履歴書

履歴書の住所欄の正しい書き方

履歴書の住所の書き方に悩む就活生は多い

履歴書を書いて応募しようとした際、住所の箇所でペンが止まってしまう就活生は意外と多いのではないでしょうか。これまで、住所を書く機会というのは頻繁にあったかと思います。学校関係の書類、ポイントカードの入会時、アンケートの記入、フリマサイトで商品を購入したときなど、住所を書くことには慣れていたはずです。

では、履歴書の住所欄はいかがでしょうか。ついつい、いつもの癖で何も考えずに住所を書いていませんか。企業は何千通の履歴書の中から選考をしています。住所の記載間違いは、選考時のマイナスポイントになります。

履歴書に住所を書くときの基本項目7つ

それでは実際に、履歴書に住所を記入する際のポイントを項目別に7つご紹介します。就職活動中は、住所を記入する機会が多くあります。説明会のアンケートや、企業によっては面接前にエントリーシートを書く機会もあるため、今のうちから基本を押さえておくと履歴書の他にも応用が利きます。

①郵便番号から記入する

まずは、郵便番号を必ず書きましょう。郵便番号はその名のとおり、日本郵政が郵便物を仕分けするために利用する番号です。これだけを聞くと、必ずしも履歴書の必須事項ではないように思えます。しかし、実際には輸送事業者の送り状にも記載欄があるほど世間に広く浸透しており、住所とセットになった番号といえます。

選考が進み、企業側から内定通知や懇親会のお知らせ、書類の提出依頼が送られてくることも想定して記載の必要があります。なぜならば、通知や依頼というものは、あなたに対して企業側の意思を伝える「信書」に該当するからです。

信書の取り扱いが可能な事業者は日本郵政をはじめとしてごく限られており、一般的に企業が採用関連で使用する場合は、郵送が最も多いと予想されます。企業側で郵便番号を記載する必要が生じますので、あらかじめ記載されていれば企業側の手間が省けるというわけです。

②住所は略さず都道府県から書く

郵便番号が書けたところで、次はいよいよ肝心の住所の書き方を見直していきましょう。忘れてはならないのが、履歴書は正式な書類なので、住所も正式名称で正しく記載する必要があるということです。東京や政令指定都市のように大きな都市に住んでいる場合、普段は都道府県名を省略しているかもしれませんが、履歴書では「新宿区〜」などと略さずに、都道府県から記載するようにしましょう。

また、地名やマンション名にもよく注意しましょう。もしかすると、普段書いている住所は、旧字や常用漢字以外を使った地名や建物名を簡略化しているかもしれません。例えば、「壱」なのか「一」なのか、「澤」なのか「沢」なのか。また、カタカナのマンション名では「・」の位置や、大文字小文字の区別も今一度見直してみましょう。

③ふりがなは番地まででOK

住所の記載に必ずと言っていいほどついてくるのが、ふりがなの記載です。基本的には、ふりがなは番地まで記載をすればいいと頭に入れておきましょう。「ふりがな」と平仮名で書かれている時と「フリガナ」とカタカナで書かれている場合は、それぞれの表記に従うことも忘れないでください。データで入力する場合には「フリガナ」と「フリガナ」で区別されている場合もありますので、同様に注意して表記に従ってください。

④住所とマンション名は少し開ける

住所を書く際にもう一つ忘れてはいけないのが、読み手への配慮です。住所とマンション名の区別がつかなくなってしまうので、スペースを開けてメリハリを付けるようにしましょう。マンション名が長いと字が小さくなってしまうため、字が潰れないように丁寧に書いてください。マンション名にふりがなを振るかどうかについては、読み方が難しい場合のみで問題ありません。例えば、「品川マンション」などはそのままで大丈夫です。

⑤番地はハイフンで繋がない

【記載例】

  • NG:1-12-5
  • OK:1番地12丁目5号

住所を正しく記載するために必要なことは、省略をせず公式な書類を書くという意識だとお伝えしましたが、番地も要注意ポイントのひとつです。今まで「〇ー〇〇ー〇」とハイフンで繋いで書いていませんでしたか?戸籍や住民票を見るとわかりますが、番地をハイフンで繋ぐ書き方は、実は正式な住所の書き方ではありません。

番地はハイフンで繋がずに「〇番地〇〇丁目〇号」というように正式名称で記載するようにしましょう。履歴書は公式書類ですから、あなたの戸籍や住民票と同様に記載してください。

⑥連絡先には緊急連絡先を記入する

緊急連絡先というのは、本人に連絡をしたくてもつながらない場合に連絡が取れる連絡先のことです。一般的には実家・帰省先の住所を記入します。不慮の事故や想定していなかった災害が起き、企業から本人に連絡が困難になった場合に参照する欄です

。通常の選考過程では企業から緊急連絡先に連絡をすることはまずありませんが、事故や災害はいつ起こるかわかりません。家柄を調べられるのでは?と考える方もいると思いますが、実家の調査のために記載するものではありません。現住所と緊急連絡先の住所が同じ場合は、「同上」と記入しましょう。

⑦住所が長い場合は2行にする

マンション名まで記入すると、枠からはみ出てしまうことがあります。その場合はマンション名を省かず、2行にわけて記入しましょう。字が小さくなり見にくくなるかもしれませんが心配はありません。

正確な住所の記入が求められるため、マンション名や地名を省略せず枠内にバランスよく書きます。宛先に建物名がない場合の宅配・郵便は、住所不備としていったん配達中止になることもあるのです。企業からの大事なお知らせを無事に得るためにも、マンション名なども省かずに記入しましょう。

応募後すぐに引っ越しの予定がある場合

もし近々引っ越しを予定していて、選考途中や内定期間中に住所が変わってしまう場合はどうすればよいのでしょうか。大学生の場合、実家から離れて一人暮らしをしている方や、寮に下宿している方が多いため、実は住所変更はよくあるケースです。

この場合も、難しく考えずに基本に則って記載すれば問題ありません。むしろ住所変更を見据えて適切な記載をしたり、選考が進んだ場合には事前にきちんと連絡を入れるという対応を行えば、あなたの印象をアップさせることもできます。

応募した時点での住所でOK

応募書類を書く場合、基本的には引っ越しの予定が直近にあっても、履歴書に記載するのは現住所なので応募した時点で住んでいる家の住所でOKです。不安な場合は面接時に直近で引っ越しをする予定を伝えておくと安心です。

引っ越し先の住所も記載する

書類を書く時点でもしも新居の住所が既に判明している場合は、ダブルで記載をしておくとよいでしょう。もし事前に引っ越し期日がわかっている場合には、いつから新住所になるのかも記載できるとなおよいでしょう。正確な期日が決まっておらず選考が進んだ場合は、引っ越し日が決まった時点で採用担当者に連絡を入れることを忘れないでください。

もし運悪くうっかり引っ越しの連絡を忘れたタイミングで企業側があなた宛に内定通知書や内定承諾書を送った場合、宛先人不明で企業に返送されてしまいます。提出しなければならない書類が入っていた場合は提出期限が短くなってしまいますし、何より企業側からあなたに連絡を取って住所を確認し、書類を再送するという手間をかけさせてしまいますね。入社前にマイナスの印象を抱かれないように注意しましょう。

履歴書の住所は正しく記載しよう

昨今ではIT化が進み、郵送や電話でやり取りしていた連絡も、メール中心に切り替わりました。さらにはオンラインショップ、フリマサイトの拡大で、頻繁に郵便物・宅配便が届くようになり、マンション名を省いても心配ないと思いがちだったかもしれません。

宛先に建物名がない場合、不備がある場合は届かない可能性もあり、送り主に宛先不明として返送されてしまいます。企業からのお知らせだったとしたら、企業に大変失礼なイメージを与え、手間を取らせることになりかねます。確実に安全な選考を望むのであれば、丁寧な字で正確な住所を記入しましょう。

《住所の書き方がわかったら履歴書全体を見直そう!》

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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