面接対策

【面接のお祈りフラグのサインとは】合格フラグと面接での心得

面接中のお祈りフラグに要注意

面接にはお祈りフラグがあり、それが立ってしまうと不合格になってしまう可能性が高いので注意が必要です。お祈りフラグとは、不合格になってしまう予兆であり、不採用を知らせる通知の末尾に「お祈り申し上げます」と書いてあることから不採用=お祈りと言います。

面接をしていれば面接官の反応もさまざまですが、あまりに手ごたえが感じられなかったり、明らかに面接官の反応がおかしければ不安になってしまうことも多いです。お祈りフラグが立ったからといって、必ずしも不合格になるわけではありませんが、予想した通りに不合格になってしまうことも多いです。

お祈りフラグが立つとモチベーションも下がってしまいますので、お祈りフラグには充分に注意して面接を進めていきましょう。

面接中のお祈りフラグのサインとは

お祈りフラグはさまざまありますが、面接中に感じられるお祈りフラグのサインにはいくつかの特徴があります。面接中にそれらのサインが感じられた場合は、お祈りフラグが立っている可能性がありますので、注意が必要です。

お祈りフラグが立ってしまうと面接へのやる気も削がれますし、フラグが立った時点で不合格が決定してしまっていることもあります。必ずしも不合格になるわけではありませんので、お祈りフラグが立ってもやる気を落とさないことが大切です。

面接時間が短く対応が事務的

面接中に感じられるお祈りフラグのサインとしては、面接時間が短く対応が事務的であることが挙げられます。面接時間が短かったり、事務的な対応ばかりされてしまうと、興味を持ってもらえていない可能性が高いです。

面接ではその人の人柄や能力を知ることが目的であり、それらが企業に合うか、仕事で活かせるかを知っていくためのものです。面接は知ってもらう場ですので、興味を持ってもらえていないことは、お祈りフラグである可能性が高いです。

また面接官が難しいと思った場合は、同様の対応をされることもあります。合格か不合格か判断に苦しむ場合も事務的な対応を取られることがあり、あえて冷たい対応をすることで、就活生がどのように反応するかを見ている場合もあります。

面接官がメモを取っていない

面接官がメモを取っていないことも、面接中に感じられるお祈りフラグのサインです。面接官は採用活動を通して数多くの面接をしているため、何かしらはメモする必要があるはずです。

何十人、何百人も面接をしていれば、そのすべてを記憶することはできませんし、正しく評価を下すためにもメモを取っておかなければなりません。メモを取らなければ就活生の情報を正しく記録することができませんし、後で評価を決定する際に判断材料に困ってしまいます。

面接官にとってメモはそれだけ重要なものであり、メモを取っていないということは、それに値しなかったということです。メモを取らない場合はすでに評価が決定しており、それが不合格である可能性は高いです。

定番の質問しかされない

面接中のお祈りフラグとしては、「定番の質問しかされない」というものがあります。定番の質問とは、「志望動機は何ですか?」「入社してやりたいことは?」「自己PRをしてください」「学生時代に力を入れてきたことは?」などです。

通常、面接ではこれらの定番の質問の後、面接官は回答を踏まえてより深い質問をしてくるものです。定番の質問は学生のことを知る入り口でしかなく、そこから深い質問を繰り返す中で学生のことをより深く知っていこうとしているのです。

面接で定番の質問しかされないという場合、面接官が「これ以上深く質問する必要が無い」と判断しているとみてよいでしょう。つまり、「定番の質問にきちんと答えられていない」「定番の質問への回答から採用できないと判断されている」可能性があります。「学生について深く知りたい」「採用に値するか判断したい」という意図が面接官にあれば必ず質問されるはずですので、定番の質問しかされない場合は、採用・不採用の判断がすでについてしまっている可能性があるでしょう。

「頑張ってね」など応援されたとき

面接官の態度が冷たかったり、明らかに興味のない様子だとお祈りフラグだと感じることは多いですが、面接官の対応が良い場合も注意が必要です。面接官が優しく接してくれている場合でも、「頑張ってね」など応援されてしまったときは不合格の場合が多い傾向にあります。

次の面接に向けて応援されている場合もありますが、他の企業での面接を頑張ってと、不合格を示されていることもありますので注意が必要です。不合格になったからといって、企業と就活生の関係が途切れるわけではなく、選考から離れれば今後は企業と消費者の関係で関わることになります。

企業は消費者からのイメージを損ないたくないと考え、不合格者にも優しく接することが多いので、面接官の対応が優しすぎる場合も注意が必要です。

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面接中の採用フラグのサインとは

面接では不合格の可能性が高いお祈りフラグもあれば、反対に面接が突破できそうな採用フラグもあります。採用フラグもお祈りフラグと同様に面接の合否を決定付けるものではありませんが、合格している可能性が高く、希望が持てるサインです。

採用フラグが立てばやる気も上がりますし、面接や就活に取り組むモチベーションも高まります。フラグが立つことは悪いことばかりではありませんので、希望が持てる採用フラグについても知っておきましょう。

面接時間が長い

面接時間が長い場合、採用される可能性が高いといえるでしょう。なぜなら面接時間が長いというのは、面接官が学生についてより深く知ろうと思い、積極的に質問していると言えるからです。これは、採用側がその学生に対して強い興味を持っていることにほかなりません。

面接官は、面接以外にも多くの仕事を持っています。また、面接も含め、採用活動には時間やお金・人手といった多くのコストがかかっています。つまり、採用側は無駄なことには時間をかけません。

採用する可能性が低い学生に長い時間をかけることは大きなロスです。採用する可能性がある学生に対し、その確証を得るために積極的に質問しているというケースがほとんどでしょう。面接の予定時間をオーバーしている場合、面接官はその学生との面接をほかの業務よりも優先していることになります。従って、面接時間が長い場合は合格フラグの可能性が高いのです。

回答に対しての質問が多く時間が足りなくなる

面接突破できそうな採用フラグのサインとしては、回答に対しての質問が多く時間が足りなくなることが挙げられます。聞きたいことが多いということは、興味を持たれているということです。

興味を持たれていないことはお祈りフラグでしたが、反対に興味を持たれているのであれば、採用フラグだと言えます。面接ではあらかじめ質問数が決められていることが多いですが、興味を持っている場合は一つの質問から派生して、予定にない質問がされる場合もあります。

一つの回答を深く掘り下げられる場合は採用フラグである可能性が高いです。また一定の面接時間内でも有意義な面接時間を過ごすことが大切です。面接時間が長引かなくても、興味を持たれていることはありますので、質問に対して丁寧に回答していきましょう。

メモをたくさんとっている

メモをたくさんとっていることも、面接突破できそうな採用フラグのサインの一つです。人事へ印象や採用理由を伝えるためにメモは必要であり、より詳細に伝えるためにはメモをしっかりと取らなければなりません。

高評価であれば、質問の多さと比例してメモの量も増える場合が多く、メモの量が多いようであれば採用フラグであると言えます。面接官にとってメモを取ることは大切ですが、不合格の場合はメモの必要はありませんし、評価が微妙な場合も詳細までメモを取る必要はありません。

面接官は一日に多く就活生を相手にしますので、一人に対して大量のメモを取るのはあまりにも大変です。手間をかけてまでメモを取ることで、それだけその就活生に興味があることになりますので、合格の可能性が高いでしょう。

社風と合っていると言われる

採用フラグとしては、社風と合っていると言われることも挙げられます。社風と合っている=一緒に仕事がしたいということであり、一緒に働くイメージができているということです。

面接では人柄や能力をアピールすることが大切であり、仕事でいかに活躍できるかを伝えることが大切です。しかしいくら能力が高くても、一緒に働きたくはないと思われれば、不合格になってしまうこともあります。

仕事はチームでするものですので、協力して進めることが大切であり、一緒に働きたいと思ってもらえるかどうかは重要なことです。社風と合っていると言われるだけではなく、次の面接へのアドバイスをもらえるなら、なお合格の可能性もありですので、アドバイスも聞き逃さないようにしましょう。

次の選考や入社後についての話がある

次の選考や入社後についての話がある場合も、合格フラグの可能性があります。なぜなら、面接官は合格にすることを前提として学生に向き合っているからです。採用する可能性が低い学生に、わざわざ次の選考や入社後の話をするようなケースは少ないでしょう。

一次・二次面接で面接官が学生に好感を持った場合、次以降の面接を突破して入社して欲しいと思うこともあるでしょう。その場合は、次の選考に向けたアドバイスをもらえるケースもあります。また、最終面接だった場合、役員の面接官などは入社後の学生に期待するからこそ、入社後の話をする可能性があるのです。

限られた面接の時間ですので、面接官がする質問や話などには必ずそれなりの意図があります。その質問や話の内容がその面接を突破したり入社したりすることが前提となったものであれば、合格する可能性は高いといえます。

お祈りフラグを挽回する方法

面接中にもしお祈りフラグを感じた場合、挽回の方法はあるのでしょうか。もちろん、お祈りフラグがあったからと言って、面接が不合格であると告げられたわけではありません。合格・不合格の判断は未決定ですし、面接が続く以上はチャンスがあると捉えるべきです。

お祈りフラグがあったからといって、そこで諦めてしまうのはとてももったいないことです。また、お祈りフラグが見られたからといって、それが本当に不採用につながるものかどうかも完全にはわかりません。

お祈りフラグが見えたとしても、最後までチャンスを活かして積極的に自分をアピールしていくべきでしょう。ただし、「お祈りフラグを挽回しよう」という焦りから、面接官の話を遮って話したり、聞かれていないことを答えたりすると余計にマイナス評価になってしまいます。お祈りフラグを感じたときこそ、冷静・慎重に自分のことを精一杯伝えていきましょう。

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面接でお祈りフラグを立てないための面接心得

面接でお祈りフラグが立ってしまうと不合格の可能性が高いですし、面接攻略のためには絶対に避けなければなりません。お祈りフラグが立てば、そこから挽回することは難しくなりますし、どれだけアピールしても面接官の心に響かない場合もあります。

面接を攻略するためには、お祈りフラグを立てないことが大切です。面接を攻略するためにも、お祈りフラグを立てないための面接心得を知り、フラグを回避して上手に面接を進めていきましょう。

気持ちを整える

面接でお祈りフラグを立てないためには、気持ちをしっかり整えてから面接に臨むことが大切です。面接は緊張度の高い場ですし、緊張してしまうのは仕方のないことでもあります。

しかし緊張しすぎでは実力を発揮することができませんし、それでは合格を勝ち取ることもできません。過度に緊張しないためにも、しっかりと気持ちを整えることが大切であり、途中でミスをしたとしても、すぐに気持ちを切り替えて挽回に努めることが大切です。

また緊張しすぎもよくありませんが、緊張しなさすぎもよくありません。適度にリラックスすることは大切ですが、リラックスしすぎると油断してしまい、ミスにつながる可能性も高いです。気持ちを整えて緊張をコントロールして、適度な緊張感を持って面接に臨みましょう。

志望動機や自己PRを徹底して考える

志望動機や自己PRを徹底して考えることも、面接でお祈りフラグを立てないためには大切なことです。面接ではさまざまな質問をされますが、志望動機や自己アピールはどの業界、企業でも聞かれる頻出の質問です。

聞かれることが多い質問であり、面接の評価を決定する上でも重要な質問ですので、これに対していかに答えるかが面接の合否のカギを握っています。志望動機や自己アピールが不足していると、企業にとっては魅力的に映らず、マイナスの評価となってお祈りフラグが立ってしまう可能性が高いです。

就活では絶対に必要になるものですので、充分な策を練っておかなければなりません。志望動機と自己アピールは徹底して考え、上手に伝えられるようにしておきましょう。

面接後に振り返って改善する

お祈りフラグを立てないためには、面接中だけではなく、面接後の行動も変えていかなければなりません。面接が終わればそのままにするのではなく、面接後は必ず振り返って改善点を探すことが大切です。

スーツの着こなしは大丈夫だったか、印象が良くない部分はなかったかを考え、問題を洗い出して改善に努めることで面接の完成度を高めることができます、他社で落ちた時の反省ができていないと印象が悪いですし、いつまで経っても面接で合格することはできません。

誰しも失敗はしますので、一度目の失敗は仕方ありませんが、同じ失敗を繰り返してしまうのはNGです。就活中でも反省と改善ができている人は好印象を与えますので、面接の振り返りは忘れないようにしましょう。

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面接のお祈りフラグを立てないようにしよう!

面接では不合格を暗示するお祈りフラグがありますが、面接攻略のためにはお祈りフラグを立てないことが大切です。お祈りフラグが立ってしまうと、その時点で不合格が決定している場合も多く、そこからどれだけアピールして挽回しようとしても評価されないこともあります。

お祈りフラグが立つと、その時点で合格の可能性が一気に低くなりますので、お祈りフラグを避けて、面接を進めることが大切です。面接で立つフラグは不合格を暗示するお祈りフラグだけではなく、合格を暗示する採用フラグもあります。

合格するためにはいかにお祈りフラグを避け、採用フラグを立てることができるかが重要です。面接を攻略するための心得を正しく身に付け、面接と真剣に向き合って合格を目指しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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