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最近関心のあることを面接で聞かれることがある
就職活動の面接などで、最近関心のあることを訊かれるケースが多いです。もちろん、ただ漠然と自分の関心のあることを伝えればそれで良いというわけではありません。面接官がそのように訊くということには、それなりのちゃんとした目的があるはずです。
面接官がその問いかけから何を知ろうとしているのかを踏まえ、的を得た回答をするというのが面接の鉄則です。また、そもそも関心を持っていることがなければ上手く話をすることはできないでしょう。ただ、そのように言われても、具体的に何をどうしたら良いかわからないという人も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、答えるときのポイント、ニュースの知り方、面接官が知りたいこと、例文などを紹介していきます。ぜひ参考にし、面接を攻略していきましょう。
気になるニュースに対し自分がどう思ったかが重要
試験で「気になるニュース」を質問された場合、無難な内容にこしたことはありません。しかし最も需要なのは、そのニュースについて自分がどう思ったかということです。面接官からは「あなたはどう思いますか?」「あなたならどうしますか?」などの次の質問が来ることは間違いありません。
自分でどこまで掘り下げて感想を言えるかで評価が決まるのです。したがって、ニュースの背景を良く知っておく必要があります。日頃から自分で興味を持っているジャンルのニュースをいくつか選んで調べておきましょう。なるべく多くの人が知っていそうな話題を選ぶことで、面接官の食いつきも良くなります。
試験で思想に関する話題はNG
面接で「気になるニュース」について述べる際に注意したいことは、個人の思想や信条を述べないことです。基本的に採用試験の面接官側に対しては「思想・信条に関する質問は避けること」という規定があります。しかし一般的なニュースでも、自分の意見を一生懸命述べようとするとつい熱くなってしまい、極論に偏ってしまうこともあるので注意しましょう。
すぐに個人の主観で正否を判断したり、人の意見を聞かない人材は面接で落とされます。ニュースの内容に対していくつかの可能性があることを前提に、客観的な視点から意見を述べる様に心掛けましょう。意見に対する正解はありません、面接官が誠実さを感じられればOKなのです。
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ニュースを知る方法
最近関心のあることを伝えるためには、そもそも何かに関心を持つことが基本です。どうしても関心を持つ対象がなかったとしても、「ありません」と伝えれば、社会に無関心な学生として悪印象になってしまうでしょう。
本当に強い関心を持つかどうかは別として、情報を仕入れておくことは必須です。最初は関心がわかないかもしれませんが、情報を仕入れる習慣を付けていくと、「そういえばこの間こんな記事があった。関係がありそうだな」「あれ、この記事の内容、実は志望業界に影響あるんじゃないか?」など視野が広がり、関心がわく可能性も高まります。ここではニュースを知る方法を見ていきましょう。
新聞を読む
基本は新聞を読むことです。最近はスマホのアプリやインターネットで情報を集めるという人も多いですが、その場合、「興味のある情報だけを読んでしまいがち」という落とし穴があります。いろいろな分野の情報をバランス良く仕入れるという点からすれば、新聞を読むのが良いでしょう。
最近では新聞も、紙媒体だけでなく、スマホやタブレットのアプリで読むことが可能になっています。紙媒体と全く同じレイアウトで読めるものもありますし、有料版に登録すれば、無料サイトよりも深い情報を知ることができるでしょう。
これから新聞を読もうという人は、どの新聞にしようか迷うかも知れません。その場合は、日本経済新聞がおすすめです。経済やビジネスについて知るための新聞として定番であり、特に上の世代の人は、日経新聞を読むのがビジネスマンの基本だと考えている人も居るくらいです。そのような方が面接官になる場合もありますし、実際に日経新聞は経済やビジネスについての記事が豊富なので、読んでみるとよいでしょう。
ニュースサイトを参考にする
紙媒体だけではなく、ニュースサイトを参考にするというのももちろんアリです。ニュースサイトのメリットは、情報の即時性です。特に紙媒体の新聞の場合は、ニュースが記事になって印刷され、手元に届くまでに時間がかかってしまいます。その分信憑性のあるまとまった情報を読むことができますが、最新情報ではネットのスピードに負けてしまうでしょう。
ニュースサイトであれば、情報が常に更新されているため、最新の話題について取り上げて面接で話すことも可能です。志望業界に関する情報などであれば、最新情報について語ることで「情報感度が高い」「業界研究を意欲的におこなっている」と好印象を与えられる可能性があります。
ただし、最新の情報について面接で話す際は、ある程度の知識が必要になるでしょう。ただ最新のニュースについて伝えても、「自分がどう考えるか」の部分が弱いと、逆に悪印象になる可能性もあるからです。ともかく、就活中は新聞だけでなく、ニュースサイトも定期的にチェックして情報感度を上げておくのも良いでしょう。
ニュースを配信するアプリもある
さまざまなニュースを収集して発信するキュレーションアプリもあります。新聞やネット上に掲載された記事を集めたり、あるいは提携先のメディアから提供を受けたりしてまとめ、各社がレイアウトなどの見せ方を工夫して配信しているものです。
有名なところでは、スマートニュースやグノシー、Yahoo!ニュース、NHK ニュース・防災などがあります。最新の情報をこまめに更新したり、動画配信が充実していたり、都道府県別のニュースが読めたりと、それぞれ特色を出しており、用途に応じて使い分けられます。
その日の全国紙の朝刊・夕刊だけでなく、スポーツ紙や有名海外通信社の記事もまとめ読みできるアプリもあり、電車の中や休み時間など少ない空き時間にとりあえず見出しだけでもチェックしておきたいという人には絶好のアイテムです。ほとんどが無料でGooglePlayやApp Storeでダウンロードできるのも便利です。
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面接官は何が知りたいのか
試験の面接で「最近のニュース」に関する質問が出た際、面接官はあなたの何を知りたいのでしょう。もちろん、広範囲な知識が求められますので、目の前の就活生が最新の話題について、どれだけ正確な情報を把握しているのか試すことは当然のことです。
最大のポイントは、あなたが社会の動静についてどれだけ関心を持っているかということです。社会の動きに敏感で、情報に対する感受性が強いかどうかがみられています。溢れる情報の中から何をピックアップするかをみることで、興味を持っていること、価値観などを知ることができます。
世の中の動きに関心があるのか
面接官は、世の中の動きに関心があるのか知りたがっています。世の中の動きを知るためには、日頃からニュースに関心を持つことが必要です。そのため、普段からテレビや新聞、インターネットのニュースを毎日チェックしておきましょう。
その中から、気になったニュースはさらに調べておくと良いです。ニュースの内容や気になった理由、自分はそれに対してどう思うかなどを事前にまとめておくと、面接官に聞かれた際に答えやすいでしょう。
最近のニュースの質問に関する答え方
ここでは、最近のニュースの質問に対する答え方について紹介します。自分が気になったニュースといっても、芸能界や宗教、政党に関することは面接では避けたほうが良いです。これらは、人によって意見にばらつきがあるためです。ニュースに関する質問をされた場合は、一般的に知られているものや、やりたい仕事に関するニュースを答えると良いでしょう。
答え方①
面接官: 最近の気になるニュースはなんですか?
回答例: 私が最近気になるニュースは、○○駅の●●像に高校生3人が落書きした事件です。●●像は○○駅のシンボルであり、記念写真を撮るために○○駅に訪れる人も多かったため、全国で取り上げられるほどのニュースになりました。公共の物である○○像に落書きをすることは許されない行為だと思います。同時に、「物を大切にする」ということを改めて考えていかなくてはならないと感じました。公共物の大切さや在り方に関心を持ってもらうためにも、学生向けに教室を開くのも仕事だと考えました。
最近のニュースを質問された際は、【一般的に知られているニュース】について述べると良いでしょう。あまり知られていないニュースだと、面接官によっては反応が薄い場合があるためです。
答え方②
面接官: 最近の気になるニュースはなんですか?
回答例: 私が最近気になったニュースは、キャノンが流れ星を動画撮影できるセンサーを開発したことです。肉眼では確認が困難な暗さでも、カラー動画の撮影ができるそうです。天体観測のほか、自然災害の監視や高速道路の監視、産業用に使うことも検討されているそうです。私はこのニュースを知り、1つの開発が、分野を超えて役立つということを実感しました。私も御社の開発チームで、人々の生活をより豊かにする可能性のある新技術を開発できるよう、精一杯邁進していきたい所存です。
開発職を目指している場合の例です。自分の目指している業種・業界や職種に関係ある話題についてうまく伝えることができれば、印象がよくなるでしょう。開発チームで働くことを志望しているため、テクノロジーの話題を挙げています。ただ感想を伝えるだけでなく、入社後に自分がどう働きたいか、という点に結びつけるとよい印象を与えることができるでしょう。
答え方③
面接官: 最近の気になるニュースはなんですか?
回答例: 最近私が気になったニュースは、猛暑で電車にトラブルが発生したというものです。連日の猛暑により熱中症で亡くなる人もおり胸を痛めていましたが、電車にも影響を与えるというのにびっくりしました。日経新聞によると、猛暑で架線に緩みが生じ、京阪電鉄でトラブルが発見されたそうです。暑さでトラブルが生じるなど想定されておらず、見つかるまで対策はされていなかったとのことでした。この教訓を活かし、御社に就職した際にも、環境の変化や社会の変化によるリスクにアンテナを張りめぐらせ、着実に仕事を進めていくようにしたいと思います。
この例の良い点は、気になるニュースから、教訓を得ているという点です。どのような仕事においてもリスクを予測し、事前に対策を講じるというのは大切なことです。今回のようなニュースを単に鉄道関係の内容として読んで終わりにするのではなく、「自分の仕事で活かせる教訓はないか?」という視点で見ていくようにするとよいでしょう。
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最近関心のあることを聞かれた時の対処法まとめ
この記事では、最近関心のあることを聞かれた時の対処法について紹介してきました。面接官は、学生が世の中の動きに関心を持っているのかどうか、どのような考えの学生なのかなどについて知りたいと考えています。
そのような面接官側のニーズを踏まえ、それを満たす回答をしなければなりません。もちろん、この質問に答えることは自己アピールのチャンスでもあります。ただし、関心のあることを伝えて良いアピールをしていくにはそれなりの準備も必要です。日頃から志望企業・業種・業界に関心を持ち、ニュースなどに触れ、情報を集めておくことが必要です。
その上で、ただ単に興味のあるニュースについて伝えていくだけでなく、「就職後の自分の仕事にどう活かすか」という観点を入れて語ることができればよいでしょう。この記事で紹介したことをヒントに、ぜひ十分な準備をし、自信を持って面接を攻略してください。
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