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「学生時代に頑張ったことは何ですか?」の答え方【例文アリ】興味を惹きつける文章の組み立て方をご紹介

学生時代に頑張ったことを伝える流れ

学生時代に頑張ったことを伝える際、その伝え方には流れがあります。自分が伝えたいことを一方的に述べるだけでは、採用担当者に効果的に自身の強みをアピールすることは出来ないのです。最悪の場合、「相手に伝わりやすい話し方をすることが出来ないのかな」と思われ、マイナスの評価に繋がってしまう恐れもあるのです。

ここでは学生時代に頑張ったことを伝える際、気を付けるべき流れについて解説してきます。以下の4点を押さえ、その上で作成を進めることで、より効果的なアピールが可能になります。しっかりと確認し、作成を進めるようにしましょう。

①「なぜ」取り組んだのか

学生時代に頑張ったことを伝える際には、まず「なぜ」取り組んだのかを述べるようにしましょう。何かに取り組む際、そこには必ず取り組むに至った理由があります。学生時代にTOEICでの高得点を目指し、勉強に取り組んだ経験がある人は多く存在します。

その際、きっかけが留学経験であり、「せっかくの経験を活かすために勉強に取り組んだ」のが背景にある人もいるでしょう。学生時代に頑張ったことを伝える際、そのことも含めて伝えることで、「自ら目標を設定し、それに向けて向上心を持って取り組めること」をアピールすることが可能になるのです。

このように、「なぜ」取り組んだのかまで踏み込んで述べることで、自身の強みをより効果的にアピールすることが出来るようになるのです。

②目標や困難なことはあったか

学生時代に頑張ったことを述べる際、目標や困難なことはあったかまで述べるようにしましょう。単に、「~という活動に従事していました」と述べるだけでは効果的なアピールにはなりません。目標を設けてそれに向けて邁進していたことを述べることで、「仕事においても目標に向けて努力してくれそうだな」と採用担当者に好印象を与えることが可能になるのです。

その過程で困難な経験があったのであれば、そのことについても触れることで、より採用担当者の印象に残る自己PRにすることが出来るのです。面接は限られた時間の中で行われるものであり、その中で自身についてアピールすることが出来る回数は限られています。限られた中で自身を最大限アピールすることが出来るよう、目標や困難なことについても述べることが重要なのです。

③達成・乗り越えるために何をしたのか

学生時代に頑張ったことを述べる際、目標達成に向け何をしたのか、困難を乗り越えるためにどのような工夫をしたのか、について必ず述べるようにしましょう。企業がこの質問を行ってくる際、頑張っていたこと自体にはそれほど関心はないのです。

企業はその経験を通じて、学生がどのような強みを発揮し、どのようなことを学んだのかを見たいと考えているのです。活動を通じて素晴らしい結果を得ることが出来たのであれば、その結果についてアピールしたくなるものでしょう。

しかし結果について強調して述べることはあまりアピールには繋がらず、目標達成、困難の克服に向け、どのようなことを行ったのかについて、比重を置いて文面を作成することが効果的なアピールに繋がるのです。

④どのような成果を得たのか

学生時代に頑張ったことを述べる際には、最後にその経験を通じてどのようなことを学んだのか、どのようなスキルを得たのか、まで踏み込んで述べるようにしましょう。単に「〇〇という活動に従事し、その結果~という結果を残すことが出来ました」と述べるだけでは、「その経験から何も学んでいないのかな」と思われてしまう恐れもあるのです。

大事なのは結果ではなく、その経験から何を学び、それを次にどう活かすか考えることなのです。社会で仕事を進めていくにあたって、このようなPDCAサイクルを意識して行動することは、非常に重要なことです。そのようなことを意識し、活動できていることをアピールするためにも、結果だけでなく、その結果までの一連の流れの中で学んだことについても述べることが必要になるのです。

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学生時代に頑張ったことの例文

学生時代に頑張ったことを述べる際のポイントについて4点挙げ、解説してきました。そうは言っても、「実際に記入するとなると、4点をどのようにして書けば良いのかわからない」と悩む就活生もいることでしょう。ここではこれら4点を意識した例文を3つ紹介し、解説していきます。

これら4点を意識し、作成するだけで文章の説得力は大きく高まり、採用担当者に好印象を与えることが可能になります。限られた面接時間の中で精一杯自身をアピールすることが出来るよう、以下の例文を参考に学生時代に頑張ったことについて、回答の準備を行っておくようにしましょう。

例文①

私は学生時代、不動産鑑定士の資格取得に注力しました。私は大学1年のゼミ活動の中で不動産に携わることに面白みを感じ、「この分野の知識を身につけ、就職したい」と考え、この資格試験に臨むことにしました。不動産鑑定士試験は毎年の合格率が10%程度である難関試験であり、予備知識が何もない状態からのスタートだったため、思うように学習を進めることが出来ず、苦戦しました。しかしゼミの先生にお願いし、週に1度個別の講義を行ってもらい、毎日8時間の勉強を行ったことで徐々に勉強を進めることが出来、大学3年の時、ついに合格を果たすことが出来ました。私はこの経験から、目標到達に向け、何をすべきか考え、行動する力が身に着いたと考えています。

この例文では上記①~④のポイントを網羅出来ており、効果的に採用担当者に自身の魅力を伝えることが出来る自己PRとなっています。「ゼミの先生にお願いし…」という点では、効率よく勉強を進めるために何をすべきか考えて行動できたことが伝わり、自身の強みをしっかりとアピールすることが出来ています。

学生時代の経験をただ述べるだけではあまり自身の強みをアピールすることが出来ません。このように要所を押さえ、作成することで自身を最大限アピールすることが可能になるのです。

例文②

私は学生時代陸上競技部に所属しており、大学2年の冬からは副将として活動していました。それまでの部活では主将と各部員間の間に隔たりがあり、その結果、部内での円滑なコミュニケーションが行われず、意思疎通の面で難点がありました。そこで私は副将として、主将と各部員の橋渡しを行うことを意識して活動しました。主将も含め、各部員との個別の面談を継続して行っていたことで、隔たりが出来ないよう配慮し、全部員が納得して練習に取り組むことの出来る環境を整備することが出来ました。その結果、部全体での一体感が醸成されることが出来ました。私はこの経験から、組織において自身のやるべきことを把握し、実行していくことの重要性を学びました。

この例文では、陸上競技部での難点を改善するために実際に行動を起こしたことが述べられています。企業で働く際、受け身な姿勢で仕事に取り組むのは望ましくありません。企業は社員に、自ら考えて行動することを求めているのです。

この例文では、それまでの陸上競技部での課題が「意思疎通」にあることを明らかにし、その課題の克服に向け、副将という立場で何が出来るか考え、行動していたことが述べられています。そのため、「仕事においても課題を自ら見つけ、取り組んでくれそうだな」と、採用担当者に好感を与えることが可能になるのです。

例文③

私は学生時代、書店でのアルバイトに注力していました。アルバイトをする中でお客様から、「今おすすめの本はある?」など質問を受けることがありました。しかし、上手く答えられないこともあり、悔しい思いをしました。そこで、「おすすめの本」をお客様向けに発信する仕組みを導入することを店長に掛け合い、取り組みました。1人で行うには限界があったため、他のアルバイトの同僚と協力して取り組んだのですが、中には乗り気ではない同僚もいて、なかなか思うように準備が進みませんでした。しかし粘り強く同僚と話し合い、お互いの考えを言い合う機会を設けたことで、他のアルバイトの同僚たちも前向きに取り組んでくれるようになり、その結果、書店においてジャンル別のおすすめ本ランキングを掲示する仕組みを導入することが出来ました。この経験から私は、チームで仕事を進める難しさとそれゆえのやりがいを感じました。

この例文では、周りを巻き込んでやり遂げた経験が述べられており、その点が良いと言えるでしょう。企業で働くにあたって、多くの仕事はチームで行われます。自分ひとりで完結することが出来る仕事はほとんどないのです。そのため、チームの中で周りを巻き込んで仕事を進めていく力は必要不可欠なものとなるのです。

この例文では温度差のある同僚を、対話を通じて巻き込み、仕事をやり遂げた経験が語られており、その点で採用担当者に好感を持ってもらえる可能性が高いでしょう。このように自己PRを作成する際には、仕事をイメージして作成することで、伝わりやすい自己PRとすることが出来るのです。

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「学生時代に頑張ったこと」には努力した過程や学びを取り入れよう

「学生時代頑張ったこと」を面接で答えるには、念入りに深堀して対策しておく必要があります。

・「なぜ」取り組んだのか
・目標や困難なことはあったか
・達成・乗り越えるために何をしたのか
・どのような成果を得たのか

これらをエピソードに取り入れることで、他の就活生と差をつけることができるでしょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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