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例文11選|責任感が強い長所を魅力的にするコツ3つとエピソード例
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目次
- 責任感が強い長所は「企業目線」でのアピールが好印象の秘訣
- まず押さえたい! 責任感が強い人に対する企業の印象
- 就活生に聞いた! 責任感が強い人の印象
- 当てはまっているかチェック! 企業が責任感の強い長所で見ている4つのポイント
- 就活生に聞いた! 企業が求める人物像・長所の確認方法
- 具体例も紹介! 責任感の強さをアピールできるエピソードの特徴4選
- さらにアピールにつなげる! 責任感の強い長所を伝える際の3つの工夫
- 伝え方も重要! 責任感が強い長所をアピールする3段階構成
- エピソード別8選! 責任感が強い長所をアピールできる例文
- アピールにつながらない! 責任感の強い長所を伝える際のNG例文3選
- 責任感が強い長所をアピールするなら企業目線を意識して活躍イメージを伝えよう
責任感が強い長所は「企業目線」でのアピールが好印象の秘訣
責任感が強いという長所は、今後社会人となってから責任感をもって業務を進められる人材になると期待することができることから、学生が長所として記載することが多い強みです。
しかし実は、学生が考える責任感が強いというイメージと、企業が考える責任感が強いイメージには、違いがあります。
その違いを知り企業目線でのアピールをしないと、自分の長所をより強くアピールすることができず、採用担当者の印象に残りにくくなってしまいます。あわせて、責任感が強いことを長所としているほかの学生との差別化にもつながりますよ。
この記事は、企業目線で責任感が強い人のイメージや、より強くアピールできるエピソードの特徴などを解説しています。企業目線でまとめた長所で、自分らしさを出した責任感の強さをアピールをしてくださいね。
まず押さえたい! 責任感が強い人に対する企業の印象
責任感が強い人というと、レポート提出を毎回きっちり出す人、無遅刻無欠勤でアルバイトする人などやることをしっかりとやってくれる人というイメージがあるのではないでしょうか。
しかしこれらの責任感は、企業から見ると「すべての社会人がやって当たり前」な責任感です。そのため、このような責任感をアピールしても、採用担当者には響かない長所になります。
ここからは、企業から見る責任感が強い人の印象を解説します。企業側の責任感が強い人の特徴をまず知ることで、企業に自分の責任感の強さをどうアピールしたら良いのか見えてきますよ。
入社してからも責任をもって仕事を進めてくれる
企業は責任感が強い人に対して、組織の一員としての責任をもち、成果を出す仕事をしてくれる人という印象を持ちます。
社会人は組織の一員として、ほかの社員と協力しながら企業が掲げる目標に向かって業務を遂行していきます。そのため、組織の一員として協調しながら責任を果たすことができることを求めているのです。
また、企業は慈善事業ではないため、目標を達成し利益を出すことが重要です。そのため、与えられた仕事に対して成果を出すことに対しての責任も求められますよ。
その点を押さえたうえで、周囲の人と協力体制を築いて業務を遂行できる力や成果を出すために責任をもって遂行できる力があることを伝えることで、企業が求める責任感をもっているとアピールすることができますよ。
説得力がないとマイナスイメージにつながる可能性も
自分は責任感が強いという長所を、説得力のない状況でアピールしてしまうと、マイナスイメージをもたれる可能性があります。
説得力のない状況というのは、以下のような2つを指しています。
根拠や具体性がないと、本当に責任感があるのか、どんな責任感があるのかを企業が確認できなくなります。
また説得力のない状況でのアピールは、ほかの学生との差別化も難しくなります。責任感が強い長所は、学生が就活でアピールすることが多い強みです。そのため、説得力がないと企業に強みが伝わりづらく、かつ、ほかの学生との違いを印象付けにくくなります。
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就活生に聞いた! 責任感が強い人の印象
責任感が強い人とは、ほかの人から見ると具体的にどのような印象をもたれるのでしょうか。ここからは就活を経験した学生に、責任感が強い人の印象を聞いてみました。
ほかの人からみた印象を確認し、自分の責任感が強い長所をより具体的に言語化する参考にしてみてくださいね。
全体的に真面目・信用・配慮ができるという声が多い
責任感が強い人の印象を聞いてみると、信頼・信用ができる、素晴らしいなど、言葉はさまざまでしたが、プラスの印象を持っている学生が多くいました。また自分がすべきことをおこなうだけでなく、周囲に配慮できるリーダーシップがあるという声もありました。
一口に責任感が強い人の印象といっても、さまざまな言葉で返ってきます。このように、責任感が強い人の印象は幅広いため、より具体的に言語化して長所をアピールすることで印象深い志望動機になりますよ。
なかにはネガティブな印象と捉える人も
責任感が強い人には、責任感が強すぎることでイメージが悪くなったり、抱え込んだりする印象があると回答した学生もいます。
責任感が強いという長所は、見方を変えれば短所のように見えてきてしまうこともあります。長所で伝える際は責任感が強すぎて頼りになりすぎたり、抱え込んで自分を追い詰めてしまったりする印象にならないように注意しましょう。
当てはまっているかチェック! 企業が責任感の強い長所で見ている4つのポイント
企業は責任感が強い人に対して、組織の一員として結果を出すために責任をもって行動する人という印象を持っています。そのため、就活でアピールするなら、これら企業の印象に合致した責任感をアピールしましょう。
ここからは、企業が責任感が強い人に対して見ている4つのポイントを解説します。これら4つのポイントに当てはまっていると、責任感が強い長所のアピールを通じて、企業に一目置かれるアピールを作成できるようになりますよ。
①自分がやるべきことを理解し効率的に遂行したか
自分がやらなければならないことが何かを理解して、効率的に遂行できる人かどうかを企業は確認しています。企業が特に見ているのは「効率的に」遂行したかどうかです。
やるべきことを理解して、ただ行動することは当たり前のことといえます。そうではなく、期日をより守るために行動したり、内容の正確性をより追求するための行動を取ったなどが重視されますよ。
上記のようにただ何かをこなすのではなく、よりよくするために工夫をして行動したことは何かを企業は見たいと考えています。
②トラブルが発生した際は積極的に解決策を見つけて対処したか
トラブルが起こった際に、自分からトラブル解決に向けた行動を取ることができたかも企業は確認しています。
トラブルに対応して自分はどのようにやるべきことを遂行して責任を果たしたのかを詳しく説明することで、トラブルを放置したり傍観せずに対応していると印象付けて責任感が強いところを強調することができますよ。
たとえば、アルバイトで発注ミスが起こったとします。自分の過失ではないミスだったとしても、積極的に他店から商品を確保することを提案したり、自分で動いて交渉や確保に動いたならば、責任感高く業務の遂行のために行動したことを印象付けることができるでしょう。
このように、自分の責任を果たすために、トラブル解決に動ける人材かどうかを企業は確認したいのです。
③最後までやり切り成果を出したか
責任感の長所を通じて、途中で投げ出さず最後までやり切ったうえで成果を出せる人材かも企業はチェックしています。企業は利益を生み出すために成長し続ける必要があり、そのためには最後までやり切るだけでなく、きちんと成果を出すことが求められるからです。
たとえば、アルバイト先でケーキの販売個数を月間50個という目標が設定されたとします。目標達成のための戦略を考え実行したことで、達成することができたことを伝えることで、ただがむしゃらにやるだけでなく、責任をもってやり遂げる人材だと判断されるでしょう。
このように目標に向かって課題やプロセスを細分化し、そのために行動できる人材かどうかを企業は責任感の強さの長所から判断していますよ。
④周囲の人と協力することができたか
責任をもって仕事を遂行するために、周囲の人と協力することができたかも企業はみています。
社会人は、企業の一員として同僚や上司と一緒に協力しながら業務を進めます。そのため、周囲の人と協力しながら責任感をもって業務をおこなってくれるかどうかを確認しているのです。
たとえば、ゼミで他校との研究発表会の準備を効率よく責任感をもって取り組んでいたとします。ただ自分に任されたことをすべて一人だけでこなしていたとしたら、他人と協働ができないという印象を残してしまうでしょう。
責任をまっとうするために、ほかの人も巻き込んで取り組んだとアピールできたら、人と協力しながら責任を果たそうとする力があるという印象を残すことができますよね。
また責任感が強い長所は、裏を返すと自分で責任を背負いこんでしまう可能性も含まれています。だからこそ、周囲の人と協力しながらも責任を果たすことができたとアピールすることが大切になるのです。
就活生に聞いた! 企業が求める人物像・長所の確認方法
責任感が強い長所をアピールしようとしても、それが企業が求める責任感が強い人の印象や企業が求める人物像と合致していないと、アピールにならない場合があります。
ただ、企業が求める人物像や長所の印象を、どう確認すべきかわからないと思っている人もいるのではないでしょうか。
そこで、学生に企業が求める人物像や長所をどのように確認したのかを聞いてみました。ほかの学生の確認方法を参考にして、応募企業が求める人物像と自分の長所が合致しているか確認してくださいね。
説明会で求める人物像を把握する声が多い
学生に企業が求める人物像や長所を確認した方法を聞いてみると、説明会の場で確認したという学生が多くいました。
企業側から話をしてくれる場合もありますが、自分から積極的に聞いたという学生もいました。また社員の雰囲気からどのような人物像が多いのかを把握したという人もいます。
実際に社員に会える機会である説明会で、社員の人柄や雰囲気を感じながら詳しい内容も質問してみることで、企業が求める人物像をより具体的に理解しやすくなりますよ。
企業ホームページや社員インタビューを読むという声も
企業のホームページや社員インタビューを読んで確認するという学生も多く、なかにはインタビューのなかから特徴となるキーワードを探してヒントにしたという人もいました。
社員インタビューは、企業の採用ページや就活情報サイトに多く掲載されているため、これから入社する人向けの質問が多く、企業が求める人物像を確認しやすいという特徴があります。
また企業のホームページも、企業の社風・雰囲気を表していることが多いことから、人物像を調べる場合は、必ずやるべきといっていいほど大切な調べ方ですよ。
具体例も紹介! 責任感の強さをアピールできるエピソードの特徴4選
自分の責任感が強いという長所でアピールするなら、企業が求める責任感が強い人の印象に合致するエピソードを選ぶと、より強くアピールすることができます。
そこでここからは、責任感が強い点をアピールできるエピソードの特徴を4つ解説します。
4つの特徴のいずれかに合致したエピソードを選ぶことで、企業が求める責任感が強い人の印象である、組織に貢献しながら結果に対して責任をもてる人材であることをアピールできるでしょう。
①トラブルの対応
責任感が強いという長所をアピールできるエピソードの特徴として、トラブルへの対応をしたエピソードがあります。
ここでのポイントは、トラブルが起こることで何が危ぶまれたのかになります。その危ぶまれたことに対して、トラブルを解決することで責任を果たすことができたかどうかが大切です。
たとえば、学校祭実行委員のステージ担当と予算管理担当で小競り合いが生じたとします。その際に自分がスケジュール管理の担当だったとして、ステージと予算管理の仕事が止まってしまうと、スケジュール管理にも大きな影響が出てしまいますよね。
そのときに小競り合いをしている2組を仲裁し、止まっている仕事を早期に再開できるようにしながら、自分の担当であるスケジュール管理の影響を最小限にとどめることができたならば、自分の仕事に対して責任をもって遂行できているということができます。
トラブルの対応をエピソードとするなら、自分が担っていた責任とそれに対する影響、そして積極的に動くことができたことをアピールしましょう。
②大きなミスからの挽回
なにかしら大きなミスを起こしてしまったあとに、どうやって挽回することができたかというエピソードも責任感が強いところをアピールできるエピソードの特徴です。
このようなエピソードを記載することは、ミスを起こしてしまったことを真摯に受け止めている誠実さと、最後まで責任をもってやり切る点を伝えることができ、自分が責任感が強いところをより強調することができますよ。
たとえば、インターンシップのプロジェクトで使うデータを誤って削除してしまったとします。期日が迫っているなかでプロジェクトメンバーに謝罪し、協力をお願いして、期日までに作り直したというエピソードは、周囲に頭を下げてでも責任をもって最後までやり切る力をもっている点が評価されるでしょう。
このように大きなミスから、さまざまな力を借りながらでも挽回したエピソードは責任感が強いところをアピールできます。
③プロジェクトなどの成功
責任感が強いという長所をアピールできるエピソードの特徴として、プロジェクトなどを成功に導くことができたエピソードもあります。
企業が考える責任感が強い人は、成果を出すことに対して責任をもてる人です。そのため、プロジェクトなどを運営し成功したという経験は、責任感が強い長所をより強く印象付けるエピソードになりますよ。
たとえば、演劇部の単独公演をおこない、成功させるために自分で全体を統括するポジションに立候補し、みんなと協力しながら成功させることができたというエピソードなら、成功させるために積極的に行動し成果を出すという責任感の強さを印象付けるエピソードになります。
このように、成功に導くために自主的におこなった行動や周囲との協力関係をエピソードとして伝えることで、責任感が強い点をより印象付けることができますよ。
④改善の提案と実施
物事の改善を提案し、それを実施するために尽力したというエピソードも、責任感が強い長所をアピールするエピソードになります。
プロジェクトやイベント、授業・研究など日頃活動するなかで、課題を見つけてその改善を提案するということは、その活動に対して責任感をもっているからこそ、より良くするために改善を提案したといえるでしょう。
たとえば、ゼミでの研究成果を提出する際、今までは紙ベースだったものをデータとして貼付し送付する提出方法を提案したとします。この提案は、学生が提出するだけに時間を取られてしまっていることに対して、より効率的にゼミ運営を進めるために提案したといえますよね。
このような提案と改善は、日頃の活動に対して責任感をもっているからこそできることになるため、責任感が強い点をアピールすることができるのです。
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さらにアピールにつなげる! 責任感の強い長所を伝える際の3つの工夫
自分が責任感が強いという長所を自己PRとして伝えるなら、しっかりと企業に伝わるようにアピールしなければなりません。そこで企業にアピールできるようにするための3つの工夫をここから解説します。
責任感が強いことを強く印象付けられるエピソードを添えることで、自分の責任感を印象付けることができますが、さらにアピールにつなげられる工夫も加えることで、自分の長所をより強く企業にアピールすることができますよ。
①どんな責任感なのかを具体化する
責任感が強いところをアピールする際には、どのような責任感を自分がもっているのかを具体的に書いていきましょう。
具体的に責任感が強い点を記載することで、読み手である採用担当者の理解が深まるほか、実際にどのように行動したのかが伝わるため、信頼度を深めることもできます。また、単に責任感とだけ記載する自己PRよりも、ほかの学生との差別化を図ることも可能です。
責任感が具体化されていないNG例
私はアルバイトで売上目標を達成するために、責任感をもって遂行しました。
この具体化されている例をみると、責任を果たすために人と協働することができる力をもっているとわかりますよね。自分がどんな責任感を持っているのかを明確に伝えるためにも、具体的に伝えるようにしましょう。
②言い換え表現を使う
自分の長所である責任感が強いという言葉を、別の言葉に言い換えて表現するのもおすすめです。
責任感が強いという長所は、ほかのさまざまな強みも含んでいます。たとえば責任を果たすためには行動する必要があり、その行動も自分の強みの一つだといえるでしょう。そのためそれらの行動をより適切な言い換え表現を使って表すことで、自分がアピールしたい責任感をより明確にすることができますよ。
言い換え表現を使った場合の例文
いつもグループ全体の課題提出がギリギリになることから、責任感をもってグループ全員にスケジュールを周知し、余裕をもった提出ができた
この場合、言い換え表現を使うことで、グループの問題を洗い出して解決策を導ける力があることがわかりやすく書かれています。責任感という言葉を使わずとも、グループ全体の提出について責任をもって改善しようとした意欲と主体性が感じられますね。
③数値や周囲の意見など客観的な評価を入れる
責任感が強いところをアピールする際には、数値や周囲の意見など客観的な評価も入れて記載することでより説得力のあるアピールをすることができます。
具体的に責任感が強い長所を記載していても、数値が加わるとどれだけの成果を出すことができたのかを一目で把握することができ、周囲の意見を加えることでまわりの人と協働して遂行できていることを確認することができますよ。
数値がない場合の例文
今まで入賞の経験がないロボ研コンテストで、大学3年の最後に最高学年としての責任を果たすべく、主体的に課題点を見つけて改善した結果、入賞できた
結果としての入賞をより具体的な数値で表すことで、主体的に行動したことでより大きな成果を出せたことがわかりやすく記載できています。
伝え方も重要! 責任感が強い長所をアピールする3段階構成
責任感が強いという自分の長所をアピールするには、文章の書き方にもこだわって書くとより伝わりやすい文章にすることができますよ。
ここからは、責任感が強い長所をアピールするための文章構成を3段階で解説します。
文章には、読む相手により内容をしっかりと伝えて印象を残すことができる書き方があります。ここで解説する3段階の構成の通りに記載することで、伝わる書き方で文章を作成することができるでしょう。
①結論:アピールしたい責任感を簡潔に伝える
文章を書く際は、アピールしたい自分の責任感を一番最初に簡潔に伝えましょう。
一番最初に書いてある内容は、読む相手の印象に一番残りやすい部分です。そのため、読む相手である採用担当者に一番伝えたいこと、つまりはアピールしたい自分の長所を書くことが大切ですよ。
この部分で大切なことは、自分の責任感を簡潔に伝えるところです。文章を2つ3つかけて伝えてしまうと、伝えるべきポイントが曖昧になってしまう恐れがあります。そのため一文で、これが伝えたい内容だと読む相手にわかる文章にしましょう。
②具体例:責任感を発揮したエピソードを伝える
結論を記載したあと、自分が責任感を発揮したエピソードを具体的に記載しましょう。
エピソードを伝えることには、長所である責任感の根拠を記載するという意図があります。また、責任感をどう発揮したかを伝えることで、より具体的に自分がもっている責任感を伝えられ、人柄や考え方などもあわせて伝えることができるのです。
この例文は、簡単なエピソード例ですが、このように詳しく責任感が発揮された場面を紹介することで、どんな責任感をもっているのかを詳しく把握することができますよ。
③展望:責任感を入社後どのように活かすのかを伝える
文章の最後には、入社後に自分の長所の責任感をどう活かすのかを伝えましょう。
企業は学生のアピールを通して、将来どのように活躍してくれる人材なのかを見極めたいと考えています。だからこそ、自分の責任感の強さで、入社後にどう貢献できるのかを最後にしっかりと記載してアピールする必要があるのです。
このように入社後の貢献を記載する際は、自分の強みである責任感が強い長所をどういう場所でどうやって活かせるのかを具体的に書くことで、企業側は将来の活躍をイメージしやすくなります。
エピソード別8選! 責任感が強い長所をアピールできる例文
ここからは責任感が強い長所をアピールできる例文を、エピソードの特徴別に8つ紹介します。
責任感が強いところをしっかりと採用担当者に伝えることができる文章の3段階構成に沿った例文になっているため、自分なりに書いてみたもののうまく書けないというときにも、どこでつまづいているのかがわかりやすくなります。
自分が責任感を発揮することができたエピソードや書いてみた文章と照らし合わせながら、自分らしい文章を作成する参考にしてみてくださいね。
①トラブル対応×部活動
この例文は、主将として部活全体の目標を達成するための責任感を、問題の即時解決と周囲の結束力を深めることで解決したことをアピールしています。責任を果たすためにどのような行動を取ったかがわかりやすく書かれていて、説得力がありますね。
部活動のエピソードをうまく伝えるコツを知りたい人は、こちらの記事も読んでみてください。部活動でのエピソードを使う際のポイントなどを解説していますよ。
②トラブル対応×インターンシップ
この例文では、責任感をもって自分の担当以外の仕事にも積極的にかかわっていき、周囲と協働してやりぬくことができる力があることが伝わります。周囲と協力できる力は、企業が求める責任感が強い人の特徴でもあり、企業の印象に残りやすいですよ。
インターンシップでのエピソードを長所にしたい人は、こちらの記事もおすすめです。インターンで学んだことをどう自分の強みにしていくか、詳しく解説されています。
③ミスからの挽回×アルバイト
この例文では、アルバイトでのミスを責任感をもって対応したあとで、ミスを起こさないために課題となっている点を分析し、自分から共有することで、全体のミス軽減という成果を出すことができたことがわかりやすく記載されていますね。
アルバイトでの責任感の強さをより強くアピールしたい人は、こちらの記事も確認しましょう。アルバイト経験をアピールするために必要なポイントを詳しく紹介していますよ。
④ミスからの挽回×授業・研究
この例文から、ミスがあっても期日までに成果を発表することを責任もって果たそうとする姿が伝わってきます。また誠実に遂行していたからこそ人望も厚く、入社後も周囲の人からの信頼を得られる人材になってくれると期待できる文章になっていますね。
大学での研究をエピソードに長所をアピールしたい人は、こちらの記事も参考にしてください。研究内容の伝え方に特化して、よりアピールできる方法を解説していますよ。
⑤プロジェクトの成功×ゼミ
この例文では、最初の結論で責任という言葉は使わず、より適切な言い換えをおこなっています。しかしながら、チームリーダーとしてコンペの成功のためにどう動いたらいいのかを考えながら全体を見ていた点で責任感の強さを感じられる文章になっています。
ゼミのエピソードは多くの学生が使うため、埋没せず自分らしさを出してアピールすることが大切です。詳しく知りたい人は、こちらの記事で確認してみてくださいね。
⑥プロジェクトの成功×留学
この例文では、プロジェクトの成功のために、積極的に行動を起こせる責任感をもっていることを伝える文章になっています。自分が起こした行動から全体の意識を変革し、評価されたという実績は、主体的に行動できる事務職として期待ができる文章ですね。
留学のエピソードで責任感の強さをアピールするなら、こちらの記事も参考になるでしょう。語学力だけに絞らないアピールの仕方を解説しています。
⑦業務改善提案×ボランティア
この例文では、業務の改善を通して、業務を遂行する責任感が強いことをアピールしています。特にこの文章では、時間の削減に具体的な数値を記載しているため、どれほど貢献できたのかが一目でわかりやすく伝えられていますね。
ボランティアのエピソードで自分の長所を伝えたい人は、陥りやすい点を理解して書くことでよりアピールできる文章になりますよ。こちらの記事も確認してみましょう。
⑧業務改善提案×サークル
この例文は、サークルメンバーからだけではなく、地域の小学校からも協力を得られて今までのやり方とは違ったアプローチができた例を具体的に伝えています。身内であるメンバー以外からも賛同を得られた経験は、将来貢献してくれるイメージを残せる内容といえるでしょう。
サークルで責任感の強さを発揮したエピソードがある人は、こちらの記事も参考にして、より自分の強みを好印象で伝えられる書き方でアピールしてくださいね。
アピールにつながらない! 責任感の強い長所を伝える際のNG例文3選
実際に責任感が強い長所をアピールする文章を記載しても、うまくまとまっていないという印象が残ることはないでしょうか。それは伝える際、アピールにつながらない伝え方をしている可能性があります。
ここからは、責任感が強い長所を伝える際のNG項目を例文で3つ解説します。
自分が記載した文章と比較しながら、アピールにならない伝え方をしていないか確認してみてください。またこれから文章を記載する人は、NG項目を理解して、しっかりと自分らしさがある文章を作ってくださいね。
NG例文①企業が求める責任感に当てはまっていない
私は、責任感が強いという長所をもっています。
大学2年のころから小中学生向けの学習塾で講師をしていますが、無遅刻無欠勤で多くのシフトに入って仕事を進めてきました。
その結果、責任感が強いという理由から学生アルバイトのリーダーを任され、生徒の多くから信頼される講師になることができました。
貴社に入社してからも、貴社の一員としての責任感をもち、やるべき業務を遂行して貴社に貢献していきたいと思っています。
この文章は、責任感が強いということをアピールしていますが、無遅刻無欠勤は社会人として当然の行為と考えられ、企業が考える責任感とは合致していない点でアピールにはつながらないといえます。無遅刻無欠勤以外に責任感が強い点が書かれていないため、責任感が強いとは言えない印象を残してしまいますよ。
成果を残したり、ミスから挽回したりしたエピソードを交えることで、企業が求める責任感をもっていることをアピールすることができます。
NG例文②企業への貢献イメージと責任感がマッチしていない
私は、周囲と協力しながら業務を遂行する責任感をもっています。
私はボランティアで地域イベントの運営スタッフをしていました。開催期日が決まっているため、スケジュール管理が難しく、少しのトラブルで作業が止まってしまい焦ってしまうこともありました。
そこでスケジュールを前倒しできる作業を洗い出して、それらを先に集中的に進めていく方法を提案し実行したところ、多くの運営スタッフの協力も得ながらスケジュールに余裕を持たせていくことができるようになりました。
私が貴社に入社したら、この経験で学んだスケジュール管理の大切さを活かして、営業職として業績拡大に貢献していきたいと思います。
この文章は、周囲と協力する責任感を強みとしつつ、スケジュール管理の大切さを強みに活躍することをアピールしていて、マッチしていないことがわかります。
この場合、企業が求める人物像が何かによって、結論または貢献アピールを修正していく必要があります。
企業が求める人物像が、周囲と協調できる責任感のある人物ならば、周囲とどのように協力して貢献するのかを最後にまとめていきましょう。逆に、スケジュール管理など計画性をもって責任を果たせる人物ならば、最初の結論で計画性をもった責任感があることをアピールしていきましょう。
NG例文③責任感が強すぎて自分を追い詰める印象がある
私は、責任感が強く、苦手なことも努力していく力をもっています。
私は会計学のゼミに所属していますが、大学3年の冬に他校との研究発表会があり、企業事例を集めるデータ収集を担当していました。
元々パソコンでのデータ管理に苦手意識がありましたが、このデータ収集でExcelの使い方を身に付け、一人で約100社のデータを収集することができました。
貴社に入社した後も、苦手なこともチャレンジして責任をもって業務を遂行していける事務職として貢献していきたいと考えています。
この文章は、責任感が強くしっかりと業務をおこなったことが具体的に書かれており、責任感が強い人という印象を残すことができます。しかしながら、苦手なことを一人で学び、膨大なデータを一人で処理したとも読むことができ、周囲への協力依頼ができない人という印象もあわせて残してしまいます。
使い方を学んだりデータ収集などをした際に、まわりの人と関わったエピソードを追加することで、自分一人だけで対応したという印象を和らげることができますよ。
責任感が強い長所をアピールするなら企業目線を意識して活躍イメージを伝えよう
企業から見た責任感が強い人の印象は、学生から見た責任感が強い人のイメージと違う場合があります。そのため、企業目線での責任感と違う責任感をアピールしてしまうと、自分の強みを伝えられない文章になってしまう可能性もあるでしょう。
責任感が強い長所は、多くの学生が自分の強みとする魅力的な長所です。だからこそ、企業目線を意識して責任感が強いことをアピールする伝え方がとても重要になってきます。
伝え方を意識することで、責任感が強いところをより具体的にイメージしやすくなり、自分の強みを採用担当者にしっかりと伝えることができますよ。
企業の目線を意識して、自分の責任感を具体的な言葉でアピールし、将来の活躍イメージを伝える文章を作っていきましょう。
【強みに関する調査】
- 調査方法:ポートが運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
- 調査日:2024年6月14日~6月20日
- 調査元:「就活の未来」を運営するポート
- 調査対象者:25卒・26卒の就活会議会員の50人