履歴書

【履歴書のクラブ活動記載欄】対処法や書き方のポイントを徹底解説

クラブ活動記入欄は個性をアピールするのに最適

履歴書において、クラブ活動について記載する欄が設けられていることが多くあります。クラブ活動の経験の中では自分の強みや特徴が発揮される機会が多くあったはずです。それらの経験を通じて自分について知ってもらうために、履歴書においてそのような欄が設けられているのです

ここでは履歴書のクラブ活動欄について、特にクラブ活動をしていなかった場合の対処法から書き方のポイントまで解説していきます。履歴書のフォーマットは定められていることが一般的であり、自分について書くことの出来る項目は限られています。その中でいかに自身を効率よく効果的にアピールするかが重要なのです。以下を参考に、履歴書を通じて自身を最大限アピールできるようにしておきましょう。

履歴書の書き方ポイント3つ【クラブ活動経験者】

「クラブ活動はしていたけれど、どのように書けば効果的に自身の経験をアピールすることが出来るのかわからない」と悩む就活生は多くいることでしょう。ここではクラブ活動経験者向けに、履歴書におけるクラブ活動欄の書き方のポイントを3点挙げ、解説していきます。クラブ活動の経験はただ書けばアピールになるというものではありません。アピールのポイントを押さえ、採用担当者に対して効果的なアピールを出来るようにしておきましょう。

活動実績とそこから何を得たのかをアピール

履歴書におけるクラブ活動欄の書き方のポイントとして、活動実績とそこから何を得たのかをアピールすることが挙げられます。もちろん活動実績についてアピールすることも重要です。もし採用担当者も自分と同じ競技に打ち込んだ経験があれば、その実績に関心を持ち、好感を持って読んでもらえる可能性もあるかもしれません。しかし採用担当者が本当に知りたいと思っているのは活動実績ではありません。

クラブ活動を通じてどのようなことを学んだのかを知りたいと考えているのです。クラブ活動は仕事で求められるチームワークや個の力をアピールする最大のチャンスです。活動実績だけでは内容があまり伝わらないので、個人的な体験として何を得たのか、何を学んだのかなどをアピールするようにしましょう。

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クラブ活動のアピールポイントは仕事に生かせる内容を意識する

履歴書においてクラブ活動について書く際、仕事に活かせる内容を意識して記述することも重要なポイントになります。もちろんクラブ活動を履歴書に書くのは自分がどのような性格であるかを判断する為でもあります。しかし企業は自社の発展に貢献してくれる人材を確保するために採用活動をおこなっているのです。そのため、履歴書におけるクラブ活動に関する記載は、自分という人物が会社に入ってどのように活躍してくれるかを調査する材料でもあるのです。

自分がクラブ活動を通じて発揮した強みや、クラブ活動により学んだことが企業での仕事に活かせるものであるならば、それらについて述べることで採用担当者に好感を持ってもらうことが可能になります。記載内容は必ず仕事を意識した内容にすることが重要なのです。

記入スペースは9割以上埋めるのが目安

履歴書においてクラブ活動について書く際には、記入スペースの9割以上を埋めるようにしましょう。もちろん重要なのは長さではなく、そのスペースの中で如何に自身をアピールすることが出来るかです。しかし、すかすかの記入欄では「アピールする気が無いのかな」と誤解を招いてしまう可能性があるのです。

またラインが引かれていない記入欄の場合は文字のサイズにも注意しましょう。字のサイズを小さくしてびっしりと書いてしまうのは非常に見づらいため、言うまでもなくNGですが、大きすぎるサイズもNGです。あまり大きなサイズで書いてしまうと、「書くことが無いから大きな字でスペースを埋めようとしているのかな」と思われてしまう可能性があります。適切な字のサイズを意識し、確実に9割以上埋めることを心がけましょう。

履歴書の書き方ポイント3つ【クラブ活動未経験者】

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「特にクラブ活動をしてこなかった場合、クラブ活動欄をどう埋めれば良いの?」と悩む就活生もいるでしょう。ここではクラブ活動未経験者向けに、履歴書の書き方のポイントを3点挙げ、解説していきます。採用担当者も全ての学生がクラブ活動を行っていたとは考えていません。履歴書に記入するために無理やりクラブ活動に従事しなければならないということはないのです。以下を参考に、クラブ活動未経験の人も、履歴書を通じて自身を精一杯アピールすることが出来るよう準備を行いましょう。

大卒でも中・高時代のクラブ活動を記載してもよい

クラブ活動未経験の場合、大卒であっても中・高時代のクラブ活動を記載して何も問題はありません。「大学では特に何もやっていなかったから」と履歴書におけるクラブ活動欄を空欄にしようとしてしまう就活生もいます。しかしここでいうクラブ活動とは何も大学時代に限ったことではないのです。

採用担当者はクラブ活度自体を知りたいわけではなく、それを通じて得たものや、そこで発揮した強みについて知りたいのです。それらを語るためであれば、大学時代のクラブ経験でなく中・高時代のクラブ経験でも支障はありません。大学でクラブ活動が未経験だからといって履歴書を空欄にしてしまうのはもったいないです。空欄は避け、自身をしっかりアピールしましょう。

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活動内容は本格的なものでなくてもよい

履歴書のクラブ活動欄に記載する際、その活動内容は本格的なものでなくても問題はありません。「運動系のクラブでの活動でないとアピールにならないかな」と考えている就活生もいますが、そのようなこともありません。活動内容は運動系・文科系問わないのはもちろんのこと、活動期間やレベルに関しても深くは問われません。

企業は莫大な資金と時間を費やして採用活動を行っています。企業はそれに見合う人材を確保するべく真剣に採用活動を行っており、活動内容だけを見てその就活生を判断するようなことはしないのです。重要なのは活動内容ではなく、そこでどのような経験をして、どのような強みを発揮し、その結果、何を学んだのかです。この点を意識して記述するようにしましょう。

空欄は何としても避ける

履歴書のクラブ活動記載欄について、空欄にするのは何としても避けるようにしましょう。「特に何もしていないし…」と空欄にしてしまう就活生もまれにいます。しかしそれでは企業に対して何もアピールすることは出来ないのです。空欄にしてしまうと、それだけで記載してある人と差が出てしまいます。選考において、ハンデを背負って戦わなければならなくなるのです。

また、空欄で提出すると、「アピールする気が無いのかな」と誤解されてしまい、採用担当者に自分の志望度を疑われてしまう可能性もあるのです。そうかといって嘘の記載はもちろんいけません。嘘の記載をして書類選考を通過出来たとしても、面接において嘘はバレる可能性が非常に高いです。簡単な活動でも、数日のみの活動でも構わないので確実に埋めるようにしましょう。

クラブ活動を履歴書でアピールする際の例文

「クラブ活動について履歴書でアピールする際、どのように書けばよいのかわからない」と悩む就活生もいることでしょう。ここでは履歴書に記載する際の例文を2つ挙げ、それぞれ解説していきます。上述の通り、クラブ活動の経験はただ書けばそれだけでアピールになるものではありません。相手の意図を読み、それに沿って記述することで、効果的なアピールとすることが可能になるのです。以下を参考にクラブ活動欄の記載の準備を進めるようにしましょう。

例文①

私は高校時代、陸上競技部の活動に従事していました。私は中学まで他の競技に打ち込んでいたのですが、「何か新しいことにチャレンジしたい」と思い、陸上競技部への入部を決めました。私の所属していた陸上部は県内でも強豪として知られていたこともあり、私以外の部員は全員経験者であり、練習に全くついていけない日々が続きました。
しかし恥を忍んで先輩はもちろん、同期や後輩にまで自身の改善すべきポイントを質問して回りました。さらに文献で陸上競技について研究し、高校3年の春にはチームのレギュラー選手として試合に出場できました。私はこの経験から、主体的に動くことで道は開けるのだということを学びました。

この例文では、クラブ活動を通じて自身の強みを効果的にアピール出来ています。初心者ながら県内の強豪陸上部の門を叩き、全く練習についていけない中でも諦めず、レベルアップのために行動し続けたことがわかり、強い向上心をアピールできています。

「高いモチベーションで仕事にも邁進してくれそうだな」と思わせることが可能となる内容だと言えるでしょう。このように仕事に対する意欲的な姿勢をアピールできるような強みをクラブ活動のエピソードに沿って伝えることが重要になるのです。

例文②

私は大学時代、手話サークルに所属していました。手話サークルにおいて言葉が話せない人たちとコミュニケーションを重ねる中、この活動を拡散し、地域単位で行っていくことが重要だと痛感しました。そこで私は手話に対する理解を深め、地域に根付かせるためのイベントの開催を企画し、実施しました。
地域の方々への参加も可能なものにしたかったため、それに伴う関係各所とのやり取りなど困難なこともありましたが、それらを乗り越えイベントを開催し、地域の新聞にも報じられました。この経験で発揮した企画力と交渉力は貴社で働く上でも役立つものだと考えています。これらの強みを活かし、貴社の仕事に邁進していきたいと考えています。

この例文のポイントは、仕事を意識した記述となっている点です。課題を解決するために何をすべきか考え、発案することは仕事において求められる能力の1つです。またそれを実行していくにあたって、関係部署と折衝し、段取りをつけていく力も同様に必要となります。この例文では実際の仕事を意識してそれらを裏付けるエピソードが述べられており、そのため採用担当者にも伝わりやすいアピールとなっています。

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履歴書におけるクラブ活動欄は自己PRの延長!

ここまで履歴書におけるクラブ活動欄について、その重要性とクラブ活動経験者・未経験者それぞれにおける記述のポイントについて解説してきました。社会人が転職活動をおこなう場合には、前職での職務経験を通じて自身のアピールをすることが多いです。しかし社会人経験のない学生にとって、クラブ活動の経験は自身の強みを企業にアピールすることの出来る貴重な経験なのです。

選考の中で自身についてアピールすることの出来る機会は限られています。履歴書やエントリーシートはフォーマットが定められていることも多く、その中で最大限自身をアピールすることが重要になるのです。自身をしっかりとアピールすることが出来るよう、クラブ活動欄を上手く活用するようにしましょう。

自己PRのアピール方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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