就活その他

【良い仕事とは何か】自分にとっての仕事の価値観を考えよう

「良い仕事」をしたいと思う人は多い

就活は将来を決める重要なイベントであり、少しでも「良い仕事」に就きたいと考える人は多いでしょう。悪い仕事よりは良い仕事であるに越したことはありませんが、そもそもこの良い悪いはどのように決められるものなのか、根本的な部分を考えなければなりません。漠然としたイメージだけで仕事を探してもうまくいかない場合が多く、良い仕事を見つけたと思って就職したつもりが、実はあまり良くない仕事だったということもあります。

良い仕事を見極めるためには、どのような観点から仕事を見るべきか、考えるべきかを自分なりに決めておかなければなりません。社会人になるにあたっては仕事の価値観を身につけることが大切で、どのように仕事を捉えるかを意識し、良い仕事とは何かを考えていきましょう。

良い仕事の定義とは

良い仕事をしたいなら、当然それがどのように定義付けられるものかを知らなければなりません。定義や条件が分からないまま探すのはあまりに無謀で、選択肢すら絞り込めず、途方に暮れてしまうこともあるでしょう。特に新卒の就活は就職先の選択肢が幅広く、あらゆる方面に就職のチャンスが眠っています。ほぼ無限と言える選択肢の中から、本当に良い仕事を見つけるためにも、基本的な定義となる部分をきちんと考えておかなければなりません。

明確な決まりはない

結論から言えば、良い仕事には明確な定義はありません。そもそも何を持って「良い」とするかは主観的な部分が大きく、全員に完璧に共通する定義や条件はないと考えましょう。例えば漠然と良い仕事とイメージした場合、大企業での規模が大きく、やりがいのある仕事が思い浮かべられます。華々しいキャリアを積み、社会的なステータスも高く、仕事自体にもやりがいがあるなら、一見すると良い仕事にも思えるでしょう。

しかし、すべての人が大企業で規模の大きい仕事をしたいと考えるわけではなく、中には自分の手の届く範囲で、小規模な仕事に精を出したいという人もいます。ある人にとっての良い仕事は、ある人にとっては良いとは言えない、場合によっては悪くさえなりえることは理解しておきましょう。

自分にとっての条件を考えることが大切

良い仕事に明確な定義はないため、どのように探すべきか困る人も多いでしょうが、定義がないというのは、いわば形は自由であるとも言えます。明確に定義が決まっていないからといって、良い仕事自体が存在しないわけではなく、人によって良い仕事の条件、形が違うというだけに過ぎません。

そのため、良い仕事を探すなら、自分にとってはどのような条件を持った仕事が良い仕事と定義付けられるかを考えることが大切です。この定義は各人で違うため、他人の意見や一般的な指標を考慮する必要はありません。極端に言えば、100人中99人が嫌といった仕事でも、そのうちのひとりである自分が良い仕事と心から言えるなら、それは良い仕事と定義づけることができます。

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仕事の価値観から考える良い仕事とは

良い仕事の形はあまりにも漠然としているため、それを自分なりの形に置き換え、明確化しなければなりません。定義を明確にする上では、仕事の価値観から、どのような条件を持つ仕事が、本当の良い仕事と言えるのかを考えることが大切です。仕事の価値観も当然人によって違うため、自分の価値観を大切にして条件を考える必要があります。

給料が良い仕事

生活を送るにはお金が必要です。ごく当たり前のことですが、生活のために仕事をしているという人も多いでしょう。そのため、これを条件にするなら、金銭的なメリットを持つ仕事が良い仕事と言えます。仕事は本当にやりたいこと、心から誇りに思えることをすべきと一般的には言われることが多いですが、必ずしもそうとは限りません。

どれだけ好きなことでも、いざ仕事にすると嫌になったり、そもそも好きなことを仕事にするのが難しかったりもするでしょう。仕事は仕事、プライベートはプライベートと完全に割り切るなら、仕事は生活をするためのお金を稼ぐ手段と考えても問題はありません。手段と考える場合、激務で大変な仕事でも給料の高ささえ保証されているなら良い仕事といえるでしょう。

やりがいのある仕事

仕事を手段ではなく、それ自体も楽しみたいと考えるなら、やりがいのある仕事こそ良い仕事と言えます。何にややりがいを感じるかは人によって違うため、定義づけをするならさらに細部まで考えなければならないことは理解しておきましょう。やりがいを決定する要素は非常に多く、業界・業種・分野といった大きなすみ分けから、どのような関わり方をするかといった職種、さらには仕事の進め方も関係します。

ひとりで黙々と仕事を進めたい人、チームで協力してお互いを高め合いながら仕事をしたい人と、同じ環境でも求めるやり方が違うことは多いです。まずは自分が何に興味を持っているかを考え、仕事として楽しんで取り組むには、どのような感動が必要なのかを深堀りする必要があるでしょう。

残業の少ない仕事

プライベートな時間を重視する人にとっては、残業のない仕事も良い仕事といえるでしょう。残業の少ない仕事であれば、しっかりと体を休めてリフレッシュする時間が取れるため、その分仕事にも気持ちを切り替えて取り組むことができます。

残業の少ない仕事としては、営業時間が決まっている接客業が挙げられるでしょう。お客様対応が業務の中心となるため、営業時間が終了してしまえばその後仕事に追われることもあまりありません。ただし、そうした仕事は土日や祝日が休みでない場合が多いため、休日が少ないこともあります。

接客業の他には、事務職も残業が少ないといえるでしょう。企業の口コミなど、実際に働いている人の声を参考にして、志望している業界で残業の少ない会社をさがしてみるとよいでしょう。

待遇や環境の良い仕事

仕事とプライベートを極端に分けて考えず、両方をバランスよく楽しみたいとする価値観もあります。これは、ワークライフバランスの充実といったキーワードで、近年では働き方改革と一緒に推し進める企業が多いです。公私ともにバランスよく充実させたいなら、条件や環境を重視する必要があるでしょう。安心して働くためには、福利厚生が充実していることが大切です。

また、有給が取得しやすい、企業独自の優待が利用できるといった点も、条件に含まれます。その他職場での人間関係といった細部まで環境の条件は考えられ、それぞれの考え方でもハードルの高い価値観といえるでしょう。

将来性の高い仕事

将来性の高い仕事も、良い仕事といえるでしょう。近年はAIの登場などにより、多くの仕事がなくなるといわれています。こうしたAIなどで自動化することのできない仕事は、将来性が高い仕事といえるでしょう。また、専門性の高い知識が必要な仕事は、将来性が高い仕事のひとつです。

将来性の高い仕事は社会における需要も高いため、人の役に立てたと実感できるでしょう。そうしたやりがいがある仕事という面でも、良い仕事といえます。また、世間で求められている仕事のため、年収が高いことも特徴のひとつです。ただし、最新の技術や知識が必要な仕事が多く、常に勉強する姿勢が求められます。

良い仕事に就くには何が必要?

同じ仕事をするなら、少しでも良い仕事に就きたいと考えるのは当然のことでしょう。しかし、望んだからといって、誰しもが簡単に良い仕事に就けるとは限りません。人によって違いはあるものの、良い仕事とはいわば条件の良い仕事であり、就職での何らかのメリットがある以上、ハードルが高い場合も多いです。そもそも就職先を決めるだけでも努力は必要であり、さらに上の段階の良い仕事に就くなら、一層の努力が必要なことは理解しておきましょう。

仕事の価値観を見つける

自分なりの価値観が見つかっておらず、正しく定義づけができていないと、当てはまる良い仕事を見つけられるはずもありません。仕事の価値観を見つけるためには、自己分析をして自身への理解を深めたり、インターンやOB訪問で社会人が持っている仕事の価値観を聞いたりするのがおすすめです。

他の人の価値観に触れることも大切であり、そこから刺激を受けて、自分なりの価値観が見出せることもあるでしょう。まずは自分にとって仕事とは何かを考える必要があるため、学生と社会人の違いや社会に出るとはどのような意味を持つのかを考えてみるのがおすすめです。

妥協が必要なことも知る

自分なりの条件を考え、それに適合する仕事を探すことが良い仕事を見つける近道ですが、時には妥協が必要なことも覚えておきましょう。良い仕事とは、簡単に言えば自分にとって条件の良い仕事です。人によってその条件に何が該当するかは違いますが、条件が多くなるほどに理想に近づきはするものの、実際に当てはまる企業数は激減します。

場合によっては、自分の理想の条件をすべて詰め込むと、応募先が1社もヒットしないということもあるでしょう。必ずしもすべての希望が叶えられるとは限らないため、必要に応じて条件を減らすことが大切です。絶対に譲れない条件だけを残し、何が不要かを考えて切り落としていくことで、より洗練された仕事の価値観が見つかるでしょう。

良い仕事とは「自分にとって良い仕事」

就職するなら少しでも良い仕事に就きたいと考えるのはごく自然なことです。ただし、世の中にある仕事は、絶対的に良い仕事、悪い仕事に分けらるとは限らず、何が良いか悪いかには個人差があることは覚えておきましょう。自分にとっては良い仕事が、他の人にとっては悪い仕事ということも当然あります。

反対に、人にとっての悪い仕事が自分にとっては良い仕事ということもあるでしょう。人によって仕事の価値観は違い、それに照らし合わせて納得できるものこそが良い仕事といえます。良い仕事とは、一般的に言われるものは関係なく、あくまで自分にとって良い仕事です。自分は仕事に何を求めたいのか、どのような条件を優先したいかを考え、自分にとっての良い仕事を上手に見つけましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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