自己PR

【自己PRの意味や目的】好印象を与える例文5つを職種別に紹介

就活で自己PRは最も重要なポイントの1つ

就活において自己PRが特に大きな意味を持つことになるのは、就活が進むにつれて嫌でも身に染みることになると思います。自分をどれだけ企業にとって、有益で魅力的な人材であるかをアピールすることができますし、企業からしても、学生に求める自己PRの内容はある程度決まっている傾向にもあります。

自己PRの内容によっては採用が左右されることにもなり得ますので、出来る限りの効果的な自己PRを練っていく必要があると言えるでしょう。こちらで企業が学生に自己PRを求める理由と、効果的な自己PRの書き方をご紹介いたします。

自己PRの意味は企業側に自分のアピールをすること

そもそも就活では自己PRをするということが苦手と思う方は多いです。しかし、就活において自己PRは最重要項目となります。自己PRは、自分をアピールできるのはもちろんのこと、企業側が「強みがあり、その強みがしっかりと入社後に活きるかどうか」という点や「最低限のコミュニケーション能力があるかどうか」など見極めることが出来るからです。

面接官が見ている自己PRのポイントを5つご紹介いたしますので、参考にして自己PRを構成するようにしましょう。

  • 学生の強みと企業の要望が合致しているかどうか
  • その強みの根拠が明確かどうか
  • 入社後の再現性があるかどうか
  • 具体例に説得力があるかどうか
  • 円滑にコミュニケーションが図れているかどうか

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【ジャンル別】好印象を与える自己PR

次に就職を希望する企業のジャンル毎に、好印象を与える事ができる自己PRの例文をご紹介いたします。自己PRは読みやすく、実際の面接の際にも円滑に伝える事が出来るように、なるべく分かりやすい内容にまとめ上げることを意識しましょう。強みも必要以上にいくつも並べ立てる必要はありませんので、特筆できる長所を伝える事を念頭に置くようにして下さい。

事務員やオフィス作業などの自己PR

私は人並み以上に集中力があると自負しております。大学の講義で提出する必要があるレポートに多くの友人が苦戦していました。難解で10時間以上は必要になると聞いておりましたが、私は持ち前の集中力を発揮し、わずか3時間でレポートを作り上げまじた。さらに実際に最高評価を頂く事もできました。この人並み以上の集中力を強みとし、御社でも正確かつ質の高い業務を実践していきたいと考えております。

こちらが事務員やオフィス作業を志望する際の自己PRの例文となります。事務員などは正確性や集中力を問われる職業となりますので、そのどちらか1つを強みとするのが最も効果的な自己PRと言えるでしょう。具体的な例を挙げて強みに根拠をもたらしているのが見て取れます。

技術職の自己PR

私の強みは学生という枠に囚われない豊富な経験と知識にあります。専門知識を身に付けるために国内国外問わず、多くの学会に積極的に参加し、知識を深める事に時間と労力を惜しみませんでした。その結果、御社で就業させていただく上での、基礎知識は既に身に付けていると自負しております。また、周囲とコミュニケーションを図り自身の生み出したテーマを学会で発表いたしました。多くの方から非常に参考になるご意見を頂き、改良を重ねた結果研究テーマを国際誌に掲載していただくことが出来ました。固定概念にとらわれることなく、多くの方と関わりを持ち、自身の経験を活かして御社に貢献したいと考えております。

こちらは技術職においての例文となります。専門性を問われる職業と言えますので、知識と経験を上手に伝える事ができれば、他の就活生と差別化を図ることが出来るでしょう。

営業職・サービス業の自己PR

私の強みは向上心です。ホテルでウエイターとしてアルバイトをしておりますが、当たり前のサービスでは満足して頂けないのがホテルだと考えております。そこで独自性のあるサービスを展開するために、まずお客様にお呼び立て頂く前にお伺いできるよう常に周囲に気を配り、その上で積極的にコミュニケーションを図るよう意識しました。特に毎日変わるオススメの料理をお客様にさりげなくご説明したところ、『美味しかったよ、オススメするだけあるね』とお褒めの言葉を頂くことが出来ました。現状に満足することなく、常に向上心を持って仕事に取り組み御社のお力になりたいと考えております。

あえて接客業においての自己PRで「向上心」を強みとして伝えています。そして向上心を抱き、実践しながら接客面でお客様とのコミュニケーションを、上手に図ることができるという強みを二重に伝える事ができています。多くの強みを伝えてしまうとその強みが薄れてしまい、結果として内容の薄い自己PRとなってしまいますが、関連性のある強みを同時に伝えることも可能となりますので、参考にしてみて下さい。

消防士や自衛隊などの体力を問われる自己PR

長年陸上競技に精を出していたことから、何事も最後までやり切ることが出来る身体と心の強さに関しては誰にも負けません。中学生の頃から陸上部に所属しており、部活動を病気やケガで休んでしまったことは、今まで一度もありません。多少体調の悪さを感じても強い精神力で乗り切ることが出来ます。今後社会人として働いて行く中では、更なる苦しい状況があるかと思います。ですが今までの経験から培ってきた、最後までやり抜く気持ちと自信のある体力を武器に仕事をこなしていきたいと思います。

消防士や自衛隊などは特に、体力面で一定以上の水準が勤務前から求められることになりますので、アピールポイントとして身体的な面を持ち出すようにしましょう。ただし一点だけ注意点となりますが、「健康です」という強みはそれだけでは通用しないと覚えておいて下さい。働く上で健康的な人間であることは当然と言えますので、+αでアピールできる強みを考えておくようにしましょう。

業種を問わずオールマイティに活用できる自己PR

私は常に結果にこだわります。何をするにしても必ず結果を追い求め、実行する力を発揮するようにしています。大学で学園祭の実行委員を担当することになったのですが、例年盛り上がりに欠ける内容で年々来校者数が減っていることを事前に知っていました。そうした背景をどうにかしようと試行錯誤し、イベントに芸能人を呼べるよう所属事務所に直談判したりオリジナルグッズの販売、屋台に珍しい料理を置くなどアイデアを実行に移し、結果として来場者数が前年比で180%まで登ることになりました。過去10年の中でも最高来場者数を記録する事ができた実行力と、結果にこだわる気持ちを武器に、御社でも最高水準の結果にこだわりたいと考えております。

業種問わず活用できる自己PRはいくつも挙げられると思いますが、他者と差別化が図れる内容を伝える事ができると最も良いと言えるでしょう。具体的な根拠がないと難しくなりますが、数値を求めていない企業は存在致しませんので、結果にこだわる姿勢とその熱意を示すのはとても効果的な自己PRとなります。

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マイナスの印象を与える自己PR

面接にこれを言えば正解!という答えはありません。しかし、面接官にマイナスの印象を与える振る舞いや受け答えはあります。内定を獲得するには、マイナスの印象を与える振る舞いや受け答えは控えるべきです。

特に自己PRは、個性や考え方・やる気・これまでどのように過ごしてきたのか、就活生の今までが垣間見える重要なポイントとなります。自分自身を会社に売り込む絶好の機会であるとともに、内容によってはマイナスの印象を与えかねないリスクもあります。どのような内容がマイナスの印象を与えるかについて細心の注意を払う必要があります。

実績の自慢ばかりする

面接官が自己PRから知りたいのは、就活生の全体的な人物像です。そこから、自社の社風に合うか、業務をこなす人間的な資質はどうか、やる気はどの程度あるのかなど、いろいろな面を知ることが目的です。華やかな実績があるにせよ、自慢ばかりするのはマイナスの印象しか与えかねません。

過去にどんなに素晴らしい実績があっても、入社してからその実績がどう活かすか伝えなければ、単に自慢をする就活生とみなされます。自己PRですので、過去の実績を自己PRに織り込むのことは必要です。その時に学んだことや、その経験をどう活かしたいか、この経験をもとに会社にこのような貢献ができるといった意思表示を含むPRでないと、マイナスの印象を与えることになります。

こんな自己PRは悪い印象を与えてしまうかも

上記の内容は全て効果的な自己PRと言えますが、企業の方に悪い印象を与えてしまう自己PRも存在します。知らず知らずのうちに、面接官の心象を悪くしてしまう就活生の方も毎年多くいるので、自身がそうならないようにあらかじめ悪い例も知っておくようにして下さい。下記に悪い印象を与えてしまう可能性のある自己PRと、その理由、ポイントをご紹介いたします。

悪い印象を与えてしまう可能性のある自己PR

私の長所はコミュニケーション能力の高さです。高校生の頃からアルバイトで接客業を行ってまいりましたので、他者との関わりを円滑に行う能力には自信があります。アルバイトをしながら常にお客様が何を求めているのか表情から読み取り、その上で改善策となる行動を起こしてきました。また、高校と大学でアルバイト先が変わっていますが、今でも高校生の時に勤めていたアルバイト先の方々と、交流を深めています。このコミュニケーション能力を武器に、御社のお役に立ちたいと考えております。

上記が企業にマイナスイメージを与えてしまう可能性のある自己PRとなります。一見するとまとまっているように感じられますが、実際具体性のある内容は一切書かれていません。「改善策」が具体性を伴った内容であった場合には多少良くなりますが、そもそもコミュニケーション能力をアピールする就活生を、敬遠する企業も多くあります。

コミュニケーション能力は、面接すればどれくらい備えているのか見極めることが出来ますので、自己PRとしては弱い印象を持たざるを得なくなると覚えておいて下さい。

悪い印象を与えないためのポイント

自己PRにおいて、悪い印象を与えないためのポイントも5つございますのでご紹介いたします。

  • 「自分」の強みを伝える
    Lマニュアル通りではない「自分」の強みを伝えるのはただそれだけで他者との差別化を図ることが出来ます。しっかりと事前に自身の強みを理解した上で伝えるようにしましょう。
  • 具体性を出す
    L具体性の無い自己PRは「中身のない人間」と思われることになりますので、必ず自己PRの際には、具体的に強みを伝える事ができるエピソードを交えるようにしましょう。
  • 当たり前のことを言わない
    L体力を問われる自己PRの際にもお伝えいたしましたが、「健康です」の様な自己PRは時に失笑を引き起こすことにもなりかねませんので、控えるようにしましょう。働く上で当然であると感じられる内容は悪い印象を与える可能性が高くなります。
  • 必要以上に謙遜しない
    L必要以上に謙遜してしまうと、面接官が「良いな」と感じてせっかく褒めてくれても謙遜することになってしまいます。面接官の見る目を否定することに繋がりますので、必要以上に自身を過小評価しないようにしましょう。
  • 調子に乗らない
    Lだからといって、調子に乗るのもNGです。見込みのある人材は決して調子に乗ることはありませんので、極端な例となりますが「俺凄いですよ」の様なアピールの仕方はしないようにして下さい。

あなたが今後最高の自己PRをするために

就活における自己PRの重要性から具体的な例文をご紹介いたしましたが、上記の内容を最低限押さえておけば自己PRの内容も質の高いものに仕上がります。志望する企業のジャンルによって求めている人材は、当然違いがあるため、企業研究は必要不可欠です。

しかし逆に言えば、企業への理解が深ければそれだけで自己PRの方向性は決まることになります。後は面接官に再現性の高い強みをアピールする事ができれば、内定も身近に感じられるようになりますので、最高の自己PRをするために事前準備を怠らないようにしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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