業界研究

【信用金庫の将来性と現状】抱える課題や今後の展望をご紹介

信用金庫の将来性を危ぶむ人は多い

金融業界は多くの学生に人気のある業界ですが、その中の信用金庫については、将来性が危ぶまれていることも多いです。金融業界=安定しているというイメージを持つ人は多いでしょうが、必ずしもそうとは限りません。金融業界といっても幅広く、一部の分野においては将来性が心配されているものもあります。

信用金庫もその中のひとつであり、就職を目指すのであれば将来性まで考えておかなければなりません。将来性を考えないままに就職してしまうと、就職後に困る可能性が高く、場合によっては長く続けられないということもあります。信用金庫が置かれている現状や抱えている課題などを知り、将来性について考えた上で、就職の選択肢として検討しましょう。

信用金庫とは

信用金庫の将来性を考える上で、そもそも信用金庫とはどのようなものなのかを知っておかなければなりません。信用金庫は銀行のひとつであり、金融業務をおこなう組織です。普通の銀行とは設立の目的が違っており、信用金庫は地域の繁栄や発展を目的としています。銀行の場合、株式によって設立している企業であり、営利目的で事業を展開しています。

対して信用金庫は地域の人々が会員となり、共同出資によって設立された組織であり、非営利の法人団体です。信用金庫は地域のための金融機関なので、取引先も地域の企業が主です。金融業界に属して銀行と同じ役割を果たす組織ではありますが、地域の活性化を目的としており、通常の銀行とは一線を画すことは理解しておきましょう。

信用金庫の現状

信用金庫の将来を考える上では、まずはどのような現状におかれているのかを知っておくことが大切です。信用金庫は現状の時点でさまざまな問題を抱えており、これが将来性を危ぶまれる理由でもあります。どのような状態にあるのかを知るだけではなく、なぜそのような現状になっているかを考えることも大切です。物事の動きには必ず背景となる理由があるため、信用金庫ならではの特徴や社会の動きなども踏まえて、信用金庫の現状を分析していきましょう。

都市・地方銀行に押され気味

信用金庫は金融業界に属する団体であり、競合は当然同じ業界に属する企業です。信用金庫のライバルとしては都市銀行や地方銀行などが挙げられますが、これらに押されて経営を圧迫されているものも多いです。

同じ地域に都市銀行や地方銀行などが存在する場合は、利用者が流れてしまうことも少なくありません。信用金庫は地域の活性化のための団体ではありますが、非営利である分競争力は低く、地元企業でも都市、地方銀行を利用している場合も多いです。都市銀行や地方銀行は、規模の大きさや幅広いサービス、手厚いサポートなどが特徴であり、信用金庫は不利な状態にあるのが現状です。

人口減少による過疎地域の拡大

日本は現在少子高齢化を迎えており、人口は減少傾向にあります。人口の減少によって消費者の絶対数が減るため、長期的に見た場合、ほとんどの業界で市場の縮小が心配されています。信用金庫も同じであり、人口減少による煽りを受けて、経営が縮小傾向となっているところも多いです。

また、地方での人口減少が激化したことにより、過疎地域が拡大していることも大きく影響しており、加速度的に経営縮小となっているものもあります。人口が少なくなることで、どうしても運営する力が弱くなってしまいます。人口減少による影響は今後もさらに続くため、過疎地域がさらに拡大すれば信用金庫の力は弱まり続けるでしょう。

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信用金庫の課題

信用金庫は現状さまざまな問題がありますので、当然課題も抱えています。しかし、課題があるというのは、反面それをクリアすれば将来性が見いだせるということでもあります。課題については、どの業界も持っていて当然と言えるでしょう。信用金庫がどのような課題を抱えているのかを知り、それをどのように解消すればよいのか、解決策も含めて考えてみましょう。

融資の拡大

融資の拡大も課題のひとつであり、これは都市銀行や地方銀行に負けない競争力を持つためでもあります。融資を拡大すれば、利用する企業も増えると考えられており、結果的に運営状況も改善できると見込まれています。お金の動きが大きくなれば、信用金庫が獲得できる利益も増えるでしょう。

しかし、実際に融資を拡大するには、資金の確保などが必要でありすぐに改善するのは難しいと言えます。融資の拡大によって利益の増大に繋がる可能性がありますが、これが必ずしもプラスに働くとは限りません。場合によっては失敗に終わり、さらに不良債権を増やしてしまう可能性もあるため、リスクは高いと言えます。

金融業界の動向については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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信用金庫の将来性はないのか

信用金庫はさまざまな課題を抱えていますが、それぞれ解消するのは難しいと言えるでしょう。将来性を危ぶむ人も多いですが、これだけで判断するのはまだ早いです。確かに現状の流れは悪く、課題も解決するのが難しいですが、だからといって将来性がないという結論に至るわけではありません。信用金庫の将来性を考えるポイントは他にもさまざまありますので、より細部まで理解を深めて、本当に将来性はないのか、正しく見極めましょう。

信用金庫の志望動機の書き方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

地方経済の拡大がカギ

信用金庫が抱える問題の多くは地方経済の縮小が原因であるため、地方経済が活性化し、拡大すれば将来性は期待できるでしょう。地方経済の活性化については、さまざまな地域で実践されており、実際に地域の特色を活かしたブランドづくりによって、成功を収めている地域もあります。

もちろん、すべての地域でブランドづくりがおこなわれているわけではなく、おこなわれていても成功しているとは限りません。中にはブランド化に失敗し、縮小させてしまうケースもあります。しかし、経済発展のためには、地方経済の拡大は必須であり、信用金庫に限らず、金融業界、日本の経済の成長を担うポイントを言えるでしょう。地方経済が活性化すれば、信用金庫もまだまだ活躍できる可能性は残されています。

公共性を活かすことが大切

信用金庫最大の特徴、かつ強みは公共性です。銀行は営利を目的に事業を展開しているため、公共性とは真逆の位置にあり、これが他の金融機関と差別化を図るポイントと言えるでしょう。公共性を活かした信用金庫だけの魅力づくりができれば、都市銀行や地方銀行など、競争力の高い銀行とも十分戦うことはできます。

公共性を活かした魅力づくりには、地方経済の拡大・活性化は欠かすことができませんので、信用金庫の将来性は地方経済とともにあると言えるでしょう。地方経済の拡大とともに信用金庫の活性化も予想されますが、反対に信用金庫の魅力や需要の拡大に引っ張られ、地方経済が活性化するとも考えられます。信用金庫ならではの強みをいかに活かせるかが、将来性を握っていると言えるでしょう。

信用金庫の面接対策については、こちらの記事で詳しく解説しています。

将来性を見極めて信用金庫に就職しよう

信用金庫の将来性を危ぶむ人は多いですが、全く将来性がないわけではありません。確かに現状としては厳しい部分も多く、課題もたくさんあります。しかし、それらを解消できれば将来性は十分期待でき、現状を打破するための方策もさまざま考えられています。実際に取り組みが成功するかどうかは、今後の業界や社会の動き方次第と言えますが、将来性がゼロではないことは理解しておきましょう。

就職先を決める上では将来性は重要なポイントであり、本当に就職しても大丈夫か、いかに上手に見極められるかが就活を成功へと導くカギになります。信用金庫について正しい知識を身につけて理解を深め、将来性をよく考えた上で、就職先の候補として選びましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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