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やり遂げる力をアピールするコツ【例文あり】|長所や自己PRで人事をうならせるマル秘テクニック

表現の仕方でライバルと差をつける

自己PRの中で、「やり遂げる力」をアピールする人は数多くいます。なぜなら、継続して何かを成し遂げた達成感は、記憶にも残りやすく自己PRとして適していると考えられるからです。扱う題材も、資格取得、習い事、アルバイト、部活、サークル、イベント企画運営、ボランティアなどさまざまな分野が該当します。

しかし面接官からすると、受験生の個人的な経験自体には全く興味はないのです。それに自己RPの表現も単に一定期間行ったというだけでは、信用に値しません。それではどうしたらやり遂げる力を上手く表現して、面接官に伝えられるでしょうか?そのコツをまとめたので、就活にぜひ活かしてください。

質問に答えるだけで自己PRを完成させよう

就活において、自己PRは大きな意味を持ちます。インターンシップに参加する時点で、自己PRを考えておくのはおすすめです。自己PRには盛り込むべき要素がたくさんありますが、文章を考えるのが苦手という就活生は多いのではないでしょうか。的確にポイントを押さえることも大切ですが、面接官に伝わる文章力が試されるのも自己PRの特徴です。

言いたいことはまとまったけれど、実際に文章にするのが苦手という就活生は、ぜひ用意された質問に答えるだけで自然な流れの自己PRが完成します。無料でダウンロードできるので、文章の繋ぎ方や言葉遣いに自信がないという就活生にもおすすめです。

「やり遂げる力」とは

最初にやり遂げる力について、その意味を解説します。やり遂げるは、「やり」と「遂げる」に分かれ、「やり」は、行動することを指し、「遂げる」は、目標地点に到達しているという意味です。目標に達するまで最後まで行動するには、以下のいくつかの要素が含まれています。

 挑戦心があることや課題にチャレンジすること
 到達のビジョンをもっていること
 到達基準を理解していること
 強い意志や責任感をもっていること
 粘り強さや失敗してもくじけないこと

こうして見ると単に一定期間何かを行ったというだけではないことが分かるはずです。「やり遂げる力」と一言でいってもいくつもの意味が内包されています。どの部分を強調したいかによって表現の仕方も変わってくるのです。こういった要素を意識して表現することで、他の受験者との差別化が可能になります。

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「やり遂げる力」を持った学生を企業が評価する理由

多くの就活生がやり遂げる力を自己アピールするのは、企業が評価するからという背景も関係しています。なぜなら、やり遂げる力には前述したようにチャレンジ精神、到達の見通しが立てられる計画力、責任感をもって取り組む姿勢、何事をも諦めない強い心など仕事に役立つ要素がたくさん見出せるからなのです。

その中でも新入社員に期待されるのは、ストレスに強いことと目標を達成させる強い意志をもっているかどうかということです。特にこの2点を解説しておきます。

ストレス耐性が強い

学生時代までは、答えのある課題に取り組んできました。ところが仕事では、答えなどない課題に取り組むことになるのです。達成したい目的・目標は分かっていても、その解決方法がわからないので試行錯誤を繰り返さなければなりません。

何が問題でどうしたらいいのかがわからないストレス、また失敗も多いでしょうから上司から叱られるなどのストレスもかかってきます。仕事上の難題に対してストレスがあったとしても、目的を忘れずに、最後まであきらめず行動することができるということをアピールしなくてはいけません。仕事にストレスは付きものなので、ストレスに耐える力がある人を面接官は評価します。

目標達成への執着心がある

仕事は、組織全体で取り組んでいます。1つ1つの仕事は小さいかもしれないですが、その成果を持ち寄って目標となる成果をあげ、その成果が売上となるのです。クライアントから信頼されて任された仕事に対して、目標を達成することは、最低限必要なことになります。

達成しなければ、信頼を失うばかりでなく違約金の支払いなど損害を与えることにもつながりかねません。やり遂げる力は、到達したい未来ビジョンが見えており、目標到達ラインを理解していることが前提となってくるのです。

描いたビジョンを実現するという強い意志や、到達しなければ会社・クライアントに迷惑がかかるという責任感が必要です。さらなる信頼を勝ち得るには、クライアントの定めた目標を超えるような成果をあげていくことが求められます。

やり遂げる力があるとは、目標を達成することはもちろんのこと、さらに信頼を勝ち得ようとする意識の高い挑戦心と責任感が必要なのです。

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やり遂げる力の自己PR例文3選

先に述べたような「やり遂げる力」をアピールするには、まず自身の経験やエピソードを踏まえて伝えていくことをお勧めします。具体的には学生時代に取得した資格、重きを置いて取り組んでいたサークルなどの活動、体育会などの部活、といった自分自身が取り組んでいた経験での困難や努力について語ることで伝えることができます。

「自分にはやり遂げる力があります」といった表現を使うよりも、より効果的に相手に伝えられることが多いのです。ここでは、やり遂げる力をアピールするための、具体的なエピソードや経験を交えた例文を紹介していきます。

例文①

私は学生時代に、税理士の資格を取得しました。学業との両立に大変苦労しましたが、芸は身を助けると祖父からの教えで、寝る間を惜しんで勉強しました。大学の他に専門学校にも通ったため、苦労はしましたが、万里一空の思いで励みました。勉学は一番努力が報われやすいものはありますが、資格を取得したことでより専門的な知識を学ぶ事ができたという自負があります。これから、御社でより実践的な経験を積んで参りたいと思っております。

ここでのポイントは、自身の苦労した点を述べた上で、何を得ることができたのかを伝えることができている点です。一つの専門性の高い資格取得のための努力した経験によってやり遂げた、ということが伝わります。

例文②

私は学生時代、イベントサークルに所属し、地域活性のため地元のお祭りにボランティアで参加し、企画立案やイベントの運営などに携わりました。イベントで少ない予算の中で、来年もたくさんの人に来てもらうためにはどうしたら良いのかを考え、スタンプラリーや似顔絵を描いてくれるイラストライターや、芸能人の方をお呼びする等工夫を凝らしました。運営者の中には無理だ、という方々もいたのですが、だめだと思う前にまずやってみることで実現することが多かったと感じています。これらの経験から、これからの社会人生活でも様々なチャレンジをしていきたいと思っております。

ここでは困難をものともせず、ひたすら突き進んで自分の実現したいことへ向けた努力に対するエピソードを披露している点が評価されます。チャレンジ精神も同時にアピールすることができており、前向きな印象を与えている点がポイントです。

例文③

私は学生時代カッター部に所属していました。カッターはいわゆるボート競技なのですが、合計14名で1つの船を漕いでいきます。1度スタートしたら終わるまで止められない競技で、一人が漕ぐのを止めるとそこでストップしてしまうため、一人のミスが大きな影響を与えます。マイナーな競技で全国で10校もなかったものの、毎年全国大会があり、優勝に向けて日々練習を行っていました。一昨年は準決勝で私のミスにより、優勝を逃してしまいました。その際、監督より「自分を責めずに、立ち上がれ」と励まされ、今年は優勝することができました。この経験から、たとえ困難があっても目標を見失わずに、気持ちを強く持つことで乗り越えていきたいと考えています。

ここでは、何を目指して努力をしていていたのか、学生時代の経験から述べることと、言葉の意味に通ずる努力をすることで、得た事を披露している点がポイントです。一度のミスや困難にぶつかっても、リカバリーできた、という経験は通常の成功体験だけを述べるより大変興味深く印象に残ります。そのため、一見失敗に見えることでも、やり遂げた、というアピールが可能な場合があるのです。

四字熟語を使ったやり遂げる力のPR例

やり遂げるを言いかえる四字熟語を3例紹介します。それぞれ似た意味をもつ四字熟語ですが、強調しているポイントが違います。最初の志を強調するなら初志貫徹、最後までやりぬく態度を強調するなら有終完美、最初から最後まで手を抜かず続ける姿勢なら慎始敬終です。例文を読んで、その違いを理解した上で自分に合う言葉を選ぶようにしましょう。

例①初志貫徹(しょしかんてつ)

自分の強みですが、周りからは「初志貫徹の木村」と言われます。小学校から本好きで、本を作る仕事がしたいという夢をもちました。中学高校は、小説コンクールに毎年応募、大学入学当初から文芸サークルの冊子の編集、販売に取り組みました。友人の妹が難病で手術費用を工面するため、自費出版本を作る話を聞いた時も経験が活かせると思い編集に2か月、販売に6か月間協力し、1万部完売したのです。この経験ができたのも、小さい時からの夢があったからだと確信しています。本作りへの拘りがこの「初志貫徹」の木村になった理由です。御社の編集部に入社して、早く作家と読者をつなぐ仕事に情熱を注ぎたいです。

初志貫徹の「初志」は思い立ったときの最初の気持ち・志です。「貫徹」はやり通す、貫き通すことを意味します。最初に初志貫徹の木村とキャッチコピーを言い、興味をもってもらいます。

自分が子どもからの夢をどのようにやり遂げてきたのかその具体的なエピソードによってさらに印象は深くなります。そして初志貫徹の言葉通り、最初の志が大切だと伝え、その力を会社で役立てたいとつなげています。

例②有終完美(ゆうしゅうかんび)

私の強みは、やり遂げる力ですが、有終完美という言葉の方がより相応しいと思っています。こう考えたのは、人形劇サークルでの経験があるからです。このサークルでは保育園で人形劇を披露するために、いくつかのお話をいつも練習していました。いよいよ保育園で行う当日になって急に配役の1人が急病で欠席、代役も連絡がつかないというアクシデントがありました。公演の中止も検討しましたが、園児の期待に応えたいと、必死でシナリオを変更し、部分的に園の先生にも手伝ってもらい、ついに人形劇をやり遂げました。仕事でも失敗や危機的な状況はあると思いますが、有終完美の精神で乗り切っていきたいと考えています。私の強みは、有終完美です。

有終完美の「有終」は、終わりを全うすることです。何事も終わりが肝心であることを意味しています。最初の一文で、他の人が言いがちなやり遂げる力を有終完美と言いかえて、印象を変えています。

人形劇をやり遂げるという目標に対して、シナリオ改変と園の先生の支援というアイデアを出し実行していて非常に具体的です。この有終完美の気持ちで会社でも働きたいとつなげて会社で働くイメージをもてるよう工夫しています。最後に言葉を繰り返すことも、印象に残るアピールになるのです。

例③慎始敬終(しんしけいしゅう)

私は、「慎始敬終」という言葉が好きで、今ではこの言葉が自分の長所にもなりました。最初は、習っていた書道で知っただけでしたが、言葉を気に入り何回も書いてその言葉通りの行動を心がけました。これまでやり通したことは、書道を始め、大学4年間の自炊生活、危険物取扱者資格の勉強、眠くて手を抜きそうになった深夜の交通整理のバイトなどです。辛くて逃げ出したくなる時もありましたが、いつもこの「慎始敬終」の言葉が力を与えてくれました。私は、御社の営業職を希望していますが、入社後も「慎始敬終」の長所を仕事で発揮し、お客様に信頼される社員になることが目標です。

慎始敬終は、物事を最初から最後まで気を抜かず、手抜きもせずにやり通すという意味です。この言葉を知った理由からエピソードは始まり、書道、自炊、資格、アルバイトなどやり通したエピソードを重ねることによって価値観として根付いている印象を与えています。最後に入社後も言葉通り行動する自分のイメージにつなげることで面接官の記憶に残るのです。

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アピールする就活生が多いやり遂げる力をオリジナルの表現にする

やり遂げる力は、一定期間何かを続けた経験があれば、誰もがアピールできる項目です。現に数多くの就活生が、この言葉でアピールしています。しかし同じ言葉、表現であればあるほど、面接官の印象には残らないのです。

そこで四字熟語のキャッチコピーでアピールすると他受験生と差別化した表現となります。四字熟語には、やり遂げるという意味に加えて強調したい点が含まれていることが特徴です。

四字熟語に合った具体的なエピソードを選ぶこと、そして入社後の働いている自分のイメージが伝わるように工夫すると、あなた自身を表すPR文になります。オリジナリティあふれる自己PRができれば、内定にまた1歩近づくことができるでしょう。

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監修者プロフィール

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吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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