面接対策

「あなたにとって仕事とは」という質問の意図|ベストな答え方や回答例

「あなたにとって仕事とは」への回答の事前準備は必須

面接では答えるのが難しい質問をされる場合もあり、その中のひとつとして「あなたにとって仕事とは」が挙げられます。この質問をする企業は意外に多く、質問にはさまざまな意図があります。

企業の意図にそぐわない回答をしてしまうとマイナスの評価になってしまう可能性がありますので、注意が必要です。「あなたにとって仕事とは」は上手に答えることが難しい質問ですので、事前にしっかりと回答を考えておかなければなりません。

また面接で高評価を獲得するためだけではなく、就活でより良い就職先を見つけるためにも、自分にとって仕事とは何であるかを考えることが大切です

面接の対策としてだけではなく、自分自身と向き合う意味でも、「あなたにとって仕事とは」の回答を考えていきましょう。

関連する質問として「働くとは」というものがあります。「働くとは」についてはこちらの記事で解説しているので、ぜひ確認しておきましょう。

就活生に聞いた! 「あなたにとって仕事とは」と聞かれた割合

まず最初に、「あなたにとって仕事とは」という質問はどれほど就活生が聞かれるものかを見ていきます。今回は終結性の皆さんに、「あなたにとって仕事とは」という質問をされたことがあるかを聞いてみました。

「あなたにとって仕事とは」と聞かれた割合

結果は18.4%で、約5人に1人がこの質問をされたことがあるということがわかりました。この数字を多いと感じる人も少ないと感じる人もいるかもしれませんが、決して無視できる数字ではありません。

ぜひ万全の状態で面接に臨めるように、回答を準備していきましょう。

「あなたにとって仕事とは?」に隠れた企業側の意図

「あなたにとって仕事とは?」に隠れた企業側の意図

「あなたにとって仕事とは」の質問に上手に答えるためには、その質問の裏に隠れた企業側の意図が何であるかを知っておく必要があります。企業は何の意図もなく質問をしているわけではなく、質問の一つ一つには明確な目的があります。

質問に対して上手に答えるためには、企業がなぜその質問をするのかを正しく理解しておくことが大切です。企業がなぜ仕事とは何かを聞くのか、その意図を理解して、どのように回答すればいいのかを考えていきましょう。

①仕事に対する意欲を知りたい

「あなたにとって仕事とは」の質問を通して、企業はその人の仕事に対する意欲を知りたいと考えています。仕事をどのように捉えているのかを知ることで、その人の仕事に対しての意欲の高さを知ることができ、どれだけ真剣に仕事のことを考えているかが分かります。

仕事では意欲を高く持って取り組むことが大切で、やる気がなければ企業で活躍していくこともできません。新卒の就活の場合は能力重視、即戦力で採用が決定するのではなく、ポテンシャル重視、成長力を重視して採用が決定することが多いです。

企業にはいってからの成長力が重要であり、成長するためには仕事に対しての意欲を欠かすことができません。質問に上手に答えて仕事への意欲の高さをアピールすることが大切です。

②人柄を知りたい

企業はその人の人柄を知るためにも「あなたにとって仕事とは」と質問しています。仕事をどのように捉えているのか、仕事に対してどのような価値観を持っているのかから、その人の人柄を見極めているのです。

仕事をするうえでは人柄は大切なものであり、企業は一緒に働きたいと思える人を探しており、求められているのは人柄の良い人です

どれだけ能力が高くても人柄が悪ければ一緒に働きたいとは思えませんし、チームワークが大切な仕事ではマイナスの評価につながる可能性も高いです。

またビジネスでは信用が大切であり、人柄の悪い人は信用することはできません。企業は仕事に対しての考え方からその人の人柄を見ており、信用に値するかどうかを判断しています。

③社風や経営理念と合うか知りたい

仕事への意欲が高いか、人柄が良いかも見られていますが、仕事に対しての考え方から企業の社風や経営理念と合うかどうかも質問の狙いです。

どれだけ仕事に対しての意欲に溢れ、人柄が良いとしてもそれが企業の社風、経営理念にそぐわなければ長続きしないと判断されます

能力を持った人や優秀な人がすべての業界、企業で活躍できるわけではなく、活躍するためにはその業界や企業に対しての適性が必要です。業界に対しての適性は能力やスキル、性格などですが、企業に対しての適性とは企業の考えに共感できるかどうかです。

企業の考えに共感できない人は活躍していくことはできませんので、仕事に対しての考え方から企業に合う人材かどうかが見られています。

④仕事に対しての価値観を知りたい

「あなたにとって仕事とは」という質問から、仕事に対しての価値観も企業が見ています。仕事をどのように捉えているかは人によって違うため、その違いによって価値観や個性を知ろうと考えています。

仕事をするうえでは仕事に対しての熱意があることが大切ですが、面接での回答だけでは本当に熱意があるかどうかを見抜くことは難しいです。

面接用に事前に回答を考えている場合もありますし、口先だけで熱意があると伝えることは簡単です。しかし仕事に対しての価値観は誤魔化すことも難しいですし、そもそも上手に回答することも簡単ではありません

仕事をどのように捉えているかで、本当に熱意があるのかがわかりますし、仕事に対しての価値観を知るために仕事とは何かが聞かれています。

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就活生に聞いた! 「あなたにとって仕事とは」に答えた内容

「あなたにとって仕事とは」に答える内容

人によって「仕事とは」という問いへの答えはさまざま。ここでは就活生の皆さんに聞いた、「あなたにとって仕事とは」という質問をされたときに答える内容を聞いてみました。ぜひ回答作成の参考にしてみてください。

自分の成長や目標達成のためのものという回答が多数

自分が成長できる、自分の目標の達成・自己実現のために仕事をすると回答するという声が多く寄せられました。

自分の成長のために仕事をするという姿勢は、まさに入社後の成長や将来性を期待する面接官にとって求める回答のひとつです

「成長につながる=前向きなもの」として働くということを捉えていると面接官は受け取ることが考えられます。

社会貢献のためという回答も散見

一方で、今まで学んだことやできることを社会に還元し役に立ちたいと回答するという声も散見されました。

今まで得た知識を社会のために役立てたいという姿勢は、企業の理念やビジョンと合致することも多く、ガクチカや志望動機と一貫していると強い説得力でアピールできます

自分のためでも社会のためでも、働くということがプラスになるという視点をアピールすることが大切になるでしょう。ぜひ回答を作成していく中で頭に入れておいてみてくださいね。

「あなたにとって仕事とは」への回答構成

「あなたにとって仕事とは」への回答構成

「あなたにとって仕事とは」の質問に対してどのように答えていけばいいのかを考えていきましょう。質問に上手に回答するためにはどんな内容で答えるのかだけではなく、回答の構成についても考えていく必要があります。

同じ内容であっても回答の構成次第で伝わり方は大きく変わってきますので、最も印象的に伝わる構成を考えることが大切です。より印象良く伝わる構成を考えて、高評価を獲得していきましょう。

結論から述べる

印象深くアピールを進めていくためには、まずは結論から述べることが大切です。はじめに結論を述べることでアピールする内容を明確にすることができ、面接官に印象を強く残すことができます。

また最初にアピール内容を提示しておくことで、面接官に伝えたいことをイメージさせやすく、自分でも何を話せばいいのかを明確にすることができます。最初に結論から述べることで、後に続く説明もしやすくなり、効率的なアピールが可能です。

結論から伝えることでアピールしたいことを面接官に印象付けやすくなりますので、良いイメージを保って伝えていくことができます。説明しやすくなることでアピール内容も簡潔にまとめやすくなるので、まずは結論からアピールしていきましょう。

理由を述べる

結論を伝えた後は、なぜそのように考えたのか、その理由を伝えていきましょう。結論で良い印象を残すことができても、それが本当のことであると信じてもらうことができなければ意味はありません。

伝えた結論が本当のことであると信用してもらうことが大切なので、そのように考えた理由を具体的に述べて、アピールに説得力を持たせましょう。理由は企業の社風や企業理念を調べておき、それらを踏まえて述べていくとさらに好印象を獲得することができます。

志望企業が自分に合っていることを示し、企業との相性の良さを伝えていくことが大切です。社風と企業理念を交えて具体的に理由を語り、アピール全体の説得力を高めていきましょう。

入社後の意気込みを述べる

結論を述べ、理由を語っていけば最後に入社後の意気込みで締め、入社意欲や志望度の高さをアピールしていきましょう。

自分にとって仕事とはどんなものであり、どのように考えているかを伝えることは大切ですが、それだけでは高評価を獲得することはできません。

仕事をどのように捉えているかを伝えるだけではなく、そこからさらに企業の仕事に対してどのように取り組んでいきたいのかをアピールすることが大切です

企業でどのように活躍したいのかを具体的に語ることで、入社意欲や志望度の高さをアピールすることができます。

仕事全体に対する考え方から企業で働く姿をいかにイメージさせることができるかが重要なので、入社後の意気込みを明確に伝えていきましょう。

自分の強み・弱みは、ツールを使えばかんたんにわかります

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「あなたにとって仕事とは」への良い回答例

「あなたにとって仕事とは」の質問に対する回答から企業はさまざまなものを見ていますので、高評価が得られる良い回答をすることが大切です。仕事に対しての考え方はその人を表す根本的な部分であり、就活では非常に大切なものです。

その他のすべてが企業にマッチしていたとしても、仕事に対しての考え方が違っていれば、採用を見送られるケースもあります。企業がどのような回答を求めているのか、どんな回答であれば評価されるのかを知って、より良い答えを考えていきましょう。

自分の成長のため

私にとって仕事とは、自分の成長のためにあるものです。仕事は生活の中心にあるものですし、今後の人生の中心になっていくものです。人生の中心である仕事を自分の成長と捉え努力を重ねることで、一回りも二回りも大きくなり、豊かな人生を作り上げたいと考えています。

御社は新入社員でも挑戦しやすい社風があり、社員の成長を応援する環境が整っています。御社の一員として努力を重ね、向上心を高く持って仕事に取り組むことで、自分自身を大きく成長させていきたいと考えています。

回答例では仕事とは自分の成長のためにあると語られています。結論から述べることでどのようにアピールを進めたいのかを明確に示すことができています。

理由を伝えた後は入社後の意気込みについてもアピールされていますし、志望度の高さも伝えることができています。入社後の意気込みも企業の社風から語られており、アピール力は高いでしょう。

仕事は楽しいことばかりではなく、辛いことや大変なこともたくさんあり、それらを乗り越えていくことができるかが大切です。

仕事は続けていくことで成長できますし、成長するために仕事を続けられるという良いサイクルを面接官にイメージさせることができ、好印象を残すことができます

夢のため

私にとって仕事とは、夢を実現させるためにあるものです。私の夢は、自分が発信したもので多くの人に感動を与えることです。

私は幼いころから絵を描くことが好きで、描いた絵を近所のデイサービスに配りに行っていました。そのデイサービスにはいくつか私の絵を貼ってもらっていましたが、利用者の方に「どんどん上手になっているし、見ていて元気が出る」と言ってもらいました。

それからというもの、より多くの人々に私が作ったものを発信し、感動を与えたいと考えるようになりました。ぜひ御社のクリエイティブ職で腕を磨き、夢を実現したいと考えています。

夢というしっかりとした目標があれば、仕事へもしっかりと打ち込めるのではと面接官へ思わせることができ、仕事に対しての意欲の高さがアピールできます。

仕事はただこなすだけではなく、目的意識を持って取り組むことが大切です。目的意識を持たずに仕事をこなすだけでは成長することはできませんし、企業で活躍することもできません。

夢を掲げて仕事を語ることで目的意識を持って仕事ができることがアピールでき、成長力が高いことをアピールすることもできます。自分の夢は何であるかを具体的に語り、仕事への意欲の高さをアピールしていきましょう。

社会貢献のため

私にとって仕事とは、社会貢献のためにおこなうものです。私は港町に生まれ育ち、海でいつも遊んでいました。年々増加する砂浜に打ちあがったゴミを目の当たりにしてきました。

私は、学生時代に化学を専攻し、地球環境に良い素材について研究してきました。ぜひこの知識を活かし、国内最大手のプラスチック製品を製造する御社で、環境にやさしいプラスチックの開発に従事し、環境問題改善のために貢献したいと考えています。

自分の今までの経験と社会課題への想いを述べているのがポイントです。

法律内での仕事は必ず何らかの形で人の役に立っていますし、細かく見れば社会に貢献していない企業は一つもありません。

どのような企業でも当てはまるからこそ、その会社の強みを踏まえてアピールすることが大切です。志望する企業でどのように社会貢献を果たしたいのかを、具体的にアピールしていきましょう

「仕事をするうえで大切なこと」として答える場合はこちらの記事を確認してみてください。

NG回答のパターン

「あなたにとって仕事とは」という質問に対しては、盛り込むとNGな内容というものも存在します。仕事への考え方は、働くうえで根本的な、非常に大切であるため、ここで意欲やビジョンに問題があると判断されれば大きく評価を下げることになります。

ぜひここで、盛り込むべきではない内容を確認し回答の準備に役立ててください。

「お金や生活をするため」など直接的な表現

仕事をするのはまずは生活をするためであり、生活にはお金が必要ですので、仕事をしてお金を稼がなければなりません。お金や生活のために仕事をすることは、誰もが言わずともわかっていることです。

しかし、それだけでは、「この企業でなくても良いのではないか」「本当にこの企業のために働いてくれるのか」という疑問を面接官が感じてしまいます。お金や生活のために仕事をするのは事実ですが、たとえそうであっても別の回答をすることが大切です。

就活では嘘はつかずに正直に回答する必要がありますが、マイナスの印象を残すとわかっていることまで正直に答える必要はありません。たとえ本当にそう思っていたとしても、面接では別の回答を用意し、高評価を獲得できるように工夫をすることが大切です。

働いていないからわからないもNG

「あなたにとって仕事とは」の質問ではお金のため、生活のためと回答するのはNGですが、それだけではなく「働いたことがないから分からない」もNGです。

新卒であれば、アルバイトの経験はあっても、就職して仕事をした経験はありませんし、仕事とは何かを答えるのは難しくもあります。しかし、そのうえで仕事への向き合い方を聞き出すことで、面接官は将来性や、意欲を判断したいと考えているのです

しかし面接では正直に回答することが大切とは言え、やったことがないから分からないと簡単に回答を諦めるのはよくありません。経験がなくても回答できることはあるはずですので、しっかり考えて答えることが大切です。

回答を作るうえで意識すべきポイント

回答を作るうえで意識すべきポイント

「あなたにとって仕事とは」という質問に対して、事前に回答を用意しておくことが大切ですが、高評価につなげるためには、いくつかのポイントを守って考えることが大切になります。

抽象的な質問ですが、回答はいかに具体的なアピールにするかが大切です。そのために必要な考え方のポイントを見ていきましょう。

働く姿をイメージして答える

仕事とは何かを問われても、働いていないのでわからないことも多く、回答が難しい場合も多いです。企業でも社会人経験がないことは承知していますので、働いた経験がなくてもきちんと評価はしてくれます。

わからないとすぐに諦めるのではなく、働く姿をイメージして答えることが大切であり、どのように働きたいのかなど理想を伝えることも大切です。

企業でどのように働きたいのか、働くとすれば何を重要視するのかなどを考え、それを伝えていきます

実際に働いてみれば考えが変わる場合も多いですが、回答内容については現時点の考えで問題ありません。学生の立場から仕事とは何か、働くとは何かを考え、働いている姿をイメージして答えを考えていきましょう。

事業や業務内容を把握する

働いていないから仕事とは何か分からないという人は、企業がおこなっている事業や業務内容について知識を深めることが大切です。企業の公式ホームページや採用ページには、実際の事業や部署など、社員の仕事に関する情報が多く掲載されています。

採用ページには、社員インタビューなどのコンテンツが設けられている場合もあります。1日のスケジュールや仕事のやりがいなどについて述べている人もいるため、自分に置き換えて考えてみるといいでしょう

「自分もこんな風に働きたい」など、仕事に対して考えを持ってみることから始めることがおすすめです。

将来のビジョンを伝えることも大切

仕事とは何かを答えるためには、将来のビジョンをイメージして考え、それを伝えることも大切です。就活は就職先が決まり、就職できればそれで終わりではなく、就職した企業でしっかりと仕事で活躍、成長することが求められます。

就職した時点で満足してしまってはいけませんし、成長力が低いとそもそも採用してもらうことも難しいです。

将来のビジョンをしっかりとイメージしておくことで、その実現に向けて努力することができますし、仕事への取り組み方も違ってきます。どのように仕事に取り組むのか、将来のビジョンをどのように達成するのかを考えれば、仕事をする意味も浮かんできます。

将来のビジョンを伝え、それを達成するために仕事をする、あるいは将来のビジョンから逆算して、なぜ仕事をするのかを考えていきましょう。

就活生に聞いた!  面接の質問対策をするときに意識すること

面接の質問対策をするときに意識すること

就活における面接には、どんな企業を受けても聞かれることの多い頻出質問というものが存在します。しかし、そのほかにも業界・企業ならではの質問や、深掘りなど、応募者が答える質問にはさまざまあります。

すべての質問に対する回答を用意しておくことは不可能ですが、就活生の皆さんはどのようなことを意識して面接の質問対策をしているのでしょうか。調査した結果をぜひ見てみてください。

回答の丸暗記とならないようにキーワードで覚えるという声が多数

用意した回答を丸暗記するのではなく、キーワードやポイントだけおさえ、柔軟に答えられるようにしたという声が多く見受けられました。

文章を丸暗記していると、面接本番の緊張だと思い出せず、言葉に詰まってしまったり、若干ニュアンスの違う質問などでは少し的外れな答え方になってしまうことも考えられます。

そのため、キーワードや、重要なポイントだけおさえておくことで、質問に対して的確に表現を変えたり、アピールポイントを伝えそびれないようにできるというように柔軟な回答をすることができます

口コミサイトなどで過去の質問を徹底的に調べるという声も

一方で、口コミサイトなどで過去にされた質問内容を徹底的に調べ、できる限り回答を用意したという声も散見されました。

企業の採用方針や面接官は毎年大きく変わらないということがほとんどで、口コミサイトなどで過去にされた質問に対して回答を用意しておくことは有効な質問対策だといえるでしょう

ただし、企業によっては質問内容が変わったり、重視されるポイントが異なったりすることもあるので、回答を覚えるのではなく、キーワードで整理するなど対策のバランスが必要にないります。

「あなたにとって仕事とは」の質問へは事前に企業研究をして答えよう

「あなたにとって仕事とは」の質問は答えるのが非常に難しいため、事前にしっかりと対策をしておく必要があります。また答えるのが難しいだけではなく、さまざまな意図が隠されていますので、それらを踏まえて回答を考えなければなりません。

仕事をどのように捉えているかは人によって違っていますが、それをどのように企業へのアピールにつなげていけるかがポイントです。ただ仕事をどのように捉えているかを伝えるだけではなく、上手にアピールをしていかなければなりません。

アピールにつなげるためには、事前に企業研究をしておくことが大切です。志望企業の社風や経営理念などを正しく理解して、それらを踏まえて自分にとって仕事とは何かをアピールしていきましょう。

面接の質問対策に関する調査

  • 調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
  • 調査日:2022年6月22日~27日
  • 調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
  • 調査対象者:23卒・24卒の就活会議会員の228人

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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