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自己PRで忍耐力を効果的にアピールする方法【例文あり】

面接で「忍耐力」を自己PRするのは有効?

採用面接の自己PRは、直接採用担当者に自分を売り込めるまたとないとないチャンスであることは言うまでもありません。同時に、与えられた時間内で自分をいかに効果的に売り込めるかを考えることが大切です。果たして「忍耐力」をアピールすることは、採用につながる効果をもたらしてくれるのでしょうか。

実は、資格や技術や専門分野ではなくあえて面接で「忍耐力」をPRすることは、就活生の人間性に踏み込んでアピールしていくことになります。どんなすばらしい資格や技術よりも、自分の個性に自信を持っているということは仕事を進めるうえでも、また万が一仕事や社会人生活全体において困難に立ち向かわなくてはいけなくなったときにも、強い土台を持っているといえるでしょう。ここでは、その土台である「忍耐力」についてきちんと考えてみましょう。

そもそも忍耐力とは何か

面接でよく使われるフレーズのうちの一つに「忍耐力」があがるのは間違いないでしょう。面接官が質問として「忍耐力はありますか」と聞く場合や、長所を聞かれた時に、「私は忍耐力があります」などと答える人も多いでしょう。忍耐力とは漢字が表すとおり耐え忍ぶ力ですが、さらに細かく考えていくと、そもそも「忍耐力」とは何なのでしょうか。こちらでは、「忍耐力」について詳しくかみ砕いて考えていきたいと思います。自己PRで忍耐力についてアピールしたいと思っている人は参考にしてみてください。

どんな辛いことにも打ち勝つことができる

まず初めに忍耐力とは、どんなに辛いことにも打ち勝つことができる力があることを表します。忍耐と聞くと、ただ単に耐える、我慢をする、というようにぐっとこらえるというイメージをしている人が多いのではないでしょうか。しかし、ただ単に言われるがままに、されるがままに、こらえているというわけではなく、辛いことがあっても逃げずに立ち向かい、そして我慢をしたり、耐え忍び、最後には打ち勝つことのできる力を持っているということを表します。

これは、社会人ではもちろんのこと、集団生活である学生時代、部活動、そして、アルバイトなどさまざまな経験の中で、付く力ですので、一度自分を見つめなおしたときに忍耐力があるかどうかを知っておくと良いでしょう。

物事をポジティブに考えられる能力がある

忍耐力がある人はどのような能力を持っているのでしょうか。忍耐力がある人は、一般的にピンチをチャンスに変えることのできるような、ポジティブな考えの持ち主であることが多いとされています。いくら大変なことを耐え忍んだとしても、ネガティブな思考の持ち主では、途中で心が折れてしまい困難に立ち向かうことができなくなったり、ピンチを迎えると冷静さを欠き、チャンスを逃してしまうなんてことが起こるでしょう。

忍耐力があり、ポジティブな考えを持つことは、社会人として企業で働くうえでとても重要な能力であるため、面接でも忍耐力があるかどうかを見ている面接官も多数いることでしょう。自分の能力について確認して、向き合ってみましょう。

「忍耐力」が評価される理由

「忍耐力」は、どうして就活のPRポイントとなり得るのでしょうか。忍耐力とは、文字通り大変なことや困難があっても辛抱強く我慢することです。社会人になれば、仕事の問題以前に、人間関係において大きく変化します。

たとえば、学生時代の気の合う仲間同士の付き合いとは変わり、ウマの合わない人との関わりを避けることができません。そして企業活動に順応するには、慌てず、短気にならずじっとその場を耐え忍び事態が展開するのを待つ必要もでてきます。

つまり、忍耐力や根気が必要になるのです。昨今の、欲しいものがすぐ手に入る生活では忍耐力が養われなくなったといわれ、だれもが忍耐力を持ち合わせているわけでもありません。また、ちまたに溢れる資格をみればどんな職業にも簡単に転職できそうな気がしますが、実際は職業は経験や技術がものをいい経験や技術を一朝一夕には身につけられません。つまり、時間や忍耐といったものが必要になってくるのです。

ストレス耐性は仕事をする上で大切なスキル

ストレス耐性が強い人は、頑固ではなく融通が利いてストレス解消方法を知っており、自分の考えで有益な仕事で働き、夢や目標を持っている方です。ストレスに強い方は、自分と仕事の距離感が分かっていると思われます。

ストレス耐性は、仕事をする上で大切なスキルです。ただ何となく仕事をしている方は、嫌なことがあると「こんな仕事辞めてやる」と考えてしまいますが、スキルやキャリアアップにつながる業務であれば、多少の失敗をしてしまったとしても、その失敗を活かして同じ失敗をしないように工夫する努力をします。

自分の軸がある人は周りの目をそこまで気にしないで、自由な選択で人生を有意義なものにしています。ストレス耐性は、仕事をする上で大切なスキルなのです。

新卒の短期離職率は増加している

採用担当者が就活生を知る手がかりは、まずは履歴書です。それは就活生が得意とする分野の資格や技術が並ぶ、いわば「看板」です。それを手掛かりに採用者側は、面接前にその就活生がどの分野で伸びていけるのかを知っています。

では、面接当日に実際に顔を突き合わせる理由は何なのでしょうか。それは、就活生の看板の裏側にある人物像を探るためでもあるのです。実は、こんな現状があります。せっかく苦労して内定を勝ち取り、社会に出た若者。

しかし、その多くが3年以内に離職しているのです。その理由のひとつには、環境の激変への不適応があります。これまでの学生生活と全く異なる社会人生活に悩むことは誰にでもあるでしょう。

問題は、誰でもが直面するこの人生の大きな節目を、どのように乗り切り、ひいてはその後長い間企業に貢献していけるかどうか、なのです。そして企業はそんな長い間勤めてくれる人を探しているのです。

目的達成にコミットできる印象を与える

そこで採用担当者が注目するのがその「人となり」です。そのなかでも、常に起こりうるさまざまな問題を投げ出さずに、根気よくそして粘り強く解決していけるというポイントは、企業のメリットにも、そして就活生自身の社会人としての成長にも大変重要にかかわってきます。

そして、実際誰もが身につけている性質ではありません。企業活動は、結局人間同士の活動ですから、毎日の大小さまざまな問題をくぐりぬけていける、そんな人物が必要なのです。

思い通りにいかないことは、ほかの解決策を根気よく探り続ける、しぶとく諦めずに目的達成までやり続ける耐久力がある、自分の想像と違った仕事を与えられてもめげない、諦めない、困難なことがあっても目的に向かって努力し続ける。つまり忍耐強く物事に対処できる、というのが需要なポイントなのです。

質問に答えるだけで自己PRを完成させよう

自己PRには盛り込むべき要素がたくさんありますが、文章を考えるのが苦手という就活生は多いのではないでしょうか。的確にポイントを押さえることも大切ですが、面接官に伝わる文章力が試されるのも自己PRの特徴です。

言いたいことはまとまったけれど、実際に文章にするのが苦手という就活生は、ぜひ自己PRジェネレーターを活用しましょう。自己PRジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで自然な流れの自己PRが完成します。文章の繋ぎ方や言葉遣いに自信がないという就活生にもおすすめです。無料でダウンロードできるので、効率的に忍耐力の自己PRを作成しましょう。

忍耐力を上手くアピールするコツ

忍耐力の高さをうまくアピールできれば、選考試験でも好印象を残すことができます。仕事をしていく中でも、忍耐力は重要なスキルのひとつです。困難なことに直面しても、忍耐力があれば前向きに取り組んでいけると期待されます。

ここでは、自己PRの際に、忍耐力を上手くアピールするコツを紹介していきます。どう大変だったのか具体的に伝える、なぜ忍耐強く頑張れたのかを説明する、具体的にどんな努力をしたのかを述べる、の3点に分けて、それぞれ詳しく解説していきます。忍耐力をアピールしたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

どう大変だったのか具体的に伝える

忍耐力をアピールする際には、自分自身に起こったエピソードを述べることが多いでしょう。その場合でも、相手にどれほど大変だったのか、どのように大変だったのかが伝わるように工夫しましょう。厳しい状況を乗り越えて頑張ってきました、というだけでは、どんな事があり、どのように耐えてきたのかが分かりません。

実際に経験してきた本人なら、どのような事があったのかが分かりますが、そのエピソードを初めて聞いた人はイメージすることも困難です。具体的な情報を述べて、どう大変だったのか説明することがポイントとなります。コツとしては、いつ、どこで、どんな風に、何が大変だったのかを明確にすることです。説明を聞いただけで、はっきりとその場面が想像できるような文章を心がけましょう。

なぜ忍耐強く頑張れたのかを説明する

忍耐強く頑張り、困難を乗り越えたというエピソードを述べる時には、なぜ大変な事でも投げ出さずに頑張れたのか、その動機も合わせて伝えるようにするとよいでしょう。企業は、応募者の人柄や、物事に対する考え方を知りたいと思っています。なぜ忍耐強く頑張れたのかを説明することで、自分がどのよう人物であるかが、相手に伝わりやすくなります。

例えば、何事にも前向きに取り組んでいきたいといつも考えているから、という理由なら、仕事に対しても積極的な姿勢であると印象付けることができます。ただ「大変なことがありましたが、頑張りました」というよりも、なぜ頑張れたのか動機を説明することで、人柄や仕事に対する考え方もアピールすることができます。

具体的にどんな努力をしたのか述べる

大変なことがあった時に、具体的にどんな努力をして、問題に立ち向かっていったのかを述べることも大切です。「必死に頑張りました」「皆で努力して取り組んでいきました」など抽象的な言葉では、何をしたのかが分かりません。具体的にどのようなことを頑張ったのか、どんな努力をしたのかを述べることで、自分自身の強みや長所をアピールすることができます。

自己PRで忍耐力をアピールする際にも、どのような状況だったのかイメージしやすいように具体的な文章にすることを意識しましょう。自分だけでなく、話を聞いた相手にも、その場面が分かるように工夫して述べることが大切です。具体的にどんな努力をしたのかを通じて、自分自身をアピールできるような文章にしましょう。

言葉を変えてアピールするのも効果的

ここまでは「忍耐力」というキーワードで見てきましたが、このなかで実はほぼ同様の意味でさまざまな言葉を使ってきました。「粘り強い」「しぶとい」「根気強い」「耐久力がある」「諦めない」などです。それぞれの言葉が与えるイメージは、微妙に異なっています。

実際の自己PRのときには、このようにさまざまに言葉を変えて訴えていくのも効果的ですから、自分なりに言葉探しをすると良いでしょう。自分の人物像を改めて確認する作業にもつながりますし、またどのようなコンテクストで忍耐力があるのか、採用担当者に与えるイメージを膨らませる助けになりますから、強いアピールになりますし、自分の強みについて多角的に考察してきたということを自然と伝えることにもなるでしょう。

忍耐力という言葉は受け身な印象を与える

ここでとくに気を付けておきたいことは、「忍耐力」という言葉自身が与える印象についてです。「忍耐力」というと、「我慢し続けた」」「耐えた」「耐え忍ぶことに集中した」「やり過ごして終わった」という投げやりな感じ、受身的な印象だけを与えてしまうリスクがあります。

マイナスなイメージを与えてしまう言葉は、よくよく考えた特別な意図がない限りあえて使わない方が無難でしょう。大切なのは「忍耐力」という文言ではなく、そこから生み出された良い効果を、あくまでポジティブに伝えることにあります。それを踏まえたうえで、より最適な言葉をいくつか探してみてください。この作業は、改めて自分を見つめなおす良い機会にもなるでしょう。

「忍耐力」の言い換え一覧

ここに、いくつか該当する言葉をあげてみました。忍耐強くて打たれ強い、何があってもへこまない、へこたれない、などという意味を持たせたい場合は「耐久力」があるというのがいいでしょう。忍耐力があってこそその後に良い結果が生み出される、という意味を持たせたければ、「粘り強い」「しぶとい」などになります。

また、忍耐力がありさらに周囲からの影響に左右されないような、自分自身の考えがはっきりしているという意味を加えたければ、「芯が通っている」「気骨がある」なども使えそうです。最適な言葉を探すには時間がかかる作業になるかもしれませんが、自分の人物を表すのにふさわしい言葉を求めて、「根気強く」探してみてはどうでしょうか。

自己PR作成の3つのポイント

自己PRを作成する際に、おさえておきたい3つのポイントを紹介します。自己PRを述べる時には、自分の長所や強みをアピールすることが大切ですが、いろいろなことを一度に伝えようとしてダラダラと長い文章になってしまうと、いいたいことが分かりにくく、要点があいまいになってしまいます。ポイントをしっかりと意識して、簡潔にまとめて上手にアピールできるように心がけましょう。

自分を採用するメリットを伝える、面接官に自分を印象付ける、冒頭で結論を言い切る、という3つのポイントについて詳しく解説していきますので、自己PRを作成する際の参考にしてみてください。

自己PR作成の3つのポイント

それではここで、実際の自己PRについて考えてみましょう。まずは3つのポイントに絞ってみます。

自分を採用するメリットを伝える

まずは、面接をする機会を得るところまでたどり着けたこと、そして貴重な採用担当者の時間を自分に割いてもらっていることに謝辞を述べると良いでしょう。実際、企業内での時間というのはとても貴重なもので、時間をいかに利益につなげていくかが企業の存在理由でもあります。

就活者がそのあたりを理解していることを示すのは、企業活動の理解としてのアピールになります。また、新卒を採用するという活動が企業の将来性にとっていかに大事であり、採用するためのコストも掛かっていることを理解していると伝えましょう。

そして、自分は非常に粘り強い性格の持ち主であり、問題があっても投げ出したりせず長期的に物事を考えることができ、すぐに会社を辞めるような人物ではないと伝えると良いでしょう。つまり、以上のような企業活動に対する理解を自分なりに示して、自分を採用するメリットがあると伝えるのです。

面接官に自分を印象付ける

自己PRの目的は、自分という人間を企業に知ってもらい、さらに面接官に自分を印象付けることです。「忍耐力」のアピールにとどまらず、企業にとって有益になると思えるような自分のエピソードがあれば積極的に伝えましょう。

そして、自分の長所を積極的にアピールするという姿勢が相手に伝わることが「やる気」となっていい効果をもたらします。与えられた時間を有効に活用して、自分について知ってもらいましょう。

一緒に働きたいと思ってもらえること、または会社のために役立つ人間だと思ってもらえるようにしましょう。ただ、アピールしたいあまり内容に祖語がでないように気を付けましょう。そして、首尾一貫したアピールができるよう心がけましょう。

冒頭で結論を言い切る

ここでテクニックをお教えします。採用担当者は限られた時間であなたがどんな人間か理解する必要がありますから、そこを踏まえたうえであなたから進んでお手伝いをしてあげるのです。つまりは、まず冒頭で、「私は〇〇な人間です」と簡潔に言い切ってから話を始めるといいでしょう。

まず相手に先入観を与え、これから就活者が話す自己PRを頭の中で整理しやすくしてあげるのです。その後に具体的なエピソードを盛り込み、話の裏付けをしていきます。このように冒頭で結論を言い切ってしまうと、結局は就活者のイメージとしてその冒頭の言葉が浮かぶように関連付けられるようになります。ですので、冒頭の言葉をきちんと選択することが大切になってきます。

忍耐力を活かした自己PRの例文6選

例文①

自分を一言で表すと、非常に「粘り強い」人間です。友人には「そこまでやるの」と言われることもありますが、一度決めたら諦めないという性格であり、これは長所だと自負しております。このような性格なので、大学の先生方にはよくおほめいただきますし、また大学や学会のために続けられたことを自負しています。
御社に就職できましたら、持ち前の粘り強い性格で、さまざまなことにチャレンジして研鑽を積み、また大変なときにも自分をしっかり持って、壁にぶつかっても常に明日を信じてがんばっていきたいと思います。

簡潔な自己PR文です。時間を気にするあまり、大切な要素をかいつまんで話してしまっている感じがします。もう少し相手に理解してもらいやすくなるよう、工夫をする必要があるでしょう。たとえば、実際どのような場面でその性格を発揮してきたのか、実例をいれて肉付けをしてください。

具体的なエピソードを交えると、場所や登場人物、場面といった要素とともに、より生き生きと採用担当者に伝わり脳裏にも焼き付きやすくなります。重要なのは、就活者について明確なイメージを持ってもらうことです。そのためには、冒頭の言い切りをして言葉を定着させてしまってから、具体的に情報を与えることを忘れないようにしてください。より理解してもらいやすくなります。

例文②

私の長所は、忍耐力があるところです。なかなか結果が出ないときにも、腐ることなく努力を続けていくことができます。簡単に諦めることなく努力を続けていくことで、いつか結果を得ることができると確信しております。私は学生時代、古代エジプトにおける衣服などについて研究していました。先行研究や資料が少なく、また英語の論文を読む必要もあり、大変な研究でした。自分の追い求めている結論になかなかたどり着くことができず、投げ出したくなったこともありましたが、自分が始めたことには責任を持たなければならないと思い、研究を2年間続けました。
結果的に、理想の結論を得ることはできませんでしたが、困難に挑戦することと忍耐力の大切さを学ぶことができました。御社では、この強みを活かして任された仕事に責任と誇りを持ち、すぐに結果が出ないことでも諦めずに不断の努力を続けけます。そして、貴社と社会の発展に貢献していきたいと思います。

学生時代にひとつの分野に興味を持ち、とことん追求していくことは大切です。この自己PRの文例は古代エジプトにおける衣服に興味を持ち、「忍耐力」を打ち出した自己PRですが、「探究心」や「好奇心旺盛」なども読み取ることができます。

また、「結果的に、理想の結論を得ることができなかった」と書いてありますが、「素直さ」「正直」などといったイメージを与えることもできます。結果はどうであれ、最後まで粘り強く目的達成のためにやり続ける忍耐力があり、自分の想像と違った仕事内容でもめげることなく組織のために貢献してくれると受け取ってもらえるでしょう。

困難なことがあっても目的に向かって努力し続ける。要するに、忍耐強く物事に対処できるイメージがこの自己PRからわかります。

例文③

私は忍耐力に自信を持っている人間です。元々幼い頃から野球をやっていたことから忍耐力には自信がありましたが、これは仕事にも活かすことができると思います。大学時代は2年間インターンシップで営業をしておりました。営業を選んだ理由も、とにかく最初から楽に仕事ができるとは考えず、困難にぶつかってもどのように解決するかを考えておりました。そうした考えのもと、成果を上げてまいりました。
何事にもへこたれることなく、その上でただ我慢するだけでなく、どうすれば状況は良くなるかを考えて行動することで、仕事での成長は格段に早まりました。営業はとにかく忍耐力が求められる職種だと思います。そのような状況において、私は必ず結果を出す指針があります。新しい環境に身を置くことは決して簡単な事ではなく、精神的・肉体的に激しい時期もあると思いますが、私の忍耐力で克服できると考えております。

この自己PRは具体的なエピソードを交えながら相手目線に立ち、伝わりやすく工夫している例文です。企業が欲しい人材は「忍耐力がある人」です。要するに「その忍耐力を活かして会社の利益に貢献してくれる人」です。

上記の自己PRは、自分がその企業にどう貢献できるかのアピールができている例文といえるでしょう。忍耐力を培う中で実践した工夫や意識を、自分が志望する職種で活かせる内容を具体的に伝えています。忍耐力や我慢強さをアピールする上で大切なのは、忍耐力や我慢強さをアピールしつつ、形成された過程や、経験の活かし方です。就活をしていく上で、徐々に慣れていく部分かと思われます。

例文④

私は忍耐力が大切だと考えています。大学2年時に地域活性化のために、新たな地域の特産品のメニューを作るプロジェクトに2年間取り組みました。地域の農家の方たちと協力して、特産品を新たな視点から見直し、全国展開できる商品を開発することは非常に大変でしたが、仲間と時にはぶつかり合いながら意見を闘わせ、切磋琢磨することで忍耐力が身に付きました。
少しでも改善できると思った点は、あきらめずに満足するまで工夫を重ねていきました。皆で納得できる製品が出来上がったときの感動は忘れられません。

ひとつの目的に向かい、あきらめずにコツコツと努力してきた様子を伝えることで、忍耐力をアピールしています。仲間と協力しながら、忍耐強く取り組んでいったことで、最後には満足のいく製品を開発したという結果も分かりやすく述べています。

例文⑤

忍耐力があることが私の強みです。大変な状況に置かれてもすぐに諦めるのではなく、改善のための努力を積み重ねていくことができます。学生時代に、寮生活を送っていたのですが、共同生活を送る中で、トラブルが発生することが多々ありました。私は、このような経験は必ず自分にとって糧となると信じ、寮での住み心地が良くなるように、食事時間などに積極的に声を掛けることから始めました。
住人の交流を図るためのレクリエーションなども企画して、メンバーの親睦を深めることができました。この経験を活かして、社会人生活でも前向きな気持ちを持ち続け、逆境を耐え抜いていきたいと考えています。

文章の始めに、忍耐力があるという結論を述べています。学生時代の寮生活でのエピソードを通じて、忍耐力を持ち、状況を改善していった様子がよく分かる文章となっています。困難な状況でも前向きに取り組む姿勢は、仕事をしていく上でも重要なスキルのひとつです。

例文⑥

私は学生時代、自宅から学校まで毎日100㎞もの距離を電車で通学していました。毎日特急電車を使用し、往復4時間の距離を休むことなく通いました。時には、電車の故障などで5時間電車の中で立ち往生することもありましたが、休むことはありませんでした。 通学のおかげで、休まず通い続ける忍耐力を養うことが出来ました。
入社後にも、持ち前の忍耐力を活かし、休まずコツコツと仕事に取り組んでいきたいと思っています。

学生時代に、長い距離でも休まずに通学し続けたエピソードで、自身の忍耐力をアピールしています。毎日学校に行くということは、当たり前のことのように思えますが、往復4時間の距離を休まずに通い続けるのは、簡単ではありません。社会人になってからも、当たり前のことをコツコツと忍耐強く続けられる人材が必要とされます。

自己PRで忍耐力をアピールするならエピソードを交えよう

採用担当者は同時期におなじようなプロフィールの学生を比較検討しますから、印象に残るようなエピソードを加えてより具体な印象を残せるように工夫しましょう。この場合、具体的には粘り強くやったことの詳細を伝えます。

「海外とのデータのやり取りで時差や国別の文化事情もあって期日までにデータがそろわなくて骨が折れる」「期限を守れるよう根気強く担当者と話し合った」「必要があれば夜遅くまで大学にとどまったりもする」「先生に任せきりにせず自らが工夫することで結果を得られることに満足」「自分の仕事をいかに円滑に進めるかを考えつねに諦めないよう努力している」など。そして最後には、「持ち前のこの粘り強さを御社できっと役立てることができると考えている」など。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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