自己PR

【自己PRの書き出し例文10選】3つの気を付けるポイント

目次

  1. 自己PRは書き出しを工夫すれば魅力的に伝えられる
  2. 自己PRを書く理由
  3. 自己PRは志望動機とは違う
  4. 自己PRの基本のポイント
  5. 自己PRの書き出し①アピールポイントから書く
  6. 自己PRの書き出し②ベタな言葉はなるべく避ける
  7. 自己PRの書き出し③必ず言い切る
  8. 自己PRの書き出しにおける注意点
  9. 自己PRの例文
  10. 自己PRの出だし例文10選
  11. 自己PRはアピールポイントから書き出し言い切ること

自己PRは書き出しを工夫すれば魅力的に伝えられる


就活では自己PRは必ず求められるものであり、魅力的に伝えるためには書き出しを工夫することが大切です。履歴書やエントリーシートなど、さまざまな場面で自己PRは書かなければなりませんが、自己PRの評価の大部分を決めるのは、書き出しと言っても過言ではありません。どのような内容でアピールしているのかも大切ですが、その印象も書き出しによって決まります。

書き出しが良ければ、全体の印象も良くなりやすいですし、好印象を与えやすくなります。どんな自己PRもアピールの方法次第で印象は良くも悪くも変わりますので、上手なアピール方法を知っておくことが大切です。書き出しを変えれば自己PRは変わりますので、どのように書き始めればいいのかを知って、魅力的な自己PRを作成していきましょう。

自己PRを書く理由

そもそも自己PRを書く理由とはなんでしょう?もちろん自分の長所を知ってもらうためですが、企業側は単に志望者の長所だけを知りたがっているだけではありません。志望者がPRしたい長所や性格を通して実際に困難を乗り越えたり、成果を出したりしたかどうかを知りたいのです。そして、この経験が志望企業で活かせると思ってもらうことが重要です。こういったポイントを押さえることを忘れず、魅力的で印象的な自己PRを作成しましょう。

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企業側は応募者の強みや経験を知りたがっている

PRポイントが志望企業でどのように活かせるかということを的確にアピールするにはどうしたら良いでしょうか。企業側は応募者の強みや経験を知ることで、入社して欲しいかどうかを判断します。そのためには、PRポイントを通して「困難を乗り越えた」つまり成果を出したという経験を語るのが重要になります。

ただ〇〇が得意だ、〇〇資格を取ったということで満足せず、そのためにどのような努力ができる人間なのか、どのような気づきがありどのような行動を起こし成功したのかをしっかりと語ることが必要です。その上で、志望企業にどのような貢献ができるかをアピールするようにしましょう。

応募者の人柄を知りたい

企業側がなぜ自己PRの提出を求めるのでしょうか。その目的は、応募者の強みや経験を知ることだけではありません。実は、応募者に自分の強みや経験をPRさせることで、その人自身の人柄を知るためでもあります。たとえば、自分の強みのPR方法一つで、押しつけがましいPRをするのか、相手が得られる価値をPRするのか分かれます。前者であると、自信家であることや横柄な人物であることがわかるでしょう。

後者であれば、常に自分の力がどのように相手に役立つかを考えられる人物だと分かります。このように、一見自分の良さを伝えるだけの項目に感じられる自己PRですが、どういった内容が書かれているかでその人物の人柄を見ることができるのです。学歴や過去の経験を頼りに応募者を判断するしかない企業側にとって、応募者の内面を知られるのは重要なポイントでしょう。だからこそ自己PRが求められているのです。

企業で活躍・成長できるかを知りたい

企業は学生の自己PRから、本当に企業で活躍・成長できるかを知りたいとも考えています。新卒では即戦力ではなく、就職後の成長力を重視して採用を決定することが多いため、就職後に活躍できるかどうかを見ている企業は多いです。現時点での能力よりも、将来的な活躍や成長が期待されているため、自己PRからは将来性が判断されています。

自己PRの内容が本当に企業に役立つものなのか、仕事で活躍するために活かせるものなのか、そして仕事で活躍することで成長できるのかが見られています。そのため仕事で活かせない、活躍できない能力をアピールしても意味はありません。企業の仕事に活かせること、将来の成長に繋がることを意識してアピールすることが大切です。

自己PRは志望動機とは違う

自己PRは、自分の長所や性格または能力などによって志望企業でどのような貢献ができるかを述べるものです。これに対して志望動機というのは、自分はなぜその企業で働きたいのかという理由です。

この違いがわかっていないと、履歴書に自己PRと志望動機を併記する際に、どちらも似通った内容になってしまうということが起こります。自己PRではまず端的に自分のアピールポイントを述べ、何を言いたいのかわかってもらう必要があります。

自己PRの基本のポイント

自己PRのポイントの基本は、自分の長所となる強み、特技やスキルを簡潔に伝えることです。また、自己PRで伝える長所・強みは生まれもった性格などを強みとするのではなく、学生時代や過去の経験を経て、努力して得られたものを用意することをお勧めします。理由は、先にも述べたように、採用担当者は志望者の強みを得るに至った経験や努力を評価しているからです。

どのような特技やスキルであっても、それを習得する過程の中で試行錯誤をして身につけてきているはずです。特技、スキルと言っても特別なことを指しているわけではありません。前向きさや粘り強さなど、自分の生き方や考え方を挙げても良いのです。そしてどんな些細なことでもそれを習得するまでには過程があり、努力や苦難があるはずです。

具体的なエピソードを交える

先に述べたように、自己PRは長所となる強みや特技を述べることが大切ですが、これらを習得するためには、自身の努力や苦難を乗り越えたといった経験が必ずあるでしょう。それらの具体的なエピソードを出来るだけ簡潔に述べることが大変重要です。例えば「粘り強い」といった強みがある場合、部活動などで試合に出られるように毎日練習を重ね、個人練習にも励んだことで選手として選ばれた、などです。

具体的なエピソードを挙げ、それが長所に繋がっている、という裏付けとなるようなストーリーを組んでください。そうすることで説得力が増し、分かりやすく伝える事ができるのです。採用担当者は強み自体ではなく、それを得るために経たプロセスを見聞きし、努力や柔軟性を評価しているのです。そのため、強みを得るに至ったエピソードを伝える事はとても重要です。

仕事への活かし方を伝える

自己PRにおいて、最後の締めくくりの言葉は大変重要です。社会人としての仕事において習得したスキルや特技をどう活かしたいのか、志望企業でどう活かせるのかを具体的に伝えましょう。せっかく自分の長所を自己PRできちんと伝えても、これらを伝えることが出来なければまるで意味がないものになってしまいます。

面接では「弊社で、あなたの特技はどのように活かすことができるとお考えですか」といった質問をされることもあります。その時にどぎまぎしないためにも、志望企業に合わせて、どのように活かせるのかということまでしっかりと考えておくと良いでしょう。逆に、志望企業に合わせて自分の強みや特技を具体的にどう活かすのかが述べられると、高い評価を得られると言えます。



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自己PRの書き出し①アピールポイントから書く

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自己PRでの書き出しの書き方として適切なのは、アピールポイントから書きだすということです。アピールポイントから書きだすことで、その後の文章が全てそのアピールポイントに関することなのだということがわかるようになり、全体的にすごく理解しやすくなるのです。自己PRの書き出しは、基本的にアピールポイントから書きだすようにしていきましょう。

自己PRのアピールポイントは短い言葉で書き表すこと

具体的には、「私の強みは○○です。」というようなものだったり、「私のアピールポイントは○○です。」というようなシンプルなもので十分です。自己PRに限らず、すべての文章の書きだしは、シンプルで短いものにするというルールもあります。その点も併せて参考にしてみてください。

誰が聞いてもわかりやすい表現にする

自己PRを作成するにあたって、素晴らしい文章を書こうとする人がいます。そのために、ひたすら語彙力を高め、多彩な表現を学習し、美しい文章をひねり出そうと懸命になるのです。よくありがちなのですが、これは大きな間違いと言えるでしょう。

採用試験とは、あくまで採用のための試験であって、文章力を測るための試験ではありません。当然ながら日本語として明らかにおかしい文章はご法度ですが、そうでなければ語彙力が少なかろうと、表現力がいくらか乏しかろうと、採用にはあまり関係ないのです。

むしろ、自己PRの文章は、誰が読んでも一度で理解できる程度の言葉や表現が求められます。幼稚だろうと、理解しやすければ高評価をもらえます。自己PRの文章は、相手に伝えるための文章です。だからこそ、分かりやすさが何より評価されるのです。

自己PRの書き出し②ベタな言葉はなるべく避ける

自己PRの書き出しは、上記のようにアピールポイントから書いていくのが適切です。ですから、それを知る多くの方がアピールポイントから書き出していきます。そこでかぶってしまうとどうでしょう。なんとなく読む気がなくなりますよね。1人2人ならまだしも何十人何百人とかぶっていると、とても印象が悪くなります。そうならないように、ベタな言葉はなるべく避けるようにしてください。

自己PRで特に避けるべきはコミュニケーション力

特にかぶりやすく、特に避けた方が良いのがコミュニケーション能力という言葉です。これは本当に良くかぶります。コミュニケーション力を推すこと自体はすごく良いのですが、必ず言葉を言い換えましょう。「私は人の考えを推しはかることが得意です。」などと言いかえるとかぶらずインパクトが出るでしょう。どんな自己PRでもなるべくオリジナルの言い方を考えていきましょう。

企業が求める人材に近づける

自己PRを書こうとしてうまく書けずに悩む人の多くは、どうすれば自分をより良く見せられるかばかり考えている傾向にあります。しかし、自己PRというのは自分をより良く見せるためのものではありません。自分がどれだけ応募先企業にとって価値のある人材なのかを伝えるための文章です。

従って、「自分の良い所はどこだろう」と悩んでいても仕方がありません。ポイントは、まず応募先の企業がどのような人材を求めているかを考えることです。企業が求める人材像に対して、自分はどういう点でそれに近いのかをPRする文章を作りましょう。

そのためにも、まずは応募先の企業が求める人材像を知らなければなりません。これについては、社長などがインタビューを受けている記事を探したり、ホームページをくまなく見たりするのが良いでしょう。

キャッチフレーズをつけると印象的

自己PRを印象的にアピールするためには、自分にキャッチフレーズをつけてアピールするのがおすすめです。キャッチフレーズをつけることで、他の就活生と差別化を図ることができ、採用担当者の印象にも残りやすくなります。キャッチフレーズをつける際のポイントは、簡潔であること、そして分かりやすいことです。キャッチフレーズはただ目立てばいいわけではなく、簡潔で分かりやすいものでなければなりません。

どれだけインパクトがあっても、長くて覚えられなかったり、そもそも意味が分からなければ高評価は得られないので注意が必要です。キャッチフレーズは自分のことを相手に分かりやすくアピールすることが目的ですので、伝わりやすいシンプルなものを考えておきましょう。

自己PRの書き出し③必ず言い切る

自己PRの書き出しに関してもうひとつ注意すべきことがあります。それが、必ず言い切るようにすることです。書き出しでいきなり弱気にしていると、全体的に文章が弱くなってしまいます。自信がないのにアピールしているのかなと思われてしまうのです。そう思われては魅力的に思われるはずもないですよね。

「思います」「言われます」などの言葉は避ける

言い切るようにするというのは具体的に「私の強みは○○だと思います。」「よく人からは○○だと言われます」とか、思う、言われるなどの言葉を使わないようにするということです。たとえ自信がなくても、このときばかりは自信をもって、「私の強みは○○です。」と強く言い切るようにしてください。すると自信がないとみられることはなくなり、良い自己PRとなるでしょう。

言い切ることで説得力を増す

自己PRは相手にとってどれだけ自分が価値のある存在なのかを伝えるものです。だから、その文章からは自信をみなぎらせる必要があります。そのようなことを言うと、大きな目標を掲げたり、自分を大きく見せるための内容を書いたりする人が出るのですが、それは間違いです。嘘はいけませんし、うぬぼれていると思われてもいけません。

必要なのは、具体的な内容を確信を持って伝えることです。最も簡単な方法としては、文章を言い切る形にする方法でしょう。「○○だと思います」、「○○に感じます」といった表現を全て「○○です」と言い切るようにするのです。実は余計な内容を書くよりも、このように文章の一つ一つを言い切る形にする方が、説得力が増し、自信を感じさせることができます。

自己PRの書き出しにおける注意点

自己PRの書き出しは、結論から書いた方が印象に残りやすいでしょう。自己PRが人事担当者の印象に残るかどうかは、文章の書き出しで決まるといっても過言ではありません。人事担当者は、一日に数多くの履歴書に目を通すので、同じような文面だと見飽きてしまいます。

自分の自己PRを最後まで読んでもらいたいと強く思うのであれば、最初の一文で人事担当者が読んでみたいと思う内容にしましょう。文章の始まりで人事担当者の心をとらえて、内容をわかりやすい言葉で端的に書きます。最後まで読みやすい文章だとより一層、印象に残りやすいでしょう。

NGな書き出しの例

私は自分には向上心があると思います。学生時代はファミリーレストランでアルバイトをしていましたが、店長にも向上心があることを褒めて頂きました。

この書き出しで、まず良くないのは語尾に「思います」とつけてしまったことです。いかにも自信がないように聞こえます。しかも、その根拠が弱すぎます。これでは人事担当者に「人に言われたからそう思ったのね」と思われて当然です。

アルバイト経験の中で自分の向上心に気づいたことを書きたいなら、向上心を持って努力したことを具体的に示さなければなりません。その上で、努力した結果このように成功した、という文脈を考えるようにしましょう。自分に向上心があると思うなら、その理由となる具体例が必ず見つかるはずです。

誇張したり嘘の内容を書いたりしない

注意しなければならないのは、自分をより良く見せようと本来の自分とかけ離れたPRをしてしまうことです。いくら「自分の長所は笑顔です」といっても、実際面接した時に笑顔がひきつっていたら「嘘の内容だ」と判断されてしまいます。

企業研究の結果に捕らわれて、本来は兼ね備えていない能力や上乗せした内容を伝えてしまうとこういうことが起こります。誇張したり嘘の内容を書いて、もし選考に残っても面接の時点で人事担当者に嘘だとバレてしまい、落とされてしまうでしょう。こういったことを防ぐためにも、自己分析をしっかりとやり、周りの人などに自分の印象や性格などに対する意見を聞いて、無理のない自己PRをしましょう。

ネガティブワードは避ける

自己PRの書き出しにおいて、ネガティブな言葉は避けるべきです。「私は○○が苦手ですが~」「私は○○なところに自信がありません」などのネガティブな言い方をすると、自分の悪い部分をアピールするような文章になってしまいます。

自己PRの書き出しで自分の弱みや苦手なことを述べてしまうと、それを読んだ人事や採用担当者への第一印象が悪くなってしまいます。謙遜して、「苦手、不得手、自信がない」などのネガティブワードやそうした表現を使うのもよくありません。

自分の評価が落ちてしまうような表現は自己PRの文章として相応しくないため、注意するようにしましょう。自己PRでは、自分のよい面や長所をアピールすることが大切です。

自己PRの例文

私は接客業でのアルバイト経験から向上心があります。大学生時代にアルバイトしていた時の定形的な仕事も、どうすればより早くより正確にできるかを常に考えながら作業をしてきました。思いついた時には改善提案として上司に提案し、採用して頂いたこともありました。この経験から、何事にも柔軟に取り組んで御社の仕事で成果を上げていきます。

※この例文はChat GPT自己PR作成ツールで作成しました。
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大学生時代のアルバイト経験から、ただ漫然と作業をこなすのではなく常に考えながら物事に取り組んできたという点が垣間見えます。実際の仕事に取り組む際も、どのように作業すれば効率が良いかを常に考えながら行うというアピールによって常に向上心を持って取り組んでいることをアピールできます。

自己PRの出だし例文10選

①私は負けず嫌いです。
②私は粘り強さがあります。
③私は柔軟性に優れています。
④私は、誰にでも笑顔で対応できます。
⑤私は、日商簿記1級を取得しました。
⑥私は、接客業のアルバイト経験から社交性があります。
⑦私の強みは、責任をもって与えられた役割を全うすることです。
⑧私は、挑戦心があり高い目標をクリアすることに一生懸命取り組みます。
⑨私は状況を把握して、これから先どうしたら良いのかを考える人です。
⑩私は、マイクロソフトオフィススペシャリストマスターを取得しました。

それではここで、書き出しの例文と採用担当者にどのような印象を与えられるのかを解説します。どの例文が良いかは各個人によって大きな差がありますので、自分に合った内容をアピールできる文章を選択して使うことが大切です。

また、これら10個はあくまで導入ですので、このあとに採用担当者を納得させられるエピソードを書きましょう。

①私は負けず嫌いです

「私は負けず嫌いです」という文章でスタートする場合には、勝負をつけることが好きであるということを主張していると見なされます。今まで経験してきた内容の中で、特にスポーツや学業、サークル活動などの勝負事に関わることに力を注いできたことが読み取れます。

このような文章からは、自分が勝負強い性格であること、そして負けず嫌いという点から負けないためにどのような工夫を凝らすか、といった分析力のアピールが効果的です。ただし、同時に負けず嫌いであることは勝つことに向かってひたすらに努力し周りにもそれを求めているということでもあり、チームの和を考えるという点では少々分が悪いことも覚えておく必要があります。

②私は粘り強さがあります

「私は粘り強さがあります」という文章でスタートする場合には、地味なことや苦しいことにも頑張って取り組み、コツコツと積み重ねることによって成果を挙げてきたことを主張していると見なされます。今まで経験してきた内容の中で、学業やスポーツの中でも華やかなものではなく、地味にひたすらに努力して培ってきた能力を主張する時に便利なフレーズです。

この文章からは、自分がコツコツと地道に努力することができること、そしてこの要素を仕事に活用していくが得意であると採用担当者から期待されます。ただし、このフレーズで自己PRをする場合には、イメージとして個人で努力や練習を積み重ねてきたと見なされる傾向が強いので、周りのみんなと協力したといったチームプレイもできることを併せて主張すると、より良い印象を採用担当者に与えることができます。

③私は柔軟性に優れています

「私は柔軟性に優れています」という文章でスタートする場合には、臨機応変に対応することが得意であり、はじめて遭遇する状況にも冷静に対応できるものと見なされます。今まで経験してきた内容の中で、アルバイト経験における臨機応変な対応や、突発の事態に対して冷静に対応してきた内容をアピールする際に便利なフレーズです。

受け取り側からは、企業に入社した時に発生するであろうさまざまな事態に、自分なりの方法で柔軟に対応して乗り切ることを期待されます。加えて、柔軟な対応と規則を守ることを合わせ持っていることが理想ですので、会社のルールを守りながらもお客様に対して柔軟に対応するといった書き方をすると採用担当者から良い印象を得られるでしょう。

④私は誰にでも笑顔で対応できます

「私は誰にでも笑顔で対応できます」という文章でスタートすると、明るい性格をアピールできます。この文章からは、企業に入社した時に誰にでも笑顔で接し仲良くなれることや、お客様の対応を安心して任せることができると採用担当者からは期待されます。

これに加えて、論理的に筋道を立てて説明できることや、お客様の気持ちに親身に寄り添って対応することが大切だ、といった内容を加えると、採用担当者にさらに良い印象を与えることができます。

⑤私は日商簿記1級を取得しました

「私は日商簿記1級を習得しました」という文章でスタートする場合には、資格を習得した経験から、経理関係の仕事ができ今の段階でも会社に貢献することが最初からできると見なされます。今まで経験してきた内容の中で、資格習得に力を注ぎ頑張ってきたことをアピールする際に便利なフレーズです。

この文章からは、日商簿記1級を習得した事実から継続した努力ができる人物であること、計算や数字に強い人物であることを採用担当者からは期待されます。加えて、仕事はチームプレイであることが多いので周りと協力して仕事をしていきますといった内容を加え、計算の仕事でもあるのでミスなく慎重に正確に仕事をこなしていきます、といった内容を加えると採用担当者にさらに良い印象を与えることができます。

⑥私は接客業のアルバイト経験から社交性があります

「私は接客業のアルバイト経験から社交性があります」という文章でスタートする場合には、社交性に自信があり誰とでも打ち解けて協力関係を築くことができると見なされます。この文章からは、社交性から人当たりが良く入社後も安定した人間関係を作ることができることを期待されます。

しかし、社交性は良くも悪くもそれだけでは成立しないアピールなので、社交性から何ができるのかをアピールしたり、社交性から連想される他のアピールポイントを盛り込んだりする必要があります。

⑦私の強みは責任をもって与えられた役割を全うすることです

「私の強みは責任を持って与えられた役割を全うすることです」という文章でスタートする場合、サークルや部活動、ゼミやアルバイトなどに責任を持って取り組んで任された仕事は、きちんと遂行する性格であると見なされます。今まで経験してきた内容の中で、特に責任者の立場に立った時やアルバイトのリーダーなど、一定の権限を持っている立場で仕事をした時のことをアピールする際に便利なフレーズです。

この文章からは、入社した時に仕事にきちんと取り組み期日までに責任を持って仕上げてくる、といったことを期待されます。これに加えて、周りと協力してチーム一丸となって仕事に取り組みます、といったアピール内容があるとさらに良い印象を与えることができます。

⑧私は挑戦心があり高い目標をクリアすることに一生懸命取り組みます

「私は挑戦心があり高い目標をクリアすることに一生懸命取り組みます」という文章でスタートする場合には、現状維持で納得せずに、より高い目標に一生懸命取り組んで自己研鑽していくタイプの人であると見なされます。サークルや部活動、資格試験などの内容の差は人それぞれありますが、一度習得したりできるようになった時点で決して満足せず、さらなる高みを目指すために努力をしてきたという内容をアピールする際に便利なフレーズです。

この文章からは、入社した時にさらに高いレベルの製品を作るために何が必要なのかを考えたり、努力したりできる人材であることを期待されます。これに加えて、責任感を持って仕事を遂行することを加えると、仕事の質を良いものに仕上げようとする向上心がアピールできるでしょう。

⑨私は状況を把握して今後の行動を考えられます

「私は状況を把握して今後の行動を考えられます」という文章でスタートする場合、物事を俯瞰してみることができ、周りの状況をよく観察してから行動することができるタイプの人物なのだと見なされます。今まで経験してきた内容の中で、自分が物事をリードするよりも、チームのリーダーに対して的確なアドバイスをしてチームの方向性を見失わないように調整することをアピールする際に便利なフレーズです。

この文章からは、入社した時に、調整役になることが期待され仕事の進行方向が行き詰った時に全体を俯瞰して、周りに助言をすることが期待されています。これに加えて、時にはリーダーシップを取ることも求められるために、俯瞰しながらもここぞと言う時には自分が舵を切れる人材であるとをアピールすると、採用担当者からの印象が良くなります。

⑩私はマイクロソフトオフィススペシャリストマスターを取得しました

「私はマイクロソフトオフィススペシャリストマスターを習得しました。」という文章でスタートする場合には、日商簿記1級の時と同様に資格を習得した事実から努力家だと見なされます。資格を習得することに力を注いで、その中で努力することの大切さを学んできたことをアピールする際に便利なフレーズです。

この文章からは、入社した時に、ワードやエクセル、パワーポイントといったソフトを一通り駆使して、資料やメールを作成することが得意であると期待されます。これに加えて、事務職などの場合は書類を作る過程でコミュニケーションの能力が求められますので、そうした能力をアピールすることで採用担当者からよりよい印象を得ることができます。

自己PRはアピールポイントから書き出し言い切ること

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自己PRはアピールポイントから書き出します。また、言い切りの形にするのも重要です。言い回しとして「思います」「言われます」は避けましょう。こうした書き出しのポイントを守っていけば、インパクトのある良い書き出しで自己PRを書きはじめることが出来るようになるはずです。是非参考にしてみてください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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