身だしなみ

服装自由の説明会、私服とスーツどちらが「正解」?就活生の疑問を専門家に聞いてみた

「私服OK」
「服装自由」
「あなたらしい服装でお越しください」

これから参加する説明会や選考会、インターンシップなどの案内で、おそらく多くの学生が見かけることになるこちらの言葉。なにも指定がなければスーツを着ていくところですが、こんな注意書きが書いてあったら何を着ていこうか迷ってしまいそうですよね。

11月に、Twitterで就活生(3年生や院生)向けに「来年3月からの説明会で、もし「私服OK」と言われたら…?」という意識調査を実施しました。

「私服で行く」「スーツで行く」の二択でのアンケート結果は、スーツ派が6割。私服参加を許可されていても、スーツを着ていく派のほうが多いという結果になりました。

結局スーツが多数派になるなら、私服で行かないほうが無難だと考える方もいますよね。しかし一方で「せっかく私服OKと書いているのにスーツで行くと印象悪くないかな」と不安を感じる方もいるようで、深読みし出すとキリがなさそうです……。

そこで今回は、中小企業向けに人材育成や研修を行う講師・Y氏(匿名希望)に、服装に関してお話を伺いました。普段から企業の人事や経営者とよくお話をされているY氏は、「私服orスーツ」で迷える就活生にどのようなアドバイスをされるのでしょうか?

就活の説明会や面接でスーツと私服どちらを着るのか、よりも大切なこと

Yさん曰く、私服を許可している(≠私服を指定している)説明会や選考では、どちらを着るのが正解・不正解という暗黙のルールみたいなものはほぼ存在しないとのこと。

しかし、時には「なぜその服装を選んできたのか」と面接官に聞かれることもあるようです。

「例えばもし『私服OKと言われているのにスーツを着てきた理由は?』と質問されることがあったら、
変に言い訳せず、素直に自分の言葉で理由を説明してください
」(Yさん)

この説明会の前後に他社の選考がある、スーツのほうが気合いが入る、就活で着るようなフォーマルな私服を持っていないなど、正直で素直な言葉で話してくれると、企業側も「学生の素の声を聞けて良かった」と感じてくれるのかもしれません。

「焦って言い訳のような返答をしてしまうと、相手には『言い訳している感』が伝わります。場合によっては『この人は仕事上でも何かを問われたときに言い訳を考えてしまう人』と思われるかもしれません」
どちらを着ることが正しいか考えるよりも、服装選びに自分なりの根拠を持つこと、それを相手に自分の言葉で伝えられることが大事なようです!

基本的なマナーができていると印象がよくなる

説明会に行く場合、きちんとしたマナーを身に付けていないとマイナスの印象を与えてしまいかねません。マナーは挨拶や態度だけでなく、到着時間や荷物の取り扱いなど細かいところでも求められます。他の就活生がマナーを守る中、振る舞い方を知らないでいると慌てることになります。
そこでおすすめなのが「就活マナーマニュアル」です。こちらでは、就活で必須のマナーを詳しく紹介しています。無料でダウンロードできるため、マナーに自信がない就活生は手に入れておきましょう。

スーツが無難とはいえ、あえて私服を着て説明会や面接に行く理由は?

しかし、学生が私服とスーツどちらを選ぶのかをしっかりチェックしている企業や、中には「私服OKと書かれていても、”常識”を考えてきちんとスーツを着てくるかどうかを見る」という企業もあるそうです。

どの会社が『実は私服NG』かは学生側からは分からないので、不安な人はスーツを着ていくのが無難ではあります。

「ただ、もし『服装自由とは言ったけど、普通はスーツを着てくるものでしょ』という会社を選んだ場合は、入社後もその会社の常識に従うことを求められると考えたほうがいいです。『始業時間は9時と言われていても新人は1時間前に出社するのが常識』という文化があったら従わないといけない空気があるからです」

そういう企業とは価値観が合わないと感じる方は、無理に会社の考えに合わせようとすると入社後がつらくなりそう……。企業との相性を図るためであれば、あえて私服で行ってもいいのかもしれません。

まとめ

Yさんのご意見をまとめると、

とのことです。

私から付け加えると、私服の場合は「その場にふさわしい服装かどうか」は考えてほしいです。ビジネスカジュアルやオフィスカジュアルなどのキーワードで検索したら、参考になる服装例を見ることができます。

服装に迷ったときは、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね!

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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