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【エントリーシートの長所と短所の書き方】構成と注意点を解説
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目次
企業は長所と短所から学生の特徴を知ろうとしている
書類選考では履歴書だけではなく、エントリーシートの提出を求められることもあります。エントリーシートの内容は企業によって異なりますが、長所や短所のアピールを求められる場合は多いです。
これは長所や短所を知ることによって、就活生がどのような特徴を持っているのか理解するためです。長所と短所をアピールする際には、さまざまなポイントがあります。
エントリーシートで評価されるためにも、長所や短所のみつけ方からエントリーシートの書き方、上手なアピール方法まで、理解を深めていきましょう。
以下の記事では、長所と短所の書き方について解説しています。
エントリーシートに書く長所と短所のみつけ方
まずは長所と短所をどのようにしてみつけるのか、その方法を知っていきましょう。人間誰しも長所と短所の両方を持ち合わせているため、探してもみつからないということはありません。
もしみつけられないのなら、探し方を間違えている可能性が高いです。長所も短所をみつけて、どのような内容でエントリーシートに記載するか考えていきましょう。
まず自分の特徴を書き出す
長所と短所を知るには、まずは自分自身についての理解を深めることが大切です。そのため、自分の特徴を紙などに書き出し、どのような個性を持っているのか、どのような性格なのかなど、大まかな情報を整理しておきましょう。
特徴を書き出すことで、そこから長所や短所はみつけやすくなります。例えば性格的な特徴として意思が強いというキーワードがあげられるなら、意志の強さはそのまま長所としてアピールできます。
他にも気弱である、優柔不断などの特徴があれば、これらは短所のアピールとして用いることができるでしょう。性格的な特徴は、そのまま長所や短所に当てはまることも多いため、まずは自己分析を徹底しておこない、自分への理解を深めておくことが大切です。
以下の記事では、自分の長所と短所の答え方について例文とともに解説しています。
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自分の特徴を長所と短所に言い換えてみる
自分の特徴を書き出し、それらがそのまま長所や短所に当てはまらない場合は、考え方を変えて長所と短所に言い換えてみましょう。
例えば「周囲のことが気になってつい世話を焼いてしまう」という特徴を持っている人なら、世話好きや献身的、親切などの長所に言い換えられます。
「周囲に気を配り過ぎるがゆえに自分のことがおろそかになってしまう」場合は、周囲に流されやすい、意思が弱いなどの短所があるといえるでしょう。性格的な特徴は深堀りして考えたり見方を変えたりすることで、長所と短所がみえてくることは覚えておきましょう。
以下の記事では、履歴書の長所と短所の書き方について解説しています。エントリーシートとも共通している内容ですので、参考にしましょう。
長所と短所の例
短所⇔長所
自己中心的⇔リーダーシップがある
人に流されやすい⇔協調性がある
優柔不断⇔柔軟性がある
計画性がない⇔行動力がある
諦めが悪い⇔粘り強い
ひとりで抱え込みやすい⇔責任感が強い
楽観的な性格⇔ポジティブに物事を考えられる
心配性⇔慎重
長所と短所はそれぞれ対になっているため、どちらかひとつをみつけることでもう一方の特徴もみえてきます。例えば自己中心的という短所を持っている人は、見方を変えると自分の意思で物事を強く推し進めていけることから、リーダーシップがあるともいえます。
このように、長所は短所に、短所は長所に言い換えることができるため、どちらかひとつをみつけておくとそこから逆の特徴を探すことが可能です。
以下の記事では、エントリーシートや面接で長所を答える際のポイントについて解説しています。
エントリーシートに長所と短所を書く時の構成
エントリーシートで長所と短所のアピールをする際には、書き方にもこだわる必要があります。特にどのような構成でアピールするかは重要であり、これは意識しておかなければなりません。
仮に内容が同じだとしても、構成次第で得られる評価が違ってくることもあります。そのため、少しでも高評価を得るには構成まで重視して、アピール内容を作成する必要があります。
長所と短所の部分で失敗しないためにも、エントリーシートに書く際の正しい構成を知っておきましょう。
まずは結論から述べる
長所と短所のどちらをアピールする場合でも、まずは結論から述べることが大切です。結論とは長所と短所の特徴のことを指します。例えば長所が柔軟性があるだとするなら、「私の長所は柔軟性があることです」のように、冒頭で自分にどのような特徴があるのかを示しておきましょう。
最初に結論を述べていないと、どのような内容でアピールしたいのかが伝わりづらく、自分のことを正しく理解してもらえない可能性があります。
また、企業の採用担当者は膨大な数のエントリーシートをチェックしており、一枚ずつ細部まで読み込む余裕がない場合も多いです。
そのため、最初に結論がなくわかりづらいアピールだと、その時点で読むのをやめられてしまう可能性もあります。わかりやすいアピールにするためにも、結論ファーストで書くことを意識しましょう。
以下の記事では、エントリーシートの短所の書き方について解説しています。
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長所と短所に関する具体的なエピソードを説明する
最初に結論を提示したのなら、続いてそれを根拠づけるエピソードを述べます。長所を発揮した、あるいは短所が出てしまったエピソードを述べることで、より具体的にどのような人間性なのかがわかりやすくなります。
根拠の部分が不足していると、結論で提示したアピールポイントが本当に備わっているのかがわかりづらく、説得力が低くなってしまうため注意しなければなりません。
説得力のないアピールだと、場合によっては嘘をついていると判断され、評価を大幅に下げられてしまうこともあります。
また、自分自身の特徴をより正確に伝えるためにも、特徴の根拠づけとなるエピソードは、忘れずにアピールに含めておきましょう。
以下の記事では、自己分析による長所と短所の見つけ方について解説しています。
長所は仕事にどう活かせるのかを伝える
長所のアピールでは、最終的にその特徴がいかに仕事に役立てられるのかを提示することが大切です。企業は就活生がどのような長所を持っているのかを知りたいだけではなく、それが仕事で活かせるかどうかを把握したいと考えています。
つまり、長所を持っていても、仕事で役立てられないものだと採用メリットが低いと判断され評価が下がることもあるため注意しなければなりません。自身の強みを提示する長所でも、仕事での再現性に結び付けられなければ評価されない場合もあることは理解しておく必要があります。
長所を活かしてどのように仕事で活躍したいのか、いかに企業の利益に貢献できるのかを提示して、アピールを締めくくりましょう。
以下の記事では、長所と短所を伝える際のポイントと注意点について解説しています。
短所は対処法や改善策を伝える
短所はどのような点が自身の弱みなのかを伝えるだけで終わりにせず、必ず対処法や改善策などを述べることが大切です。ただ弱みを伝えてアピールを終えてしまうと、マイナスの印象が強く残ってしまい、評価を下げられる可能性が高いです。
自分にはどのような短所があるのかを具体的に説明したのなら、それとどのように向き合っているのかを伝えておきましょう。自分の短所を正確に捉え、それに対処しようとしている、改善しようとしているという姿勢がみえると高評価を得やすくなります。
短所は誰しも持っていて当然です。そのため、短所があること自体は問題ありませんが、改善しようとしていないことは問題視されるため、この点は理解しておきましょう。
以下の記事では、短所を回答する際のポイントについて解説しています。
エントリーシートで長所と短所を伝える際の注意点
エントリーシートで長所と短所をアピールする際には、注意しなければならないポイントもあります。注意点が守れていないと、アピールしても評価されなかったり、場合によっては大幅に評価を下げられたりすることもあります。
ただ伝えるだけでは、長所と短所は評価されるわけではありません。どのような内容をいかに伝えるのかが重要であり、かつ注意点も守って、マイナスの印象を与えずにアピールすることが大切だと考えましょう。
長所や短所が矛盾した内容にならないよう注意する
エントリーシートでは長所と短所のどちらかひとつだけを求められるケースは少なく、基本的には両方セットで質問されます。
長所と短所それぞれの提示した特徴が、お互いに矛盾していないかを確認しておきましょう。長所と短所が矛盾していると、アピールの説得力が低くなり、場合によっては嘘をついていると判断されることもあります。
また、どちらがその人の本当の特徴なのかがわからず、上手く自分の魅力が伝えられないこともあるため注意しなければなりません。
例えば、リーダーシップがあると長所で伝え、主体性がないと短所で述べると、それぞれ矛盾するため評価は下がりやすいです。長所と短所以外にも、自己PRなどの内容と矛盾していないかはチェックしておく必要があります。
以下の記事では、長所の見つけ方について解説しています。
仕事に支障のある短所を書くのはNG
短所は、仕事に支障をきたすものだと大幅に評価を下げられてしまうこともあるため注意しなければなりません。例えば、すぐに嘘をついてしまう、時間を守ることができないなど、仕事をする上で致命的な短所はどのようにアピールしても評価を下げられる可能性が高いです。
挽回が難しい短所だと、とくにマイナス評価になってしまいます。題材を選ぶ際には、仕事に支障がないかを確認しておきましょう。
以下の記事では、短所の見つけ方と伝え方について解説しています。
エントリーシートに書く長所と短所の例文
実際にエントリーシートではどのように長所と短所をアピールするのか、例文を参考にしながら具体的なイメージを持っておきましょう。
書き方のポイントや注意点を知っているだけでは、いざエントリーシートを作成しようと思ってもなかなかスムーズに書けないことも少なくありません。
例文を知っておくことで、長所と短所それぞれについて具体的なイメージを持つことができ、スムーズにアピールしやすくなります。
以下の記事では、短所の優柔不断を強みに変える伝え方を解説しています。
長所の例文①
私の長所は粘り強いことであり、一度取り組んだ物事は最後まで諦めずにやり遂げることができます。大学時代は軽音楽のサークルに所属していました。サークルのメンバーは全員初心者で、誰も楽器をやったことがなく、最初は音を出すだけでも苦労しました。
辞めていく同級生も多い中で私は目標としていた文化祭に向けて練習を続け、ついに文化祭で観客に喜んで頂ける演奏をできたことは、貴重な経験だと思います。貴社でもひとつの仕事に粘り強く取り組み、最後まで諦めずに続けることで、成果を発揮して活躍したいと考えています。
最初に結論を述べ、次にそれを裏付ける根拠を提示することが、長所のアピールでは重要です。根拠の部分はストーリー性を持って伝えることで説得力が増し、さらに自分の個性もアピールできているでしょう。
長所の例文②
計画性があることが、私の長所です。大学時代はバックパッカーを経験し、様々な国を訪れました。日本を離れる前に、どのような経路でどの国に何日滞在するのかを念入りに計画し、その通りに実行することでトラブルなくスムーズに多くの国を回ることができました。
貴社でも計画性を活かし、優先順位を考えながら仕事に取り組みます。計画的に仕事を進めることで納期を確実に守り、信頼される社員として活躍し利益に貢献したいと考えています。
自分の長所が、企業でいかに活かせるのかを伝えることも大切です。ただ長所を述べるだけではなく、その特徴を活かして仕事にどのように取り組むのか、具体的に伝えておきましょう。
短所の例文①
私の短所は諦めが悪いことです。ひとつの物事に囚われてしまい、諦めが悪いことでチームのみんなに迷惑をかけてしまうこともありました。大学では自然科学のゼミに所属しており、特定地域の自然の増減について調べました。
しかし、対象とした地域の文献がなく、みんなが別の地域に切り替えようと提案する中で、意地でもその地域を調べると言い張り、成果が出ずに迷惑をかけてしまったことがあります。
この経験から、問題にぶつかった時はまず冷静に考え、周囲の意見も参考にすることが大事だとわかり、今ではできるだけ視野を広げて、物事を考えるようにしています。
短所はどのような特徴があるかに加えて、実際に短所が出てしまったエピソードを述べましょう。エピソードを使ってアピールすることで、個性をより強く伝えることができます。
短所の例文②
心配性であることが、私の短所です。心配性のあまり物事に取り組む際には事前の準備を徹底しなければ気が済まず、これによって失敗したことがあります。大学では登山サークルに所属していました。
私は山に登る際には、休憩所や危険度、必須のグッズなどをすべて調べなければならないと考えており、事前調査に時間がかかりすぎて、登山可能期間を逃してしまったことがあります。
チャンスを逃さないためにも、時には思い切って挑戦することも大切だと考え、計画には余白を持たせて自由に行動できる時間を作ることも重要であると思うようになりました。
短所は最終的にどのように対処しているのか、改善策を考えているのかを提示することが大切です。弱みを述べるだけで終わらず、対処法や改善策も含めてアピールすることで、より評価されやすくなるでしょう。
エントリーシートでは仕事に活かせる長所と改善が見込める短所を伝えよう
エントリーシートでは長所と短所の両方を求められることが多く、これはどのような内容をいかにして伝えるかが重要です。長所と短所ではアピールのポイントが異なるため、この点は頭に入れておきましょう。
長所は仕事に活かせるものを伝えることが大切であり、自分の特徴がいかに仕事に役立てられるか、企業の利益につながるかを示すことが評価されるポイントです。
短所の場合は、どのように改善しようとしているのかを伝えることで、評価されやすくなります。長所と短所は表裏一体のものであり、それぞれ矛盾しないように伝えなければなりません。アピールの題材から伝える際の文章構成、詳細な内容までよく考えて、エントリーシートで高評価を得ましょう。
以下の記事では、エントリーシートを作成する際のポイントについて解説しています。