自己PR

行動力の長所で目を引く3要素|アピールできるエピソード一覧も紹介

目次

  1. 行動力の長所は伝え方が大事! アピールにつながるコツを押さえよう
  2. 就活生に聞いた! ! 行動力がある人に対しての印象
  3. アピールにつながるか不安な人必見! 行動力の長所で重要な3つの要素
  4. どんな点が評価につながる? ? 企業が求める行動力4選
  5. 就活生に聞いた! ! 周りで行動力があると感じる人の特徴
  6. 8つの学生時代の経験別! 行動力をアピールできるエピソード一覧
  7. 就活生に聞いた! 行動力の長所をアピールしたエピソード
  8. 魅力的に伝える! 行動力を長所としてアピールする4ステップ
  9. 学生時代の経験別! 行動力を長所としてアピールする例文8選
  10. アピールにつながらない! 行動力の長所で注意すべき4つの内容
  11. 行動力の長所は魅力的! 入社後の活躍イメージにつながるアピールをしよう

行動力の長所は伝え方が大事! アピールにつながるコツを押さえよう

自己分析をして、自分の長所は行動力だと判断したけれど「大きな実績がない」「他の人と被るのではないか」などと悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

たしかにどんなに行動力があったとしても「自分の長所は行動力です」と伝えるだけでは説得力がありませんよね。ここで大事になるのが伝え方です。就活という限られたアピール場面のなかで行動力を示すには、しっかりコツを押さえて伝え方を工夫する必要があります。

行動力がある人は即戦力になったり、今後の活躍にも期待できるので、就活をするうえで評価を得やすい長所の一つです。

ここから紹介するポイントを一つずつ取り入れれば、周りとも差別化でき、自分の行動力という長所を最大限にアピールできますよ。

就活生に聞いた! ! 行動力がある人に対しての印象

就活生に聞いた!みんなのリアルQ行動力が長所の人に対しての印象は?

行動力は長所をアピールする際によく使われますが、行動力がある人というのはどのような印象があるのでしょうか。ほかの学生からの行動力に対する印象を聞くことで、参考にできる内容があったり、このように捉えられてしまうかもしれないと注意するべきことがわかるでしょう。

そこで、学生の皆さんに行動力が長所の人にはどのような印象をもつのか質問してみました。

リーダーシップがあるという意見が多数

周りのみんなを引っ張るようなリーダーシップがあると回答する学生が多くいました。

グループやチームなど複数人いる団体のなかで、周りのみんなを巻き込んでいけるような能力として行動力があるという印象をもつようです。部活やサークル、ゼミなど所属先でリーダーを任されていた学生は、行動力をアピールすることに向いていますね。

行動力はマイナスなイメージがあるという意見も

ポジティブな印象をもつ学生がいる一方で、行動力にマイナスなイメージをもつ学生もいるようです。

たしかに先のことをなにも考えずに行動してしまうと、アンケート結果にあるような継続力がない印象を持たれてしまいます。行動力をアピールする際は、このような印象を与えないように伝え方に注意するといいですよ。

アピールにつながるか不安な人必見! 行動力の長所で重要な3つの要素

行動力の長所で重要な3つの要素

自分の行動力を長所としてアピールできるのか不安に思う人は、これから紹介する3つの要素を押さえましょう。自分の行動力をさらに魅力的にアピールできるコツや、ほかの視点でアピールした方が良いかもしれないという発見があるかもしれません。また周りの人と差別化したいと思っている人は、ほかの学生と被るという心配がなくなるはずですよ。

企業が求める行動力についても解説していくので、しっかりと確認していきましょう。

①結果ではなく経験を通じて得た考え方や学びを伝える

企業が長所を通じて見ているのは実績や結果ではありません。重要なことはその行動を起こした結果「どのような学びを得たか」「周りにどのように影響を与えたか」ということです

優秀な成績を納めても、その成績を仕事で活かせることはほとんどありせん。企業はあなたの行動力が入社後どのように活かされて、企業に貢献できるかを知りたいのです。

「結果ではなく経験を通じて得た考え方や学びを伝える」というのはどういうことか例文を見て確認しましょう。

この例文の場合、輝かしい成績はありませんが、ゼミの課題を完成させるまでの行動と経験から得た学びが書かれているので、実際の仕事でもこんなふうに活躍してくれそうだなと想像できますよね。

経験から得た考え方や学びはほかの人と差別化できるポイントでもあるのでしっかりとアピールしましょう。

②自分の言葉で「行動力」を言語化する

「行動力」というのは抽象的な言葉なので、アピールにつなげるには自分の言葉で「行動力」を言語化することが重要です。

言語化というと難しく感じるかもしれませんが、どのような行動力があるのかを具体的に伝えるということです。一気に表現が豊かになるので魅力的な行動力としてアピールできますよ。

行動力は長所として使われることも多いため「私の長所は行動力です」とだけ伝えると、ほかの人と差別化できなかったり、言い方を工夫しないと「どんな行動力があるのか」という具体的な行動力が、その先の文章まで読み進めなければ伝わりません。

ここからは7つの例を紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。もちろん、これがすべての表現ではないので、これをヒントに自分の魅力を最大限にアピールできる言語化を考えてみましょう。

最後まで諦めずに取り組める

最後まで諦めずに取り組めるのも重要な行動力の一つです。行動を起こすことが得意であっても、始めたことを最後までやり抜くことができる人は意外と少ないので周りと差別化できるポイントですよ。なぜなら、物事を最後までやり抜くにはトラブルを解決する力や忍耐力などがともなっていないとできないからです

実際の仕事でも、課題にぶつかったり、思うように進まないことはあります。そんなときに必要とされるのが、最後まで諦めずに取り組める力です。

「最後まで諦めずに取り組める」という行動力でアピールする際は、以下のコツを押さえたエピソードがあると説得力が増しますよ。

また粘り強さという言葉でアピールする方法もあるので、粘り強さについて、知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。

見通しを立てて計画的に行動できる

すぐに行動に移すことが得意でも、見通しを立てた計画を考えることは苦手な人もいます。

しかし社会人として求められるのは、後先考えずに無謀に動くのではなく、さまざまなことを見越して行動できる人です

仕事はすべてが順調にいくとは限りません。さまざまな問題が発生してもそれを乗り越えて、納期や期日までに完了させる必要があります。そのため業務の優先度を決めておいたり、進捗を管理しながら進める能力はビジネスの現場でも重要視されるのです。

「見通しを立てて計画的に行動できる」という行動力でアピールする際は、以下のことを深掘りしてみてましょう。

計画性のアピールについて、こちらの記事でもさらに詳しく解説していますよ。

指示がなくても主体的に取り組める

指示されたことに的確に取り組むのは社会人として必須の条件ですが「指示がなくても主体的に取り組める」のはさらに一歩先をいく行動力となります。なぜなら、業務の流れややるべきことを理解したうえで、必要とされていることや課題を自ら見つけないとできないことだからです。

主体的に取り組める人は、業務の効率化を考えたり新しいアイディアを生み出せるので、チームや組織全体のパフォーマンス向上に貢献できますよ。

「指示がなくても主体的に取り組める」という行動力でアピールをする際は「なぜ主体的に取り組んだのか」という取り組んだ理由を洗い出してみましょう。

主体性をアピールしたい人は、こちらの記事も確認してみましょう。

瞬時に判断して行動に移せる

似たような言い方で「考えるよりも先に行動した」という言葉を聞いたことがある人も多いと思いますが、「瞬時に判断して行動に移せる」とはまったく異なります。瞬時に判断するというのは状況を素早く把握し、その場に応じた適切な判断ができる能力のことです

仕事においては判断に時間がかかることでビジネスチャンスを逃したり、取引先の信頼を失う可能性もあります。そのため、瞬時に判断して行動に移せることは重宝されますよ。

「瞬時に判断して行動に移せる」という行動力でアピールする際は、そのように判断した理由について振り返ってみましょう。

柔軟性をアピールする場合は、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。

失敗を恐れずにチャレンジできる

学生時代にいろいろなことにチャレンジした人は、失敗を恐れずに取り組める姿勢をアピールできます。向上心や柔軟性が備わっているともいえるので、そこをポイントにして伝えるのもおすすめです。

会社を成長させるためには、前例のないことに挑戦しなくてはならないことがありますが、起こりうるリスクや失敗することばかり考える人にはこのような仕事は任せられませんよね。失敗を恐れずにチャレンジできる人は会社の成長にも貢献できる人です。

「失敗を恐れずにチャレンジできる」という行動力でアピールする際は、チャレンジしたきっかけや具体的なエピソードを紹介すると良いですよ。

チャレンジ精神のアピールについて、知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。

アイデアを具現化するために行動できる

頭のなかで思い描いているイメージやアイデアを具現化するという行動力もあります。「こういうふうになったらいいよね」と想像することは簡単ですが、それを形にしたり実行するには多くの要素をこなしていかなければなりません。

具体的には計画をたて、情報収集をし、資金や人材を確保して進めていくことが必要になりますが、これらは実際の仕事でも重宝される能力です

「アイデアを具現化するために行動できる」ことをアピールする際は、以下の点を詳しく紹介すると良いですよ。

周囲を巻き込んで成し遂げられる

周囲を巻き込んで行動するというとリーダー的な役割を想像しがちですが、サポーター役として行動する場合もあります。リーダーとなる人が本領を発揮するには、サポートする人がしっかりと役割を果たしていないといけないので、リーダー経験がない人でもアピールできますよ

どちらも共通しているのは視野の広さや、コミュニケーション能力、信頼関係が構築できていることです。仕事ではチームとしてプロジェクトを進めることや、外部と連携することもあるので、周囲を巻き込む力はとても重要視されますよ。

「周囲を巻き込んで成し遂げられる」ことをアピールする際は、以下のポイントを具体的に紹介すると良いでしょう。

巻き込み力をアピールする方法について、悩んでいる人は、こちらの記事もおすすめです。

③企業が求める行動力に合わせてアピールする

自分の行動力をアピールできるエピソードはいくつかあるかと思いますが、一番自信のあるものではなく、企業が求める行動力に合わせて選びましょう。

たとえば「失敗を恐れずにチャレンジできること」をアピールしたい場合、ベンチャーのような新しい企画やプロジェクトを積極的におこなっている企業が求める人材とはマッチすることが想像できますよね。

ところが、インフラ事業のように一つのプロジェクトを確実に完了させることを重要としている企業にも同じ内容でアピールした場合、「しっかり企業研究をしてきたのか」という不信感を抱かれる可能性もあります。

選んだエピソードによって選考結果が左右されることもあるので、企業の特性や求める人材をしっかり把握してアピールしましょう

どんな点が評価につながる? ? 企業が求める行動力4選

企業が求める行動力

企業が求める行動力とは、指示されてから行動する受け身の状態ではなく、自分で考えて取り組んで行動する力のことです。自主的に行動することで、業務の効率化につながったり、チーム全体のモチベーションを高め、成果を上げられます。

また企業は市場環境や顧客のニーズが変化するなかで柔軟に対応していかないと、競合にチャンスを奪われてしまったり、社会からの信頼を失う可能性もあります。そのためにも行動力のある人が必要不可欠なのです。

ここからは企業が求める行動力を具体的に解説していくので、自分の行動力がどのように活かせるのか照らし合わせてみてください。

①チームや社内のメンバーなど周りを引っ張る力

仕事はチームや他部署、ときには外部の人と連携をしながら進めていくことも多々あります。そのため周りを引っ張っていける行動力は企業から求められる能力ですが、具体的にどのようなことが企業から評価されるポイントなのか見ていきましょう。

自分一人ではなく、チームや周りを巻き込んで行動するために、リーダーシップや協調性が兼ね備えられている人が求められる傾向にあります。このような要素をもつ人はチームやプロジェクトを成功に導くために欠かせないため、企業から高く評価されますよ。

②新しいプロジェクトにチャレンジする姿勢

企業は世の中が求めるニーズに対応するために、今までになかったとこにも挑戦していかなければなりません。その際に必要とされるのが、新しいプロジェクトにチャレンジする姿勢です。

「新しいプロジェクトにチャレンジする姿勢」というのは、メンバーとコニュニケーションをとっていく方法もあれば、周囲に直接働きかけなくても、自分が取り組む姿勢を示すことで、周囲へのお手本となり、良い影響を与えるということもあります。結果的に組織の成長や変革に大きく貢献するため、企業にとっても欲しい人材だといえるでしょう。

③締切や納期までに計画性をもって取り組む

仕事には締切や納期が決まっています。個人のタスクとして設定されたものもあれば、顧客や取引先など相手にも影響を及ぼすこともあるので、納期を守るための計画性は社会人として必須の能力です

仕事ではさまざまなタスクをこなしていかなければなりません。ルーチン業務もあれば、業務を掛け持ちしたり、急な案件の対応を任されることもあるでしょう。日々忙しい業務のなかで、締切や納期は簡単なようでとても大変なことです。だからこそ、しっかり取り組める人は企業から重宝されますよ。

④主体性を持って自分で考えて行動する

仕事は指示されたことをこなすだけでは、自分の成長や企業の成長に貢献できません。必要なのは自分で考えて行動することです。

これらの要素をもつ人はいずれ責任ある仕事や役割を任されることが増えるでしょう。それは個人のキャリアだけでなく、企業の発展にもつながるため、企業にとっても重要な人材だということができるからです。

就活生に聞いた! ! 周りで行動力があると感じる人の特徴

就活生に聞いた!みんなのリアルQ周りで行動力があると感じる人の特徴は

あなたの周りで行動力があると感じる人にはどのような特徴がありますか? 具体的に教えてください
例) ゼミで話しがまとまらないときでも、積極的にみんなに声を掛けて時間内に結論まで導き出せる

行動力にはさまざまな種類がありますが、行動力がある人には決まった特徴などがあるのでしょうか。就活生の皆さんの周りで行動力があると感じる人の特徴を聞いてみました。

行動までの早さや有言実行できるという特徴が多数

行動に移すまでのスピードや有言実行を特徴として挙げる学生が多くいました。

行動力のある人の特徴は「すぐに」というスピード感や、言ったことに対する実行力がある人が周りから見ても行動力があると感じるようです

意見を聞けることが行動力のある人の特徴だと回答する声も

一方で、周りの意見を聞けることが行動力のある人の特徴だという意見もありました。

なにか自分が行動したアクションではなく、周りを観察しみんなの意見を聞いたうえで行動に移している人は周りとの協調性もアピールできるので、伝える際の参考にしてくださいね

8つの学生時代の経験別! 行動力をアピールできるエピソード一覧

学生時代の行動力をアピールできるエピソード一覧

サークルやアルバイトなど学生時代の8つの経験別に、行動力をアピールできるエピソード例を紹介します。

ここでは自分の言葉で「行動力」を言語化して、それぞれ7つの行動力に当てはめているので、どのような行動力をアピールするか迷っている場合の参考にしてくださいね。

①学業やゼミ

主体的に学ぶ学業やゼミでは、積極的に情報を集めたり、プレゼンテーションする機会もあるため行動力としてアピールできる内容もあります。特にゼミはアピールする際のエピソードとして取り上げられやすい内容ですが、取り組んだ内容を具体的に伝えれば、周りとも差別化できるので安心してくださいね。

自分の役割や貢献したことを具体的にする必要がありますが、自己評価だけでなく、教授やゼミ仲間からの評価などを引用できると説得力が増すのでおすすめですよ

ゼミのエピソードを取り上げる際は、この記事もチェックしてみましょう。

②部活やサークル

部活やサークルは大学生ならではの経験として語れることもたくさんあります。目標に向かって仲間と一緒に練習したり、計画を立てることなどが多いので、行動力としてアピールできる内容も多いはずです。

部活やサークル内での自分の役割とどのように貢献して、チーム全体の成果につながったかを説明すると、さらに内容が伝わりますよ

サークルのエピソードを取り上げる際は、この記事も確認してみてください。

③委員会活動

文化祭や体育祭、学園祭などの委員会活動は出展する人をまとめたり、学校関係者や、普段かかわることが少ない人と交渉するケースも多くあるので行動力としてアピールできますよ。どのような働きかけをしたか、自信をもてるエピソードを探しましょう。

大学にいる多くの学生をまとめる立場でもある委員会活動では、どのようにしてスケジュール通り進行させたか、あるいはトラブル発生時にどのように対応したかなどを具体的に書くことがポイントです

④アルバイト

アルバイトは「仕事」でもあるため、志望する企業での活躍をイメージしてもらいやすいという特徴があります。自分の働きかけによって売上や顧客の満足度に影響を与えるケースもあるので、行動力としてアピールできますよ。切り口によってもアピールできる内容が変わってくるので、しっかりと振り返りましょう。

アルバイトの具体的な仕事内容や行動したことによって、一緒に働いているメンバーや顧客に対してどのようなポジティブな影響を与えたかを具体的にするとわかりやすいですよ

アルバイトのエピソードについて悩んでいる人は、こちらの記事もおすすめですよ。

⑤ボランティア

ボランティアは誰かに強制されるものでなく、「誰かのため」の自発的な活動であるため、活動内容やメンバーと協力しておこなった内容を行動力としてアピールするのにおすすめです。

困難な状況での対応したことや柔軟な考え方をしたことによって、ボランティアの活動がどのように貢献できたかを伝えると効果的です

ボランティアのエピソードについて知りたい人は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。

⑥インターンシップ

インターンシップとは「就業体験」であるため、実際に仕事をしてみたり、グループディスカッションをするケースもあるので行動力をアピールできる内容があります。しかし、インターン先の企業と志望する企業の仕事内容や業界が異なる場合には書き方に注意が必要です。

インターンではどのような課題やプロジェクトに対して、どのように解決に導いたか具体的な数字などがあればその内容も入れるといいですよ

⑦資格勉強

資格取得はただ問題集をこなすだけではないですよね。計画を立てたり、効率的に勉強をするための工夫も行動力としてアピールできますよ。

困難に直面した際の解決策やどのように努力をして成果に結びついたかを具体的に説明しましょう

⑧趣味

趣味は人それぞれ内容も異なりますよね。自分一人で活動していることでも、上手になるための工夫をしていたり、メンバーと一緒に活動している場合は周りを巻き込んで取り組んでいることもあるはずです。そのため趣味でも行動力を証明するエピソードとしてアピールできますよ

挑戦したことや困難を乗り越えたエピソードを強調して、自己成長につながったことやほかの人に影響を与えていることを伝えられると良いでしょう。

趣味を行動力としてアピールできるか悩んでいる人は、こちらの記事もおすすめですよ。

就活生に聞いた! 行動力の長所をアピールしたエピソード

就活生に聞いた!みんなのリアルQ行動力の長所をアピールしたエピソード

どの経験をもとに「行動力が長所である」としましたか? 具体的なエピソードを教えてください
例) 文化祭の実行委員として、来場者を増やすためにポスターやチラシを作成して地域の方に案内したりSNSの発信などをして前年の1.5倍の来場者数に増加させた。

学生時代過ごしてきた経験はみんなそれぞれ異なります。行動力をどのように長所として伝えるのかを考える場合、ほかの学生のエピソードを参考にすることで、自分では思いつかなかったエピソードを見つけられる可能性もあるでしょう。

ここでは学生の皆さんに行動力を長所として伝えるためのエピソードを紹介します。

行動力を長所としては「学生ごとにさまざまな経験」でアピールしている

行動力のエピソードは学生時代のどのような経験でもアピールできることがわかります

チームなどの複数名いる団体のなかでみんなをまとめた経験や個人でのエピソードを挙げている学生もいます。具体的な数字を出すことで規模や効果を可視化する方法もありますね。

魅力的に伝える! 行動力を長所としてアピールする4ステップ

行動力を魅力的にアピールする4ステップ

行動力を長所としてアピールするためには、伝え方が重要になります。きちんと伝えないと、印象が大きく変わったり、せっかくの行動力が正しく評価されない可能性もあるためです。

伝え方は簡単で、たったの4ステップです。これから紹介する4ステップを一つずつ実践していけば魅力的にアピールできますよ。すでに内容が決まっている場合は、実践できているかを確認しましょう。

ステップ1:どのような行動力を持っているのかを伝える

まずはどのような行動力があるかを具体的にしましょう。行動力にはさまざまな種類があるので「行動力があります」だけでは自分が伝えたいことがしっかり伝わらなかったり、違った内容で受け止められてしまう可能性もあります。

また「行動力があります」の後に具体的な説明をするよりも、冒頭で具体的な行動力をアピールできた方がインパクトがあり周りと差別化できますよ。

自分の言葉で「行動力」を言語化することも忘れないでくださいね

書き出しは端的に述べた方が伝わりやすいです。

ステップ2:過去の経験から行動力を活かしたエピソードを伝える

書き出しで伝えた行動力の根拠となる具体的なエピソードを伝えましょう。特別な経験は必要ありません。企業に目に留めてもらうために嘘や話しを盛りすぎてしまうのは、見破られてしまうので避けるようにしましょう。

なにか行動を起こすということは、解決したい課題や達成したい目的があるはずです。企業は「その目的などに対して、どうしてその行動をとったのか」というあなたの人間性や価値観を見ています。実際の仕事でもこんなふうに行動を起こしてくれそうだとイメージしてもらうことができますよ。

ステップ3:行動した結果どのようになったのかを伝える

冒頭で企業が見ているのは実績や結果ではないとお伝えしましたが、行動を起こしたその後はどうなったのかという結果は書きましょう。結果が書かれていないと、その行動でどのような結末になったのかがわかりませんよね

行動した結果がすべて成功したり、良い方向にいったとは限りません。その場合はどんなことを学んだのか、何を得たのかなど成長したことを書くと良いですよ。

自分が行動を起こした結果、どうなったかという内容は自分にしか話せないエピソードなので自分自身をアピールできるポイントですよ。しっかりと明記してくださいね。

ステップ4:行動力をどのように仕事への活かすかを伝える 

最後は仕事でどのように貢献できるかをアピールしましょう。

企業は、行動力を活かしてどのように仕事を進め、社員の一員として活躍してくれるかを判断しています。自分が長所だと考えている行動力を、過去の経験から証明ができても、仕事に活かせないと意味がありません。

また、いくらすばらしい行動力があっても業務内容と異なる行動力で活躍したいとアピールしている場合は、企業が採用したい学生ではないと考えられてしまう可能性もあります。そのため自分の行動力を活かして、どのように戦力となれるのかというポイントをしっかり明記しましょう

学生時代の経験別! 行動力を長所としてアピールする例文8選

自分の行動力を長所としてアピールするためには、自分にはどのような行動力があるかを明確にし、その行動力を論理的に伝えるために、学生時代のエピソードから具体的に伝えることが大切です。

先ほど解説した、行動力を長所としてアピールする4ステップを踏まえた例文8選を紹介します。

アピールする内容がまとまらない場合でも、例文を見ることでイメージが膨らんだり、考える際のヒントも見つかるはずですよ。

①例文:学業やゼミ

計画的に行動した内容や工夫した点が詳しく書かれていて、実際の業務でも活かせることが伝わる内容となっていますね

②例文:部活やサークル

苦戦したこともわかり、どのように課題をクリアにしていったかが伝わる内容になっていますね

③例文:委員会活動

みんなで文化祭を成功させるために、迅速に対応したことがわかる内容となっています

④例文:アルバイト

アルバイトとして言われたことだけをやるのではなく、どうしたら店舗の売上に貢献できるかをしっかりと考えて行動していることが伝わる内容となっています

⑤例文:ボランティア

現状では無理な要望でもすぐ諦めるのではなく、どのようにしたら応えられるかを試みたことがわかる内容となっています

⑥例文:インターンシップ

インターン先と志望する企業は異なりますが、実際の仕事でも起こりうるトラブルにも学生のうちから対応できることがわかり、即戦力になることがイメージできる内容になっていますね

⑦例文:資格勉強

簿記3級を取得したいと思った理由が、志望する実際に仕事で活かすためということもあり、仕事への熱意が伝わる内容となっています

⑧例文:趣味

世界一周にチャレンジした理由が明記されており、自分の力を確認するために行動したチャレンジ内容やその経験から得たことが書かれているので、入社後も活躍する様子がイメージしやすいですね

アピールにつながらない! 行動力の長所で注意すべき4つの内容

行動力の長所で注意すべき点

長所はあなたの魅力をアピールするものですが、方法を間違えると、かえって逆効果になってしまうこともあるので注意が必要です。ここでは行動力の長所で注意すべき4つの内容を紹介します。

これらのポイントを押さえておくことで、行動力のアピールの質を高め、採用担当者に確実に好印象を与えることができるはずです。しっかりとチェックして、より魅力的にアピールできるヒントにしてくださいね。

①謙虚に伝えてしまう

日常生活のなかでの謙虚さは良好な人間関係を築くうえで必要なことですが、就活で控えめにアピールすると入社意欲が低いと受け取られてしまう可能性があります。

謙虚に伝えてしまう例

  • 周りのみんながサポートしてくれたので、自分も少しだけ役に立てた。
  • あまり得意ではなかったのですが、なんとか貢献できた。
  • みんなが積極的だったので、私のできる範囲で頑張った。

謙虚に伝えてしまうと自分の強みが十分に伝わらず、仕事への貢献意欲だけでなく、熱意も感じられないので、企業が採用するメリットが感じられませんよね。また、長所としての説得力がなくなってしまうので、信頼性がなくなってしまいます

自分の行動力は自信をもってアピールしましょう。

自信をもったアピールについて悩んでいる人は、こちらの記事もおすすめです。

②企業が求める行動力をアピールできていない

企業は仕事で活躍できる人を採用したいと考えているのに、企業が求める行動力をアピールできていない場合、入社しても活躍できる姿をイメージすることができないため、採用担当者は採用すべきか適切な判断ができません。

企業が求める行動力をアピールできていない例

  • 問題が起きたとき、自分で考えるよりも先に他の人に相談して解決した。
  • 特に問題やトラブルはなかったので、スムーズに進めた。
  • 指示されたことだけを忠実にこなした。

また同じ行動力をアピールしている学生がいる場合、企業が求める行動力に適した学生に魅力を感じますよね。

採用担当者は書類や面接でしか学生のポテンシャルをみることができないため、アピールする方向性を間違ってしまうと、あなたの行動力が最大限に活かせません

企業研究をしっかりとおこない、企業が求める力をアピールできるようにしましょう。

企業研究について知りたい人は、こちらの記事もチェックしてみてください。

③「行動力がある」という言い回ししかしない

「行動力がある」という言葉は抽象的な表現なので、どのような行動力があるかを具体的に示さないと魅力が十分に伝わりません。

また何度も「行動力がある」と強調しても、単調な印象を与えてしまうのと、あなた自身言いたいことを整理できてないのではないかと思われてしまいます。

さまざまな表現を使うことで、行動力の内容が豊かで説得力のあるものになるだけではなく、周りの学生との差別化もできますよ。言い回しや表現方法を工夫することも取り入れてみてください。

④自己中心的な行動力に聞こえる

行動力は企業から求められる能力ですが、伝え方に注意しないと自己中心的な印象を与えてしまう可能性があります。

自己中心的な行動力に聞こえる例

  • 周りに目を向けずに、自分の役割を果たすことだけに集中した。
  • 他のメンバーが頼りなかったので、自分が一人で全部やりきった。
  • 自分の意見が通るまで徹底的に主張した。

仕事はチームや他部署、ときには外部と連携しながら進めていくものなので、自分勝手だと思われてしまうと、チームでの協力が困難であると判断されたり、職場の環境を乱してしまうのではないかと思われてしまい、マイナスのイメージになってしまいます。

そうならないためには、チームや他人との協力を強調したり、会社全体の利益につながることを示すことが必要です

行動力の長所は魅力的! 入社後の活躍イメージにつながるアピールをしよう

行動力は実際の業務でも活かされることが多いため、どの企業も求める能力であり、あなたが長所としてアピールするうえでも強みとなります。しかし、同じように行動力をアピールしようと考えている学生も非常に多いというのも事実です。

ほかの学生と内容が被らないためにも、説得性をもたせるためにも、行動力を自分の言葉で言語化し、具体的なエピソードを紹介しましょう。そうすることで、入社後の活躍をイメージさせることができ、高評価を獲得できるはずです。

工夫すべきところはないか、ブラッシュアップできるところはないか、もう一度この記事を確認して最大限にアピールできる内容にしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

記事についてのお問い合わせ