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【就活は3月から本番】スタートまでにやっておくべき事前準備とは
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目次
3月からスタートし始める就活
現在は、一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)が定めた3月の就活解禁、6月の選考開始が、多くの会社の選考スケジュールとなっています。「就活解禁は3月からなのだから、まだ遊んでいられる」「そんな焦らせるようなことを言われたって、何をすればいいのかわからないから行動できない」と思っていませんか?
準備が早ければ早いほど質の良い就活ができますし、早く始めた分だけ安心感や満足感も得られるというのは容易に想像がつくと思います。本記事では、これから迎える激しい就活を勝ち抜き、いち早く内定をもらうための出遅れない就活や、スタートダッシュで勝てる就活の始め方をご紹介していきます。
確認すべき【就活スケジュール】
就活において最も重要なのは、「スケジュール管理」です。3月になるまでに必ずスケジュールを確認しましょう。特に、スケジュール管理に慣れていない人は就職活動が解禁される3月までに慣れる必要があります。なぜなら、3月1日になった瞬間に各企業のエントリーが開始され、説明会等の予約で一気に予定が埋まるからです。
その際に、スケジュール管理がしっかりとできていないと予定のブッキングが起きてしまいます。なかには、2月まではスケジュールにも余裕があり「就活は意外と時間があるな」と勘違いして3月もバイトなどの予定を入れてしまう就活生もいます。
しかし、3月1日0時になった瞬間に各企業の説明会等が解禁され予約を取り始めるため、余裕を感じたとしても3月のスケジュールは空けておくようにしましょう。3月は想像以上に忙しくなります。毎日朝から夕方まで、説明会に行くほどスケジュールが埋まる人もいます。
就職活動においてスケジュール管理は非常に重要ですから、常にスケジュールを確認する癖をつけましょう。就職活動専用のスケジュール帳を用意すると良いです。普段スケジュール帳を持たない人は、スマホのカレンダーアプリで管理するのもひとつの手段でしょう。
あなたが受けないほうがいい職業をスマホで確認してください
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
3月までにやること
就活は、3月から動き始めればいいというものではありません。3月の時点ではおおかたの準備が完了しており、「いつでも動ける状態」になっていなければいけないのです。
ここでは、スムーズに就職活動に臨むべく、3月の就活解禁までに「これだけは絶対にやっておかなくてはいけない」ことをご紹介します。早めの行動ひとつひとつが、内定への近道です。
①自己分析
就活において、何よりもやらなくてはならないのが「自己分析」です。これをしっかりとやっておかなければ、就活では必ず出てくる「自分の強みや長所」を見つけることができませんし、履歴書やエントリーシート、そして面接においても、採用担当者に自分を魅力的にアピールすることはできないでしょう。
それほどに重要な自己分析を進める上で最も効果的なのが、「他人からの評価」です。他人から見た自身で知らなかった自分のギャップを埋めていくことは大切です。そのために、家族や友人・知人に「自分はどんな人・性格?」と聞いてみましょう。
そうすれば、質問の内容に即した回答を得られるだけでなく、自分の知らなかった自分の性格や、違う角度からの自分の見方に出会えるかもしれません。自分自身を詳しく知っていこうとする中で、「自分の強みや長所はこういうものなんだ!」と知ることもとても大切です。これらをうまく使い分けながら自分を見つめ直してください。
②業界分析
3月までに業界分析ができていると、就職活動において他の就活生より優位性を持てます。そしてなにより、人生で一度しかない新卒の就職活動を悔いなく果たすことができます。
業界分析により、3月からの説明会に自分の興味のある業界に絞って受けていくことができます。逆に業界分析ができていないと、自分がどの業界を受ければよいのかわかりません。無鉄砲に様々な業界を受けていては決断力に欠けますし、仮に就職できたとしても、「もっと色々な業界を見ておけばよかった」と嘆く原因になりかねません。ですから業界分析は3月になる前から始めましょう。
具体的には、「会社四季報」や「日経業界地図」など購入して目を通すと良いでしょう。また、業界分析とともに自己分析も並行して行うと良いでしょう。自己分析で自分の興味のある業界を絞り、その業界について分析すると有効です。
③企業比較
業界研究の大切さについては理解できたと思います。しかし、業界研究だけではまだ不十分です。より満足いく就職活動を行うために業界研究と並行して行うべきことが、「企業研究」です。
業界研究、自己分析とともに企業研究をしっかりと行えたかどうかで、就職活動における成果は大きく変わってきます。企業研究とは、各企業の特徴を見極め、その特徴が自己分析の結果とマッチしているかを見定めることです。
企業研究を行う際は、まず業界内でのポジションを調べます。その後、その企業の特徴を調べます。ここでいう特徴とは、企業の営業利益や、成長性、社風などが挙げられます。例えば、入社後は成長環境を重視するとしましょう。
ただ、成長環境と一言でいっても様々ですよね。20代のうちから積極的に成長したいのか、じっくり成長したいのかで選択するべき企業は大きく違ってきます。こうした企業間の違いをひとつひとつ見定めるのが企業研究です。あなたが自己分析、業界分析に加え企業研究までしっかり行うことができれば、悔いのない就職活動になるでしょう。
④エントリーシート
意外に作成に時間がかかる履歴書やエントリーシートも、事前に準備しておけば安心です。自己分析と同じく、これも余裕をもって3月のプレエントリーまでに仕上げるようにしましょう。後になって慌てふためくのも嫌でしょうし、何より書類選考で落とされてしまってその先の選考に進めなくなるのはもったいないことです。
履歴書やエントリーシートを事前に作成する際は、「分かりやすく簡潔な文」を作ることを意識して、各項目200文字程度のものを準備しておくと良いでしょう。加えて余裕のある方は、企業や業界ごとに魅力的に映る人物像は違ってくるので、自己PRなどを1種類だけでなく何通りも作っておくとさらに安心です。大学内のキャリアセンターの方やゼミの先生などに見てもらって何度も添削を重ね、周りの人が読んでも納得させられる項目づくりを心がけてください。
基本の項目以外にある、企業ごとの特色ある質問については、入試の過去問題を解くように、企業のエントリーシートでこれまでに出てきた項目を入手して対策するようにしましょう。
⑤SPIや玉手箱など筆記試験対策
企業にエントリーした際に避けては通れないのが、SPIや玉手箱などの筆記試験です。筆記試験についても早めの対策をオススメします。
3月に入ると、説明会や面接で予定が埋まり、筆記試験の勉強をする時間がなかなか取れなくなります。いくら面接や説明会に出ても、筆記試験で落ちてしまっては本末転倒です。そうならないために、余裕を持って対策を練るようにしましょう。
ただし筆記試験対策といっても、それほど身構える必要はありません。内容は中学生・高校生レベルの問題ばかりで、さほど難しくはありません。だからこそ、早めに対策を始め、3月以降は企業研究に集中できるようにしましょう。SPIなどの対策本は本屋に平積みされています。早めに買って損はないので、今すぐにでも買いに行くことをお勧めします。
⑥面接対策
面接対策についても、自己分析などと同様に早めに始めることで就職活動を優位に進めることができます。3月に入ると本格的に面接がはじまります。始まってから対策し始めていては遅いです。
例えば、テスト勉強をテストが始まってから始めるでしょうか。いわゆるテスト期間のうちにテスト勉強を始めますよね。それと同じです。面接対策も本格的に面接が始まる3月までに仕上げておきましょう。また時折、「自分は人と話すことが得意だから対策せずとも大丈夫だ」といって何の対策もとらない就活生がいますが、これも間違いです。日々の会話と面接の場での会話は全く違います。
いくら面接に自信があったとしても、対策を取るに越したことはありません。事前の準備を欠かさないようにしましょう。対策の方補としては、学校の就職支援室を活用したり、同じ就活生の友人と模擬面接に励むとよいでしょう。
あなたにぴったりな職業は〇〇です。
適職診断はもう試しましたでしょうか?就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
3月になったらまずはプレエントリー
3月になれば、各種就活情報サイトの登録が始まり、採用情報が公開され、企業へのプレエントリーが可能になります。そのため、まずはじめに就活情報サイトに登録するようにしましょう。プレエントリーの時点では、その企業の選考はまだ始まっていません。
しかし、プレエントリーをすることによって説明会に参加できたり、本格的に企業の選考に参加するための書類を請求することができるようになったりなど、会社の情報をさらに詳しく知ることのできる機会を得られるようになります。そのため、少しでも気になっている企業があれば、積極的にプレエントリーするようにしましょう。
就活生は平均10社プレエントリーしている
3月を前に「何社にプレエントリーすればいいの?」と思っている学生も少なくはありません。転職エージェントによると、学生一人あたりのプレエントリー数は平均で10社となっています。直前の見出しでもお伝えしました通り「プレエントリー=選考開始」ではありませんが、企業の情報を詳しく知ることのできる第一歩になります。
あまりにも多くの企業に出しすぎて、情報が処理しきれなくなるほどにする必要は全くありませんが、積極的にプレエントリーすることは大切です。
説明会へ参加する
プレエントリーと同じく、気になる企業の説明会には参加するようにしましょう。そこで今後の選考にかかる情報が得られるほか、企業の雰囲気や実際に働いている社員と実際にお会いすることができるので、本エントリーをする前の段階で、自分と会社との相性をはかることも可能です。
ただし、説明会の段階から採用担当者が目を光らせているケースもあるようなので、身だしなみや振る舞いなどビジネスマナーで臨むことを忘れずにしましょう。
「3月から始める」では遅い!
ここまででご紹介してきましたが、3月になれば企業へのプレエントリーが開始し、説明会への参加、さらには本エントリーや面接の準備とやることはたくさんあります。つまり、3月から就活を始めるのでは遅いのです。
あなたが特に入りたいと思っている志望度が高い企業があるならば、スケジュールなどは気にせず、前倒しで準備を始めていく必要があります。なぜなら、その企業に入りたい学生はあなただけではないからです。すでに準備をしている学生、もっと言えば、3月の時点で経団連に所属していないベンチャー企業などから内々定を得ている就活生も少なからずいるので、3月から準備を始めたのでは出遅れてしまいます。
3月時点で内定を出す企業もある
この記事の中でも再三にわたって「解禁は3月」とお伝えしてきましたが、それは経団連に加盟している企業の話です。実は、経団連には必ず加盟しなければならないものではないので、該当していない企業にはそのルールは全く当てはまりません。
ですので、3月の時点で内々定を出す企業も多く存在しているのが事実です。これらの企業は団体に属していないために比較的早めの行動ができるのであって、反則・フライング行動をしているのではありません。彼らは経団連の提示しているスケジュールよりももっと早めに説明会などの行動を起こし、その会社を志望する学生もそれに準じたアクションを起こしています。ここからでも、「就活は3月から始めるのでは遅い」ということがわかりますね。
何もしていない場合は急ピッチで準備を
「まだ何も準備していない」と他人事のように思っているのなら、のんびりはしていられません。「時は金なり」と言われるように、すぐに準備に取り掛かるようにしましょう。とくに有名企業や人気業界を目指す場合、ライバルが多いので、その中でもいちばん光る人物になるためには、事前の綿密な準備が必要です。
しかし、ここでポイントが一つあります。スピードが大切であるものの、「焦りは禁物」です。ただただ焦って行動しているだけだと、無駄な行動を多く起こしてしまう危険性があるからです。スピード感をもって、かつ焦らずに進めていくためには「いつまでにこれを終わらせる」など、ひとつひとつの過程のスケジュールを立てて、確実に準備することが大切です。
就活は情報収集が大事
就職活動は情報戦です。就職活動においては、どれだけ情報を持っているかがポイントになってきます。ひとつでも多くの企業を知っていた方が、自分の就職先の選択肢は広がります。例えばエントリー期日にしても、事前に知っておく必要がありますよね。
3月から焦って企業を探すのでは、視野は狭まってしまいます。そうならないためにも、できるだけ早く、できれば今日からでも業界や企業の情報収集を始めましょう。3月に入っても、説明会等にできるだけ参加し、情報を集めましょう。とはいえ、分身でもできない限り身体は1つ、収集できる機会は限られてきます。
そこで大事になってくるのが、ともに情報を共有しあえる友人です。友人と積極的に情報を共有しましょう。しかし、就職活動の話を身近な友人に共有することに抵抗がある人もいると思います。そういう場合は、説明会で隣になった人と情報を共有するのもひとつの手段です。自分にあった方法で情報を収集するようにしましょう。
インターンシップ
3月までに必ずしておきたいことは、インターンシップに参加することです。インターンシップに参加するメリットは主に3つあります。
1つは、参加した企業について深く知ることができます。いくら会社四季報やインターネットで企業研究しても、社風や雰囲気は実際に自身の肌で感じなければわかりません。百聞は一見に如かずです。文字では分からない働く社員の人柄や環境を知ることができます。
2つ目は、ともに情報共有できる友人ができることです。インターンではグループで活動することが多く、必然的に同じグループのメンバーと親しくなります。上記でも説明した通り、就活は情報戦です。1人でも多くの友人を作ることで、就職活動を優位に進めることができます。
3つ目は、就職活動の雰囲気を味わえることです。インターンシップに参加すると多くの就活生がいます。皆、真剣な眼差しでインターンに参加しています。こうした周りの雰囲気に感化されることで、就職活動への意欲が湧いてきます。インターンシップに参加し、周りの就活生の雰囲気を知ることをオススメします。
OB・OG訪問
インターンと同じくOB・OG訪問も企業の雰囲気や社風を知るうえでは重要になってきます。企業についてのざっくばらんな話を聞きたいのであれば、積極的にOB・OG訪問を活用しましょう。なかには、「座談会があるしわざわざOB・OG訪問しなくてもよいのでは」と考える方も知るかもしれません。確かに、3月以降に社員の方と直接話すことができる「座談会」を開催する企業もあり、社風や雰囲気を知る良い機会になります。
しかし、一対一で話を聞けるOB・OG訪問はより詳しい企業内部の話を聞くことができます。エントリーする全ての企業でOB・OG訪問をする必要はありませんが、興味を持っている企業については座談会に加えて、積極的にOB・OG訪問も行うようにしましょう。
社会見学時のマナーについて、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。
3月からはバイトや遊びを減らそう
学業やアルバイトと並行して就活の準備を進めて迎える3月は、いよいよ就活本番に差し掛かる時期になります。ここまで着々と準備を進めてきたのだから、内定獲得までの間はぜひとも就活に集中してもらいたいものです。その時間をアルバイトに割けば、お金をもらえることでしょう。しかし、シフトの時間に追われて満足な就活ができなくなってしまうかもしれません。
将来のためにそのアルバイト代を「投資」したと思ってください。その時間を選考に費やしたことによって志望する企業に入ることができれば、きっとその日のアルバイト代の何倍ものお金を稼いでいくことが可能になります。
自分の代の就活解禁を事前に知っておく
現在は3月に採用情報の解禁、6月に選考開始が就職活動のスケジュールとなっていますが、このスケジュールは経団連によって毎年定められているものなので、これからの経済の動向などの要因を考慮した結果、変更になる可能性もゼロとは言い切れないのが事実です。
しっかりと就活情報のアンテナを張って、自分の代の就職活動のスケジュールはどうなるのかを事前に知ったうえで行動するようにしましょう。その情報収集一つだけでも、自分が就活本番に向けてどのような行動をとっていけばよいのかがわかることにもなり、内定をを勝ち抜くための近道になります。
内定辞退の期限について、知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。