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自己PRで負けず嫌いを長所としてアピールする方法【例文付き】

負けず嫌いな性格とは

就活で自己PRをするにあたって、「負けず嫌い」な性格はアピール方法さえ適切であれば強力な武器となります。他人との競争だけではなく、これまでの自分をも乗り越える原動力ともなり得るためです。つまり、負けず嫌いな性格は、負けることやその屈辱を回避するためにどこまでもストイックになれる性分とも言えるでしょう。

負けず嫌いな人の特徴として最も大きいものは、自他を問わず「負けたくない」という競争心が強く、またそこから生まれるエネルギーがあるために人一倍努力できるという点です。ある1つの目標に関することなら誰にも負けないという自負は日々歩み続ける活力となり、周囲にもポジティブな印象を与えます。

ただし、とにかく「負けたくない」という感情ばかりが先走るのはNGです。日常会話など必要のないところでも他人と張り合ってしまったり、協調性の必要な場面で仲間に敵愾心を抱いてしまったりすると、人間関係もぎこちなくなってしまうでしょう。また、負けず嫌いな人はしばしば他人からの指摘を嫌いがちです。

それはもちろん自分の努力や実力に自負があるためですが、他人の意見を全く聞かないのは周りの目にただの頑固な人と映ってしまいます。エネルギッシュさや向上心をアピールポイントとして活用するためにも、協調性を常に意識して短所を補いましょう。

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就活において、自己PRは大きな意味を持ちます。インターンシップに参加する時点で、自己PRを考えておくのはおすすめです。自己PRには盛り込むべき要素がたくさんありますが、文章を考えるのが苦手という就活生は多いのではないでしょうか。的確にポイントを押さえることも大切ですが、面接官に伝わる文章力が試されるのも自己PRの特徴です。

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負けず嫌いをアピールする方法

では、負けず嫌いを上手にアピールするには、どのように記載したらいいのでしょうか。ここでは、エントリーシートや面接で負けず嫌いを上手にアピールする方法を3つご紹介します。

①裏の意味を知り具体的に説明する

「負けず嫌い」というのは、長所・短所どちらかで考えると、長所側に含まれてくるものとなります。負けず嫌いというのは、同僚と切磋琢磨する力や仕事をやりぬく原動力に繋がってきますので、仕事の場において負けず嫌いの精神というのは好意的に評価されます。

したがって、負けず嫌いを自己PRとして述べたり、自分の長所として述べたりする事自体は問題はありません。ただし物事には表と裏があり、負けず嫌いというのは裏を返せば、「諦めが悪い」、「敵対心が強い」とも受け止められます。

自己PRでは、そういった裏の意味として捉えられない様に、負けず嫌いを良い意味としてアピールしていく必要があります。そのためにも自分の負けず嫌いがとういったものなのかが分かる様に、具体的にその根拠を示していく必要があります。

②成功体験を述べる

負けず嫌いを自己PRとしてアピールする場合、これまでに負けず嫌いによって生み出した「具体的」な成功体験を交えて述べることが効果的です。例えば「私は負けず嫌いな人間です。学生時代の部活ではライバルに絶対に負けたくないという思いから練習に励み、全国大会で優勝を掴みました」程度まで具体的に述べられると良いです。

負けず嫌いに限らず、自己PRではその根拠となる事実を具体的に示していく必要がありますが、負けず嫌いの場合はその中でもとくに具体的な根拠、また達成した成功体験が問われます。

単に「負けるのが嫌だ」という感情だけですと多くの方が持っていますので、それだけでは長所にもアピールポイントにもなりません。その負けず嫌いがどう昇華させられたかがポイントとなり、成功体験にまで昇華させられたエピソードがあれば、はじめて負けず嫌いがアピールポイントとして認められます。

③挫折して這い上がった経験を述べる

就活生に限らずほとんどの人が、これまで挫折や困難に直面したことがあるでしょう。その挫折や困難から這い上がった経験を述べると、魅力的な自己PRになります。「どんな行動をとったのか」「どのようにして乗り越えたのか」を具体的に述べましょう。

挫折して這い上がった経験を述べることで、負けず嫌いなことだけでなく軌道修正する力も担当者にアピールできるでしょう。「挫折した理由が小さいから」や「述べる困難が魅力的でない」と、不安がることはありません。「それだけ自分に厳しくできる」とアピールできます。挫折や困難の大小ではなく、どのようにして乗り越えたのかが大切なのです。

④社会人になってからの活かし方を述べる

負けず嫌いが社会人になってから活かせるケースについて述べるのも、効果的です。営業や開発、企画など成果が表に現れるものだけでなく、コツコツ型の業務でも負けず嫌いを発揮できる場面はあります。

どんな時に自分の負けず嫌いが発揮できるのか、具体的な場面を考え記載していき入社後の活躍をアピールするのもひとつの方法です。

負けず嫌いが評価されやすい仕事もある

負けず嫌いが評価されやすい仕事もあれば、評価されにくい仕事もあります。

  • 営業職は評価されやすい
    営業職(とくにノルマ制の営業職)は、成果を出すために負けず嫌いのスピリットも必要になってきますので、負けず嫌いを自己PRすると評価されやすい仕事です。
  • クリエイティブ職も評価されやすい
    クリエイティブ職なそモノづくりを扱う仕事も、先駆者に負けないモノを作り出すという意欲の素となりますので、負けず嫌いを自己PRすると評価されやすい仕事です。
  • 事務職や接客業などは評価されにくい
    ルーチンワークがメインとなる事務職、お客様とのやり取りがメインとなる接客業などでは、負けず嫌いは十分評価されないことがあります。

この他にもありますが、仕事によって負けず嫌いに評価されやすい・評価されにくいがあります。1つの目安として、成果が形になる仕事ほど負けず嫌いが面接で評価されやすい傾向があります。もちろん全てに該当する訳ではありません。

負けず嫌いなことを伝える例文3選

負けず嫌いな性格を効果的にアピールするために、上述の点を踏まえたいくつかの例文を用意しました。全体に共通する重要なポイントとして、経験してきたことの具体的な例を挙げつつ、負けず嫌いだったことで得たメリット、そして最終的な成果と今後の仕事でどのように活かせるかまで明確に伝えることが大切です。職種や事前に調べた業務内容に沿って適宜アレンジを加えることができればなお好ましいでしょう。

例文①

私は昔から負けず嫌いな性格で、大学から始めた陸上の10キロマラソンでも、初心者だからといって周囲に負けるのは嫌だという強い思いを持っておりました。もちろん、ライバルとなるのは他の走者だけではなく、過去の自分の記録も超え続けなければいけない壁です。日々記録を少しでも更新できるよう、ただがむしゃらに走るだけではなくフォームの改善や基礎トレーニングの研究も重ね、結果的に大学4年間で20分以上タイムを縮めることに成功し、3年次と4年次には代表チームにも選出されました。初めて経験するような長く苦しい状況が続いても決して諦めず、よりよい成果を出せるよう常に努力を重ねられる粘り強さが私の長所です。

大学から始めたことでも、周囲に負けない結果を出せたというエピソードを話すことで、これから初めて経験する、社会人としての仕事でも努力を怠らず誠実に学び、良い結果に繋げる覚悟があるとアピールできます。

ただ練習した、毎日続けたというだけではなく、自分に足りないものを考え改善し続ける主体性とエネルギー、そして最後に得た結果があって初めて評価に繋がります。成果に関しては明確な数字と、周囲から得られた評価の2点を提示できると良いでしょう。最後に、エピソード全体から見える長所を自分の言葉で一般化するとわかりやすく伝えられます。

例文②

私は学生時代、ゼミでの研究に特に力を注いで参りました。負けず嫌いな性格のため、同じ分野を学ぶ者として同期には決して遅れを取りたくない、そして何より中途半端な結果で自分自身に負けたくないという気持ちで毎日の努力を欠かしませんでした。ゼミを担当してくださっていた教授に授業外でも頻繁にアポイントを取り、指導を頂いて研究をブラッシュアップしていくことに強いやりがいも覚えておりました。多くの図書館を訪れて様々な文献を読み知識を深め、私の卒業論文は非常に高く評価されて学内で卒論に授与される賞も頂くことができました。研究や勉強というものの本質は勝ち負けではないかもしれませんが、それでも常に自分のベストを尽くすことが大切だと考えています。そのために努力を惜しまず、その都度必要なことを主体的に考え、最後までやり抜くことのできる根気強さが私の長所です。

卒論とは、学生時代の集大成とも言えるものです。サークル活動やボランティアもアピールポイントになりますが、本業である学業に打ち込んできたことは大きな武器となります。自ら積極的に動き、教授にも協力を仰いで研究と論文をよりよくしていこうという姿勢は、高い主体性があることや、勤勉な努力家であることを魅力的に伝えられるでしょう。

また、研究のブラッシュアップ自体にやりがいを感じていたことも、何事にも意欲的に取り組める人物であるとアピールできます。賞については名前よりも「どのような点が優れている論文に授与される賞なのか」を明示するほうが効果的です。

例文③

私は大学の美術サークルの活動で大きなプロジェクトのリーダーを務め、成功させたことがあります。内容は学祭における巨大な展示物を総勢20人で合作するというものだったのですが、最初は足並みが揃わず、作品はもちろんチーム内の空気もあまり良いものではありませんでした。代替案として展示の規模を小さくする話もありましたが、私は負けず嫌いな性格のため、絶対にそのまま終わらせたくないという強い気持ちを持っておりました。まず行ったのは、チームを一致団結させるため1人1人に話を聞いて解決策を提案し、他のメンバーとも積極的にすり合わせることでした。また作品のイメージを細かく共有し、各々の表現したいことを大切にした上で1つにまとめ、全員がモチベーションを高く保てるよう気を配ることも大切です。こうしたことを徹底した結果、メンバー全員が合作に真摯に向き合って作品を完成させ、当日の展示も大盛況で終えることができました。困難に直面しても諦めず、臨機応変な軌道修正をして必ず乗り越えようとする意思の強さが私の持ち味です。

クリエイティブ職向けの例文です。クリエイターには1人で仕事をする案件もありますが、複数人でのプロジェクトで進行するものも非常に多くあります。大人数ならではの困難に直面したとき、妥協案がある状況でも安易にそれを選ばず自ら解決に動いてこそのクリエイター、ひいては有能なプロジェクトリーダーと言えるでしょう。

クリエイター以外の職種でも、挫折や困難からどのように這い上がったかを明確にするのはとても大切なことです。ただ乗り越えたというだけではなく具体的に講じた方策、そしてその方策によってどのような効果が生まれ、解決に繋がったかまで伝えましょう。そうすることで、単純に諦めの悪いだけの性格とは一線を画することができます。

自己PRで負けず嫌いを伝える際は具体的な根拠を示す

負けず嫌いは上手く自己PR出来れば面接で高評価が期待できますが、その分伝えるのが難しい性格的特徴でもあります。ですから負けず嫌いを自己PRのネタとする場合は、必要以上に具体的に、説得力を意識して伝えることをおすすめします。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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