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【問題解決能力の意味とは】アピールする際の3ステップと能力向上の4つのコツ

問題解決能力の意味とは

問題解決能力とは「問題を正確に発見する力」「最適な方法を考える力」「解決するために実行できる力」の3つの力が必要であるされています。

問題解決能力は基本的なトレーニングにより誰にでも身に付けることができる能力です。しかし問題解決能力の高い人は「売上高の向上のための分析」や「競合企業への対策を立案する」などを任されることが多く、社会においても重宝される傾向にあります。

この記事では問題解決能力の手法やトレーニング方法、そしてどういった場面で活かすことができるのかなど具体的に紹介していきます。それらを理解することで就活をより優位に進めることができます。

問題解決能力がある就活生は重宝される

問題解決能力がある就活生は企業において重宝されています。なぜなら問題解決能力があることで会社における問題の原因究明から解決まで遂行できるからです。

例えば会社の売上が前年度と比べ落ちていた場合、「なぜ売上が下がったのか」と問題を分析し、「どうすれば売上を回復させることができるか」「競合他社と差別化するためには何をすれば良いか」など問題を解決するための最適な方法の提案が求められます。また分析や解決策を提案するだけでなく、見出した問題解決策を実行し、「実際に売上を回復させる」までの結果が必要となってきます。このように問題の原因究明から解決まで遂行できる人を企業は求めています。

学生のうちはいろいろな方に助けてもらいながら成長していく側面が大きいでしょう。しかし、社会人として仕事は自分の力で考えて行動していくことが必要になります。そのため学生のうちから自分で考えて行動をし、問題解決能力を身に付けている学生は採用担当者から好印象を得られます。

また2018年6月にアドビシステムズ株式会社が、日本に所在する企業の人事部所属の新卒採用業務担当者536人を対象にした調査した「新卒採用で企業が重視するスキルについて」では、「新卒採用で重視するスキル」として「課題解決方法の発想力/着想力」が81%をしめました。問題と課題では少しニュアンスに違いがあるものの、これらを解決するための能力は、社会で求められている能力だということは十分にわかります。

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面接で問題解決能力をアピールする3つのステップ

面接で問題解決能力をアピールするための3ステップ

問題解決能力があったとしても、採用担当者にアピールすることができないと宝の持ち腐れになります。そこで面接において、どういった発言をすることで面接官に自分が問題解決能力があることをアピールできるのかを3点に絞って紹介していきます。問題解決において重要なポイントについて理解し、面接でも実行するようにチャレンジしてみてください。

1.どのように問題を分析するのか

問題を解決するにも、まずは問題が発生していることを見つけることが重要になってきます。すでに発生している問題や、今後発生する問題を発見し、その原因を分析しなくてはなりません。例えば以下の通りです。

私は所属しているサークルの会計を2年務めました。前任者から引き継いだ際、管理の杜撰さに驚きました。具体的には会費未納者の不明確、領収書無しでの清算などがあげられます。
私はこれらの問題の原因が、会計業務が習慣化されていないことが課題であると考えました。そこでサークル費を正しく管理する方法をマニュアル化することを決めました。その結果、会費の遅延がほとんどなくなるとともに、会計年度の終わりには余剰分を返金することもできるようになりました。

問題の原因は「何がどのように問題になっているのか」を明確にしていく作業になります。そのようにして原因が明確になっていくと、その原因をいつまでに解決しないとならないのか、そして優先順位をどうつければ良いのかが見えてきます。このように問題の原因を分析できることを、学生時代の体験からアピールしてきましょう。

2.どのように解決するのか

問題解決能力をアピールするためには、問題をどのように解決するのかを伝えなくてはいけません。そこで重要になるのは、どのような行動をし解決に至ったのかをアピールすることです。例えば以下の通りです。

私は学生時代ファミリーレストランのアルバイトをしており、月の売上を1.5倍にするために自店だけの特別メニューの実施を行いました。しかし、その特別メニューの売上が伸びず、施策は失敗に終わりました。
そこでなぜそのメニューが売上が伸びなかったのかを知るために、実際に自店に訪れる人はどの年齢層が多いのかを集計を取りました。その結果、自店に訪れる年齢層と特別メニューを注文する年齢層が全く異なっていることに気づきました。
そこで改めて自店に訪れる年齢層に合ったメニューを提供することに変更し、改善をはかることで、翌月は売上を1.5倍にすることに成功しました。

上記の例のように、特別メニューの提案が失敗に終わったが、年齢調査を行うことで解決に至っています。このように問題を解決するための行動が評価されます。

3.繰り返さないために何をするのか

問題が発生し、その問題を解決できたとしてもその問題が再び起こっていては意味がありません。同じ問題が起こらないように工夫をすることも問題解決能力を問われます。

学生時代、ファミリーレストランでアルバイトリーダーをしていました。棚卸しをメンバーにお願いしたときに確認しながらチェックするように指示しても、同じ数量をミスするメンバーがいました。違うメンバーにおいても数量を間違えることが今後発生するかもしれないので、お願いしたメンバーとは違うメンバーにダブル・チェックをしてもらう制度を設けました。第三者の確認が入ることで棚卸しの数量のミスがなくなりました。

例を挙げましたが、同じ人にしっかりと数量を確認するように指示をしたが、問題がなくならず、第三者に確認をしてもらうという工夫で解決しています。このような工夫は仕事において重要なので、面接でアピールできるように自己PRなどで組み入れていきましょう。

問題解決能力を向上させる4つのコツ

問題解決能力を向上させる4つのコツ

問題解決能力を就活においてアピールする方法について紹介してきました。それではそんな問題解決能力はどうすれば向上させることができるのでしょうか。問題解決能力が高い人の考え方や特徴を知ることで、自身の問題解決能力を向上させるヒントになります。ぜひ理解し、日常的にトレーニングしてみましょう。

1.物事を客観的にみる

問題解決能力を向上させるのに必要なことは、客観的に物事を見ることです。問題が発生しているときは客観的な視点で物事を見ていない場合が多いです。そのため一度冷静になることを心がけ、「今何が起こっているのか」「今考えているのはそもそも問題であるのか」と出来事を俯瞰するようにしましょう。

問題解決に取り組む際は自分の主観や今までの経験から考えてしまいがちです。しかし客観的な視点をもつことで新たな課題や原因を発見することができ、問題を解決することにも繋がっていきます。問題の原因を新たに明確にしていくためにも、特に問題に行き詰ったときには、物事を客観的に見ることを覚えておきましょう。

自分の強みを見つける方法について、知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。

2.自分の考えにこだわりすぎない

自分なりの考え方やルール、実践方法を持っていることは大切です。しかし自分の方法やルールに固執しているのでは、問題をより良く解決することは難しくなります。異なる考え方や価値観などにふれた時にはじめから拒否をするのではなく、他人の意見を「そのような考え方や方法があるのか」とまず理解することが重要です。そしてその考えなど許容し「立場の違いから異なる意見になることもある」ということを理解する柔軟性を持つことが大切にしましょう。

このような許容できる力や柔軟性があると、仕事での交渉などでも相手の立場や意見をより理解しやすく、誰もが受け入れやすいような解決方法を提案をすることができるようになります。柔軟性や、相手との意見の相違・立場の違いなどを理解して受け入れられる力を持つことができれば、さまざまな問題をより良く解決できる力となります。

柔軟性のアピール方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

3.PDCAを回す

PDCAとは以下のサイクルを実践することです。

・Plan「計画を立てる」
・Do「実行する」
・Check「評価する」
・Act「改善する」

PDCAは問題解決を改善するための仕組みです。この4段階を繰り返すことにより、「問題への解決策の立案」から「解決策の実行」「実行結果の評価」「解決策の改善」まで見出すことができるため、より良い解決をすることができます。

今起きている現状に疑問を持ち、問題を把握してその原因を探求することで、解決策を立案するというサイクルです。立案した後はそれで終了するのではなく、さらに実施しその内容が適切であったかの検証をすることが重要です。このサイクルを身につけることで、問題を解決できるまでのフローが見えるようになるため、問題解決の仕方が理解できるようになります。

PDCAのサイクルを実践化することで問題を解決し、さらに次の課題をみつけることができる機会ともなるでしょう。このPDCAサイクルを積み重ねることで、問題を解決するまでのスピードも速くなり、問題解決能力をさらに高めることが可能になります。

4.論理的な思考を身につける

問題を解決するためには、論理的な思考を身につけることが大切です。論理的な思考法を習得すると問題解決能力も相乗的に高まってきます。

論理的な思考は、俗にロジカルシンキングと呼ばれています。ロジカルシンキングとは、与えられた情報を一定の決まりや枠組みに従って整理・分析し、結論を見いだすことです。「何が原因で問題が起きているのか」「問題を解決するためには何をすべきであるか」など問題解決の全般的なフローにおいてこの思考法は有用であります。

また物事に一貫する筋を通して考えるロジカルシンキングという方法は、相手に自分の意見や考えを整理して伝えるためには、大変有効な手段といえるでしょう。そのため社会人としての基礎スキルと言われております。

ロジカルキングの例題については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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問題解決能力を身に付けて就活に活かそう

問題解能力は仕事においてもプライベートにおいても活かすことができる能力です。そしてその問題解決能力は社会においても重宝されるので、企業からも求められています。現在問題解決能力が低いと嘆いている人でも普段の生活から意識し、トレーニングしていくことで誰でも身に付けることができます。

問題解決能力には素直に柔軟に考えることが重要になってきますが、これも普段の習慣から身に付けていくことです。誰にでも身に付けていくことができる問題解決能力ですが、就活生でも能力が高い人は少ないです。だからこそこの能力をトレーニングし、身に付けておくことは他の就活生と差をつけるチャンスになります。ぜひ、問題解決能力を身に付けて面接でアピールしていき、就活でも活かしていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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