておくべきポイントがあります。
面接の対策はどれだけやっても充分になることはありませんし、少しでも合格率を上げるためにはさまざまな対策を進めておくことが大切です。
面接を攻略するためのポイントは他にもたくさんあります。それらも正しく知って、面接対策をより完璧に近づけて就活を攻略していきましょう。
清潔感のある身だしなみに整えておく
身だしなみは到着前に整えておくことが大切です。家から面接会場まで距離がある場合、到着するまでに服装や髪型が乱れてしまうことがあるでしょう。
事前準備が甘いと判断されてしまうリスクもありますので、面接会場のトイレや廊下で身だしなみを整えるのは避けた方が無難です。身だしなみを整える必要がある場合は、面接会場の最寄り駅のトイレといった近隣の公共施設をを利用するようにしましょう。
また冬場の面接ではコートを着用することもありますが、防寒着は会場に入る前に脱いでおくことがマナーです。コートやマフラー、手袋といったものを会場に入ってから脱ぐことのないようにしましょう。
面接会場への行き方を確認しておく
面接で遅刻は絶対にNGですが、早く到着し過ぎても企業側に迷惑をかけてしまいます。そのため、目安としては、5分~10分前に到着するのが良いです。
そしてその時間通りに到着できるように、面接会場への行き方を確認しておきましょう。選考フローによっては、説明会やそれまでの選考で、何度か会場を訪れたことがあっても、違う場所が設定されている可能性があります。
また、使い慣れた交通アクセスだったとしても、事故やトラブルで思った通りの時間に到着できない事態になることも考えられるでしょう。
そのため、直前にアクセス情報や、交通情報を確認しておくことが大切です。携帯電話の電源が切れて、地図アプリが開けなくなる場合など、少しでも不安な状態を解消するために、プリントアウトしておくこともおすすめです。
面接本番前に手順を練習する
面接の手順は一度覚えてしまえば、そう簡単に忘れるものではありませんが、本番前には手順をもう一度練習しておくことが大切です。本番前に練習することによって話す内容に集中でき、面接でも上手に自分自身をアピールしていくことができます。
どれだけ覚えているつもりでも、本番の緊張感に飲まれてど忘れしてしまうことはありますし、直前までしっかりと思い返しておくことが大切です。
面接の前日には面接の手順を入室から退室までおさらいしておき、当日は待合室でも本番直前まで手順を頭の中で繰り返し練習しておきましょう。
直前まで練習しておけば失敗する可能性も低くなりますし、余計な部分でマイナスの印象を与えずに済みますので、面接を有利に進めることができます。
面接の練習の仕方についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
面接後当日のうちに反省をする
面接が終了すれば、それでおしまいとするのではなく、しっかりと反省し、今後の面接につなげていくことが大切です。面接はすべてが完璧にできることはまずありませんし、どれだけ手応えがあっても反省点は必ず見つかります。
反省点を見つけて改善することで、面接を有利に進めることができますし、合格率を上げることができます。また悪い点だけではなく、良かった点も見つけ、モチベーションを高めることも大切です。
面接の反省は記憶が新しいうちにする必要がありますので、面接の帰りがけから反省を始めておくのがおすすめです。
帰りがけにその日の出来を整理すれば、今後の面接がもっとうまくできるようになるので、できるだけ記憶の新しいうちにしっかりと反省しておきましょう。
就活生に聞いた! 面接直前に確認しておいてよかったこと
学校のテストで直前に見た情報がそのまま出題されてラッキーだったという経験をした方もいるのではないでしょうか。直前に確認しておいて面接で助かったと感じたものを就活生の皆さんに聞いてみました。
ぜひこの回答を参考に、直前準備のルーティンに取り入れてみてください。
志望動機やガクチカなど頻出質問の対策という回答が多数
志望動機やガクチカなど頻出質問の対策が直前準備の定番なようです。
ただ内容を確認するというよりは、声に出して練習したり、深掘りされた場合の想定などイメージを膨らませている就活生が多いようです。
集まった回答の多くで、一貫性を意識しているというものがあったのが印象的でした。
企業の情報の確認をするという回答も多く集まる
企業の情報を直前に確認し直すという回答も多く集まりました。
企業の情報を調べておくことで、求められている人物像が確認できたり、逆質問を用意できたりします。
企業理念など確認すればそのまま回答になるような情報もあるので、直前にも確認することをおすすめします。
面接の手順に沿って自分をアピールしていこう
就活を攻略するためには、面接を攻略する必要があり、しっかりと対策をしておかなければなりません。面接の対策として必要なことはさまざまありますが、まずは手順を覚えておくことが大切です。
面接の手順を覚えておくことで、面接をスムーズに進めることができますし、好印象を残しやすいです。反対に手順を知らなければミスをしてしまうことも多くなり、焦りが出たりと、面接でも不利になってしまいます。
面接は手順さえ覚えていれば有利に進めることができますので、本番で緊張して忘れないように何度も繰り返し練習しておくことが大切です。面接の攻略が就活の攻略にもつながりますので、しっかりと手順をおさえて好印象を残し、面接を攻略していきましょう。
【入退室時のマナーに関する調査】
- 調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
- 調査日:2022年8月17日~22日
- 調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
- 調査対象者:23卒・24卒の就活会議会員の153人