履歴書

「私の特徴」を履歴書に書くときの書き方【能力別例文5選付き】

面接官は「私の特徴」から人間性を知ろうとしている

面接官はあなたの人格や性格の特徴から、あなたがどのような人なのかといった人間性を知ろうとしています。毎日、何十人何百人単位の履歴書を読まなければならない面接官にあなたの人間性を知ってもらうためには、結論から先に述べる簡素な書き方で興味を持ってもらう必要があります。

面接官に興味を持ってもらわなくては、採用ステップとしての面接まで進めませんので、多くの受験者の中に埋没してしまうような文章は、極力避ける必要があります。

まずは自分の特徴の把握が大切

履歴書に「私の特徴」を記載するとき、どのように記載したらいいのかを考えていきましょう。自分の特徴をすぐに思い浮かべることのできる人もいるかもしれませんが、なかなか自分自身の特徴をすぐに記載できる人はいないでしょう。

自分の特徴を記載するときは、まずは自分の特徴の把握が大切になってきますので、自分自身を知ることから始めましょう。ここでは、自分の特徴をどのようにまとめたらいいのかのポイントをご紹介いたします。

特徴をいくつか書き出してみる

自分の特徴を知るためには、まず自分の特徴だと思う点の書き出しから始めてください。最初に自分の特徴はこれだと決めつけて、その特徴について一生懸命書いていこうとすると、文章ができあがらなく、悪戦苦闘してしまうことはよくある話です。自分の特徴は、1つしかないなんて人はいないはずです。

自分の特徴と言えるところは必ずいくつかあるはずなので、いくつか書きだしたうえで、次に整理してください。書き出した特徴がたくさん出てきたからといって、それを単純に並べだけでは、読み手にも伝わりにくいため、自分の特徴として相手に伝えやすいものを見つけ、文章に整理したうえで、履歴書に記載すると良い文章ができあがるでしょう。

他人にも聞いて参考にする

自分の特徴は自分自身が1番良く知っているため、自分のことは自分自身で考えるべきだと思っていて、いくら考えても自分の特徴が思い浮かばないという人もいるかもしれません。自分のことは自分しかわからないなんて言葉をよく聞きますが、自分自身をすべてわかっている人なんてまずいないでしょう。

自分で考えてもわからないからと言って、ネットや本などに頼るのではなく、まず自分の身近な家族や友達など第三者に聞いてみるのも、1つの手段です。第三者からみた自分は、実際自分自身が思っていた自分とかけ離れている場合があるかもしれません。困ったときは他人にも聞き、第三者の視点を参考にすると新しい自分が知れ、自分の思う特徴と合わせて書けるため、ぜひ参考にしてみてください。

自己分析をする

自分の特徴を知るためには、自己分析をすることが効果的です。そこでおすすめなのが「自己分析マニュアル」です。このマニュアルを使えば、質問に答えるだけで自分のパーソナリティタイプが診断できます。

技術者タイプやクリエータータイプ、実務家タイプなどがありますが、あなたはどのタイプでしょうか?無料でダウンロードできるため、すでに自己分析が終わっているけどさらに深めたいという就活生にもおすすめです。

履歴書における「私の特徴」の正しい書き方とは

「私の特徴」を履歴書で正しく書くためには、ポイントを抑えなければなりません。履歴書では自己紹介が求められることも多く、自身の特徴を簡潔に伝えなければなりません。履歴書は自分の基本的な情報をまとめたものであり、「私の特徴」はその中でもさらに伝えたい内容を厳選する必要があります。

履歴書は就活における最初の関門の書類選考を通過するために必須のものですし、書類選考を通過しても今度は面接で履歴書が使用されます。履歴書は就活を通して必要なものであり、その書き方には充分に気をつけ、少しでも自分が印象良く伝わるように工夫しなければなりません。履歴書における正しい「私の特徴」の書き方を知り、より効果的なアピールを目指しましょう。

性格を書く

履歴書には必ずと言っていいほど、あなたの性格を書く欄があります。客観的に見て、あなたがどのような性格であるかを、わかりやすくアピールすることが大切です。そのために、記入する前には自己分析を細かく行い自分で考える自分の性格と、両親や友人といった近い関係者から意見をもらい他人からどのような性格なのか、あるいはどのような性格に見えるのかを知る必要があります。

あくまで面接担当者は第3者の視点であなたを評価するために、両親や友人からのあなたに対する意見を多めに取り込んだわかりやすいアピールを記載し、面接において展開すると好印象を与えられあす。

趣味や特技を書く

履歴書には性格を書く欄と同様に、趣味や特技に関して書く欄があります。この時に抑えておきたいポイントは、どちらもあなたという人物が、どのような人物なのかを知るために尋ねている質問である点です。趣味に関しては、あなたが好んで最近行っていることの記載が無難な回答です。

ただし、ギャンブルや遊びなどを趣味として記載すると、不誠実な人間だと思われてしまうため止めましょう。特技に関しては、自分ができるスポーツや、知能系スポーツ(将棋など)、PCスキルに関したものを記載すると、良い印象を持ってもらいやすくなります。

特技の内容のレベルは、特別に高いものである必要はなく、あくまでどのようなことを好んで行い、今まで育ってきたかを尋ねているだけですので、この意味で特に気にする必要はありません。

シンプルに記述する

履歴書は基本的に簡潔な記載が鉄則であり、「私の特徴」に関してもそれは同じです。履歴書であまりに詳細に記してしまうと面接で伝える内容がなくなってしまいますし、何より小さな字でびっちり書かれていては読む気にもなりません。履歴書において読まれない、興味を示されなのは避けたいため、最低限読んでもらえるようにも簡潔に記し、読みやすく体裁を整えるようにしましょう。

また簡潔に記すことが大切なのは読みやすさだけではなく、面接官の興味をひくためです。履歴書で全てを知ってしまえば面接で話を聞く必要はなくなりますが、簡潔に記されており、詳細が気になるとなれば面接に呼びたいと思います。「私の特徴」は読みやすく、かつ面接官の興味をひくためにもシンプルに書くようにしましょう。

適切な文字数は200文字程度

読みやすくシンプルにまとめるためにはその文字数にも注意を払いましょう。履歴書は書ける範囲が決まっていますし、ある程度の文字数制限があります。「私の特徴」を履歴書に書く場合には大体200文字程度を目安に考えましょう。

自身の情報を伝えるのに200文字では少ないと感じる人も多いですが、「私の特徴」は自己PRではなく、あくまで自己紹介程度のものです。200文字は口頭で話せば1分程度の長さですので、自己紹介としては適切な長さです。

自己紹介があまりにも長いと相手に不快感を与えますし、本格的なアピールをする場は他にもたくさんあります。「私の特徴」は自己PRに入る前の導入部分ですので、それほど長い文量を考える必要はありません。

応募先企業の社風を考慮する

履歴書は就活に使用するものですので、その内容も当然ながらフォーマルなものでなければなりません。しかし応募先企業の社風によっては「私の特徴」についてはテイストを変えても構いません。IT系やベンチャー企業であれば、少し遊び心のある書き方をしても問題ありませんし、自己紹介までもフォーマルすぎると逆にマイナスの印象を与える可能性もあります。

また銀行や歴史の古い企業など堅い企業の場合は自己紹介であっても崩した内容を書くと不誠実だと思われてしまう可能性があります。同じ内容であっても企業によって捉え方や評価は大きく異なります。応募先企業の社風をよく研究し、それに合わせて「私の特徴」の書き方を変えていくようにしましょう。

「私の特徴」のおすすめ例文5選

履歴書における「私の特徴」の書き方にはさまざまなポイントや注意点がありますので、まずはそれらを正しく知ることが大切です。ポイントを抑えれば実際に履歴書を作成していきましょう。

「私の特徴」は自己紹介的な意味があり、企業と自分をつなぐ最初のポイントです。ここで相手の興味を惹けなければ就活でも不利になってしまう可能性があります。例文を参考にして、正しい書き方や魅力的な書き方を確認していきましょう。

例文①柔軟性

私の特徴は柔軟性です。どんな物事にも柔軟に受け入れる環境適応能力があります。私は小学校から中学校にかけて親の仕事の事情で8回の転校を経験しました。転校する度に人間関係を一からやり直すことは大変でしたが、繰り返すうちに慣れ、そのおかげで何事にも柔軟に適応できるようになりました。また柔軟な性格で器用貧乏になってしまわないように、ただ適応するだけではなく、その場所で自分はどのように振舞って活躍するのかを常に考えています。

例文の①では柔軟性が特徴に挙げられています。冒頭で自身の特徴を述べることで自身の特徴を明確にし、強く印象付けられています。また単に柔軟性があるだけではなく、柔軟に受け入れる環境適応能力とすることで特徴が具体的に分かり、好印象でしょう。

柔軟な適応力が身に付いた理由として幼少期の複数回の転校が挙げられており、自身の特徴を裏付けています。また柔軟に適応できるからこそ器用貧乏にならないように気をつけているという文章から、自身の能力の特性を正しく理解できていることや向上心がアピールできています。自身の特徴、裏付けとなる根拠と展開されており、文章構成も問題ありません。

例文②指導力

私の特徴は指導力がある点です。相手に合わせた指導方法を考えることで目標を達成させられます。私は経済学部に所属しており、同じく経済学部の友人にテスト勉強を教えていました。友人は数字が苦手で、特に統計学が苦手でしたが経済史などの歴史科目は得意でした。そこで私は統計学を教える際も友人が理解しやすいようにできるだけストーリー仕立てで教えるようにし、その結果友人はぎりぎりの評価でしたが単位を取得することができました。

例文の②では指導力が特徴として挙げられています。指導力のアピールも相手に合わせた指導方法を考え、目標達成という具体的な内容により印象的に特徴が伝えられます。エピソードの中では友人に勉強を教えたことが語られており、数字が苦手で歴史が得意な友人に合わせ、ストーリー仕立て勉強を教えている点が大きなポイントです。

統計学をストーリーで語るのは非常に難しいですし、実際にどのように語るのかは分かりませんが、面接官の興味を惹くことができています。また相手に合わせて独自の指導方法を考えているため、相手を考えて行動できる人間性もアピールできています。

例文③コミット力

私の特徴はコミット力です。難題でも積極的に挑戦し、結果にコミットメントできます。私はサッカー部に所属しており、ポジションはフォワードでした。フォワードに求められるのはとにかく得点力であり、私はどんな試合でも必ず得点に絡もうと前線で体を張り続けました。体が小さく相手のディフェンスに跳ね飛ばされた経験もありましたが、私は必死に体を張り、自分で点が取れなくても味方のアシストにつなげ、必ず得点にコミットメントしていました。もちろん時には自身の手で得点を取り、チームを勝利に導いたこともありました。

例文の③ではコミット力が特徴として挙げられています。コミットメントにはかかわりあいなどの意味があり、コミット力は何かに関わる力、関与する力などの意味です。例文では難しいことでも積極的に挑戦し、結果にコミットメントできるとアピールされています。

エピソードでは体が小さいながらも得点に絡むために必死に体を張ったとあります。得点や結果に対する貪欲さが表れており、その必死さがコミット力の裏付けとなり好印象です。また頑張った結果アシストなどの形で得点に関与できた、あるいは自身での得点も語り、結果に対するコミット力の高さの証明もできています。

例文④咀嚼力

私の特徴は咀嚼力がある点です。選り好みせずにさまざまな出来事を受け入れ、自身の糧とします。私は大学時代にバックパッカーとして世界中を旅していました。さまざまな国や地域でそれぞれの文化の違いや人間性の違いを学べました。ある国では虫を食べ、それも文字通りしっかりと咀嚼して飲み込みました。衝撃的な出来事はたくさんありましたが、それら全てが良い経験であり、日本ではできない経験をすることで人として大きく成長できたと感じています。

例文の④では咀嚼力が特徴としてアピールされています。咀嚼力は物事をかみ砕いて飲み込み、理解するなどの意味がありますが、例文では選り好みせずにさまざまな出来事を受けいれるとされています。本来の意味とは若干異なりますが、咀嚼力には例文にあるような意味の側面もありますので問題はありません。

エピソードとしてバックパッカーとして世界中を旅したとあります。特徴である咀嚼力と実際に虫を咀嚼することが係っておりユーモアのセンスをアピールできています。またそれらの出来事も前向きに受け止め、良い経験であったとし明るい人間性もアピールできており好印象です。

例文⑤牽引力

私の特徴はトレーラー車のような牽引力です。私は大学時代に野球部でキャプテンを務めていました。キャプテンとしてチームをまとめることを意識し、まとめるためには全員と仲良くならなければならないと感じました。そこで練習や寮での時間を活かして部員たちとコミュニケーションを取り、仲良くなることでチームを束ねられました。またレギュラーチームをまとめるだけではなく、1年から4年までの野球部員300人を覚え、引っ張れたのは私の密かな自慢です。

例文の⑤で牽引力が特徴としてアピールされています。また単に牽引力があるとアピールするのではなく、トレーラー車のような牽引力とし、より高い能力がアピールできています。キャッチフレーズによりアピールにもインパクトが出ていますし、語り出しとしてはかなりの好印象です。

エピソードではキャプテンの経験が語られていますが、ただキャプテンであっただけではなく、チームを引っ張るために何をすべきか考えているのも好印象です。自分なりの方法を考え出すことで向上心がアピールできていますし、野球部員全員を引っ張ることで牽引力が大きくアピールできています。

履歴書への「私の特徴」の記載は細部までこだわろう

履歴書ではさまざまな項目がありますが、どれ一つとして軽視していいものはありません。「私の特徴」は自己紹介程度のものであるため履歴書の中でも軽視されがちなポイントですが、就活を有利に進めるにあたっては非常に重要な項目です。

「私の特徴」は確かに自己紹介としての意味合いが強いですが、自己紹介は企業と自分をつなぐ最初のポイントです。自己紹介で興味を持ってもらえなければ場合によっては他のアピールも聞き入れてもらえない場合もあります。

就活では自分のアピールが大切であり、伝えるためには自分に興味を抱かせる掴みが重要になります。「私の特徴」は大切な掴みの部分になりますので、正しい書き方を心がけ、細部まで完璧な就活を目指しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ