自己PR

自己PRの構成とは?周囲と差を付ける説得力ある文章の作り方

自己PRは構成によって伝わり方が異なる

書類選考や面接の場で多くの企業が自己PRを問うには理由があります。それは、「求める人材であるかを具体的に判断する材料となるから」です。自己PRでは、単にあなたの長所や強みを問われているのでなく、入社後にそれをどのように仕事に活かし企業に貢献していけるのかを問われているのです。

ですから回答する際には、企業が求める人物像を理解した上で、自分の強みや経験がどのように業務に活かせるのかを、イメージできるように組み立てることがとても重要です。ではどのように内容を構成することで、相手に自分自身を効果的にアピールすることができるのでしょうか。ここからは、自己PRを構成する際の押さえるべきポイントをみていきます。

構成は6段階

基本的に、自己PRの構成というものは6段階の文章でまとめるのが基本になっています。一番最初に結論を書きます。最初に結論を書くことで、文章への注目度も高くなり分かりやすい、というメリットがあるからです。結論を簡単に書いた後、そこから自己PRの具体例・アピールポイントを見つけるきっかけになった課題や行動からの結果などのエピソードを書くことになります。ここで具体的な自己PRをおこなうのが一般的な構成内容になります。

最後に、まとめとして入社後でアピールポイントをどうやって活かすかなど、入社後に活かせることを書きます。こちらも簡単に、具体的に書くことで、採用担当が入社後のビジョンをイメージしやすくなります。この構成にそって書くのが、自己PRを正しくおこなうために必要なことになります。

構成が整っていないと内容が不明確になる

自分のことを早くアピールしたい気持ちはあることでしょう。ですがあまりにも構成が整っていない自己PR文章は、内容も不明確になってしまう場合が多いのです。

具体的に何をアピールしたいのか、何を伝えたいのかが分からない文章では、どれだけアピールポイントがあっても相手には伝わりません。構成を整えるということは、それだけ自分の伝えたい内容を正しく伝えるための努力をすることになる、ということでもあるのです。採用担当にアピールできる文章内容に仕上げたいのであれば、自分がアピールしたい内容を自己分析などで明らかにしたうえで、しっかりと文章の構成を考えて自己PR文章を書くように心がけましょう。基本的な構成の形を守って書くだけでも、十分に自分の言いたいことを訴えることができるようになります。

構成が整っていないNGな自己PR例

実際に構成が整っていない自己PR文章はどんなものかというと、以下のような内容です。

私は大学時代に、サークル活動でメンバーをまとめることが多くありました。様々な意見を出し合うことの多いサークルだったこともあり私は皆の意見を率先してまとめ、結論にもとづいて引っ張っていく機会が多く、結果としてリーダーシップを取れるようになりました。その経験を踏まえて、私は周りに気配りをしながらリーダーシップを取ることができる人間だと自負しています。就職した後もリーダーシップを取り、同じ職務に関わるスタッフと共に仕事に関わっていきたいと思っています。

この文章では、言いたいことがどこなのかどこなのか、一度目にしただけでははっきりしないのではないでしょうか。文章でアピールする場合、やはり見て分かりやすい文章になっているのが、一番相手に理解されやすいということでもあるのです。

構成のなかでも最も大事な3つのポイント

自己PRの構成の中で最も大事な3つのポイントをあげるとすると、結論・具体例・入社後に活かせることになります。また構成を書く順番についても、自己PRの文章を書く上では非常に重要になります。結論→具体例→入社後に活かせること、の順番で書くことで、企業へのアピールをする際には大事になってきます。これら構成における3つのポイントが、自己PRの文章を考える際にどういった形で大事になってくるかについては、以降詳しく解説していきたいと思います。

①結論を簡潔に伝え興味を惹く

「私の強みは、〇〇です」というように、まず最初に要点を簡潔な一言で伝えます。おそらく相手は「それってどういうこと?」「どうしてそう思ったの?」といったようにあなたの話に興味を抱き、先の展開を期待することでしょう。また、相手は冒頭の一言で要点を先に把握することができるため、よりあなたの話に集中して聞き入ることができ、内容が印象に残りやすくなります。

ですので、話の導入となるこの部分では、「~と思います」「~と考えます」といった曖昧な表現でなく、「〇〇です」としっかりと言い切り、相手を惹きつけましょう。

②具体例で裏付けをする

相手があなたの話に興味を抱いたところで、その根拠となるエピソードや体験を展開していきます。ここでの目的は、より具体的な事例を述べることで、相手を「その通りだ」と納得させることです。ですから、より話に説得力を持たせるために抽象的な部分をなるべく避けて、当時の状況を詳細にわかりやすく伝えるように心がけます。

「いつ」「誰と」「どのように」といった内容を盛り込むことで具体性は増します。また、「全体の〇%から〇%に増えた(減った)」「〇点から〇点に上がった(下がった)」など、明確な数値を入れることも相手を納得させる要素となります。このようなエピソードや体験から、他の人にはない自身の強みを身に着けることができたのだということを、相手にしっかりと印象付けましょう。

③活かし方を伝え入社後のイメージをしやすくさせる

自己PRの最後は、ここまで述べてきた自身の強みを採用後にどのように仕事に役立てていけるかという内容で締めくくります。ここで重要なことは、自分自身が「企業が求めている人材そのものである」ということをアピールすることです。ここでは、事前の企業分析が役立ちます。企業理念、事業内容を踏まえた上で、自分自身の強みを活かしてどのように企業に貢献していきたいかを熱意をもって伝えましょう。

自己PRの締めくくりとなるこの部分で、相手は入社後のあなたをイメージしやすくなることでしょう。経験に基づいたあなた自身の強みが、あなたの入社後にその企業の発展に繋がることをしっかりとアピールすることができれば、周りと差をつけ、内定に一歩近づけます。

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構成が苦手な人は部分的な穴埋めで作成してみる

自己PRの要素は決まったけれど、どこから手をつけていいのか分からないという人もるでしょう。そんな人におすすめなのが、文章を穴埋めして作ることができる自己PRジェネレーターです。この資料は、自己PRを上記で紹介した構成通りに作成できるように、部分、部分をカッコで空欄にし、就活生が埋めていくことで一つの文章ができるようになっています。

構成作成に苦手な人は、ぜひ差資料をダウンロードして有効活用してみてください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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