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自衛隊の仕事内容
自衛隊は日本を有事の際には守り、専守防衛を基本行動理念として行動している組織です。諸外国からはその装備や編成から、日本の軍隊という位置づけとして見られています。自衛隊の仕事は、内閣総理大臣からの出動命令があった場合の防衛出動と、災害などの時に出動する災害出動が一般的です。
特に、東日本大震災の時などに全てのライフラインを持っている自衛隊は、現地の人々に非常に感謝されました。そういった時に、災害の最前線に出て消防などと協力しながら行動にあたる仕事です。
自衛官のボーナスの計算方法は法律で決まっている
自衛官のボーナスは国家公務員としての扱いになり、法律でも決められています。自衛官の給料は俸給と呼ばれ、階級と勤務年数による俸給表から計算されるようになっておいます。ボーナスの金額はその俸給表の2ヵ月分の金額が支給されることになります。ボーナスは期末手当・勤勉手当という形になっており、毎年6月30日と12月10日に支給されるのです。
自衛官のボーナス支給額は民間の大手企業に匹敵する!
土日などで銀行などの金融機関が開いていない場合は、前倒しされる形になります。景気動向の影響を受けないため、安定した金額を受け取れるのも公務員と変わらず、夏と冬の合計で給料の4ヵ月分のボーナスがあります。これは比較的高い水準であり、民間の大手企業に匹敵するのです。
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ボーナスの平均額はいくらなのか
自衛官のボーナスは、いくら支給されているのでしょうか。先ほども述べたように、自衛官は国家公務員ですのでボーナス額も公開されています。そこで、内閣人事局が公表している「平成29年6月期の資料」を見てみましょう。この資料には、平成29年6月30日に支給されたボーナス額が記載されています。
平成29年の国家公務員の夏のボーナスは、約642,100円です。前年に比べると12,000円、約1.9%増加しています。資料にも書いてあるように、職員の平均年齢の低下によって平均給与額が低下しましたが、給与法の改正で支給月数の引き上げがおこなわれたので約1.9%増加したと考えられています。
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国家公務員の俸給表とは別に定められている
自衛官を含む国家公務員には、支給される金額が書かれている俸給表があります。俸給表とは、職務の級と号棒によって給料を決めるものです。この級というのが何級まであるかは自治体によって違いますし、行政職や教育職などの役職によっても変わってきます。
ここで注意すべき点は、自衛隊は国家公務員の俸給表と別に定められているということです。自衛隊の配給表は、こちらです。自衛隊は階級によって大きく変わるのが、特徴だといえます。
自衛官のボーナスは勤務評定により大きく変わる!
自衛官のボーナスは、勤務評定によっても大きく変わってきます。勤務評定とは仕事をする際の普段の評価のことで、通常はB評価となります。評価が高ければAやSといった評価になり、ボーナスの金額もアップするのです。一方で違反や処分を受けた人は下がってしまう場合もあります。
自衛官のボーナスの計算は参照資料に気を付けること
以前は、勤務評定でA以上の人はごく一部であり多くの人がB評価でした。しかし、平成28年度人事院勧告を実施するための改正給与法の施行により評定が見直され、自衛隊の給料が引き上げられました。参照する資料を間違うと、全く違う評定が出てくる場合もあるので注意がしましょう。
ボーナスの基準となる給料が上がる機会は年に1回
通常ボーナスの基準となる給料が上がる昇給のチャンスは年に1回、1月1日を持って支給号棒が上がりこれが名実ともに昇給となります。ただし、何らかの訓戒、戒告、及び懲戒処分を受けている場合には、それぞれの内容に応じて昇給が抑制され、最悪の場合は全く上がらないこともあります。
また「士」の階級にある自衛隊員が、既定の期間の勤務を満足に過ごした場合や、同じく「士」の階級にある自衛隊員が昇進試験を受け合格し正社員として、定年まで働ける階級のスタートである「3曹」に昇進する時期も、原則としてこの1月1日付になります。また役職や状況に応じて支給される手当の額などが変更されることもあり、その年1年の給与の基準が大きく動く日でもあります。
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自衛官のボーナスは年齢や階級によっても異なる
自衛官のボーナスは、各自衛隊員の年齢や階級、及び職種によって大きく異なります。一番大きく影響を与えるのが自衛隊員の階級、そして次がその階級について何年勤務したかという勤続年数、そして担当している職種という順番になります。
主にボーナスは基本給与を基準としているために、階級が上がれば上がるほど給与は高くなりますが特に高くなるのは階級の名前が変わる時です。例えば、1尉→3佐になるとき、1佐→将補と大まかな階級区分が変わる時に給与や手当が大きく上がるのです。
5年以上働けばボーナスの合計額が100万円を越える場合がある
国家公務員として勤務する自衛隊員のボーナスは、基本給与の約4カ月分です。そのためにおよそ5年以上の勤務を経て、階級が正社員扱いである「3曹」になり、順調に昇進していって基本月給が25万円を超えるようになってからボーナスをもらうようになると、ボーナスの年間合計額は100万円を超える場合もあります。
実際には、階級や職種によってかなりの違いがあるため、一概にこの金額だと算出することは難しいです。例として航空自衛隊のパイロットなどでは、航空手当という追加調整手当が加算されるので、5年働かなくてもボーナスは100万円を超すこともあります。また、社会人採用された技術職の自衛隊員や、医療看護などの自衛隊員も、このような例になることがあります。
将官クラスだと年収1,000万円を超えることも
自衛隊の将官クラスとは、トップおよそ5%程の人数しかなれない階級です。基本的に各訓練学校の校長や防衛大学の校長、あるいは幕僚を務めるという勤務になりますが、このような勤務の場合、年収は様々な手当てとボーナスを含めると1,000万を超えることもあります。
同様に、佐官の場合でも、航空機パイロットや潜水艦の艦長といった特別な職種で勤務している人も含めてなので、一概には言えませんが最低でも500万から、特殊な職種の場合には1,000万程に届く人もいます。防衛大学を卒業して、幹部候補生学校を卒業した幹部の最低ランクである3尉でも、380万程度はもらえる計算となっています。
総じて、幹部とそうでない階級を比べた場合、当然ですが幹部のほうが給与は高く、さらに幹部の中でも飛行機乗りや潜水艦に勤務する人は、特殊手当がつきますのでこれが年収に大きく影響しているのです。
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自衛官のボーナスは俸給表により決められる!
自衛官のボーナスは国家公務員としての扱いを受けており、夏と冬の2回支給されます。金額は給料の2ヵ月分で非常に安定していることが特徴です。しかし平成28年に自衛隊の給与が見直され、ボーナスは増えるが月収は減るなどのさまざまな影響が出ているのも事実です。勤務評定によって変動しますが、ボーナスが多い自衛隊は魅力的だといえるでしょう。
※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。