身だしなみ

【就活の髪色は何トーンまで?】好印象を与えるためのマナー

就活にふさわしい髪色・トーンとは

就職活動において、髪色やトーンなど身だしなみに関わることは就活生の頭を悩ませる事柄のひとつです。特に普段から髪の毛を染めているという方や、地毛が明るい色をしているという方は、黒髪に戻すべきなのか暗めの色にとどめるべきなのかということも悩むポイントです。

本記事では、悩みを解決するために就活に相応しい髪色やトーンについて説明していきます。就職活動は、身だしなみを統率するための行事ではないため、必ずしも黒一色である必要はないのです。

正しい知識を身に着けて、自分に最も合った髪色を選ぶことが採用担当者へ好印象を与える近道です。本記事の内容を参考にして、身だしなみの段階から他の就活生に差をつけましょう。

就活の身だしなみ全般のマナーはこちらの記事で確認しておきましょう。

 就活では清潔感を保ちつつ自分らしさを演出することが最重要!

就活では「見た目」「身だしなみ」が重要といわれ、「正解」に悩む就活生が多く言いますが、そもそも就活に正解はありません。

清潔感を持って選考に臨み、企業に自分の魅力をいかに演出することが最も重要です。
解説する内容を鵜呑みにしすぎずに自分自身で判断し、一つの参考と捉えてあなたの納得のいく就活をしましょう。

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「めんどくさいな」と思われがちな就活マナーですが、身だしなみで第一印象が決まるといっても過言ではなく、それが原因で選考がうまくいかない可能性があります。

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就活は見た目で第一印象が決まる

就職活動では第一印象が命です。インターンにしても、面接試験にしても採用担当者へ、アピールする時間はほんの限られた時間しかないため、本質的な人柄などは到底伝えようがありません。

したがって、第一印象で失敗しても自分のいいところを伝えれば挽回できるだろうという安易な考えは捨てたほうがよいです。第一印象から全力で準備することが他の就活生から内定を勝ち取るための最低条件といっても過言ではありません。

面接は短時間での勝負

面接試験は一般的に30分程度で実施することが多いです。たったそれだけの時間で就活生の良し悪しは判断されます。まず、面接室に入室した際が面接官とのファーストコンタクトになるわけですが、挨拶をして椅子に座るまでの間の時間で、多くの就活生の印象は面接官に伝わっています。

「元気で明るい」「姿勢がよい」「表情が柔らかい」など、期待を膨らませる印象を与えることができれば、その後の面接も面接官は前向きな態度で面接をしてくれるでしょう。しかし、逆に「マナーが悪い」「清潔感がない」などというような印象を与えると、「この学生はちょっと厳しいかな」という先入観を持ったまま面接が進みますので、どうしても評価を上げることは難しいのです。

面接でのマナーについてはこちらの記事で詳しくまとめています。ぜひ参考にしてみてください。

髪色は第一印象を判断する材料になる

次に、第一印象の大部分を占めるのが髪型や髪色だといえるでしょう。初対面でパッと相手をみたときに、髪の毛が目に入らないことはまずありえません。金髪、白髪、黒髪などの髪色によって、明るい印象や誠実・真面目など、さまざまな印象を与えるのです。

もちろん髪の毛で全てが判断されることはありません。しかし、どんなにスーツを正しく着こなし、清潔感があって、姿勢がよく明るい人であっても、髪の毛の色が金と赤のメッシュだとか、プリン頭の状態だというような状態では第一印象はよくならないのです。

自由度はあるといっても、ある程度就活生としての立場をわきまえた髪色を選ぶ必要はあるといえるでしょう。

髪色だけでなく髪型への意識も大切です。髪型についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

印象を良くする髪色

具体的に就活で印象のよい色と悪い色のボーダーラインは、どこにあるのかなかなか判断が難しいところかもしれません。基本的には地味になってしまいますが、暗めの色でも多様な種類が存在しています。許される範囲で自分に合った色を選んで印象アップにつなげていきましょう。次に、印象をよくする髪色についてみていきましょう。

男女ともに無難な黒色

まず、基本的に男女ともに黒色であれば間違いはありません。日本人の遺伝的な都合上、生まれつき黒髪の方が多いので、他の就活生に差異を付けて特別よい印象を与えることは見込めないでしょう。しかし、絶対に悪い評価を受けることもないという点では最も無難な色といえます。

更に全体的に見ると、スーツや鞄、靴はリクルートスタイルであれば基本的に黒か白のみで構成されています。全体の統一感を出すという点でも整合性があるのです。また、黒という色はイメージカラーとして、清潔感のある印象を他者に与えることができるため、面接官にも好印象を与えることができるでしょう。

女性は明るすぎないダークブラウンも可

街中などを歩いていると、ダークブラウンは黒に次いで多い髪色です。黒とは異なり、少し華やかなイメージを与えることができるほか、真面目過ぎず明るく元気な印象を受ける色でもあるでしょう。

ダークブラウンであればそこまで明るい色ではありませんので、面接時にパッとみたときはすぐに目に付くことはありません。「よく見たら黒ではないな」くらいの控えめな感覚ですので、悪目立ちすることは少ないでしょう。

男性も問題ない範囲ではありますが、女性には特におすすめできる髪色です。自分の性格やアピールポイントに合わせて黒と使い分けることができれば、好印象を与える強みとなるでしょう。

就活で受け入れられるトーンは「7」

トーンとは、髪色の明るさを示す数値です。一般的には、4トーンから16トーンの領域がカラーリングで使われる領域です。目安として4〜5トーンはよく目にする黒髪程度、15トーン以上は明るい金髪のようにほとんど脱色されているような状態で、ブリーチを使わないといけないような明るさです。

就活で違和感なく受け入れられるのは、せいぜい7トーンが限界だと考えてください。基本的に7トーンまでの色であれば、清潔感やツヤ感があり、華やかな印象を与えることが可能です。肌の色ともよく馴染むので、全体的に悪い印象は与えません。

ただし、特に教育関係や警察など髪色に関する規律が厳しいと考えられる業界は注意する必要がありますので、自分の志望する業界と相談して調整していきましょう。

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就活ではNGな髪色

ここまでの項目で就活で適している髪色についてはご紹介してきました。上記の色の範囲内であれば、おおよそ採用担当者に悪い印象を与えることはないでしょう。

自分で色を調整する際の参考として、就活でやってはいけない色について紹介していきます。自由な裁量で調節するにしても、以下の2つの色だけは避けておくようにしてください。

金に近いトーンカラー

金に近い色は、世間一般のイメージとしてよいことはないでしょう。金髪はどうしても少しやんちゃな印象や、規律に反する印象が拭えません。また、リクルートスタイルは基本的に白黒ですので、一点のみ明るい色だと全体的な統一感も失われます。

顔だけをみても、多くの方は眉毛が黒ですし、男性は髭も黒の場合が多いでしょう。どうしても黒と金ではミスマッチになるといわざるを得ません。

最後に、金色まで明るくはするつもりはないという方も注意してほしいのが、染髪した後の色の変化です。茶色にする場合、染髪では黒から脱色して髪色を変えます。髪の毛は長時間にわたって紫外線や熱を受けると明るい色に変色します。夏場は外を歩く時間も長いため、気づいたら思ったより明るい色になっていたなんてことにならないように注意しましょう。

明るすぎる茶色

金色まではいかなくとも、明るい茶髪はやはり就活には不向きな色といえます。アッシュのような白系統の色合いも黒とは正反対ですので、採用担当者は一歩引いてしまうことが多いはずです。

就職後も完全に内勤の方を除けば、必ず取引先やお客様と顔を合わせる機会があります。人によっては、もしかするとそういった色合いに理解があるかもしれませんが、ほとんどの場合は少しやんちゃな印象を与えてしまいます。

地毛が少し茶色いなど、遺伝的なものあったり、ナチュラルなもので特に悪目立ちすることがないというのであれば、例外的に問題ないでしょう。生まれつき特に明るいの髪色の方もいますので、黒染めするかどうかは臨機応変に対応していきましょう。

就活の髪色は7トーンを目安に見直して印象アップを目指そう

第一印象が命の就職活動では、髪色は身だしなみの印象を左右する大事な部分です。油断せずに、事前にしっかりと色合いなどの外観をチェックした上で面接試験に挑んでください。

学生の中からは大学入学後から何年も明るめの色で過ごしてきており、今更暗い色は恥ずかしいという声もよく耳にします。しかし、就活などどんなに長くても10ヶ月程度が限度ですし、髪色はすぐに見慣れるものです。

一生を左右するかもしれない就職活動と、これからの人生でいくらでもできるお洒落など比べるまでもありません。今だけのこととぐっと我慢して、就活生として印象のよい髪色にしていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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