自己分析

【ジョハリの窓のやり方】自己分析に役立つ項目4つもご紹介

ジョハリの窓を使った自己分析のやり方とは

ジョハリの窓を使った自己分析のやり方はご存知でしょうか。就活では自己分析は必須のものですが、なかなかうまくできずに困っている人は多いです。自己分析は自分に合った方法を見つけることが大切であり、方法のひとつとしてジョハリの窓が挙げられます。

ジョハリの窓を使えば、これまでに見えていた自分、見えていなかった自分の両方を確認でき、さらに客観的な視野を踏まえて自分を見つめ直せます。自己分析でつまづいてしまう人の多くは、単にやり方を理解していないだけのことも多いです。ジョハリの窓のやり方を知り、さまざまな方法を試して自分への理解を深めましょう。

ジョハリの窓とは

そもそもジョハリの窓とは何かですが、これは自身の性格を4つの項目に当てはめて、自分自身についての理解を深めるためのものです。アメリカの心理学者ジョセフ・ルフトとハリ・インガムの2人が考えたものであり、それぞれの名前を取ってジョハリの窓と名づけられました。

ジョハリの窓は、開放、秘密、盲点、未知という4つの項目に分けて性格的な特徴を当てはめ、自分の認識、他人からの認識を見つめ直すものです。基本的には複数人でおこなうため、自己分析と他己分析両方の側面を持っていると言えるでしょう。

ジョハリの窓の性格項目

頭が良い、発想力がある、段取り力がある、向上心がある、行動力がある、表現が豊か、話し上手、聞き上手、親切、リーダー資質がある、空気が読める、情報通、根性がある、責任感がある、プライドが高い、自信家、頑固、真面目、慎重、大胆

ジョハリの窓では、約20の性格項目が設定されており、これをそれぞれの窓に当てはめて自身の性格と他人からの認識を確認します。基本的には上記の通りですが、必要に応じて項目をつけ足してもいいでしょう。性格項目については固定で決まっているわけではなく、自由に変化させて問題ありません。

項目が少なすぎると、自己分析の幅も狭くなってしまうので注意が必要です。項目が多いほど、より多角的に自分を見つめることができるため、基本の20項目は含めて分析をおこなうといいでしょう。

ジョハリの窓のやり方

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ジョハリの窓で実際に自己分析をおこなうためには、やり方を把握しておかなければなりません。ジョハリの窓は心理分析というイメージを持つ人もいますが、やり方はそれほど難しくはなく、手順さえ把握していれば誰でも簡単にできます。

簡単にでき多くの情報が得られるため、自己分析の方法として優れていると言えるでしょう。やり方を間違えなければ正しい分析結果を得ることができるため、手順を理解しておきましょう。

複数人集める

ジョハリの窓は自己分析と同時に他己分析でもあるため、複数人集めなければなりません。基本的には自分+1人でおこなうことは可能ですが、人数が少ないと効果が薄くなってしまう可能性があるので注意しましょう。複数人といっても明確な決まりはありませんが、3~4人以上はいたほうがいいです。

もちろん、さらに多くなる分には問題ありません。ジョハリの窓は自分を分析するだけではなく、その場にいる全員の分析にもなるため、就活中の仲間を集めておこなうことがおすすめです。お互いに自己分析の助けとなるため、協力してもらいやすいでしょう。自分だけではなく、他人の自己分析の結果を知ることでも、視野が広がることもあるため、できるだけ多く集めるのがポイントです。

性格項目から自分が当てはまる番号を書く

ジョハリの窓は集まった全員に紙を渡し、番号を振った性格項目をもとにして紙に番号を記入していきます。まずは、自分自身の性格に当てはまるものを記入します。性格項目を見て、自分が当てはまるものをすべて書き出していきましょう。

たとえば①正義感が強い、③大胆、⑦頑固が当てはまる場合は、紙に①、③、⑦と書きます。性格項目については、事前に番号を振っておくとスムーズです。自分の性格項目をすべて書き出せば、それは人目に付かないところに保管しておきましょう。

記入したものを他の人に見せてしまうと、分析結果に影響する可能性もあるので注意が必要です。全員の記入が終了すれば、次のステップに移ります。

他の人紙にその人に当てはまる番号を書く

性格項目を見ながら自分に当てはまるものを書き出した後は、次に他の人の紙にその人に当てはまる項目の番号をすべて書き出します。紙は全員に回し、書きやすいように無記名で記入します。紙には該当する人の名前を書き、当てはまると思う項目をすべて書き出していきます。

全員が書き終えれば、自分の名前が書かれた紙を集めて、結果を集計して分析へと進みましょう。ジョハリの窓では、自分が思う自分と他人が思う自分を見比べ、現状の分析をおこないます。他人からの意見も重要になるため、できる限り正確に記入しなければなりません。紙を集めて結果を集計した後は、そこからそれぞれの認識を話し合い、さらに分析を進めます。

ジョハリの窓の項目4つ

ジョハリの窓は4つの項目に分けて診断するため、それぞれの項目について知っておくことが大切です。性格項目を集計した後は結果を窓に反映させて分析をおこなうので、人数が多ければ紙も大きめのものを用意しておきましょう。

ジョハリの窓は単に結果を集計して表にするだけではなく、結果をもとに話し合い、さらに理解を深めることが大切です。表をつくって終わりにするのではなく、それぞれの項目ごとの特徴を把握して話し合い、さらに自分への理解を進めていきましょう。

①自分と他人が書いた番号は開放の窓

自分が書いた番号と他の人が書いた番号を照らし合わせ、両方に当てはまるものを開放の窓に書き出します。開放の窓は表の左上の部分に作りましょう。開放の窓とは、自分と他人、両方が把握している性格的な特徴です。自覚的かつ他人にもそう思わせるだけの強い特徴であるため、自分を表す重要なポイントと言えます。

開放の窓に記入する項目が多いほど、自意識と周囲のイメージが一致しているため、自分を客観的に見れている証拠と言えるでしょう。また、集計する際には何人の人がその番号を記したかも重要です。記入した人数が多いほど、強い特徴を持っていると言えます。一致した数だけではなく、何人の人が記入したかもチェックして、自分の中で何が特徴的かを把握しておきましょう。

②自分だけが書いた番号は秘密の窓

自分だけが書いた番号は秘密の窓に書き、これは表の左下に作成します。秘密の窓は、他の人が知らない自分だけが自覚している特徴です。秘密の窓に記入された性格項目は、自分がなりたいと考える自分、あるいは本当に他の人に気づかれていない弱い特徴と言えるでしょう。

どちらの場合でも、他人以上に自分がその特徴を強く意識しているのは間違いないので、自分の理想像などを読み解く重要な手がかりとなります。秘密の窓に記入した項目については、なぜ自分は当てはまると思うのか、他の人は当てはまっていないと感じているか、意識のずれを話し合うことが大切です。それぞれの認識のずれを理解することで、自意識がどのように働いているのかが分かります。

③他人だけが書いた番号は盲点の窓

他人だけが書いた番号は盲点の窓に記入し、これは右上に作成します。盲点の窓は自分が気づけていない特徴、個性なので、自己分析を進める上では重要なポイントです。自分の中では当たり前になっているために、気づかないこともたくさんあります。自分の新たな魅力を見出せる場合もあります。

ただし、いいことばかりとは限らず、無自覚になっている悪い部分が見つかることもあるので、注意が必要です。性格項目は捉えようによって良いか悪いかは異なり、どんな長所や短所も表裏一体です。盲点の窓は客観的に見た特徴であるため、信用度は高いと言えます。分析結果をきちんと受け止め、良い悪いの両方を含め、自分がどのような特徴を持っているかを再確認することが大切です。

④誰も書いていない番号は未知の窓

番号をすべて集計し、自分と他人の誰も書いていない番号は、右下の未知の窓に記入します。未知の窓は、誰も把握していない性格的特徴なので、その人には当てはまらないものいと言えます。しかし、必ずしも当てはまらないわけではなく、場合によっては認識できていないだけで、潜在的には存在する可能性もあるので注意が必要です。

未知の窓に書かれた項目については、本当に当てはまっていないかを吟味し、確認しなければなりません。誰も認識していないからといって、よく協議しないままにスルーしてしまうと、隠れた特徴、魅力を見逃してしまう可能性もあります。未知の窓は、多くの可能性を秘めた部分でもあるため、細部まで確認して、何度も議論を重ねることが大切です。

ジョハリの窓で自分への理解を深めよう

自己分析ができていなければ、就活の軸が決められない、志望動機や自己PRが上手に作成できないなど、さまざまなデメリットがあります。さらに選考で志望度や仕事への意欲なども伝えづらくなるため、念入りにおこなわなければなりません。自己分析のやり方はたくさんありますが、複数人でおこなうならジョハリの窓がおすすめです。

ジョハリの窓を使えば、さまざまな観点から自分を見つめ直し、深堀りした自己分析ができます。客観的な視点で自己分析をおこなう方法として、ジョハリの窓は優れているため、上手におこない自分への理解を深めて、就活をスムーズに進めましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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