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資格別書き方例5選|エントリーシートの資格欄の正しい書き方を解説

エントリーシート(ES)での資格欄の書き方にも高評価のコツがある

エントリーシート(ES)には資格を書く欄がありますが、この書き方に悩む人は多いです。ESは細部まで正確に記入する必要があり、書き方を間違えてしまうとマイナスの印象を残してしまいます。

せっかく資格を持っていてもそれが正しくアピールできなければ意味はありませんし、上手にアピールできなければ選考を有利に進めることはできません

資格はただ取得しているものを羅列していけばいいわけではなく、細かい書き方のマナーもあります。資格欄の正しい書き方を身に付け、ESで上手に資格をアピールしていきましょう。

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資格の書き方の基本

確実に書類選考を通るためには、企業の採用担当者の印象に残り、「面接をしたい」と思ってもらえるような履歴書・ESを作らなくてはなりません。しかし、その前提として正しい書き方を守れていることが必要です。

ここでは書類に資格を書くときの基本となるポイントについて紹介していきます。これが守れていないとどんなに素晴らしい資格を持っていても評価されない可能性もあるので、しっかり確認しておきましょう。

資格は正式名称で記載する

資格をESに記入する際、気をつけなければならないのが、「資格は正式名称で記載する」ということです。資格に限らず、企業に提出する書類にはすべて正式名称で記入するのが基本です

必ず正式名称を調べて記入してください。今は正式な証明書が手元になかったとしても、インターネットですぐに調べることが可能です。

また、資格を記載する際は、いつの試験で取得したのか、取得した級や点数なども忘れずに併記するようにしましょう。

日付はESの書き方に合わせる

各種資格や免許は習得した日付を記載する必要がありますが、西暦か「令和何年」といった和歴のどちらかを使うかは、ES全体で統一して記載する必要があります

また、どちらの歴を使えば良いのかわからない場合には、ESの書式で判断することもできます。これらは統一しておかないと、採用担当者から見ると非常にわかりにくく、読みにくいESになってしまうために、極めて注意が必要です。

仕事に活かせる資格から順番に書く

仕事に活用できる資格から順番に書いていくことも、マナーと言えます。採用担当者は全ての履歴書をじっくり読む時間があるわけではないことが多いために、一目見てわかるように、業務に関係のある資格から順番に上に書いていくほうがアピールになります

経理であれば簿記やマイクロソフト関連の資格、営業などであればTOEICなどの資格を最上部に記載すると、採用担当者に興味を持たれる確率が高くなります。

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書類選考で資格をアピールするコツ

書類選考で資格をアピールするコツ

提出書類への資格の書き方には守るべきポイントはありますが、その一方で、取得状況などに合わせて書き方や書く内容を工夫することもできます。そこで、就活生の皆さんは書類選考で資格をアピールするときにどのような工夫をしていたのかを調査しました。

ぜひ皆さんの回答を参考にして資格のアピールをしてみてください。

資格を取るまでの過程や取り組み方もアピールしたという回答が多数

集まった回答の多くは、資格を取るまでの過程や取り組み方もアピールするようにしたというものでした。

ただ資格を取得したことを書くだけではなく、経緯や過程にも触れることで、志望動機や自己PRにも絡めている就活生が多いようです。なぜ資格を取ろうと思ったのかや、資格の勉強への取り組み方で、どんな考え方をしているのか人間性を示すことができます

書類の段階で資格からも人間性のイメージをしやすいと、採用担当者は面接でより深く話を聞いてみたいと感じるでしょう。

資格の仕事での活かし方を併せて書いたという回答も散見

一方で、資格の仕事での活かし方を併せて書いたという回答も散見されました。

資格をどう活かせるのかを書くことで、自分の能力をアピールできるだけでなく、その仕事に向けた準備をすでにしているという志望度の高さも表現できます

ただ資格があるという事実を提示するだけでなく、選考のアピールにも、入社後の働きぶりにも資格を活かそうとする姿勢が大切になりそうです。

資格欄に書くべき資格5選

資格欄に書くべき資格5選

資格を持っている場合、ESにどのように書くべきでしょうか。「資格を書けば書くほどアピールになる」と思う人もいるかも知れませんが、やみくもに持っている資格を書き連ねるのは危険です。

なぜなら、直接業務に関係ないような資格や難易度の低い資格ばかり書いてしまうと、「この人には他にアピールできるものがないんじゃないか?」と思われてしまうからです。

それでは一体どのような基準で資格を書けば良いのでしょうか。ここからは特に人気で、ぜひ取得しておきたい資格ごとに記入する基準と書き方を紹介します。

TOEIC

TOEICテストを運営する一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が公開している「公開テスト 平均スコア・スコア分布」によると平均点は、およそ600点付近です。

企業ごとに評価基準は違いますが、有効なアピールとしてTOEICスコアを使いたい場合は最低でも600点は必要だと考えましょう

特に英語を使う仕事の場合、より高いスコアが必要とされているので、その基準からかけ離れて低い場合はあえて書かない方が良いと言えます。

資格は正式名称で書くべきですが、TOEICテストの正式名称は英語で非常に長いです。そのためエントリーシートでは「TOEIC公開テスト」と書くのが一般的です。取得年月も添え、「××年××月 TOEIC公開テスト ○○○点」と書きましょう。

TOEICについてはこちらの記事で確認してみてください。

②英検

英検の場合、履歴書やESに記入するのは2級以上からとされています。なぜなら2級が高校卒業程度の英語力とされており、2級未満だと高校生以下の英語力でも取得可能だからです

特に英検の3級や4級しか持っていなかった場合、あえて書かないことをおすすめします。3級や4級と書くことで、「中学生レベルの英語力しかないのか」と思われてしまうからです。

記入する際は、「××年××月 実用英語技能検定○級 合格」と記入しましょう。ちなみに英検の準1級は中級大学生レベル、1級は上級大学生レベルの実力とされています。

就活での英検の扱いについてはこちらの記事で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

③漢検

漢検の正式名称は、「日本漢字能力検定」です。漢検の場合も英検と同様、社会人の能力として評価されるのは2級以上からです。2級が高校卒業程度レベルとされており、常用漢字がすべて使いこなせることが基準になっています

2級未満までしか取得していない場合、書くことで「常用漢字が使いこなせないレベル」という印象を残してしまう可能性があるため、書かない方が無難です。

準1級は常用漢字を含めた約3,000字、1級は6,000字を使いこなせるレベルが基準とされています。漢字検定をESに書く場合は、「××年××月 日本漢字能力検定○級 合格」と記入しましょう。

④日商簿記

日商簿記は、大学生が取得する実用的な資格として人気です。就活で書く場合、望ましいのは2級です。2級は企業の経営管理に活かせる知識を持っていることの証明になり、特に財務に関わる職種では必須とされています

また、もし2級を持っていなかったとしても、事務職の場合には3級を記入することで評価されるケースもあります。3級は経理関係の初歩的実務に活かせるレベルとされており、取得している場合は書いた方が有利です。

日商簿記の正式名称は「日本商工会議所簿記検定試験」です。記入する場合は「××年××月 日本商工会議所簿記検定試験○級 合格」と記入しましょう。

こちらの記事で簿記について紹介しています。併せて読んでみてください。

⑤運転免許

運転免許は、あなたが入社しようとする業界によって大きく扱いが異なります。また、勤務地によっても扱いが異なります。

たとえば、東京にある企業の事務職であれば公共交通機関が極めて発達しているうえに、基本的には常にオフィスでの勤務のため、たとえ運転免許を持っていなかったとしてもそれほど問題ではありません。

一方で、全国転勤がありうる営業職などでは、もし地方に赴任する場合車が使えないと何もできない、という地方も多くあるために、このような職種では運転免許は所持していることが事実上必須であり、持っていない応募者はそれだけで落とされることもあります。

自分が入りたいと思っている業界、及び職種において必要だと思ったら卒業するまでに習得することが大切です。資格欄に運転免許を記載する際は、「平成××年 ×月 普通自動車運転免許 取得」と書きましょう。

運転免許の就活での扱いはこちらの記事を参考にしてみてください。

就活生に聞いた! 実際に書類に記載した資格

就活生に書かれることの多い資格として5つ挙げましたが、実際のところ就活生の皆さんはどのような資格をESなどの提出書類に記載しているのでしょうか。ここで就活生の皆さんに聞いた、記載した資格について見ていきましょう。

実際に書類に記載した資格

集まった回答の中で最も多かったのはTOEICで、次いで運転免許という結果になりました。なかには宅地建物取引士や貿易実務検定といった特定の業界に特化し、応募に必須とされたり大きなアピールとなるような資格もありました。

ただ、業界を問わない万能なスキルとなる資格が上位を占めているので、こういった資格を取ったうえでそれに満足せず資格そのもの以外でのアピールに力を入れることが大切になりそうです。

ESの資格欄に書く内容のルール

ESの資格欄に書く内容のルール

就活では資格をアピールする機会も多いですし、資格を持っていることで選考を有利に進めることができます。そのため就活に向けて資格の取得を目指す人も多いですが、試験日などの都合でES作成の際に合否の結果がまだ出ていないことも多いです。

取得している資格であれば問題なく記載できますが、取得見込みの資格についてはどのように扱っていいのか分からず悩んでいる人はたくさんいます。取得見込みの資格についてもアピールはできますので、その方法を知っておきましょう。

取得見込みでも記載可能

ESの資格欄ではすでに取得している資格だけではなく、取得見込みでも記載可能です。関連した資格や企業が求めている資格などは取得見込みの場合でも記載しても良いので、勉強中のものがあれば忘れずに書いておきましょう

その際は「~に向けて勉強中」などと書く必要があり、この場合も本当に勉強していることが条件です。

勉強もしないままに取得見込みとしてアピールするのはNGですし、バレれば評価は下げられてしまいます。取得見込みの資格については嘘をついても良いことはありませんので、本当のことだけを記載するようにしましょう。

また取得見込みでアピールできるのは、志望する企業に関連する資格のみです。関係のない資格までアピールしないようにしましょう。

合格から取得まで時間がかかる場合は合格と記載

資格によっては合格してすぐに取得できないものもあり、宅建などがそれに該当します。宅建など試験の合格がわかってから資格の発行や登録まで時間がかかる資格もあり、その場合は資格の後に「合格」と記載すればよいです

合格さえしていれば資格の発行や登録などは後々おこなうことができますし、手続き上資格の発行ができないものについては企業も理解してくれます。

資格は必ずしも発行、登録が終了していなければならないわけではありませんので、合格の場合でもきちんとアピールしておくことが大切です。資格はESに書かなければアピールすることはできません。

合格のみの資格も必ず記載して、スキルがあることをアピールしていきましょう。

合格が見込まれる場合は取得予定と記載

資格の試験日が決まっていて、合格が見込まれる場合には資格の後に「取得予定」と記載しましょう。ESの提出後に試験日があったり、すでに試験は終えているものの、合否の発表がまだの場合などは「取得予定」と記入することができます

取得予定と書く場合は資格試験の勉強をしっかりとおこなっている必要があり、合格のめどがある程度立っていなければなりません。

全く勉強もしていないのに試験日だけ調べて「取得予定」とするのはNGですし、実際に試験を受けて手応えがなかったにも関わらず記入するのもNGです。

「取得予定」の場合は資格を持っていなくても記入することはできますが、資格取得に向けて勉強している場合のみ記載するようにしましょう。

資格がない場合は「特になし」

資格を持っていない場合は、正直に「特になし」と記入するようにしましょう。企業は資格の保有や現時点での能力以上に、あなたのこれからの成長に期待しています。そのためもし資格を持っていなくてもマイナス評価にはなりません

他の箇所で、あなたの成長に期待できるような人柄・仕事への姿勢をアピールするよう注力すべきです。ただし、もし今取得に向けて勉強している資格があれば、その資格については書いておくことをおすすめします。

その場合、「××年××月の〜〜取得に向けて勉強中」などと書きましょう。面接などで質問される可能性もあるので、なぜ取得を目指しているのか、これまでどれくらい勉強したのか、合格可能性はどうかなど、説明できるようにしておきましょう。

資格がない場合についてはこちらの記事でも詳しく扱っています。ぜひ参考にしてみてください。

就活生に聞いた! 資格の結果待ちの場合や勉強中のときに書いたこと

資格の結果待ちの場合や勉強中のときに書いたこと

現時点で資格を取得するまで至らず、勉強中の状態で書類選考に突入してしまったという人も少なくないでしょう。そこで、就活生の皆さんの資格の結果待ちの場合や勉強中のときにどんなことを書いたのかを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

資格取得中・勉強中と書くという回答が大多数

集まった回答の大多数が、資格取得中・勉強中といった現在の状態を書くというというものでした。

取得済みの資格が無くても、取得に向けた勉強をしているのであれば「特になし」ではなく勉強している旨を書いている就活生がほとんどのようです。

取得に向けて動いていることを示すだけでも、志望意欲のアピールになったり、勉強の取り組み方で現在進行形で工夫していることなどについても書くことができるでしょう

あくまで真剣に取得に向けて動いている場合のみの対応ですが、まだ取得した資格がなくても勉強中であることはアピールしましょう。

資格と免許の違い

「資格」と同じような意味の言葉に、「免許」があります。免許も資格も一定の試験に合格して得るものです。しかし、言葉が違うだけでなく、その意味にも違いがあります。

資格や免許をESでアピールする方法の前に、そもそも資格とは何か、免許とは何なのかを押さえてこおくことが大切です。ここからは、資格と免許、それぞれの意味についてまとめてみたいと思います。

資格とは能力やスキルのこと

資格とは、持っている能力やスキル、知識などを客観的に証明するものです。たとえば英語検定やTOEICテストなどは、どの程度の英語力を持っているのかの基準となります。

資格の中には、ITパスポート試験のような国家資格もあれば、英語検定のように民間の団体がおこなっている検定もあります。いずれにせよ、資格を取得することで、持っている能力やスキルなどを客観的にアピールすることが可能です

「私は英語力に自信があります」、「私はITに詳しいです」と言うだけなら簡単ですが、その場で真偽を確かめることは困難です。しかし資格を取得していれば、その人が確実に一定レベルの能力を持っていることが証明できます。

資格は、能力という目に見えない長所をアピールする、強い武器になると言えるでしょう。

免許とは特別な権限を持つこと

資格が、持っている能力などの基準を示すのに対し、免許は「特別な権限を持つ」ことを証明するものです。特別な権限とは、免許の無い一般の人が行うと犯罪として処罰されるようなことをおこなえる権限を指します。

たとえば運転免許のない人が車を運転したり、医師免許のない人が手術をすれば犯罪として処罰の対象となります。つまり免許とは、それをおこなうことで犯罪となるようなことを、特別に許されている状態ということです。

さらに言えば、免許は資格と違い、能力の度合いを示すものではありません。もちろん、免許を取得するためには一定の能力やスキル、知識は必要です。しかし同じ医師免許を持つ医者であっても、調理師免許を持つ料理人であっても、個々人の能力は千差万別です。

資格を書く前に確認したいこと

ESに資格を書く際には、記入前にいくつかのことを確認しておく必要があります。漠然と書き進めていてはアピールにならない場合もありますし、場合によってはマイナスの評価となってしまうこともありますので、注意しなければなりません。

ESの資格の書き方にはさまざまなルールがありますが、大前提として確認しておくべき事項があります。何を確認しておくべきかをきちんと理解しておき、正しく資格をアピールしていきましょう。

募集要項

ESに資格を書く前には、まずは募集要項を確認しておかなければなりません。募集要項では応募条件が記載されており、職種などによっては一定の資格が必要な場合もあります。

営業職などでは運転免許が必須などになっている企業も多いですし、必須の資格の場合はなければ選考が受けられな可能性もあるので注意が必要です。

また必須の資格だけではなく、あれば評価される資格もあり、求められる資格をアピールすれば好印象を残すことができます。企業によって必須の資格、歓迎される資格は違いますので、それぞれ確認しておくことが大切です

資格の保有が応募条件になっている資格はもちろん、歓迎される資格もしっかりとアピールしていきましょう。

入社後に目指す資格や取得が望まれる資格

企業によっては就職時にあればいい資格だけではなく、入社後に目指す資格や取得が望まれる資格がある場合もあります。入社後でも目指す資格や企業から取得が望まれる資格があれば、それに向けて勉強していることを伝えると好評価になります

事前に取得しておけば評価の対象になりますし、選考でも高評価を狙うことが可能です。また取得はしていなくても勉強しておくことで意欲の高さは評価されます。

入社後に必要になる資格は早めから勉強を始めておくことが大切です。もちろん勉強中であっても嘘はNGであり、アピールするなら本当に勉強しておかなければなりません。

入社後に求められる資格も事前に確認しておき、取得に向けてしっかりと勉強をしておきましょう。

ESの資格欄で注意すべきポイント

ESの資格欄で注意すべきポイント

資格の中には、書くべき資格と書かなくても良い資格があります。書くべき資格とは、書くことによって企業に自分の長所をアピールし、就活が有利になる資格です。

逆に書かなくても良い資格とは、書いても特に有利にならないか、もしくは印象が悪くなってしまう資格です。書くべき資格と書かなくても良い資格の基準は、企業の求めている人材によります。

統一性のない資格を書きすぎると軸が無いと評価

ESの資格欄はとにかく埋めていれば評価されると考える人は多いですが、これは間違いです。取得している資格を記載することでスキルがあることをアピールできますが、統一性のない資格を書きすぎると軸が無いと評価されてしまいます。

資格は持っているだけ書くと逆効果になることもあるので注意しなければなりません。資格でアピールをするのであれば、志望する業界や企業に合わせて、最も評価されるものを選ぶことが大切です

あれもこれもとなると、軸がなかったり移り気の性格として評価されてしまうこともあります。資格がたくさんありすぎると一つひとつの資格の印象も薄れてしまいますので、本当にアピールしたいものだけを選んで抜き出してアピールするようにしましょう。

資格がなくても嘘はNG

資格を持っていることは企業に自分をアピールするチャンスですが、もし持っていない場合でも「嘘を書く」ことだけはしないようにしてください。

企業はそもそも資格の保有者を求めているわけではありません。つまり、資格を持っていないからといってマイナスの評価をされるわけではないということです。万が一嘘をついて判明した場合、その時点で一切の信頼を失うことになります。

また判明せずに採用されたとしても、自分自身がその会社に居づらい思いをすることになるでしょう。資格がない場合は「特になし」と記入し、他の長所をアピールするようにしましょう。

また、資格がないからといって資格欄を空欄にすると、「書き忘れているのでは?」と誤解されてしまうので、必ず「特になし」と記入するようにしてください。

ESの資格の書き方でライバルに差をつけよう!

資格はあなたが持っている能力やスキル、知識を客観的に証明するものです。もし資格を持っている場合、ESに書くことで就活を有利に事が進めることが可能です。

ただし、もし資格を持っていない場合でも、絶対に嘘を書いてはいけません。正直に「特になし」と書き、他の箇所で人柄や仕事への姿勢をアピールすることに注力しましょう。

資格を書く際は企業の募集要項や求められる人材に照らし合わせ、業務に関係のある資格を優先的に書きましょう。資格は就職に向けて真剣に準備をしてきた証にもなり、持っている場合は大きなアドバンテージにもなり得ます

ぜひ資格を正しくアピールしてライバルに差をつける武器として活用してください。

資格に関する調査

  • 調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
  • 調査日:2022年9月7日~12日
  • 調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
  • 調査対象者:23卒・24卒の就活会議会員の106人

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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