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【自己PRで努力家とアピールするには】その目的と効果的な方法
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目次
「努力家」という長所をPRするコツ
就活をする上で、自己PRはとても重要です。自己PRで、自分が努力家であることをアピールしようと考える人も多いでしょう。では、努力家であることを有効にアピールするにはどうしたらよいのでしょうか。
自己PRでアピールする強みは、企業の求める人物像や就職後の仕事につながるものでなくてはなりません。「努力家」であることをアピールするために、これまでの努力や取得してきた資格、アルバイトやサークルでの実績を並べる就活生もいます。
しかし、これらが就職後の仕事にどうつながるのか伝えられなければ、自己PRとしては失敗です。そこでこの記事では、あなたが「努力家」であることを就職後に活かせる強みとして企業にうまくアピールするための方法を紹介していきます。
努力家であることをPRする就活生は多い
自己PRで自分が努力家であることをアピールする就活生は非常に多いです。特に「地道にコツコツ努力できる性格」を強みとしてアピールする学生が多く、それだけをアピールしても、他の就活生の中に埋もれてしまうでしょう。
同じ「努力家である」という強みであっても、「あなたならではの強み」として企業側に捉えられるように伝え方を工夫することが必要です。「私は努力家です」、「私はコツコツ努力できる性格です」とストレートに言うのではなく、他の言葉に置き換えることが必要です。企業で求められる人物像や業務内容につながる言葉に翻訳して伝えることが求められています。
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努力家であることを自己PRする目的
努力家であることを自己PRする目的は何でしょうか。それは、最終的にあなたのことを企業側に「必要な人材だ」と思ってもらうことです。
先にも書いた通り、「努力家です」とアピールする就活生は非常に多いです。また、努力家であるとアピールしたところで、それが就職後の強みとして伝わらなければ意味がありません。そこでここからは、あなたのことを企業が「必要な人材だ」と思ってくれるためのポイントを紹介します。
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困難な状況をどう乗り越えて来たのかを伝える
努力家であることを上手にアピールするためには、困難な状況をどう乗り越えてきたのかを伝えることが効果的です。就職して仕事をしていると、困難な状況は付きものだからです。
企業は、そのような状況でも努力して成果に結び付けられる人材なのかどうかを見極めようとします。困難のない状況よりも、困難な状況でこそ、その人の力量が試されることを企業側は熟知しています。
ただし、困難な状況や努力は外からはうまく見えません。そこで、具体的な状況や自分の考えたこと、起こした行動やその結果を説明する必要があります。困難を具体的に乗り越えた様子を採用担当者や面接官に想像しやすく伝えることがとても大切です。
自分が企業にとって有益であることをアピールする
先にも書いた通り、企業にとって自分が有益であることをアピールするのが自己PRの目的です。努力家の人が企業に有益だと思ってもらうためのポイントは、困難な案件にも諦めることなく誠実に努力を続ける意志を伝えることです。
仕事をしていると、簡単な案件だけでなく難しい案件をこなさなくてはならない状況が必ず訪れます。そのような状況で努力を続けられる人が、就職後に成長していくことのできる人材です。
たとえ今高いスキルや知識を持っていなくても、努力を続ける姿勢を持ち続けていることで、いろいろなスキルや知識などが身に付くことを企業側は知っています。そのため、困難な案件であっても諦めずに努力し続ける意志を強く表明しましょう。
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自己PRで努力してきたことを伝えるポイント
自己PRであなたのこれまでの努力を上手に伝えるポイントは何でしょうか。それは、「企業が何を求めているのか」という視点で自分の努力を伝えることです。自己PRは一方的に自分のことを発信する場ではありません。
企業が自己PRで知りたいことは何なのか、企業の求める人材はどんな人材なのかを踏まえ、それに答える必要があります。そこでここからは、企業が求めていることを踏まえた努力のアピール方法をまとめます。
エピソードを交えて魅力的に表現する
努力を伝える上で大切なのが、具体的なエピソードを交えることです。企業が自己PRから知りたいのは、あなたの「人柄」と「姿勢」です。即戦力重視の中途採用と違い、新卒採用では就職後の成長可能性が企業の重視するポイントになっています。
過去の努力の経験を通して「人柄」や「姿勢」を伝えるには、具体的なエピソードが欠かせません。努力しようと思った動機、努力の過程で考えたこと、具体的に行ったこと、その結果、結果から学んだことなどを時系列でまとめましょう。
過去の努力のエピソードは、就職後の仕事への取り組み方の貴重な判断材料になります。「結果が出るまで諦めずに努力し続けるだろうな」と採用担当者に思ってもらえるよう、誠実さや前向きさ、諦めない姿勢などをエピソードを通して伝えましょう。
現在も努力していることを伝えると効果的
誠実に努力を続ける姿勢はどの企業でも必要とされます。しかし、企業が求めているのは「就職後に継続して努力できる人材」です。つまり、「過去に努力をした人材」ではありません。過去の努力はあくまで「就職後に努力できるか」の判断材料でしかなく、それ自体が採用に直結するわけではないということです。
「就職後に継続して努力できる人材」であることを企業に伝えるには、「現在も努力している」ことが効果的です。過去も現在も努力しているのであれば、将来も継続的に努力するだろうと企業は判断します。
逆に、過去に努力をしていたとしても、今現在努力をしていることがなければ、就職後に努力をし続けるという信頼は生まれません。企業が求めているのは現在進行形で努力している人である点を踏まえ、今頑張っていることも伝えましょう。
努力家という強みを仕事にどう活かすのか伝える
自己PRにおいて、努力家を強みとしてアピールする場合、入社後に仕事にどう活かせるのかを合わせて伝えるようにしましょう。どれだけ優れた強みやスキルがあったとしても、企業の業務内容に関係ないものや、仕事に活かせないものでは魅力的に感じられません。
入社後の具体的な姿をイメージできるように、努力家という強みをどのような場面で発揮して、どのように活かしていきたいのかを考えてみてください。効果的にアピールするためには、企業の事業内容や希望する職種の仕事内容について理解しておくことが大切です。
自己PRをする際には「入社後は努力家であることを活かし~をしていきたいです」と、なるべく具体的に入社後の目標として伝えるとよいでしょう。
努力家を言い換える言葉一覧
・コツコツと継続していく力がある
・常に全力で取り組む
・我慢強い
・向上心がある
・目標に向かい努力を続ける
努力家という言葉を直接使わず、他の言い方でも自分の強みをアピールすることが可能です。努力家は、目標にむかい努力し、諦めることなくコツコツと継続していける力がある人を指します。努力家を違う言葉でアピールする時には、継続力、諦めない心の強さ、我慢強さなどを伝えてみましょう。
自己PRで「努力家」の言葉はよく使われます。ありきたりな回答にならないように、他の言葉も活用してみてください。希望する企業の特徴や職種と合わせて、努力家に代わる言葉を考えてみるのもおすすめです。努力家を別の言い方でうまく伝えられると、効果的なアピールができるようになります。
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努力家の自己PR例文3選
それではここで、自己PRの際に使える例文を3つご紹介します。全てが単純に使えるかどうかはわかりませんが、このような点に注意して記載すれば採用担当者の興味を集めることができる、という点で書かれています。
気をつけるべきポイントは、わかりやすく論理的に書くこと、エピソードを交えること、エピソードで学習した点を今後、企業の仕事にどのように活用できるか、ということの3点です。とくに一番最後の、今後どのように仕事に活用できるか、というポイントが書かれていないと魅力に大きく欠けるため、注意が必要です。
例文①
私の強みは継続した努力ができることです。大学入学当初から将来は商社に就職したいと考えていたので、大学入学直後からTOEICの対策講座と英会話の教室に通い、現在でも続けています。途中で思うような結果がだせず、挫折しそうになったこともありましたが、商社に入って世界中を飛び回るビジネスをしたいと考えていた私は、そのたびにその夢を思いだしながら、およそ2カ月に一回のペースでTOEICを受験し続けました。
最新の記録はTOEIC760点ですが、これは一般的に海外派遣レベルの最低レベルを突破している程度なので、入社までに800点を取ります。そして、ゆくゆくは学習した英語を使って海外を舞台に大きな仕事を担当していきたいと考えています。
夢のために、継続して英語の勉強を続けたという内容になっています。仕事に就いてからは、鍛え上げた英語を使って海外を舞台に仕事がしたい、という抱負を述べて採用担当者にアピールしています。
例文②
私の強みは、遊びでも勉強でも全力で努力する姿勢を持っていることです。これは、高校時代に推薦で大学に入学したことから、周りの学生と違って当時はまったく努力することをせず、大学に進学しました。しかし、大学に進学して出会った友人たちは、受験などを乗り越える過程で努力してきた人たちばかりであったためか、勉強にしても遊びにしても全力で取り組み、私の想像をはるかに超える面白い人たちばかりでした。
私も、このような人になりたいと思い、努力するための方法をその友人たちから学び、日々を全力で生活することが大きな学びになることを学習しました。このような経験から、私は御社に入社して、経験するであろう全てのことに全力で取り組みます。
遊びも勉強も、両方とも全力で学習する大切さを、高校時代に経験した失敗から学習したという内容です。この中で培った「全力で物事に取り組む」姿勢を、御社で活用していきます、ということをアピールしています。
例文③
私の強みは、集中して効率よく努力することができることです。これは、私が今まで受けてきた学校の試験や、資格試験の時に発揮してきた力ですがどんなに努力することができる人でも、本当に集中している時間は1時間から2時間程度です。それ以上は、ダラダラと惰性で続けているだけであり、本当の意味で勉強していることにはなりません。1時間なら1時間、2時間なら2時間と時間を区切って、この時間帯は一心不乱に勉強し努力することが大切だと感じました。
このような考え方と経験を、御社の仕事にも活用し、仕事の時には仕事に一心不乱に集中し、休みの時にはキッチリ休んで次の仕事に備えるという、公私のケジメをつけ、仕事をしていきたいと考えています。
努力するということは時間ではなく効率が重要であるということから、効率よく努力できる点をアピールしている点です。仕事にもこの考え方を活かして、オンとオフの時をキッチリ使い分けることによって、時間を有効に使って仕事をすることを間接的に採用担当者にアピールしています。
例文④
私の強みは、目標を達成するために根気よく努力を続けられるところです。大学では毎年音楽イベントが開催されていましたが、観客の満足度が低いことが課題となっていました。私は、そのイベントが好きだったので、2年の時に実行委員の統括になり、改善を図りました。観客の満足度が低い原因を調査すると、スタッフの仕事に問題があるようでした。そこで私は、一人ひとりのスタッフが自分の役割を理解し力を発揮できるように、100人全員と個別面談をおこない、適性を判断しました。
そこから各自に合った役割を決めて、それぞれが何をするべきかを明確にしました。私の熱意が伝わり、スタッフもやる気を見せてくれた結果、イベント後のアンケートでは前年よりも満足度を40%向上させることができました。この強みを活かし、仕事でお客様に御社の製品を全力でアピールし、売上に貢献していきたいと思います。
大学のイベントで、努力をして結果を出したことをアピールしています。困難な状況において、自分にできることを一生懸命する努力家な点がよく伝わります。スタッフの人数や前年と比べての満足度など、具体的な数字を出すことでより説得力が増します。入社後の目標をくわえることで、仕事への熱意もアピールすることができるでしょう。
例文⑤
私は、困難があっても目標にむかって諦めずに立ち向かう努力家です。大学時代、飲食店で3年間アルバイトをしていました。最後の1年はアルバイトリーダーとして新人の教育係も任されることとなりました。新しく入った後輩に仕事を教える時には、分かりやすい説明と個人に合わせた指導を心がけていましたが、なかにはお客様に迷惑をかけてしまう後輩もいました。それでも、根気よく接客のポイントや仕事を丁寧に素早くするコツなど、これまでに私が身に着けたアルバイトの知識を全て教えられるように努力し続けました。
注意する際には、どこを直せばもっと良くなるかなど、後輩が前向きに仕事に取り組めるように工夫もしました。リーダーとして新人がスムーズに仕事をこなせるようになった時はやりがいと充実感で感動し、目標や課題を立てて精一杯努力を続けていれば結果が出ると実感しました。御社でも努力を惜しまず、与えられた仕事を最後までやり抜きたいと思います。
アルバイトの経験から、努力で結果を出せたことを話しています。どのような状況でどんな点を努力したのか具体的に伝えているので、話を聞く人にも分かりやすくなっています。経験から何を学んだのか、仕事でどう活かしたいかも合わせて述べて、前向きな姿勢をアピールしています。
努力家であることを自己PRで話すならエピソードが重要
努力家であることは企業にとって魅力的な資質であり、自己PRでうまく伝えられれば、採用で非常に有利になります。しかし、努力家をアピールする学生は多いため、ただ「努力家です」と伝えるだけではあなたの魅力は企業に伝わりません。
自己PRであなたが「努力家である」ことを伝える目的は、最終的に企業に有用な人材だと思ってもらうことです。そのためには、努力の内容や結果だけでなく、具体的なエピソードを伝えることが重要です。
企業は自己PRであなたの今後の成長可能性を知ろうとしています。努力をしたエピソードを通し、あなたの人柄や姿勢を効果的に伝えましょう。また、あなたが「今努力していること」を伝えることで、就職後にあなたが努力する姿をより効果的に伝えていきましょう。