面接対策

【圧迫面接の特徴と質問・回答例】乗り越える対策もご紹介

就活では圧迫面接を経験することもある

就職活動を進める中では、圧迫面接と呼ばれる面接を受けることもあります。

圧迫面接はあえて回答しづらい質問をされたり、面接官が威圧的な態度だったりといったことが特徴の面接です。

圧迫面接を受けた知り合いの体験談を聞いて憂鬱になってしまう人や、実際に経験して以降の面接が怖くなってしまう人もいるでしょう。

しかし圧迫面接の多くは、企業の採用担当者が明確な意図をもって選考のために行っており、全ての応募者の人格を否定しているわけではありません。

圧迫面接を乗り越えるためには、質問内容や特徴を把握し、事前に対策することが重要です。

この記事では圧迫面接の主な特徴や対策方法について解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

圧迫面接の代表的な特徴3つ

まず、そもそも圧迫面接とはどのような面接か把握しておきましょう。

字面だけ見ると、面接官が常に威圧的な雰囲気を出したり質問をしてくるイメージがあり、酷く恐ろしいものに思えてしまいます。

しかし圧迫面接の特徴を整理すれば、事前に想定できている分、落ち着いて対処できるはずです。

ここからは、圧迫面接の具体的特徴について代表的なものを3つ紹介します。

①「なぜ」「具体的に」と何度も繰り返し深掘りする

圧迫面接の特徴として、回答を何度も深掘りしたり、聞き方が冷たいことが挙げられます。

前提として、回答の深掘りはほぼ全ての面接官がするものなので、就活生は対策しておく必要があります。

しかしながら、深掘りがあまりにも度が過ぎていたり、最終的に就活生側が言葉に詰まるまで延々と話を掘り下げてきたりする場合は、圧迫面接と感じるでしょう。

また深掘りをする際に「それで?」「だから?」と冷たく一言で聞き返すような言い方をされると、就活生側としては答えづらくなってしまいます。

このような形で深掘りされると、自分の回答に不備があったように思え、自信を失ってしまいます。

面接中に自信を失ってしまえば、自分の強みをうまくアピールするのは難しくなってしまうため、注意が必要です。

②面接官の表情が硬く態度が高圧的

面接官の表情が硬く無関心だったり、態度が高圧的だったりすることも圧迫面接の特徴と言えます。

面接官が腕組みをして椅子に踏ん反り返ったり、口調が荒っぽかったりすると、圧迫面接だと感じてしまいます。

ここまであからさまな態度を取らなくても、面接官が終始無表情だったり、興味がなさそうに振る舞われることも考えられます。

中には腕時計を見たり頬杖をつくなど、興味のない態度を示す面接官もいるでしょう。

面接官が笑顔で積極的に話を聞く面接しか経験のない就活生は、大きなショックを受けてしまうかもしれません。

説得力のない志望動機では面接を突破できない

説得力のない志望動機は、何人も面接してきている面接官にとって、とても「採用したい」と思う内容ではありません。選考を突破し内定を得るには、志望動機が非常に重要です。

そこで活用したいのが志望動機作成ツールの「志望動機ジェネレーター」です。
このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで、「採用したい!」と思わせるような志望動機が完成します。

スマホで簡単に使えるので、ぜひ活用して採用される志望動機を完成させましょう。

③就活生の発言を否定する

圧迫面接では、何を言っても否定的な反応をさりたり、反論されたりすることもあります。

面接は相手の考えを否定したり、言い負かしたりする場ではありませんので、多くの就活生は面接官に否定的な反応をされると言葉に詰まってしまうでしょう。

例えば自分の長所について聞かれ「私の長所は素直なところです」と答えた際、面接官が「新卒が人の言うことを素直に聞くのは当たり前だと思うんだけど」といった反応をするケースです。

この後の問答でも同じように否定されると思うと、面接官と会話すること自体がどんどん怖くなってしまいます。

圧迫面接をする企業の目的

前述の特徴を並べると圧迫面接は就活生を委縮させるだけのように思いますが、企業側は目的をもってこのような面接を実施しています。

大前提として、企業の採用担当者は就活生の人格や考えを否定するために行っているのではないことを認識しておきましょう。

採用担当者は忙しい中で時間を割いて、就活生との面接を実施しています。調整を重ねて確保した面接の時間を、何の目的もなく過ごすことはありません。

実際に圧迫面接を受けても落ち着いた態度でいられるよう、企業側の目的をしっかりと把握しておきましょう。

「聞く姿勢の無い相手」とのコミュニケーション能力を見るため

圧迫面接を行う目的のひとつに、聞く姿勢を持たない相手とのコミュニケーション能力を測ることが挙げられます。

通常の面接では、面接官は最初から就活生の話を聞く姿勢をもって対応するでしょう。

しかし実際に就職して働いてみると、聞く姿勢を持たない相手とコミュニケーションを取る場面は多々あります。

例えば営業職や接客業では、自社の製品・サービスに興味を持たない人にアプローチして、お客様になってもらう必要があります。

その他の職種でも、何らかの問い合わせやクレームを受けた際は、冷静かつ柔軟に対応することが求められます。

このような場面で冷静な対応ができるか見極めるには、聞く姿勢の無い面接官を演じることで、就活生の反応をうかがうのが効果的なのです。

ストレス耐性や忍耐力を見るため

圧迫面接を行う主な目的として、ストレス耐性や忍耐力を見極めようとしていることも考えられます。

就職後はお客様や取引先とのコミュニケーション、社内の人間関係、過密なスケジュールと、何らかのストレスは必ずあると言えます。

またお客様や取引先の関係者が不愉快な態度を取ってきた場合でも、不快感を表に出してしまうのは得策とは言えません。

仕事をする上では、感情をコントロールする忍耐力も求められるのです。

どんな仕事をする上でも必要なストレス耐性と忍耐力を見極めるため、面接官があえて高圧的な態度を取っていることがあります。

思考力を見るため

企業側が圧迫面接を実施する理由として、就活生の思考力をチェックしていることが考えられます。

仕事をしていると、思いもよらないことは必ず起こります。

予期せぬトラブルや問い合わせといった、不測の事態に遭遇した場合でも、冷静に素早く対応することが求められます。

短時間で的確な対応を取れるか見極めるために、面接官が何度も深掘りをしたり、質問攻めをしたりといった態度を取ることがあります。

圧迫面接を行う企業側の目的は、以下の記事で詳しく解説しています。より詳細に把握しておきたい人は、こちらの記事も読んでおくと良いでしょう。

就活生側が圧迫と思い込んでいるケースもある

面接官側に圧迫の意図がなく、就活生側が圧迫面接だと思い込んでいるケースもあります。

学生は就活を始めるまでは、面識のない社会人とコミュニケーションを取る機会が少なく、面接に慣れていないうちは緊張してしまうものです。

必要以上に身構えていると、面接官が疑問に思ったことを口にしただけで「圧迫されている」と受け取ってしまうことも考えられます。

また就活生の回答内容が浅く、深掘りしなければ真意が見えないため、面接官側が何度も聞き返していることもあります。

何が圧迫面接に該当するか、明確に規定されているわけではありません。しかし自分の準備不足を面接官に責任転嫁して、圧迫面接だと考えるのは控えましょう。

圧迫面接を乗り越える方法5つ

ここまで圧迫面接がどのようなものか、その特徴を解説してきました。

自分が応募した企業が圧迫面接を実施しているか、確実なことは分かりません。

しかし圧迫面接も想定して入念に準備しておけば、通常の面接であっても高評価を得られるはずです。

ここでは、圧迫面接も想定した具体的な対策方法を5つご紹介しています。

【39点以下は危険度MAX】
本番前に、面接偏差値を診断しておこう

今年はweb面接を行う企業も増えていますが、自分の弱点を把握し適切に対策しなければ、どんな形式であれ面接を突破することはできません。

そこで活用したいのが、面接偏差値診断ツールの、「面接力診断」です。
24の質問に答えるだけで、自分の強みと弱みをグラフで見える化できます。

ぜひ活用して自分の弱点を効率的に対策し、志望企業の面接を突破しましょう。

①問答のシミュレーションをしておく

通常の面接でも言えることですが、圧迫面接の対策として、質問と回答のシミュレーションをしておくことが重要です。

自分の回答内容の中で、面接官がどのような点を指摘するか、過去の経験も踏まえ考えていきましょう。

特に志望動機、自己PR、長所・短所といった面接で必ず聞かれる質問については「なぜ?」「どうして?」と自問自答を繰り返すことが大切です。

自分が提出した履歴書やESの内容について聞かれることもあるので、書類選考で提出した書類でも同様に、指摘されそうな箇所を前もって想定しておく必要があります。

自分一人では不安な場合は、身近な人に回答内容を聞いてもらうことで、面接のロールプレイングをしてみるのがおすすめです。

②あらゆる質問を想定して準備する

圧迫面接の対策として、想定外の質問を無くしておくことも重要です。

通常の面接でも、面接本番で想定外の質問にすぐ回答するのは難しいことです。どのような質問が想定されるか、可能な限り洗い出しておきましょう。

志望動機のような面接で必ず聞かれる質問を押さえる以外にも、その企業ならではの質問がされることもあります。

業界や社風への理解が不十分だと回答できないものもあるので、業界研究や企業研究を事前にしっかりしておくことも大切です。

就活サイトの中には、どのような質問がされたか過去の事例を紹介しているものもあるので、それらを参考にするのも有効な手段です。

③自信をもってスムーズに回答できるよう練習する

3つ目の対策はスムーズに回答できるよう練習することです。

圧迫面接の場合、質問への回答が遅れてしまうと面接官は待ってくれないケースがあります。

少し言葉に詰まった時、すぐに次の質問に移られてしまうと、その時点で不合格になったような気がしてしまいます。

自信を一気に無くして、その後の回答もしどろもどろになってしまうでしょう。

このような事態を避けるためにも、想定できる質問は速やかに回答できるよう、声に出して練習することが大切です。

練習時は、知人とのロールプレイングが有効です。

お互いに面接官役と応募者役を入れ替えながらトレーニングすると良いでしょう。録音してスムーズなやり取りになっているのかも確認しましょう。

④感情的な対応はしない

圧迫面接を受けたとき、最も避けたいのは感情的な対応をしてしまうことです。

具体的には相手の態度に怒りを露わにしたり、プレッシャーに耐えられず泣いてしまったりといったことです。

圧迫面接で感情的な態度になると、例え採用してもプレッシャーのかかる場面で同じような態度を取るリスクのある人物として、評価を下げられてしまう可能性があります。

圧迫面接を受けた時点で、その企業に入社する意欲を失ってしまう人もいるかもしれません。

しかし仮に選考を辞退するとしても、人前で感情的な態度を取ってしまった事実から自己嫌悪に陥ったり、面接がトラウマになってしまったりすることも考えられます。

社会人を相手に冷静な対応ができれば自信に繋がり、それ以降の面接でも有利に働く可能性が高まります。

仮に圧迫面接だと思っても、感情的な対応は絶対に控えるようにしましょう。

また、圧迫面接を受けたことで選考を辞退する場合も、押さえたい注意ポイントはあります。

怒りのままに辞退する前に一旦冷静になり、ポイントを押さえておきましょう。

⑤面接官は自分の仕事をしているだけだと割り切る

圧迫面接を受けた際の考え方として、面接官はあくまで自分の業務を遂行しているだけだと割り切ることも必要です。

面接官も本音では、学生を相手に厳しい態度を取ることは避けたいと思っていることでしょう。

しかし圧迫面接でしか見られない応募者の姿を引き出す必要があったり、上司や先輩から圧迫面接をするよう指示されていたりする可能性があります。

圧迫面接は就活生にとって苦しいものですが、面接官もあくまで自分の業務を遂行しているだけで、本心から高圧的な態度を取っているわけではないことを理解しておくと、気持ちが楽になります。

圧迫面接でよくある内容5選と切り返しの例

続いて、圧迫面接でありがちな質問に対する切り返しの例を5つご紹介します。

具体的な切り返しの例を知っておくことで対策が進み、同時に心の準備もできるはずです。

①「うちの会社向いてないんじゃないですか」

大変失礼しました。ご指摘の通り、勉強不足でした。

私は、御社で食品の流行を生み出したいと思い志望しました。ビジネスアイデアは未熟かもしれませんが、食品が好きで、新商品や新しいテイストの発信と食品に関わる仕事がしたいと思いました。

御社が目標としている「食品の流行は発信していく」考え方に惹かれ、食品事業部の立ち上げに携わっていけたらと考えております。

「うちの会社向いてないんじゃないですか?」と言われた場合、その場で不採用と言われたような気分になってしまうでしょう。

しかし面接官の立場にたってみると、志望度の高さをはかる意図がある可能性があります。

「うちの会社に向いてない」と言われた時こそ、諦めずに自分の熱意を見せるべきです。

面接官の意見を一旦受け入れ、「◯◯という理由で御社を志望しています」という姿勢を見せてください。

②「学校で学んだことは活かせませんよ」

おっしゃるとおり、学業だけでは社会に通用しないとは思います。

大学では勉学も頑張りましたが、ゼミの研究では外部の企業と提携してシステムの運用をし、実際に現場のシステムサービスを経験しました。

御社のITサービスは、攻めの勢いで国内に展開されております。

私も御社の一員としてシステム運用の事業拡大に携わり、サービスが生まれるスタート過程から運用できる人物になりたいです。

自分が長い期間をかけて学んできたことを否定されると、悲しい気持ちになり、怒りを覚える人もいるでしょう。

しかしこの発言にも意図があります。「学生気分のまま就職しないでほしい」「座学だけでは通用しない」といったケースです。

経験が不足している点は受け止めつつも、自分の強みを改めてアピールしてみると良いでしょう。

③「その考え方では通用しません」

失礼しました。まだまだ実力不足だったかと思います。

ご指摘の通り、教科書の知識だけでは通用しないことは重々承知しております。

しかしながら、私は大学では経営と英語を学びつつ、ホテルのサービスマンのアルバイトをしてきました。

理由は現場の戦力になりながら、世界に店舗を展開する御社でサービスマンをやりたいと、1回生の頃から考えていたからです。

経験が足りず習得すべきことは多くあると思いますが、自分がこれまで学んできたことは、御社に入ってからも役に立つと考えております。

その考え方は通用しませんと言われると、自分の全てを否定されてしまったような気持ちになるでしょう。

しかし、面接官は説教をしたいわけではありません。

このような場合、面接官側には「今の回答もいいけど、もっと掘り下げて聞いてみたいな」といった意図が考えられます。

少々きつい表現で伝えることによって、あなたの意見の軸のブレ具合と、反応も伺っていることでしょう。

「その考え方では通用しません」と言われたとしても、不採用と決まったわけではありません。

一歩引いた姿勢は見せつつ、自分の意見を冷静に述べることが大切です。

④「第一志望じゃないですよね」

いいえ、御社が第一志望です。

私は接客がとても好きです。接客に携わりよいサービスを生み出すことを軸に就職活動をしています。

就職活動のために、企業説明会に参加をしてきました。その中で魅力的に感じる会社ももちろんあり、現在選考を受けています。

しかし、私は御社の「愛ある接客で幸せにする」スタイルに大変共感しています。

私が理想とする接客は、顧客第一の愛がある接客です。私が実現したい夢は、まさに御社の姿勢であります。そのため、私は御社を志望しました。

「第一志望ですか」と聞かれることは通常の面接でもあり得ます。

しかし圧迫面接では、最初から自社が第一志望ではないないと決めつけたようなニュアンスで言われるケースがあります。

このように言われてしまった際、その企業が第一志望なら、自分の熱意が上手く伝わっていないことが考えられますので、改めて第一志望であることを明確に伝えるようにしましょう。

第一志望でない場合も、他の企業を比較検討しながら就活している学生が、視野が広いと捉えられ魅力的に評価されることもあります。

「第一志望じゃない」と言えば落ちるのではないかと動揺せず、素直な就活状況を伝えてもいいでしょう。

志望動機作成ツールを利用してみる

うまくまとめる自信がない人は、ツールを利用するのも一つの手段です。

志望動機作成ツールの「志望動機ジェネレーター」を使えば、簡単な質問に答えていくだけで、理想的な流れの志望動機が完成します。

無料でダウンロードできるので、困ったときは利用してみましょう。

⑤「きついから来ない方がいいですよ」

私は中学時代から大学まで、野球部でハードな練習をこなしてきました。

厳しい上下関係や練習に耐え、全国大会にレギュラー選手として出場しました。

厳しい環境の中でも、物事を継続することに自信があります。

精神的にきつい、体力的にきつい経験をしてきましたので、社会に出て厳しい環境におかれても、諦めずに最後までやり抜ける自信があります。

このようなことを面接で言われると「ブラック企業なのかな」「従業員に違法な労働量を任せているのでは」と感じるかもしれません。

しかしブラック企業でなくとも、同じようなことを面接で言われるケースは想定されます。

企業側の意図としては「仕事を規定の時間内に捌けるのか」「月間目標の達成までコミットできるか」「業務を遂行するためには違う分野の知識を吸収してほしい」といったことが考えられるでしょう。

回答として「大丈夫である」という姿勢を見せつつ、自分がどのようにして厳しい局面を乗り越えるかもアピールしましょう。

他にも圧迫面接でありがちな質問と、切り返しの例は以下の記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

徹底した事前準備で圧迫面接を乗り切ろう

何を聞かれても、どこを深掘りされても切り返せる自信があれば、圧迫面接は恐れるに足りません。

その自信を身につけるためには、何よりも面接の準備を徹底的に行うことが重要です。

質問や深掘りを自分で想定したり、スピード感のある回答の練習が大切です。知人や家族の協力を取り付けて、実戦的な練習を積むことも有効でしょう。

面接官が圧倒されてしまうほど完成度の高い回答と、自信に満ち溢れた態度で、圧迫面接を乗り越えていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ