業界研究

【鉄道業界の平均年収と生涯賃金】主要25業界と比較してわかりやすく解説!

鉄道業界とは

私たちの生活において主要な交通手段の1つである鉄道。それを支えているのが鉄道業界です。鉄道業界の職種といっても、運転手や車掌のような花形の仕事から、整備などの裏方の仕事まで、鉄道業界の業務内容は多岐にわたるため、一言で表すことはできません。

そんな鉄道業界の動向や平均年収、他業界との比較などについてみていきましょう。

鉄道業界について

鉄道業界は大きく分けて、元日本国有鉄道(国鉄)・現JRグループ、私鉄の2種類に分類されます。業界のトップシェアはJR東日本、JR東海、JR西日本など、JRグループが多くを占めています。ただ、「短距離は私鉄・中長距離はJR」といったように、得意とする分野が違うことから、JRグループと私鉄はライバル関係にあるというよりも、お互いがお互いを支え合っているような関係であるともいえます。

現在鉄道業界の輸送人員数は伸びてきており、業界としては好調な動きを見せています。2020年の東京オリンピックまで、この調子を継続させていくことが業界全体の目標となっています。

鉄道業界の職種について

  • 駅員
  • 車掌
  • 運転士

駅員は基本的に、駅の管理事務や、電車のドアが閉まる前に乗客が全員乗ったことを車掌さんに伝えるために旗を振る「列車監視」などが主な業務内容です。その他、落とし物の管理や、車椅子で障害者の方を乗せて下ろすといった業務も請け負っています。

車掌は電車の一番後ろに立ち、出発監視や到着監視をおこないます。その他、アナウンスや空調管理などの業務も請け負っています。業務中は座ることは一切できず、立って仕事をしなくてはならないため体力が必要です。また、アナウンスをおこなうために、担当する区間の景色を全て覚えなくてはなりません。

運転士はその名の通り、鉄道を運転する業務を請け負っています。運転士は線路の勾配や信号・踏切の位置、車両点検、電車の回路図など勉強することが非常に多く、運転士になるのは非常に難しいといわれています。

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鉄道業界の平均年収について

鉄道業界の平均年収

業界 平均年収
介護 361 万円
百貨店 443 万円
ブライダル 489 万円
アパレル 491 万円
人材業界 524 万円
ドラッグストア 529 万円
旅行会社 540 万円
農業 557 万円
食品業界 564 万円
鉄道 597 万円
専門商社 603 万円
出版社 610 万円
IT 631 万円
ゲーム業界 637 万円
パチンコ 662 万円
不動産 665 万円
銀行 668 万円
物流業界 676 万円
生命保険・損害保険 682 万円
電機・家電大手 688 万円
自動車 707 万円
証券 722 万円
テレビ局 910 万円
総合商社 1135 万円
コンサルティング 1263 万円

鉄道業界の生涯賃金

業界 生涯賃金
介護 1.58億円
百貨店 1.94億円
ブライダル 2.14億円
アパレル 2.15億円
人材業界 2.29億円
ドラッグストア 2.31億円
旅行会社 2.36億円
農業 2.44億円
食品業界 2.47億円
鉄道 2.61億円
専門商社 2.64億円
出版社 2.67億円
IT 2.76億円
ゲーム業界 2.79億円
パチンコ 2.90億円
不動産 2.91億円
銀行 2.92億円
物流業界 2.96億円
生命保険・損害保険 2.98億円
電機・家電大手 3.01億円
自動車 3.09億円
証券 3.16億円
テレビ局 3.98億円
総合商社 4.97億円
コンサルティング 5.53億円

主要25業界の生涯賃金をシュミレーションした結果が上記のグラフと表になります。日本のサラリーマンの生涯賃金がおよそ2.5億円なので、鉄道業界の生涯賃金2.61億円は日本の平均よりも1,000万円ほど高い金額です。

また、鉄道業界と関連のある旅行会社業界と比較した場合、2,500万円ほど鉄道業界の方が高い生涯賃金を得られると予測されています。しかし、上記に挙げた25業界の中で最も生涯賃金が高いコンサルティング業界と比較した場合、およそ2億9,000万円もの差がつきました。

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値です。

 

まとめ

鉄道業界について主要25業界と比較してきました。鉄道業界の生涯賃金は日本のサラリーマンの平均と比較すると、1,000万円ほど高いことがわかりました。

鉄道業界は人を乗せて輸送するのが業務ですので、多くの人の命を預かる必要があります。そのため就職後も試験が多く、勉強することが大量にあります。2020年のオリンピックの影響などにより、外国人利用客も増加することが予想され、今後も成長が期待できそうです。

 

※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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