自己PR

向上心を効果的にアピールするポイント|例文や注意点もご紹介

就活では向上心が求められることが多い

自己PRで使用できる題材はたくさんあり、その中のひとつとして向上心が挙げられます。就活では向上心が求められることも多く、高評価を得やすい題材でもあります。しかし、いかに向上心が評価されやすいといっても、アピールの方法を間違えれば評価はされません。場合によっては評価を下げられる可能性もあります。アピールの際には細心の注意が必要です。

また、向上心をアピールする人はたくさんいます。他の学生とどれだけ差別化を図ったアピールができるかも重要なポイントです。ありきたりなアピールでは面接官の印象に残りませんし、それでは選考を勝ち抜くことはできません。向上心を上手にアピールするにはどうすればいいのかを知り、上手に自己PRをおこないましょう。

自分はどんな仕事に向いているタイプか、適性を診断してみよう

自分の適性や性格が、どんな仕事に向いているのか気になりませんか?
そんな時は、適職診断ツール「My analytics」を活用して、自分と志望業界との相性を診断してみましょう。
My analyticsなら、36の質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

My analyticsで、あなたの強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に向いているタイプか、診断してみましょう。

企業が向上心を重視する理由

向上心をアピールするにあたって、まずはなぜ企業が向上心を重要視しているのか、その理由を知っておくことが大切です。自己PRで使える題材は他にもたくさんあります。評価されるのは向上心だけではありません。

企業は向上心を特に重要視しており、採用の決め手として考えていることも多いです。就活においてなぜ向上心がそれまでに見られているのか、その理由を知って評価されているポイントを把握しておきましょう。

仕事への熱意を見るため

企業が向上心を重要視するのは、仕事への熱意を見るためです。やる気を持って仕事に取り組むのは当たり前のことですが、この当たり前ができていない人は多いです。いかに能力が高くても、熱意がなければ活躍するのは難しいです。周囲のモチベーションにも影響してしまいます。

仕事は個人でおこなうものではありませんし、周囲との関係性の中で進めていかなければなりません。仕事への熱意からは、企業への興味関心の強さ、志望度の高さなども見られています。

仕事へのやる気が高い=志望度が高いと判断され、これも採用を決定する決め手のひとつです。向上心がなければ仕事への熱意がないだけではなく、そもそも志望度も低いと判断されるので注意しなければなりません。

就職後の成長意欲を見るため

企業は学生の成長力の有無や程度から、就職後の成長意欲も見ています。新卒の就活は特殊であり、即戦力ではなく就職後の成長力を重視して採用が決定することが多いです。現時点で能力があることも大切ですが、それ以上に成長力の高さ、成長意欲が見られており、それが向上心を通して判断されています。

向上心がなければ企業で成長する意欲がないとみなされ、評価も下げられてしまいます。また成長意欲がないことで、就職してもすぐに辞めてしまうのではないかなど、マイナスの印象を与える可能性も高いです。

就活は就職が決まればいいわけではなく、長く続けられそうか、長期的に見て活躍できそうかも問われています。成長意欲の有無は採用を決める上でも重要なポイントです。向上心の程度によって評価が大きく変わることは理解しましょう。

物事への取り組みの価値観を知るため

向上心の程度からは、物事への取り組みの価値観も見られています。物事への取り組みの価値観は、そのまま仕事への取組みの価値観として評価されます。どのような姿勢で仕事をするかがチェックされています。

向上心を持って物事に取り組んでいることをアピールすれば、何事にも目的意識を持ち、成長を大事にしているという価値観が伝わり好印象です。対して向上心がなく、目的意識もなく物事に取り組んでいると分かれば、仕事も惰性でこなすのではないかと思われてしまい、印象が悪くなります。

仕事への取組みの姿勢は、働く上では大切なことです。価値観次第では、企業との相性を疑われる可能性もあるので注意しなければなりません。

企業に評価される向上心の伝え方

向上心をアピールする場合、同じ内容でもアピールの仕方次第では評価は変わります。上手に伝えるためのポイントを理解しておくことが大切です。どのように伝えれば企業に評価されるのかを知り、向上心を上手にアピールしましょう。

結論から述べる

結論から述べることで、向上心を効果的にアピールすることができます。結論から述べると、先に質問に対する回答を話すことができます。相手側は最初に結論が把握できると、その後に続く文章や説明を捕捉のように聞くことができ、内容の理解をより深くすることができます。書類選考や面接などでは、相手側にとっては先に結論がある方が要点を整理しやすく、聞く負担を少なくすることができます。何よりも、理解度を高めることができるので、説得力を増すことができます。

また、一番伝えたいポイントを最初に持ってくることで、これから始まる説明のつかみの部分を披露することができます。これは、聞き手を飽きさせないことにも役立ちます。ちなみに、結論から述べることは、他の質問でも共通して使えるテクニックなので覚えておきましょう。

長所を活かした経験を具体的に述べる

結論の後は、具体的なエピソードを述べましょう。ゼミやアルバイト、サークルなどで、自身の長所が発揮できた経験を具体的に話しましょう。相手は結論が先に分かっているので、より理解を深めてもらうためにも、具体性のあるエピソードを添えることで、内容を詳細にイメージすることができます。

また、具体的なエピソードを話すことで、内容にストーリー性を加えることができ、相手の共感を得やすくなります。「この人が会社の仲間になったら、どのように働くのだろうか」と思わせることにより、実際に会社で働く姿とリンクさせることができ、印象に残りやすくすることもできます。

物事への取り組みの姿勢をアピール

向上心を上手にアピールするためには、物事への取り組みの姿勢を述べることが大切です。物事に対してどのように取り組んでいるのか、どのような姿勢、スタンスで臨んでいるのかを具体的にアピールしていきます。

成長するためには目標や目的を持たなければなりませんし、指標を持って取り組めるかどうかが向上心の有無を判断する材料です。取り組みの内容については、基本的にはどのようなことでも構いません。取り組み内容ではなく姿勢が問われていますので、どのようにアプローチしているのかを伝えていきましょう。

なぜ取り組めたのかを深堀りする

物事に一生懸命に取り組んだことをアピールすれば、向上心も伝えやすいですが、なぜそれほどまで懸命になれたのか、根本的な理由を述べることも大切です。一生懸命努力するのは大変なことです。続けられたからには何か理由があるはずです。

なぜ取り組めたのか、根本的な部分を明らかにすることで、アピールに説得力が生まれます。どれだけ向上心があり物事に一生懸命に取り組めた経験があったとしても、それが本当であると面接官に納得してもらえなければ意味がありません。

自己PRではいかに相手を納得させられるか、説得できるかが重要です。向上心を発揮できた理由も述べて、説得力を高めましょう。

企業での活かし方を述べる

向上心があることを提示できれば、それが企業でどのように活かせるのかを伝えます。就活でのアピールは最終的には企業で活かせるか、仕事で活躍できるかどうかが問われています。どれだけ素晴らしい能力を的確にアピールできたとしても、仕事での活かし方が提示できていなければ、アピール力は半減するので注意が必要です。

提示した能力は、仕事で再現できることが大切です。向上心を活かしてどのように仕事を進めるのかをアピールしましょう。仕事での活かし方を具体的に述べることで、企業で活躍する姿もイメージしてもらえます。企業研究ができていることも伝わり、より好印象になります。能力は仕事で再現できることが大切ですので、仕事でどのように活かすかはしっかりとアピールしなければなりません。

向上心を別の言葉でいいかえる

向上心を上手にアピールするためには、別の言葉で言い換えて伝えるのもおすすめです。向上心があるだけではあまりに漠然としています。これでは上手く伝わらないことも多いです。向上心があるといっても、物事への取り組み方は人それぞれといえます。

同じ向上心でも人によって性質は違っています。どのような向上心があるのか、向上心をどのように発揮して行動できるのかなど、補足の説明を付け加えるだけでも、アピール力は向上します。

また、キャッチコピーがあるとさらに評価されやすいです。よりスムーズなアピールが可能です。向上心を言い表した、あるいは言い換えたキャッチコピーでアピールすれば、面接官の印象にも残りやすく、高評価も獲得しやすくなります。

向上心をアピールする例文

それではここで、向上心をアピールする例文を3つご紹介します。どのようにアピールすればいいのか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。そして、説得力のある構成を目指し、企業への効果的なアピールを狙いましょう。

向上心のアピールは、言葉の選び方や伝え方次第では、評価が低くなってしまいます。入社後に活躍してくれるイメージを与えるためにも適切な表現を心掛け、採用したいと思わせるようなアピールにしましょう。

例文①

私は限界を決めない貪欲な向上心があります。大学時代はラグビーをしていたのですが、パワーを上げるために様々なトレーニングに勤しみました。特にバーベルを持ち上げるベンチプレスに精を出し、どこまで重量を上げられるかに挑戦し続けました。最初は30キロを持ち上げるのもやっとでしたが、何度も続けるうちにさらに重たいものでも持ち上げられるようになり、強い達成感があったため苦にもなりませんでした。
現在では100キロまで上げられ、110キロを目標に努力を続けています。トレーニングの成果もあり、試合でいいプレーができるようになりました。御社では営業として働き、常に目標を設定してそれを達成し続けることで成長し、さらに高い目標の達成を目指すことで、売上に貢献したいと考えています。

例文では、限界を決めない貪欲な向上心があるとアピールされています。単に向上心とするのではなく、キャッチコピーをつけることでインパクトのあるアピールになっており、能力もイメージしやすいです。

トレーニングの経験から向上心が身に付いている根拠を示せています。なぜ続けられたのか、その理由も提示できています。また仕事での活かし方や目標も述べられており、成長意欲の高さがアピールできています。向上心の高さはもちろん、継続力も伝わり、高評価が得られるアピールでしょう。

例文②

私は向上心があります。目標を設定したら、それよりも成果を出すことに注力してきました。電話対応のアルバイトでは、お客様の顔が見えない分、声色や口調を意識して接客をすることに興味を覚え、アルバイトが楽しくなりました。自分なりに目標を掲げ、勤続2年目のときはミスなく予約を完了させることを目標にしました。
自分なりに確認フローを作成した結果、ミスを大きく削減させ、月の目標数も達成することができました。今では私の確認フローがマニュアル化され、部署全体で使用されています。御社の販売管理職では、丁寧な電話対応はもちろんのこと、目標に向けて成果を出していけるよう貢献したいです。

電話対応のアルバイトの例です。目標を掲げ、達成できるまでにどのように対策をしてきたかを述べています。このように、目標達成までの過程を伝えることでストーリー性を出すことができ、聞いていても分かりやすい内容となっています。また、アルバイトながら企業に貢献できた点も効果的にアピールできています。

例文③

私は問題を解決する力があります。私の好きな英語は、専攻科目であり、趣味でもありました。英語には大変自信がありましたが、大学2年生のときに留学したアメリカで自分の英語力に愕然とすることが多く、何度もくじけました。ですが、持ち前の向上心で英語を習得するために己と向き合い、一つひとつ目の前にある言語の課題を乗り越えていきました。
半年後には、英語の講義も難なく聞き取れるようになりました。諦めずに分からない単語や文法を勉強して、現地の友人と多くの会話をし、英語力を身につけました。御社の貿易事務職では、私の向上心と英語を活かし、グローバルに活躍したいです。

英語力を高めるために留学し、留学先で問題に向き合ったというエピソードを入れています。相手が理解しやすいように、具体性を意識した内容となっています。また、向上心を問題を解決する力と言い換え、言葉そのものも具体的にしています。語学スキルについてのエピソードは、外国語を使用する企業や職種に有効です。

向上心をアピールする際の注意点

向上心はプラスのイメージがあります。自己PRの題材としても評価されやすいです。しかし、アピールすれば必ずしも評価されるとは限らず、方法次第では評価を下げられる可能性もあります。

自己PRはアピール次第で印象が大きく変わります。注意点を守ってアピールできていなければ、向上心であっても印象が悪くなりますので、マイナスの印象を避けて上手にアピールしましょう。

頑固だと思われないよう注意

向上心があれば、ひとつの物事に責任感を持って取り組むことができますが、ひとつのことに没頭するあまり、頑固だと思われないよう注意しなければなりません。向上心を持って物事に取り組むのは大切なことですが、周囲を無視したり、迷惑を顧みずにおこなう努力ではマイナスの印象を与えてしまいます。

自分の成長だけを考え、物事に固執して譲らないと頑固だと思われ、協調性がないと判断されてしまいます。企業で働く以上、協調性は必須です。個人ではなくチームとして仕事をしなければなりません。自分のこだわりを突き通すのはNGです。時には自分が折れるなどの柔軟な対応も必要です。取り組みに対してこだわりを持ちすぎていると、周囲の意見を聞かない頑固な人間性と評価されるので注意しましょう。

漠然とした努力はNG

向上心をアピールするためには、何かに真剣に打ち込んだ経験を交えて伝えますが、目的意識のない漠然とした努力では評価はされません。何かに真剣に打ち込んだとしても、目的意識がなければ本当に向上心があるとは言えませんし、ただ作業としてこなしているだけです。

同じ取り組みでも、意識の違いによって得られるものは違います。目的意識を持って取り組まなければ、どれだけハードなことをしても大きく成長はできません。向上心をアピールするためには、自分の意志で、明確な目標を持って努力したとアピールすることが大切です。目標がなかったり、人から言われておこなった努力では、向上心があるとは言えませんので、アピールの際に使用するエピソードは慎重に選びましょう。

向上心は就活でも高く評価される

新卒では就職後の成長意欲が重要視されています。向上心があれば高評価になることも多いです。しかし、それもアピール次第であり、どれだけ向上心があっても、上手に伝えられなければ意味はありません。

本当に高い向上心があったとしても、アピールに失敗すれば評価は低くなるので注意が必要です。向上心の高さを伝えるポイントは、目的意識を持って物事に取り組んでいるかどうかです。

目的のない努力では評価されませんし、向上心があるとも言えません。向上心は評価されやすい題材であるものの、本当に高評価を得るためには、アピールの方法を工夫することが大切です。上手に伝えれば高評価になりますので、向上心のアピールで就活を有利に進めていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ