履歴書

履歴書でボランティア活動をアピールする方法【例文付き】

伝え方が重要になるボランティア活動

履歴書では自己PRや課外活動としてボランティア活動をアピールできますが、伝え方次第で印象は大きく変わります。ボランティア活動は課外活動の一つとしてアピールでき、高く評価されることも多いです。しかし、ただ漠然とアピールしても評価されるとは限らず、アピールの方法次第では魅力が半減してしまう可能性もありますので注意しなければなりません。

ボランティア活動では活動内容も大切ですが、それ以上にどのように伝えるかが大切です。同じ内容でも伝え方次第で評価は違ってきますし、履歴書への書き方によって選考を有利に進められるかどうかは変わります。履歴書で上手にボランティア活動の実績をアピールし、好印象を与えて選考を有利に進めていきましょう。

ボランティアを経験している就活生は多い

ボランティア活動は就活をする上で、面接やESで大きくアピールできる経験になります。しかしその経験をアピールするには注意点が挙げられます。まず、気をつけたい点として「ボランティア活動は就活生の多くが一度は経験している」点です。

考えられる理由としては色々ありますが、実習で地域活動に参加した経験がある、保育所に一度スタッフとして行った、などが多いでしょう。そのため、ひとえに「ボランティア活動」といっても他の同じ就活生もボランティア経験を推してくるため、内容の薄い話だと企業側の印象にも残らないのです。

自分を他の就活生と差別化し企業側に採用してもらうためには、ボランティアで得た教訓をどう生かすことができるか等の、より濃い内容を伝える必要があるでしょう。

ボランティア活動を通して人間性を伝える

ボランティア活動は参加内容だけを企業側にアピールしても、他の就活生と差別化できず、せっかくの内容は活かせません。そこで、企業にあなたを欲しい人材として認識してもらうためには、ボランティア活動を通じた「あなたの人間性」を伝えることが重要になってきます。

同じボランティアに参加しても、参加した人によって活動内容や得たもの、現場での行動はそれぞれ違ってきます。例えば地域のお祭り運営に参加した場合、積極的にテント設営等の力仕事を手伝ったことや、広告のデザインを担当して大きく周知させた経験は大きなポイントとなります。参加しただけでなく、参加してあなたがどう行動したのかをより具体的に書き出すと、企業にあなたの行動力をアピールできるでしょう。

コロナ自粛中に、自己分析をやり直そう

コロナウイルスで就活も自粛の傾向になり、選考が進まず、不安になっていませんか?

そんな時は、自己分析ツール「My analytics」を活用して、自己分析をやり直しておきましょう。

My analyticsなら、36の質問に答えるだけであなたの強み・弱み→それに基づく適職がわかります。

コロナで就活が自粛中の今こそ、自己分析を通して、自分の本当の長所・短所を理解し、コロナ自粛が解けた後の就活に備えましょう。

ボランティア活動の経験は就活で有利

就活で履歴書を書く際、ボランティア活動の欄が付いている場合があります。もしあなたがボランティア活動の経験を持っている場合、その経験を履歴書に書いてアピールすることで、就活は有利に進められるでしょう。

ただし、履歴書への書き方にはコツがあり、その書き方を間違ってしまうと評価にも何にもならないケースもあるので注意が必要です。

ボランティアに励む学生のイメージ

ボランティア活動に励む学生に、企業の採用担当者はどんなイメージを抱くのでしょうか。ボランティア活動をしている学生は、「積極的で行動力がある」「問題意識が高い」「自主的に動ける」などといったポジティブな印象を持たれやすい傾向にあります。逆に言えば、採用担当者側が抱くイメージを裏切らないPRを行う必要があるのです。

ボランティア活動の経験から企業が見ているポイント

ボランティア活動を履歴書で上手にアピールするためには、その経験から企業が見ているポイントを知る必要があります。ボランティア活動の経験をアピールしても、企業が見ているポイントから外れていれば評価の対象にはなりませんし、意味がなくなってしまいます。

上手にアピールするためには、ポイントを踏まえて伝えていかなくてはいけません。企業はボランティア活動の経験から何を見ているのかを知り、上手にアピールして好印象を与えていきましょう。

その人の性格や人柄

ボランティア活動の経験から企業が見ているポイントの1つは、その人の性格や人柄です。ボランティア(volunteer)は「自発的に支援に行きたいと志願する」という意味があります。採用担当者が知りたいのは、就活生がなぜそのボランティアをしたのか?という理由から分かる就活生の人柄です。

なぜ自発的に周囲の支援をしようと考えたのか、誰かのために動こうと考えたのかが見られています。周囲の人を思いやる性格であったり、使命感を持ってのボランティア活動であれば評価の対象です。

しかし就活でアピールするためなど、性格や人柄がわからないものはNGです。どのような気持ち、考えでボランティア活動をおこなったかが大切であり、それらを意識してアピールしていかなければなりません。

分析力やプレゼンテーション能力

分析力やプレゼンテーション能力も、ボランティア活動の経験から企業が見ているポイントの1つです。ボランティア活動の成果自体は問われず、採用担当者が知りたいのは、ボランティア活動を通じて、就活生が何を感じたか?そしてそれをどう伝えるか?です。どれだけ素晴らしいことを経験していても、そこから何も得られなければ意味はありません。

またそれを誰かに対して明確にアピールできることが大切であり、これは就職後の業務にも通じるので、特に意識したいポイントです。分析力やプレゼンテーション能力は仕事をする上でも重要なものであり、ボランティア活動の経験をどのように捉え、アピールするかによってそれらの能力が見られています。

近年の社会的風潮に対する理解力

ボランティア活動の経験からは、近年の社会的風潮に対する理解力も見られています。企業の社会貢献やCSR(Corporate Social Responsibility)などを理解したうえでアピールできれば、印象強くなります。

企業は消費者からのイメージも大切ですので、イメージアップのための活動を行う企業は多いです。イメージアップが企業の売上のアップにつながる場合もありますので、事業を展開する上では社会貢献は欠かせません。

ボランティア活動によって社会的な風潮に対しての理解力が身に付いていれば、高く評価される可能性が高いです。ただ漠然とボランティア活動をおこなったとアピールするのではなく、社会的な立場などを考えての行動である点をアピールしていきましょう。

自己PRが書けない時は、自己PR作成ツールを活用してみよう

ボランティア経験の自己PRを作成する際、伝えたいことは沢山あっても、文章で上手くまとめる自信がない就活生も多いはず。

そんな時は、「自己PRジェネレーター」を活用してみましょう。

自己PRジェネレーターを使えば、簡単な質問に答えるだけで理想的な流れの自己PRが完成します。
無料でダウンロードして、人事を唸らせる自己PRをサクッと完成させましょう。

履歴書にボランティア活動を記入する際の注意

ボランティア経験は就活に有利に働きますが、アピールの仕方によっては評価に繋がらない場合もあります。最近では国内外に問わず災害も多く、復興のボランティアを経験している学生が増えました。

そのため、単にボランティア経験だけを書いても、他の就活生たちと変化がなく印象着きません。特に、ボランティアでの実績を伝えるだけの「自慢」になってしまったり、経験や考えを漠然と語る「うんちく」になってしまうのは最も危険です。企業が知りたいのは「ボランティアの実績」ではなく「あなたがどんな人間で、経験から得たものを就職後にどう活かせるのか」という部分です。

単発のボランティアは評価を得られにくい

ボランティアで得られる経験は確かに数多くあります。しかし、ボランティア活動に参加したとしても、ひとつのボランティアを1回しか参加していなければ企業側は「長期的にできなかったのか」「積極的に参加しようとしなかったのか」と捉える可能性があります。

そのため、ボランティア活動の経験を履歴書に書く際は長期的に続けてきたボランティア活動を取り上げるようにしてみましょう。1つのボランティア活動を長期的に続けることは簡単ではありませんし、長期的に続けた経験は、あなた自身の粘り強さや責任感のアピールにもなります。就活のためになんとなく参加した1回よりも、何度も参加したボランティア活動を、あなた自身の経験も含めて履歴書に書きましょう。

ボランティア活動と仕事は別物

ボランティア活動をアピールする際には、ボランティア活動と仕事は別物であることを忘れてはいけません。ボランティア活動に熱心になるあまりに、仕事に支障をきたすのでは?と思わせないようにしなければなりません。

特に継続的な活動の場合、就職後はどうするのか?という問いにも答えられるようにしておきましょう。ボランティア活動と仕事を明確に切り分けて、どちらも大切にしながらもボランティアと仕事は区別していく考えを述べてください。

履歴書のボランティア欄の書き方

それでは実際にどのように履歴書を書けば、あなたのボランティア経験をうまくPRできるのでしょうか。ここからは、あなたの「人柄」と「ボランティア経験を就職後にどう活かすのか」という2点を、企業の担当者に効果的に伝えるための方法を紹介していきます。紹介する内容を押さえてボランティア欄を書くことで、内定に向けて確実にステップを踏んでいきましょう。

ボランティア活動歴と始めたきっかけ

ボランティア活動歴と、ボランティア活動を始めたきっかけは必ず書くようにしてください。もし仮に、ボランティアへの活動歴、きっかけが曖昧にしか書かれていなかったらどうでしょうか。「友人に誘われてなんとなく参加しただけかも知れない」「就活で好印象を得るために参加しただけなのかも知れない」という印象を抱かれ、マイナス評価になりかねません。

逆に、活動歴ときっかけをしっかり書けば、自分の人柄を企業に伝えられるチャンスになります。ボランティア活動に何度も参加していたり、長期間にわたって参加していれば、誠実さや責任感もアピールできるでしょう。また、ボランティアに参加したきっかけには、あなたの問題意識や何かに「貢献したい」という気持ちがあったはずです。これらを整理して書くと、企業に正しくあなたの人柄を伝えられます。

苦労や学んだ内容

ボランティア活動の中身についてはどう書くべきでしょうか。「実際にどう行動したか」「その過程でどんな苦労をしたのか」「そこから何を学んだのか」「今後どう活かすのか」をわかりやすくまとめます。

なぜなら企業は、ボランティアの経験を通し「あなたが就職後にどのように仕事に取り組むのか」を知りたいと考えているからです。これらをわかりやすく伝えると、採用担当者に「ボランティア活動と同じように、きっと仕事も頑張ってくれるだろう」と思ってもらいやすいです。

ボランティア活動歴で嘘を書くリスク

ボランティア活動の経験が無かったり、活動歴が浅い就活生の中には、履歴書に嘘を書いたり、内容を盛って書いてしまう人もいます。ボランティア経験の有無や活動歴が、直接採用・不採用を決定することはありません。

企業が知りたいのは「あなたの人柄」「仕事にどう取り組むか」です。嘘を書いてしまった場合、書類選考を通ったとしても、面接でボランティア活動について質問される度に嘘をつき続けなくてはならなくなってしまいます。嘘がばれれば当然、信用は完全に失われ、内定は難しくなってしまいます。

万が一内定できたとしても、その後も嘘を隠し通さなくてはならないため、職場に居にくい状況になってしまうでしょう。そもそも、企業への採用という大事な場面で嘘を書くこと自体、採用企業や他の就活生に対して非常に失礼な行為です。

「バレなければいい」というモラルでは、今後仕事をしていく上でも信用を失う状況を招きかねません。経験がないからといって嘘の記載は絶対に避けましょう。

ボランティア経験がない場合の履歴書の書き方

いざ、書こうと思ってもそもそもボランティア活動の経験がない場合はどうすればいいのか悩む学生も多いでしょう。ですが企業は就活生に、ボランティア活動の経験を求めているわけではありません。

そのため、もしボランティア活動の経験がない場合は、履歴書に「なし」と記入しても問題はありません。ですがその場合、ボランティア活動以外の自己PRで、自分の人柄や仕事への姿勢を十分伝えられるよう、準備が必要です。学生時代に力をいれたものは何か、資料を参考にしながら探っていきましょう。

履歴書ボランティアの例文

それでは、実際にここまで紹介してきた注意点や書き方に基づいた例文を紹介します。ボランティア活動の概要、きっかけ、具体的な行動、苦労、学んだ内容、どう活かすのか、といったポイントの書き方を是非参考にし、自分の履歴書に取り入れてください。

地域活動

海岸のゴミ拾いを2年間行っております。海岸のたくさんのゴミに心を痛め、訪れた人が良い気分で過ごせるよう、活動したいと考えました。最初は友人と2人でゴミ拾いをしましたが、ゴミは殆ど減りませんでした。
そこでSNSを使い、ゴミ拾い参加を呼びかけるメッセージを拡散しました。すると市内に住む12名から連絡があり、毎週作業を一緒に行えるようになりました。結果、海岸は最初とは見違えるほど綺麗になっています。
私はこの経験から、多くの人を巻き込むと、より効果的な活動ができることを学びました。入社後も、企画の仕事で周囲を積極的に巻き込むこみ、より大きな成果が出るよう取り組みたいと考えております。

まず最初に、ゴミ拾いを行った動機が書かれています。「訪れた人が良い気分で過ごせるよう、活動したい」という想いが入ってるため、他社に貢献したいという気持ちのある人だと伝わるでしょう。

また、2人だけのゴミ拾いがうまくいかなかった時にはSNSで呼びかけるという具体的な行動が書かれています。 最後に例文では、ボランティア活動と同様、仕事でも「周囲を巻き込むことで大きな成果を出したい」という抱負が書かれています。

ボランティア活動で学んだ経験を仕事の抱負に結びつけることで、担当者に人柄だけでなく、仕事に熱心に取り組もうという意欲も伝えられています。

福祉

2年間、毎週老人ホームで絵本の読み聞かせをしました。家族と離れて暮らす高齢者を喜ばせたいと考えたからです。最初は、よそ見や居眠りをする方が多く、楽しんでもらえませんでした。高齢者の目線で振り返ったところ、絵本の内容が複雑、声が小さい、読むのが速いなどの問題点がわかりました。
そこで絵本の種類、声の大きさと速度を変えました。すると最後まで聴いてくれる方が増え、終わった後に「ありがとう」と言ってくれた方もいました。私はこの経験から、相手を喜ばせるには相手の目線に立つことを学びました。貴社でも常にお客様の目線に立ち、満足度の高いサービスを提供したいと考えております。

絵本の読み聞かせを始めたきっかけからは、他者を喜ばせることに価値を感じる優しい人柄が伝わってきます。また、読み聞かせを高齢者に楽しんでもらえなかった原因を見つけ、具体的に改善した流れもわかりやすく書かれています。

経験から学んだ「相手の目線に立つことの大切さ」と、入社後に「満足度の高いサービスを提供したい」という抱負もしっかりとつながっているため、仕事への意欲も伝わりやすいです。

ボランティア活動を履歴書を書く際は書き方が重要

ここまで、履歴書にボランティア活動の経験を書くことの利点や注意点、書き方を紹介してきました。最後に、履歴書を一度書いたら、他の人に読んでもらうことをおすすめします。

自分の経験はすべて自分自身がよく知っているため、自分の書いた内容が本当にわかりやすいかどうか判断するのが難しいからです。この記事で紹介した注意点・書き方を押さえて履歴書を書き、最後に第三者にチェックしてもらい、自信を持って選考へと進んでいきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ