面接対策
面接時の受付マナーとは?好印象を残すために守るべきポイント
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目次
面接は受付から始まっていることを忘れない
就職活動では、選考を受けている会社へ訪れなければならない機会は多いです。その中でも、面接で初めて会社へ訪問する人もいるでしょう。
会社訪問の際には受付をする必要がありますが、「受付のやり方がわからない」と不安になる人は多いです。
「受付は面接とは関係ない」と思っている人もいるでしょうが、実はそこでの対応が評価に関わる可能性があります。
この記事では、会社に訪問した際の「受付時のマナー」に焦点を当て、守るべきマナーについて解説していきます。
併せて、受付時にしてはいけない振る舞いや、受付時の対応が就活に影響するのかどうかについても触れますので、ぜひ参考にしてください。
面接で時間を守ることは基本
まず、面接の受付時間に関するマナーを紹介します。
いざ面接に行こうと思っても、「何分前に受付をしたら良いのだろう」と疑問を抱く人もいるでしょう。
会社の訪問時間について、遅れるのは厳禁ですが早すぎるのも企業側に迷惑をかけてしまう恐れがあります。
以下より、適切な到着時間と早く着いた時の対処法を紹介します。
受付時間は10分前が鉄則
基本的に、受付は面接が始まる10分前に済ませましょう。
早く着きすぎても面接の準備ができていなかったり、別の就活生が面接をしており、中に入れない可能性があります。どれだけ早く着いても受付で待つことになるので、10分前を目途に受付をしましょう。
また、採用担当者の仕事を中断させてしまう可能性もあります。あまりにも早く受付をしてしまうことは、失礼になるので注意しましょう。
とはいえ、面接の開始時間ぎりぎりに到着すると、予期せぬ事態があった時に対応できなくなるため、時間に余裕を持って到着するのが良いです。
時間に余裕を持っておくと、急なアクシデントでも対応できます。面接当日に、電車の遅延、体調不良などが発生するかもしれません。余裕を持って行動することが、アクシデントへ冷静に対処するためのポイントです。
「10分前だと不安」と思う人は、30分前には面接会場の最寄り駅や周辺に到着しましょう。
早く着きすぎたときは会場付近で時間をつぶす
早く着きすぎた場合には、会場付近で時間をつぶしましょう。
たとえばカフェに寄り、履歴書を見ながら自己PRの復習をしても良いですし、スマホで会社のHPを見直すのもおすすめです。
コンビニは社員の方が昼食などを購入するために来店している可能性があります。
リクルートスーツを着てウロウロしていたり、雑誌を立ち読みしていたりすると印象が悪いため、コンビニで時間をつぶすのは避けましょう。
遅刻しそうなときは早めに連絡する
就活で遅刻は厳禁ですが、不測の事態もあって遅刻しそうな場合もあります。
遅刻しそうだなと思ったら、その時点ですぐに採用担当者へ連絡しましょう。無断で遅刻するよりは、一報入れるだけでも印象は変わります。
無断遅刻は相手の時間を奪ってしまうため、連絡が必要です。連絡を入れればその間、相手は別の仕事に時間を使えるでしょう。
また、当日の連絡に関しては、緊急を要するのでメールでなく電話で連絡してください。
メールだと気づくのに時間がかかるので、上手く伝わらない恐れがあります。
連絡の際は「謝罪」「遅刻をする理由」「代替案」の3つを伝えましょう。遅れる時間によっては、別日に面接を調整をしてくれる会社もあります。
遅刻の可能性を下げるためにも、余裕を持って会場付近に到着しましょう。
遅刻しそうな場合の連絡内容
①相手が受付の場合
「お忙しいところ失礼します。
私、本日○時からの採用面接のお約束をさせていただいた○○大学××学部の△△と申します。
面接の件で、採用担当の□□様にお取次ぎ頂けますでしょうか。」
②相手が採用担当者の場合
「私、本日○時からの採用面接のお約束をさせていただいた○○大学××学部の△△と申します。
申し訳ありませんが、●●線が人身事故によって運転見合わせになり、お約束の時間に●●分ほど遅れてしまいそうです。
面接時間の調整は可能でしょうか。」
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受付時のマナー
受付は面接と関係ないように思えますが、受付時の対応も評価に関わる可能性があります。
面接以外での振る舞いをおろそかにすると、それが採用担当者の耳に入る可能性があります。選考に直接関係なくとも、しっかり準備をして臨みましょう。ここでは、最低限守ってほしい受付時のマナーを2つ紹介します。
①会社に入る前に身だしなみを整える
1点目は、会社に入る前の身だしなみについてです。受付の時から、身だしなみを整えた状態で向かいましょう。
そのためには、会社に入る前に身だしなみを整えておく必要があります。
化粧室の鏡でも良いですが、男女問わずコンパクトミラーを持っておくと安心です。
雨の日に企業を訪れる必要がある場合には、入る前に靴や傘の雨水を取っておきましょう。室内を水滴で汚れてしまうのを防ぐことができます。
身だしなみのチェックポイント
- スーツやシャツにしわや汚れがないか
- ネクタイはしっかり締まっているか
- 靴やカバンに汚れはないか
- 髪型は整っているか
- 目やにはついていないか
受付時の服装について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。
②きちんと名乗り要件を伝える
お忙しいところ失礼します。
私、本日○時からの採用面接で伺いました、○○大学××学部の△△と申します。
恐れ入りますが、採用担当者の□□様にお取次ぎ頂けますでしょうか?
2点目は、きちんと名乗り用件を伝えることです。身だしなみを整えた上で、受付では上記のような挨拶をしましょう。
「すみません、面接に来たのですが」だけでは、受付の人はどうしたら良いかわかりません。「自分の名前」「来訪した目的」「どうしたいのか」の2点をはっきり伝えましょう。
また、受付の方が採用担当者の名前を把握していないこともあります。採用担当者の名前も伝えると、気遣いのある対応と言えるでしょう。
内線やインターホンでの呼び出し方と注意点
お忙しいところ失礼します。
私、本日○時からの採用面接で伺いました、○○大学××学部の△△と申します。恐れ入りますが、採用担当者の□□様にお取次ぎ頂けますでしょうか?
受付は人がいる場合もありますが、中には内線やインターホンを使って取り次ぐというケースもあります。その場合も、上記のように伝えましょう。
内線やインターホンで伝える場合も、受付での対応と同様で構いません。前述の通り、「簡潔かつ要点を押さえてはっきりと」申し伝えることが大切です。
その他、企業によっては呼び出し方が事前に知らされている、もしくは当日会場で何かしらの指示が出される場合もあります。その場合はそれに従うようにしてください。
面接の受付で絶対にやってはいけないNG例4つ
続いて、面接の受付で絶対にやってはいけないNG例を紹介します。気をつけていないと、無意識のうちにやってしまう恐れがあるものをピックアップしました。
就職活動は社会人になる準備段階であることを忘れずに、気をつけるようにしてください。
①イヤホンをつけて受付する
1つ目のNG例は、イヤホンをつけて受付の人に話しかけることです。普段から音楽を聞きながら歩いている人もいるでしょう。
イヤホンをつけたまま、もしくは耳から取り外しながら受付に来ると、担当の方に「態度が悪い」感じるかもしれません。
イヤホンは建物に入る前に外し、バッグにしまっておきましょう。もしくは忘れる可能性もあるため、会社の最寄り駅に着いた時点で外しておくと確実です。
ポケットに入れるとはみ出したり、落とす原因にもなるので避けましょう。
②名乗らない
2つ目のNG例は、受付で名乗らないことです。受付の際は、来訪した目的だけでなく、自分の名前も名乗ることを忘れないでください。
受付の時に「面接に来たんですけど」と言われても、受付の人は誰に取り次いだら良いのかわかりません。
また、不特定多数の人が出入りする場所ですので、身分がはっきりしないと通してくれない可能性もあります。
受付では前述でも紹介したように、「名前」と「用件」を必ず伝えるようにしましょう。
③話かけられるのを待つ
3つ目のNG例は、話かけられるまで待つことです。会社に到着したら、自ら受付をしに行きましょう。
受付の人は、来訪する人のことを全く知りません。受付の人、もしくは社員の誰かから話しかけられるのを待っていても次に進まないので、到着したらまず受付をしてください。
受付した後にどうしたら良いかわからない場合は、その旨を受付の人に尋ねましょう。
面接会場に案内されるか、その場で待たせてくれるかを教えてくれます。
④コートを着たまま受付する
4つ目のNG例は、コートを着たまま受付することです。寒い時期はコートもしくはジャケットを着用しているでしょう。
コートを着用したままだと、外の空気やホコリを持ち込んでしまいます。会社の建物内に入る前に、入口前でコートを脱ぎ、片腕に掛けている状態にしましょう。
会社によっては、ビルの入口すぐに受付があります。建物に入る前に、身だしなみを必ずチェックすることを癖づけてください。
面接会場や会議室に案内をされてからも注意が必要です。室内では、コートを折り畳んでカバンの上に置きましょう。
厚手のコートだと難しいかもしれませんが、カバンがしっかりと自立するものであれば、倒れずに上に置くことができます。
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受付での対応や印象は選考に影響するのか
受付時のマナーがわかったところで、受付でのやり取りは選考に影響するのかについて紹介します。
受付とは言え、就活の一環として会社を訪問していることを忘れないようにしてください。就活生は、周りから社会人として見られます。
受付でのやり取りが選考にどう影響するのかを知り、節度ある対応をすることの大切さを知りましょう。
悪い評判が面接官に伝わることがある
受付での態度があまりにひどい場合は、採用担当者に伝えられることもあります。
就活生を案内する段階で、受付の人が採用担当者に就活生の印象も伝える可能性があるからです。
どれだけ面接に手ごたえがあっても、そこに至るまでの過ごし方が悪ければ選考に影響します。
面接だけでなく、それ以外の場でも人間性を評価されることもありますので、受付時の対応にも細心の注意を払いましょう。
受付での印象を判断材料にすることもある
受付時の印象が採用担当者にも伝わる可能性があるとすれば、良い印象が伝わって選考に有利になるかもしれません。
もし、合否ギリギリラインにいる就活生の中から合格者を選ばなければならない場合、面接以外での評判や人柄で判断される可能性があります。
受付時の印象が良ければ、それがきっかけで選考通過につながることもあるので、就活中は常に気を抜かないようにしましょう。
受付後の面接の流れ
受付の後は、採用担当者の方が部屋まで案内をしてくれることが多いです。
会社によっては履歴書など書類の提出を催促されたり、面接前のアンケート用紙に記入してほしいと依頼されることがあります。
落ち着いて対応できるように、面接の一連の流れを把握しておきましょう。
面接の流れ
- 名前を呼ばれたら、ドアを3回ノックして入室する
- 「失礼します」と挨拶し、椅子の前まで行く
- 「おかけください」と言われたら、「失礼します」と言い着席する
- 面接が終わったら、「ありがとうございました」とお礼を言う
- 退室直前に改めて「失礼します」と言う
- 両手でドアノブを持ち、静かに退室する
面接の流れについて、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。
受付のマナーも理解して面接に臨もう
この記事では、「受付時のマナー」に焦点を当ててご紹介してきました。
選考に影響があるかどうかにかかわらず、受付をする時の身だしなみや態度は、しっかり見られているという意識を持って振る舞うことが大切です。
記事の中で登場したポイントを一つひとつ確認し、面接当日まで不安要素を残さないようにしましょう。