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【就職に有利なバイトとは】大学生におすすめの仕事6選

就職に有利なバイトはあるのか?

バイト経験がアピールの題材に使用されることは多いですが、そもそも就活に有利なバイトというものがあるのか、疑問に思う人も多いでしょう。バイト経験はアピール次第で高評価を獲得することも可能ですが、バイト自体も評価されるなら、より高い評価を獲得でき、選考も有利に進められます。

就活でバイトが評価されるのは、あくまで経験したことであり、バイトそのものではありません。そのため、バイトそのものが評価されるなら、就活を有利に進めるためにもそれに取り組みたいと考える人は多いでしょう。就活に有利なバイトを知るには、バイト経験がどのように評価されるのかを知らなければなりません。就活におけるバイト経験の評価の位置づけを知り、どのようなバイトが有利になりやすいかを知りましょう。

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バイト経験が就職に有利になるケース

バイト経験は学生時代に打ち込んだものとしてアピールが可能であり、内容次第では高評価が得られる場合もあります。また、志望動機や自己PRなどにも使用することができ、活用できる幅は広いでしょう。しかし、バイト経験があるとすべての場合で高評価が得られるとは限りません。バイト経験を持っている場合でも、内容次第で評価が左右されることはあります。バイト経験が就活で有利になるケースは、どのようなものがあるかを知り、何が役立つのかを理解しましょう。

関係する職種

バイト経験と志望先の職種が関係している場合は、就活でも有利に働くことが多いです。バイトと言えども実務をこなしているため、仕事の能力や実績をアピールすることで、即戦力として認められ、評価されることもあります。志望先の職種と完全に一致する場合はもちろん、同業界で仕事内容が似通っている場合も、評価されることは多いでしょう。

ただし、新卒は即戦力ではなく、ポテンシャル重視で採用する傾向にあるため、バイト経験だけで就職が決まるとは限りません。いかに即戦力であっても、入社後の成長が見込めない場合は、採用を躊躇される可能性もあるため注意が必要です。関係する職種のバイト経験は、あくまで有利になりやすいだけで、絶対的に高評価ではないことは理解しておきましょう。

仕事に活かせる

志望先と関係する職種のバイト経験がない場合でも、仕事に活かせるなら評価はされます。これはバイトをしていたことそのものではなく、「バイト経験から得たもの」が評価されていると考えましょう。企業が求めるのは能力やスキルを持った人材ではなく、「企業で活躍し、成長できる」人材です。

バイト経験からスキルを得ていたとしても、それが仕事に活かせないなら、高評価を得るのは難しいため注意しなければなりません。どのような能力も仕事で活かせて初めて評価されることは理解しておきましょう。バイト経験で得たものが志望先の仕事で活かせること、役立てられることが就活を有利に進める条件です。

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就職に有利なバイト6選

就職に有利なバイト6選

バイト経験はすべての場合でプラスに働くとは限りませんが、バイトの種類によっては有利になりやすいものもあります。せっかくバイトをするなら、少しでも就活に役立つもののほうがよいため、バイト先選びで悩んでいるなら、就活に活かしやすいものを参考に選びましょう。就職に有利になるバイトは複数ありますが、それぞれで得られるものは違います。志望先によっては向き不向きもあるため、バイトごとの特徴を知り、どのように役立てられるかも考えましょう。

①ホテルスタッフ

ひとくちに接客業といってもさまざまバイトがありますが、特におすすめなのはホテルスタッフです。ホテルスタッフは、ホテルの空間に合わせた上質な接客が求められるため、振る舞いや言葉遣い、細かな気遣いなど、さまざまな能力を鍛えられます。身につけたマナーは社会でも役立つことが多いため、ホテルでのバイト経験は評価されやすいです。

また、外国人観光客の多いホテルなら、語学力を鍛えることもでき、これも就活では大きな武器になるでしょう。働くホテルのランクによっても求められるマナーは異なりますが、ビジネスホテル以上なら、その他の接客業よりも高いサービスの質が求められます。ホテル以外では、レストランのホールや百貨店の接客スタッフなどもおすすめです。

②飲食店

飲食店のアルバイトは、チームワークやコミュニケーション能力が身につきます。お店を盛り上げるための施策を考案する機会があり、接客技術も身に付けられるため、本格的な就業に携わることができます。接客をメインとするアルバイトで身に付けたスキルは、飲食業や接客販売業などで役立に立ちやすいです。

より就活で有利になるためには、バイトリーダーのように、チームのリーダーシップを取るポジションで、マネジメント能力を鍛えるとよいでしょう。
また、一般的に飲食店のアルバイトは、立ちっぱなしであることが多く、体力を必要とするので、ガッツがある印象も与えることができます。企業の社風に合わせてアピールポイントを変えてみてもよいでしょう。

③コールセンター

コールセンターのバイトでは、正しい言葉遣いや電話のマナーを身につけることができ、これらは社会人に求められる基礎的な能力です。社会人ではマナーが重要視され、これがきちんとできるかどうかが、学生と社会人の分かれ目ともいえます。就職後に言葉遣いや電話のマナーは教育されますが、すでに備わっているなら教育のコストを削減できるため、高評価を得やすいです。

コールセンターは電話だけで状況を説明したり、お客様からの要望に答えたりする必要があるため、簡潔で分かりやすい説明能力も鍛えられます。物事を端的かつ正確に伝える能力も、社会人にとっては必須です。社会人の基礎を身につけることができ、複数の能力を評価してもらえるため、コールセンターもおすすめのバイトです。

④IT系エンジニア

IT系エンジニアでは、プログラミングやネットの知識、基本的なパソコンスキルを身につけられます。パソコンスキルはどの業界でも必要になることが多いため、エンジニア以外の職種を目指す場合でも役立つことは多いでしょう。また、バイトでもエンジニアの経験があるなら、IT業界で有利に働くことも多く、即戦力として採用してもらえる可能性も高いです。

IT業界のエンジニア職は未経験でも募集していることは多いですが、多少なりとも知識やスキルがあるなら、そちらが優遇されます。プログラミングのスキルを活かせるのはIT業界に限られますが、志望先が明確に決まっているなら、ITエンジニアのバイトもおすすめです。

⑤塾講師

塾講師のアルバイトは、生徒とコミュニケーションを取りながら、学力アップをサポートする責任のある仕事です。塾講師のアルバイトは、コミュニケーション能力を求められるのは当然ですが、相手に分かりやすく教える力も必要です。相手に自分の言いたいことを明確に伝え、さらに相手の理解を得ることが重要な仕事なのです。

様々な生徒がいるので、個人に合った教え方を見抜くことが肝となります。そして、複数人の生徒を同時に見ていくため、管理能力が鍛えられます。頭の中にある教えたいことのイメージや、問題の解き方を生徒に伝えるためには、それ相応の伝え方や教え方が必要です。このような塾講師のスキルは、幅広い分野で活かすことができるので、大企業からベンチャー企業まで応用できます。

⑥家庭教師

家庭教師も、塾講師と共通点が多いアルバイトといえます。家庭教師は、生徒の自宅にてマンツーマンで指導しながら、保護者とコミュニケーションを取らなければなりません。

このように、家庭教師のアルバイトでは、保護者との関係も発生するので、より丁寧な言葉の使い方や、マナーを守った振る舞いが求められます。保護者の目がある中での学習指導になるため、親に満足してもらえるような結果を出し、信頼関係を築くことが必要です。

一見難しそうな家庭教師のアルバイトですが、家庭教師のアルバイトで得た接遇やマナーは面接では大いに役立ちます。また、入社後もプレゼン能力を発揮しやすく、商品提案や企画などの業務で大いに役立つでしょう。

バイト経験を就職に活かすには

就職で有利になる場合は数多くありますが、バイト経験があるだけで評価されるとは限りません。経験したことや選考でのアピールの仕方によっては、評価の対象にならず場合によってはマイナス評価になる可能性もあります。バイト経験を就職に活かすには、どのように伝えるかを工夫しなければなりません。上手に伝える方法を知り、バイト経験から高評価の獲得を目指しましょう。

経験から得たものをアピール

バイト経験を就職に活かすには、まずは経験から得たものを提示しなければなりません。選考で評価されるのは、物事の結果ではなく結果に至るまでの過程です。バイト経験そのものではなく、バイトを通じて何を経験し、どのようなものを得たのかが重要視されるため、経験から得たものを明確に伝えましょう。

どのようなバイトをし、どのような出来事を経験したのかを伝えるだけでは、高評価を得ることはできないため注意が必要です。評価されるには、経験したことを伝え、そこから得たもの、学んだことを伝える必要があります。バイト経験は自身の能力やスキルをアピールする題材に過ぎないため、得たものに焦点を当ててアピールしましょう。

自己PRでアルバイト経験をアピールする方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

仕事での再現性を意識する

バイト経験から得たものは仕事で活かせることが大切なため、どのように役立てられるか、再現性を意識して伝えましょう。バイトから得たものがあっても、それが志望先の仕事で活かすことができないと高評価にはならないため注意が必要です。バイト経験をアピールする際は、「何を得たのか」「どのようにして得たのか」「仕事でどのように役立てられるのか」の順に伝えることが大切です。

仕事での再現性は最終的な結論であり、これを省略するとアピール力は下がってしまいます。仕事での再現性を具体的に述べることで、企業で活躍する姿をイメージさせることができ、評価もされやすくなります。また、再現性を示すことは仕事への理解の深さを示すことにも繋がるため、企業研究ができていることが伝わり、これも好印象でしょう。

バイトと仕事は別物と考える

バイト経験はアピールの方法次第で就活に役立てられますが、バイトと仕事は別物と考えて伝えることが大切です。バイトも仕事であるのは確かですが、企業でおこなう正社員の仕事とは異なる点も多いです。仮に同じ業務を任されている場合でも、バイトと正社員では抱えている責任が違います。

バイト感覚で仕事について言及すると責任感がないと思われ、印象が悪くなる可能性もあるため注意が必要です。バイト経験をアピールするなら、「バイトで活躍できたから仕事でも活躍できる」ではなく、「バイトの経験で得たものを活かし、仕事でも活躍できる」としましょう。バイトと正社員の仕事をイコールにするのではなく、それぞれ分けて考えることで仕事への理解度の高さもアピールできます。

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バイト以外なら長期インターンもおすすめ

仕事の経験を就活に活かすなら、バイトだけではなく長期インターンもおすすめです。長期インターンの場合、学生のうちから企業の実務を任せてもらえるため、バイトよりも責任ある仕事を経験できます。実際の企業の仕事を経験することで、仕事への理解を深めやすく、企業の雰囲気や職場の環境なども分かります。

また、仕事を通してスキルを磨くこともでき、企業の仕事に必要な能力だけではなく、社会人の基礎やマナーも学べるでしょう。長期インターンなら有給の場合が多く、学びながらお金を稼ぐことができます。企業によってはインターンの仕事ぶりを見て採用を決定することもあるため、少しでも就活を有利に進めたいなら、長期インターンへの参加も検討しましょう。

長期インターンについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

就職先で活かせるものが就職に有利なバイト

就職で有利になりやすいバイトは数多くありますが、それらを経験したからといって、必ずしも有利になるとは限りません。バイト経験を活かすなら、就職先で活かせることが大切であり、仕事に繋がることが重要です。バイト経験から得られるものはさまざまあり、バイトの種類によって経験できること、磨ける能力やスキルも異なります。

バイト経験を就職に活かすなら、志望先からバイトを選ぶことが大切であり、目指す仕事に繋がるものを選びましょう。志望先では何が求められるのかを理解し、目指す進路に合ったバイトを選び就職に役立てましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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