内定について

【就職では縁を大切に】会社を見極めるポイントや内定を得るコツ

就職は縁が大切なのか

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就活や就職の際、何かと登場する言葉のひとつに「縁」があります。縁は簡単に言えば人との出会いや繋がりであり、これは就職後にも関係する非常に重要なものです。業界や企業によって事業内容は違いますが、ひとりでできる仕事はほとんどありません。そもそも企業という組織に属している以上、誰かと関わりながら仕事をするのは当たり前であり、縁を大切にすることは社会人の基本といえるでしょう。

社会人で縁が重要視されるということは、その前段階である就活中も縁を意識して取り組むことが大切です。就活中は「縁」という言葉が数多くのシーンで登場するため、この意味も把握しておく必要があります。就活に関係する縁とは何か、言葉の意味から実態までを把握して、スムーズに就活を進めましょう。

就職に関係する縁とは

就活中から社会人になる際の縁の意味を知るには、そもそも就職にはどのような縁が関係するかを把握することが大切です。就活中だけでも繋がる人の数は格段に広がり、それだけ縁も方々へと広がります。就活中に繋がった縁はそれっきりになるとは限らず、就職してからも何らかの形で繋がる可能性があることは覚えておきましょう。就職で関係する縁とはどのようなものかを知り、実際の就活シーンのどこに縁が眠っているのか、再確認することが大切です。

企業との縁

就職に関係する縁でもっとも大きいのは、やはり企業との縁でしょう。就活開始に伴って出会う企業の数は多いです。企業説明会やインターン、選考で出会うすべての企業と縁があるといえるでしょう。もちろん、企業との縁が生まれたからといって、すべてに就職できるわけではなく、志望先の選択肢から除外することもあります。

しかし、この場合もその企業とは縁がなかったという意味で、ひとつの繋がりといえるでしょう。どの企業に就職するかに関係なく出会った企業すべてとは縁があり、それらの取捨選択によって最終的な就職先との縁が決まると考えられます。

面接官との縁

企業との縁はもっと細かく考えると、面接官との縁ともいえます。選考に参加した際は面接官と対面し、相手の質問にどのように答えるかによって就職の縁を勝ち取れるかどうかが決まります。企業と同様に、面接官とも縁が生まれたからといって必ずしも就職できるわけではありません。しかし人との縁の場合、別の企業に就職してからもつながりが続く可能性があります。

例えば、特定の面接官と関わる機会が多く、懇意にしてもらっていた場合は、面接に落ちた後も気にかけてもらい、就活を応援してもらえる場合があります。面接官も企業に属している以上、個人の独断で採用を決めることはできないため、基準に満たないなら不採用になるのは仕方ありません。しかし、個人として縁が残ることで就活の支えになったり、別の企業に就職してもビジネスで縁が繋がることもあります。

OB・OGとの縁

就活ではOB・OG訪問をおこなうことも多く、大学の先輩とも数多くの縁を結ぶことができます。基本的には訪問をおこなった人のみOB・OGとの関係はできますが、企業説明会に参加したところ、たまたまOBやOGが担当者だったということもあります。同じ大学を卒業しているからといって、必ずしも優遇してもらえるとは限らず、そもそもその先輩が採用に関係しているとも限りません。

しかし、同じ大学に通っていたという縁で特別に親しくなれる可能性は高く、就活の相談にのってくれたり、アドバイスをもらえたりする可能性もあります。OB・OGとの縁は就職後にも続き、同じ企業に就職した場合はさらに親しなります。また別の企業に就職した場合は、ビジネスの相手として再会する可能性もあるでしょう。

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就職の「ご縁がなかった」の意味とは

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就職では多くの人との縁を感じやすいですが、人との繋がりを感じるだけではなく、言葉自体を書面で目にすることもあります。就活で縁が使われるシーンと言えば、不採用の通知がイメージされやすく、不合格の文言に「ご縁がなかった」と記載されていることが多いです。ご縁がなかったは不採用をオブラートに包んだ表現ですが、これにはどのような意味があるのか、よく考えてみましょう。「ご縁がなかった=不採用」と簡単に考えるのではなく、さらに奥に隠された意味まで深堀りしていきます。

相性が悪かっただけ

ご縁がなかったというのは、基本的には企業との相性が悪く、採用に至らなかったと考えましょう。就職は自身の能力や人柄、適性など複数の要素が絡み合って決定しますが、特に重要視されるのは適性や相性です。そのため、自分に合った企業をみつけるのは難しく、運の要素が含まれる側面も若干あります。

「ご縁がなかった」と不採用になるのは、単に自分に合う企業ではなかったために不合格になっていることが多いです。気を落とさずに就活を続けましょう。不採用が続いたからといって落ち込んでネガティブになってしまうと、選考でも評価が下がりやすく、さらに不採用を招いてしまいます。就職には縁の巡り合わせも関係するため、不採用でも落ち込むことなく、前向きな気持ちで取り組むことが大切です。

実力不足の可能性もある

「ご縁がなかった」と不採用になる場合は、企業との相性が悪く仕方なく落ちたケースもありますが、不合格の理由は必ずしもそれだけではありません。本当に相性が悪く、縁がなかったために不採用になる場合と、単に実力不足で不合格になる場合もあります。

就活の準備や対策をきちんとおこなっていないと、実力不足が原因で不合格を連発してしまう可能性もあるため、注意しなければなりません。実力不足を縁の問題と気楽に考えていると、いつまで経っても改善されず、就職先を決められない危険性もあります。ご縁がなかったという言葉を深刻に受け止め過ぎる必要はありませんが、反対にスルーするのもよくありません。反省はきちんとおこないましょう。

縁のある会社を見極めるポイント

就活中に縁のある会社を見極めるには、どのようなポイントに注目すればよいのでしょうか。内定をもらって入社するまではどこの会社と縁があるのかなんて分かるわけがない、と考えている人も多いでしょう。しかし選考の段階でも、不思議と縁のある会社が分かることがあります。どのようなときに分かるのかを知り、縁のある会社を見極めましょう。縁のある会社を見極めるポイントは、「面接で居心地のよさを感じるか」と「その会社で働くイメージが持てるか」の2つです。

面接で居心地のよさを感じるか

縁のある会社には、面接で居心地のよさを感じます。それはその会社の雰囲気が自分に合っているためです。面接を受ける側が居心地のよさを感じているということは、面接官も同じように居心地のよさを感じるでしょう。そのため、社風に合った人材であると判断されます。

また、面接で居心地のよさを感じたということは、手ごたえがあったということです。縁のない会社では終始緊張し、終わった後にはたくさんの反省点が頭を駆け巡るでしょう。面接を終えた後に「居心地のよい面接だった」と振り返ることができるのであれば、その後の選考も順調に進むことが多いです。

縁のある会社の面接には、ほどよい緊張でリラックスして挑めるものです。居心地のよさを感じたら、落ち着いてしっかりと自分をアピールしましょう。

その会社で働くイメージが持てるか

選考を受けていると、自分がその会社で働く姿をイメージできることがあります。それは、自分の将来のビジョンに会社がぴったりと当てはまるためです。どのような事業に携わりたいのか、何を成し遂げたいのかを面接でもアピールしましょう。入社意欲や熱意が伝わります。

また選考で関わった社員に対して「この人たちと一緒に働いてみたい」と思えたために、働く姿がイメージできることもあります。縁のある会社であれば、そこで働く人々も魅力的に思えるのは当然です。そのような社員に出会えたのであれば、面接でその思いを伝えてアピールしましょう。

自分が働く姿をイメージできるということは、その会社に対して大きな魅力を感じたということです。そのような会社が縁のある会社といえるでしょう。

就職の縁を確実に勝ち取るには

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就活で自分に合った企業をみつけ、かつ内定を獲得するには、志望先にある程度の数は必要です。少しでも多くの企業と巡り合うことで、自分に適した企業をみつけやすくなり、縁も掴み取れるでしょう。しかし、完全に縁任せ、運任せにするのはNGであり、自分でも就職の縁を掴み取るための努力をすることが大切です。努力次第で就職の縁を引き寄せ、掴み取ることができるため、就活を成功させるためにやるべきことを理解しておきましょう。

自己分析は必須

就職の縁を勝ち取るためには、自己分析が必須です。就活では自身を売り込み、企業に採用メリットの高さを感じとってもらわなければなりません。魅力的な人材でも、何のアピールもなしでは高評価を下すことは難しく、企業も採用に躊躇してしまいます。

自分の魅力をきちんと知ってもらい、正しく評価してもらうことが大切です。自己分析では自身の過去を掘り下げて、強みや弱み、学生時代に力をいれて取り組んだことなどを洗い出しましょう。自分の情報を細かく掘り出し、整理しておくことで、目の前のチャンスに合った適切なアピールができるでしょう。

自己分析のやり方について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。

業界・企業研究もおこなう

業界・企業研究も就職の縁を掴むには必須であり、幅広い視野を持って情報を掘り下げることが大切です。就職先をみつけるには、まずは志望先の選択肢を決めなければなりません。世の中には仕事の選択肢は膨大にあり、応募できる企業数だけでも非常に多いです。

数えきれないほどの選択肢の中から、自分に合った企業をみつけるのは難しいです。自分と縁のある相性のいい企業をみつけるためには、業界や企業のことを深くまで知り、自分の特徴と比較して相性を確認しておかなければなりません。適性や求められる人材像を正しく把握し、自分に合った志望先をみつけることが、就職の縁を確実に掴むための方法であると考えましょう。

業界研究のやり方について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。

積極的にチャレンジする

業界×企業数で考えると、就職先の選択肢はほぼ無数にあるため、縁を確実に掴むには志望先を慎重に選定しなければなりません。ただし、選定したものと確実に縁を結べるとは限らず、縁がない可能性もあります。そのため選考に積極的に参加し、関係する企業を少しでも増やすことが大切です。

志望先を絞り込むのは大切ですが、絞り込み過ぎても縁を逃してしまう可能性があります。それでは就職できる確率も下がってしまいます。理想の就職先をみつけるには、ある程度の数を打つことも大切なため、確実性がないからといって選択肢を切ってしまわないようにしましょう。受かる見込みがなくても、少し興味がある程度なら十分選考に参加する価値はあります。興味が持てた時点で縁があると考え、選考には積極的に参加しましょう。

選考対策は念入りにおこなう

選考の対策は念入りにおこなうことが大切であり、これは実力不足による不合格を減らすためです。どれだけ相性がよくても、実力があまりに不足していると選考で採用されない場合があります。新卒では入社後の成長を重視したポテンシャル採用の傾向にありますが、それでも採用時にある程度の能力は求められます。

また、選考の対策をきちんとおこなってから臨んでいないと、そもそも志望意欲が低く、就職する気がないと思われる可能性もあるため注意が必要です。意欲の高さを提示できていないと、こちらから縁を手放すことになり、合格を勝ち取ることは叶いません。自分から縁を離さないためにも、事前準備を徹底しておこない、実力不足で不合格にされることのないようにしましょう。

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就職時に関係する縁は非常に多く、数多くの出会いがあります。社会に出ると人との縁は非常に重要であり、巡り合わせや繋がりによって人生が大きく動くことも少なくありません。縁と聞くと義理や人情など、感情的な部分をイメージする人も多いでしょうが、実は利益を重視するビジネスでも縁は大切にされています。

そもそも仕事は多くの人との繋がりでできており、取引先の企業や消費者との関わりも縁のひとつです。縁がないと仕事ができないことを理解し、重要性を理解した上で就活に取り組むことが大切です。就活中は縁はあらゆる場所にありますが、それを掴み取れるかどうかは自分次第で変わります。就活を成功させるための努力を惜しまず、掴んだ縁を確実に引き寄せることでよりよい就職先をみつけましょう。

サイレントお祈りについて、知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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