自己PR

【自己PRで圧倒的に周りと差がつく方法】文章構成から展開方法などを例文5つ付きで解説

 自己PRは内定に最も近づく武器になる

書類選考や面接の場で多くの企業が自己PRを問うには理由があります。それは、「求める人材であるかを具体的に判断する材料となるから」です。自己PRでは、単にあなたの長所や強みを問われているのでなく、入社後にそれをどのように仕事に活かし企業に貢献していけるのかを問われているのです。

ですから回答する際には、企業が求める人物像を理解した上で、自分の強みや経験がどのように業務に活かせるのかを、イメージできるように組み立てることがとても重要です。ではどのように内容を構成することで、相手に自分自身を効果的にアピールすることができるのでしょうか。ここからは、自己PRを構成する際の押さえるべきポイントをみていきます。

自己PRを伝える時の3つのポイント

自己PRの内容を構成する際の重要なポイントは、「わかりやすさ」です。相手に「わかりやすく」文章を展開することによって、あなた自身の強みを積極的にアピールすることができます。それだけでなく、入社後のあなたの姿を具体的にイメージさせることができ、採用に一歩近づけることでしょう。

では相手に伝わりやすい文章を構成するには、どのようなことに気をつけていけば良いのでしょうか。ここでは、「わかりやすく」相手に伝えるための3つのポイントを解説していきます。

PRポイントを簡潔に伝える

「私の強みは、〇〇です」というように、まず最初に要点を簡潔な一言で伝えます。おそらく相手は「それってどういうこと?」「どうしてそう思ったの?」といったようにあなたの話に興味を抱き、先の展開を期待することでしょう。また、相手は冒頭の一言で要点を先に把握することができるため、よりあなたの話に集中して聞き入ることができ、内容が印象に残りやすくなります。

ですので、話の導入となるこの部分では、「~と思います」「~と考えます」といった曖昧な表現でなく、「〇〇です」としっかりと言い切り、相手を惹きつけましょう。

エピソードや経験でPRポイントの裏付けを

相手があなたの話に興味を抱いたところで、その根拠となるエピソードや体験を展開していきます。ここでの目的は、より具体的な事例を述べることで、相手を「その通りだ」と納得させることです。ですから、より話に説得力を持たせるために抽象的な部分をなるべく避けて、当時の状況を詳細にわかりやすく伝えるように心がけます。

「いつ」「誰と」「どのように」といった内容を盛り込むことで具体性は増します。また、「全体の〇%から〇%に増えた(減った)」「〇点から〇点に上がった(下がった)」など、明確な数値を入れることも相手を納得させる要素となります。このようなエピソードや体験から、他の人にはない自身の強みを身に着けることができたのだということを、相手にしっかりと印象付けましょう。

仕事でどう活かすかで締める

自己PRの最後は、ここまで述べてきた自身の強みを採用後にどのように仕事に役立てていけるかという内容で締めくくります。ここで重要なことは、自分自身が「企業が求めている人材そのものである」ということをアピールすることです。ここでは、事前の企業分析が役立ちます。企業理念、事業内容を踏まえた上で、自分自身の強みを活かしてどのように企業に貢献していきたいかを熱意をもって伝えましょう。

自己PRの締めくくりとなるこの部分で、相手は入社後のあなたをイメージしやすくなることでしょう。経験に基づいたあなた自身の強みが、あなたの入社後にその企業の発展に繋がることをしっかりとアピールすることができれば、周りと差をつけ、内定に一歩近づけます。

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実際に面接で話せる自己PRの回答例5選

これまでに押さえたポイントを踏まえて、具体的な回答例を見ていきましょう。ポイントは「要点が冒頭で簡潔に表されているか」「具体的な体験で説得力が与えられているか」「仕事での強みの活かし方かがわかりやすく表現されているか」です。以上を考えながら、ぜひ面接官の立場になって読んでみてください。

さて、あなたが面接官ならどのような回答をする人と「一緒に働いてみたい」と思うでしょうか。

回答例①

私の強みは、人と人とをつなぐ協調性です。大学在学中に所属していたテニスサークルでは、運営の方向性をめぐって意見が対立することがありました。その時私は話し合いの場を持つことを提案し、実際の会議の場ではそれぞれの主張に耳を傾けながら双方の主張を見直しながら新たな方向性を見出す方向付けの役割を果たすことができました。その結果、一時は緊迫した状態に陥った部でしたが、再び同じ目標を共有して今日まで運営してくることがきました。私はこの経験から身についた協調性という自分の強みを、御社において取引先様との良好な関係性の構築に活かしていきたいと思っています。

「協調性」は、多くの企業で評価が高い能力の一つと言えますが、就職活動において企業側が度々耳にする言葉です。そのため、より具体的なエピソードによる裏付けが欠かせません。

上記の回答例では、「話し合いの場を提案」したことからリーダーシップ力が、会議の場での「新たな方向性を見出す方向付けの役割を果たした」という記述から交渉力が垣間見えます。このように、「協調性」といった言葉をより具体的なスキルや特性として説得力を持って伝えられる自己PRを作成しましょう。

回答例②

私は自身の行動力に自負を持っています。大学時代には学部の仲間と共に、大学内のレジ袋の削減を目的とした環境サークルを設立しました。私はサークルのリーダーとして、学生約千人を対象とした環境問題に対する意識調査アンケートを実施しました。また、学生が楽しみながら環境問題について考える機会を提供したいと考え、視覚的に削減枚数がわかるボードの設置やエコバックのデザインコンテストを企画し、仲間の協力を得て実現してきました。その結果、設立時の目的であったレジ袋の使用量を活動以前に比べて61%削減することに成功しました。このような自身の行動力を御社における営業活動に活かしていきたいです。

「行動力」もまた、就職活動において頻繁にアピールされる強みであるため、エピソードによるしっかりとした裏付けが必要です。「行動力」をアピールする際に重要なことは「行動した前と後でどのように変化したのか」をわかりやすく伝えることです。

上記の回答例では、「レジ袋の使用量の削減」という目的、サークル設立、ボード設置、コンテストの企画という行動がが具体的に書かれています。その結果「61%削減に成功」というように、目的→行動→結果がきちんと盛り込まれた説得力のある内容になっています。

例文③

私の長所は責任感の強さと几帳面な性格です。大学時代はその性格を買われ、60人以上が所属する軽スポーツサークルで会計のチーフを任せていただき、サークル費の徴収や諸経費の管理などを主に行っていました。金銭と同時に全員の信用を預かる大任です。常に細心の注意を払って仕事に臨み、複数人で複数回の確認と情報共有、管理を徹底しました。その結果として、後輩に引き継ぐまでの2年間で、1度もミスを犯すことはありませんでした。1つの仕事を最後まで正確にやり遂げる力、そしてこの経験から得たノウハウと生来の几帳面さは御社においても会計事務の素地として役立てられると考えております。

責任感はどんな職種にも求められるものですが、事務職、それも会計を預かる部署では加えて几帳面さが要求されます。上記の解答例では、「60人以上」と大勢が所属する組織の会計を「1度もミスすることなく長期間」務め上げたという点がポイントです。明確な数字と共に実績を伝えることで、単なる性格の自己評価に留まらない大きな長所としてアピールできます。

やり方自体は複数回の確認という当たり前とも言えるものですが、会計は地道な仕事のため、手段そのものが鮮やかかつ大胆である必要はありません。基本的なことをコツコツできる根気良さこそ、事務職に求められる性質です。

例文④

私の強みは、どんなことにも発揮できる向上心です。得意なことはより得意に、苦手なことは克服できるように努力を欠かしません。大学では、第二外国語でドイツ語を履修していましたが、最初は非常に苦手意識が強くあまり好きになれませんでした。しかしそれが悔しく、いずれはドイツ語をスムーズに読み書きできるようになりたいと考え、授業外でもリスニングや、ドイツ語で書かれた文献のリーディングを積極的に行うことで、最終的にドイツ語検定3級の資格取得に成功しました。今では苦手意識はなくなり、むしろ自分にとって親しみを覚える言語です。どんなことにも一歩、さらにもう一歩と踏み込んでいける向上心を、御社における仕事でより良い結果を追求するために活かしたいです。

向上心の強さや努力家であること、それにより結果を出せることは職種を問わず大きなアピールポイントとなります。社会人になって初めて触れるタスクも多い中、苦手な内容を積極的に克服できる力は重要なスキルです。面接官も新卒の学生に、最初から何かが完璧にできるとは思っていません。「この人なら初めての仕事を任せても自分から精進できる」と、未来に対する期待と信頼を獲得することが肝要です。

例文⑤

私はしばしば礼儀正しい人間であると評価されてきました。大学1年から続けているドラッグストアのアルバイトでは、半年ごとに優秀な接客態度の店員を店舗から1人ずつ表彰する機会があるのですが、これまでの3年間で4度選ばれております。どんな時でも目を見てはきはきと対応し、作業中もお客様が通れば体を向けて挨拶することを徹底していた結果、表彰以外でもお客様から褒めて頂く機会が多くありました。礼儀正しい振る舞いは、営業活動や来社された方の応対にはもちろんのこと、一社員として円滑に社内業務を進めるためにも必要なことだと考えております。結果に直結する仕事そのものに活かすだけでなく、就労中のあらゆる場面で潤滑油的役割としても御社に寄与する所存です。

礼儀正しいということは、常識的で社会性があることに繋がります。IT化の進む現代でも、ビジネスはやはり人と人との関係ありきで成り立つものです。非常識だと話題になる新卒社会人も多い中、第三者から真摯で優れた態度であると評価される人材は貴重と言えます。何かを大幅に変えた実績がなくとも、他者に対して常に誠実であることは十分なアピールポイントとなるでしょう。

自己PRは話し方にも要注意

相手にとっていかに興味深い内容であったとしても、話し方に自信のなさが表れてしまっていたのでは台無しになってしまいます。まずは、経験や体験に基づく自分の強みは自分にしかない、自分だけのものであると信じて、自信を持つことがとても大切です。

またそれと同時に、「伝える」練習を重ねることで、相手に「伝わりやすい」話し方を習得することもとても重要なことです。続いて、面接で話す際に気を付けるべきポイントを解説していきます。

ハキハキと目を見て話す

面接官は、あなたの話し方を通して、あなた自身の人間性を客観的に判断しようとしています。ですから、話す内容と同様に話し方も採否を判断する重要な要素となってきます。「ハキハキと」「相手の目を見て」話すことで、相手に好印象を与えることが可能です。

「ハキハキと」した話し方は、本人がそれを意識するかどうかで大きく変わります。日頃から一言一言を丁寧に発音するように意識すると良いでしょう。また、面接官の目をしっかりと見て話すことは、あなたの内なる「熱意」や「やる気」も伝えることができるという点で、とても大切なことです。相手の目を見て話すことが苦手な人は、こちらも日頃から意識して慣れておきましょう。

あなたの「伝えよう」とする真摯な姿は、必ず面接官にとってプラスな印象に映るはずです。面接の場で臆さないためにも、日頃から会話をする時には相手の目を見てハキハキと話すことを意識して実践してみましょう。

口癖には気を付ける

「えっと」「まぁ」といった口癖は、ふとした時に口をついて出てきてしまうものです。しかし、面接の場で言い過ぎてしまうと聞き手は非常に聞きづらく、結果的に本当に伝えたい内容がぼやけてしまって伝わらずに終わってしまう危険性があります。

口癖は、本人が意識していない場合が多くあるため、まずは自分の口癖を自覚する必要があります。自分の話す姿を録音してみる、動画で撮影してみる、というのも自分自身を客観的に見るには良い手段です。

また、話す練習を積むことで、意識的に自分の口癖を回避することができるようになり、自信を持って話すことができるようになります。実際の場であなたを効果的にアピールするためにも、面接官を意識した話す練習を重ねましょう。

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自己PRで圧倒的に周りと差を付けよう!

自己PRは、志望動機と同様に最も企業から問われる内容の一つです。だからこそ、企業の理念や事業内容を把握し求める人材をきちんと理解した上で、自分自身の経験に基づいた強みをアピールしましょう。それにより、他の人と圧倒的な差をつけることができるのです。

れには、説得力のある文章の構成や話し方の実践がとても重要です。相手にあなたの潜在的な魅力を伝えることができ、「この人と一緒に働きたい」と思わせることができれば、内定に一歩近づきます。内容を何度も見直し洗練させていくことや、時間をつかって面接の練習を重ねることは、あなたを相手に魅力的に映すために必要な準備と言えます。

あなたの強みは、あなただけの唯一無二のものです。そのことを忘れずに、必要な準備をしっかりと行って、自信を持って書類選考や面接に臨んでいきましょう。

監修者プロフィール

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吉川 智也 (よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。