業界研究

地方銀行とは?メガバンクとの違いや業務など人気業界を解説

将来性ある地方銀行は就活生に人気

今では地域に密着した銀行として就活生に人気の地方銀行ですが、地方銀行は都市銀行と明確に違いがあり、定義づけされています。地方銀行と都市銀行はどのように違うのか、地方銀行に就職を目指すにあたり地方銀行がどのような役割を持っているのか知っておく必要があります。

また、地方銀行では実際にどのような仕事をしているのか、収入や気になる待遇面を紐解いていきます。そして、地方銀行から内定を貰うために重要な面接の対策や特に志望動機の書き方、地方銀行に就職するメリットなどを紹介していきます。

地方銀行とは

銀行といえば、三井住友銀行や三菱東京UFJ銀行といった、大手都市銀行を思い浮かべますが、全国には各地域に特化した地方銀行という銀行が存在します。自分の住んでいる地域の地方銀行であれば名前を聞いたことはあっても、住んでいない地域にもたくさんの司法銀行があります。

では、地方銀行と都市銀行とはなにが違うのか、どういう銀行を地方銀行というのか、そして日本全国に地方銀行は一体どれくらい存在するのかを紹介していきます。

地方銀行の定義

「一般社団法人全国地方銀行協会」の会員である銀行のことを地方銀行と呼びます。また、「第二地方銀行協会」の会員である第二地方銀行との対比から第一地方銀行と称されることもあります。またそれぞれを略して地銀や第二地銀と呼ぶことを知っておくと、実際の話しが理解しやすくなります。

そして、第二地方銀行も含め、各地方に拠点をおき地域社会を支えている銀行のことすべてを指して、地方銀行と表現することもあります。北海道や東京都等を除く大多数の地方銀行は、その本店所在県で最大規模の金融機関であり地域経済にも多大な影響力を持っていることがあります。

地方銀行とメガバンクの違い

普通の銀行と言うと、一般的にメガバンクと呼ばれるもので、営業エリアは全国および世界各地になり、本店は東京や大阪などの大都市です。支店は国内全域および海外など世界各地に展開しています。メガバンクの特徴は大手上場企業を中心に取引を行っていることです。

一方地方銀行の本店は、都道府県の主要都市で本店がある都道府県内および近隣都道府県を営業エリアとしています。支店は主に地元エリアを中心に展開しており、地元の大手や中小企業を中心に取引をしています。

地方銀行が地域の中小企業に積極的に融資をする理由としては、地域とともに発展する銀行として利便性向上と活力ある地域社会の実現を目指すという基本理念にもとづいているためです。

都市銀行・信用金庫との違い

先ほども紹介したように、三菱UFJ銀行や三井住友銀行などは大都市を中心に日本だけでなく世界にも目を向けているということが特徴でした。地方銀行は、その名の通り地方に根差している銀行です。

一般的には、1つの都道府県に1~2つの地方銀行というのが多いようです。都市銀行とは違い、地方銀行は日本全国に向けて営業をしたり海外に飛び出していくということはほとんどありません。あくまでも、その地方銀行がある地域に対して営業をかけていくというのが特徴です。

では、信用金庫とはなにが異なっているのでしょうか。大きな違いは、銀行が株式会社なので株主に配当を分配することを目的とする一方、信用金庫は、協同組合なので相互扶助が主眼にあることです。

日本にはどれくらいの地方銀行があるのか

日本には地方銀行が64行あり、その中でも資産規模が大きな横浜銀行・千葉銀行・静岡銀行を3大地銀と呼ばれ、さらに常陽銀行・京都銀行・福岡銀行を加え6大地銀と称されることもあります。

6大銀行のなかでは、2014年に横浜銀行は東日本銀行と経営統合しコンコルディアファイナンシャルグループとなり、日本最大の高域地銀グループへと進化しました。また常陽銀行は足利ホールディングスと経営統合し日本3位の広域地銀グループに成長しました。

今後は、地銀の再編がより活発化することに伴い、都道府県を中心とした業務からより広域での業務が求められたり、異業種との提携によって業務範囲が広がったりすることも考えられます。

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地方銀行の現状と課題

地方銀行は、インターネット銀行という新勢力の台頭に対処する必要に迫られています。インターネット銀行は、窓口を持つ必要がありません。そのため、人件費やその他経費を既存の銀行と比べて大幅に削減することができるので、安い手数料で既存の銀行と遜色ないサービス提供ができます。

こういった流れの中で、地方銀行はその価値をどう打ち出していくのかということが近年問われ続けています。また、地方からの人口流出による利用者減など数々の課題があります。

【現状】進む地方銀行の統合化

近年、地方銀行をとりまく環境は目まぐるしく変化し続けています。その中でも、進み続ける地方銀行の統廃合はその変化の中心にあるといえます。先ほども少し触れたように、日本では地方から都市部への人口の流入が進み続けています。当然、地方銀行にとっては利用者数が減ってしまうというネガティブな影響を無視することができません。人口だけでなく、企業の数についても同様のことが当てはまります。さらに、マイナス金利の影響などが地方銀行を直撃しています。

このような状況に対処するために、地方銀行は統廃合を続けています。2018年に入ってからは、関西に拠点を持つみなと銀行、関西アーバン銀行、近畿大阪銀行が合併され、関西みらいフィナンシャルグループとして、東京証券取引所市場第1部に上場しました。

【課題】なくならないアナログ姿勢

地方銀行からなくならないアナログ姿勢は、法人営業を中心とした旧態依然としたビジネスモデルやイノベーションに対して消極的であるなど、多くの点でネガティブな面をもたらし、都市銀行とのサービスの差に繋がっています。

たとえば、あるフローにおいてデジタル化となっていても、最終決済においては紙媒体での提出、確認になり、結果的にアナログ時のやり方と変わらないなどです。そのため、デジタルベースでの作業に適応できず余計に作業が煩雑になるということが起こっています。

地方銀行が取り扱うサービス

地方銀行が取り扱うサービスは、個人のレベルでみるとATMの利用や現金の預金、引き出しなど都市銀行と同様のものがあります。

全国地方銀行協会HPでも言及されているように、地方銀行は、都市銀行とは違い「永年にわたり培った地域のネットワークを活かし、コンサルティング機能を発揮することにより、地域産業の競争力強化やお客さまの新たな挑戦等をサポート」するというような、コンサルや融資などの地元に密着したサービスを提供しています。

地方銀行の業務内容

地方銀行では、個人や企業に対して預金・融資業務や為替業務を行っています。皆さんが普段使用している普通預金や定期預金も地方銀行の主な業務となっており、住宅や自動車を買う際にローンとしてお金を貸し出すのは融資業務にあたります。

企業に対しても同様に預金・融資業務がありますが、企業に対しては個人とは異なり融資する際により細かい調査を行います。そして為替業務といって聞きなれない言葉ですが、業務内容は公共料金に関係することもあり、多くの人が利用している意外に馴染みのある内容です。

働く上でどのような仕事をしているかを知るために業務内容について解説していきます。

預金・各種ローン

預金業務とは、個人や企業を問わず、数多くのお客様から資金を預かるのが主な業務内容です。日々の生活の財布代わりとして利用してもらう普通預金を始め、各種定期預金、会社が小切手や手形を振り出すための当座預金など多彩な商品を提供しています。

融資業務では、預金業務にて預かったお金を、資金を必要とするお客様へ貸出を行い、これによって銀行として資金の運用を行う業務のことです。事業を営むお客様へはさまざまな種類の融資をはじめ、住宅ローンやマイカーローンなどの個人向け各種ローンなどがこれに含まれます。

また、個人のお客様向けには、住まいづくりのための住宅ローンをはじめ、マイカーローンや教育ローンなど目的にあわせた各種金融商品を提供しています。

企業への融資

法人顧客の資金調達方法のひとつに銀行融資があります。企業は、社債や株式の発行による直接金融での資金調達の方法とは別に間接金融での銀行融資をもとに事業の拡大や設備投資の原資にするため非常に大切です。

個人顧客と同様に支払い能力の審査や返済計画の作成などが融資業務に含まれます。法人顧客を相手にした融資業務は個人顧客よりも貸出金が大きいので、事業概要や売上・利益、社長の方針などさまざまな指標の判断のもとに融資額を決定しています。

地方銀行は地域に根ざしたきめ細かいフォローをし、その地域の中堅中小企業向けへの融資を積極的に行っていることが特徴です。

為替業務

為替業務とは、お客様からの依頼によって他の口座に送金したり、お客様にかわって小切手や手形の代金を受け取ったり、債権や債務の決済をするために振込みや送金を行います。また国内だけでなく外国へ送金することもあります。

わかりやすいものとして、電気料金やガス料金、水道料金や電話料金など公共料金の口座振替があります。近年では、銀行の昨日が発達してこうした口座振替での決済や、窓口だけではなく自動振込機や、インターネットなどを使って振込みを行うサービス、さらには貿易取引に関連したサービスなども行っております。

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気になる地方銀行の待遇

銀行員といえば他の業種に比べて給料が高そう、勤務時間に関しても時間がきっちりしていそうというイメージが強いですが、実際の給料や勤務時間はどうなのかを詳しく説明します。また、転勤が多いということは聞いたことがある方も多い銀行員ですが、転勤が多いには明確な理由があり、転勤は急に発表されることもあります。

そして就職するにあたり気になる福利厚生ですが、転勤に伴い社宅や寮を利用することもあります。そんな社宅や寮のことや手当てに関してなど給料と同じように注目する点ですが、こちらも本記事でしっかりと解説していきます。

年収

地方銀行の平均年収が約630万円となっており、大手都市銀行の平均年収が約740万円ですので約100万円の差があります。また初任給は約20万円となっており、他業種の初任給と比べても大差がありません。ただし、役職が上がったり年齢を重ねたりすることで給料が上がっていく傾向にあります。

銀行員というと給料が高いイメージですが、一定以上の役職につくと給料は上がりますが20代や役職につくまでは他の業種の人とあまり年収は変わりません。特に若いうちは残業代や手当てが付かなければ、決して給料が高いわけではないというところに注意が必要です。

勤務時間

銀行の営業時間は全国のさまざまな銀行で平日9時~15時で、これは銀行法という法律で定められています。銀行員はこの営業時間に合わせて午前9時前から17時くらいまでの勤務が多いです。

15時に窓口が閉まった後に、書類のチェックや計算の間違いがないかを確認する事務処理を行います。ただし、渉外担当者や融資担当者など一般の企業を相手に営業している社員は、先方に合わせてスケジュールを組みますので、17時に勤務終了するわけではありません。

窓口で働いている社員も時期によっては残業が多くなります。例えば、多くの企業が家賃の引き落としや給料の振込みに設定している日は、業務も多くなり勤務時間も長くなる傾向にあります。

転勤の多さ

銀行員は転勤が多いというのは聞いたことがあるかもしれませんが、これは事実で非常に短いスパンで転勤することもあります。銀行員の転勤は約半年から3年以内のスパンで行われていることが多いです。

なぜ転勤が多いのかという理由ですが、不正を防ぐためです。長く同じ支店にいると横領や着服が起きる確率が高くなるうえに隠蔽することも簡単になります。また、転勤ですが突然発表されることがあり、その際には引継ぎやお客様先への挨拶で残業が増えることがあります。

転勤が突然発表される理由も不正を隠蔽する時間を作らないためで、転勤先がどこか、自宅から通えるところなのかなどもわかりません。メガバンクや大手地銀ともなると国内や海外への転勤も可能性はあります。

福利厚生

社宅、寮はもちろんのこと財形預金や保養施設などがある銀行もあります。また手当ては家族手当、住宅手当など色々あります。銀行によって差はありますが、地方銀行の福利厚生は基本的に充実しているといえます。

休暇に関してですが、産休・育児休暇や時短勤務などの制度が充実している地方銀行は多く女性が働きやすい職場が増えています。

福利厚生に関して、充実していることはお伝えしましたが注意点があるとすれば、社宅などが古い場合があります。地方銀行でも転勤によって社宅や寮に入る場合がありますが、その社宅や寮がとても古く中々立て替えに至ってないこともあります。

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地方銀行に就職するメリット3つ

①収入が安定している

地方銀行に就職するメリットとして、ひとつめに収入の安定があげられます。とはいっても、地方銀行をとりまく厳しい状況もあり、かつて世間が持っていた地方銀行へのイメージとは少し異なってきているようです。

一般的に、有力地銀と言われている「横浜銀行」「千葉銀行」「福岡銀行」「静岡銀行」「常陽銀行」の給料はどれくらいなのでしょうか。マイナビのHPによると、これら5つの地方銀行の平均年収は735万円となっています。日本のサラリーマンの平均年収が400万円と言われているため、そこから比較しても安いとは言えない給料水準でしょう。

入社時典ではそれほど給料は高くありませんが、勤続年数をかさねたり、役職がついたりするなかで給料が上がっていくという特徴もあります。

②勤務が暦通り

2つめの地方銀行に就職するメリットとして、勤務が暦通りということがあります。つまり、土日祝にしっかり休めるということです。近年、ワークライフバランスの重要性が主張されていますが、土日にしっかりと休める地方銀行に就職すると、充実した余暇を過ごせる可能性があります。

しかし、ここで一点注意すべき点があります。この記事でも、地方銀行のまわりではドラスティックな変化が起こり続けていることを紹介してきましたが、その流れのなかに、「銀行が土日にも営業する」という新たな流れもあります。低金利の時代に法人への融資だけでは限られた収入しか見込めず、目線を切り替え始めた地方銀行もあります。そういう銀行には、土日に営業し個人向けに投資信託などの金融商品を販売する計画も持ち上がっています。

③女性も多く産休・育休が取りやすい

地方銀行に就職するメリットとして、女性も多く産休・育休が取りやすいということがあります。日本全体で、女性の社会進出が遅れているというウィークポイントを解消するために、女性が産休を取りやすい環境づくりには注目が集まっています。

そのような状況のなかで、かつてから銀行における男女比率は、ほかの業界と比較すると相対的に高いということが知られています。つまり、女性の声が企業の福利厚生に影響を及ぼしやすい土壌がありました。

全国銀行協会の政策提言レポートの中で取り上げられている、大垣共立銀行では、子供が3歳になるまで育児休業を取得することができたり、入学式や運動会、授業参観などの学校行事への参加のため、年3日まで 子育て休暇を取得できたりします。

地方銀行から内定を得るためのポイント

いよいよ地方銀行から内定を得るためのポイントを紹介します。まず選考はどのように行われるのか、そしてその選考内容はどのようなものなのかを知っていただきます。選考内容がわかれば次に準備です。

エントリーシートや面接で一番悩むところである志望理由ですが、そんな志望理由の考え方や書き方を詳しく紹介します。そしてもちろん筆記試験もありますので、筆記試験の試験内容や科目を網羅しております。

そして、選考の中で皆さんが気をつかうところである面接に関しても、どのようなことに注目して面接に向かえばいいのかを詳しく説明しておりますので参考にしていただければと思います。

就活時期の確認

就職活動で大切なことは、スケジュール把握です。そしてそこから逆算して今何をすべきか優先順位をはっきりさせて過ごすことが重要です。そのため、地方銀行の採用フローなどは丁寧に事前にリサーチしておきましょう。

また、就職活動が始まる前年度に開催されているインターンシップまで考慮した大きなスパンでスケジュールを把握し、計画を立てると就職活動結果が望ましいものに近づくと言えるでしょう。

基本的に経団連に加入している銀行は、経団連が定めるスケジュールにそって新卒の採用をおこないます。つまり、3月に会社説明会が解禁され、6月から面接などの選考がスタートしていく流れです。経団連に所属していない地方銀行は必ずしもこのスケジュールで動くわけではないのでご注意ください。

メガバンクではなくなぜ地方銀行なのかを明確にする

就職活動において最も大切なことのひとつは、練り上げられた志望動機を考えることです。地方銀行を受けるにあたって、メガバンクではなくなぜ地方銀行なのかを明確にすることはとても重要です。たとえば、三菱UFJなどのメガバンクと比較すると、地方銀行の給料はそれよりも少ないことが知られています。

さらに、業務の規模をメガバンクは世界をまたにかけています。福利厚生も手厚いことでしょう。このように多くの点でメガバンクに優位性があるなかで、なぜ地方銀行に就職したいと思ったのかは、エントリーシートや面接で強く訴えなければならない点です。逆に言うと、この点にこそあなたの地方銀行への想いが集約されるといっても過言ではありません。

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地方銀行が求める人材

地方銀行は都市銀行と比較すると、地域に根差したより深い経済活動となります。お客様は企業名を聞いただけで何をしている会社かわかる、つまり一人一人が会社の看板を常に背負っている存在と言えます。お客様に与える印象と信用が大切になってきます。

銀行員は、会社の顔として誠実さや信頼のおける人間性が求められます。また、地域の経済に密接に関わるという事から、コミュニケーション能力、バランス感覚能力も同時に求められているでしょう。

笑顔で誰とでもミュニケーションがとれる人

銀行では、窓口で実際にお客様と接する人のみならず、どの部署においてもコミュニケーション能力は大事なヒューマンスキルと言えます。法人など様々な職種の方々から相談を受けアドバイスをするという機会もある地方銀行は、事務的な対応しか出来ないとお客様が不安になりがちです。

銀行員は的確にお客様の求めている事を判断し、問題を解決していく必要があります。相手に安心感を持ってもらうためにも、笑顔で的確に情報や商品を提供できるスキルが求められると言えます。また、どんな人にも分け隔てなくコミュニケーションが取れるというスキルも必要です。お客様から満足感を得られる事は今後、継続してサービスを提供し、長くお付き合いしていく事につながります。

地域に貢献したい思いがある人

地方銀行は地域の人々や経済と密接に関わっています。地方の企業経営者や自営業の方々、また一般の利用者にとって常に身近な存在です。地域の人々の生活に密着しているのが、地方銀行と言えます。地方銀行にとって、地域の活性化と発展がイコール地方銀行の発展につながる、と言っても過言ではありません。

銀行がお客様に質の良いサービスを提供し、信頼感と親近感を与えることでお客様の満足感につながります。日頃の一つ一つの行員の行動や心がけが、地域の事業が発展していき、商売が軌道に乗りることになり、地域が活性化していきます。地方銀行は、入社前も入社後もチャレンジ精神をもって地域に貢献したい、という思いのある人材を求めていると言って過言ではないでしょう。

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地方銀行から内定をゲットしよう!

地方銀行がどのような銀行なのか、地方銀行での実際の業務内容や給料面、待遇面を知ることで地方銀行への理解を深めて頂きました。そして地方銀行への就職活動をするうえで必要になる選考の流れや選考内容を紹介しました。

エントリーシートや履歴書、面接での志望理由は非常に大切な要素になります。地方銀行は地域に密着した銀行としてその地位を確立しています。ではなぜその地域で、その銀行を志望するのかということを明確に伝えることが必須であり、面接官もその部分に注目しています。

銀行員という職業はお客様と接する仕事ですので、コミュニケーションスキルも見ています。その点をふまえ、内定をもらうためにしっかり準備し、志望理由とコミュニケーションスキルを明確に表現することが求められます。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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