業界研究

【航空会社のインターンとは】内容・時期・選考対策を徹底解説

航空会社を志望する人はインターンに参加しよう

就活生の中で、航空会社を志望する人は多いです。空を飛ぶ仕事である客室乗務員やパイロットに憧れたり、英語を使って仕事をしたい人で航空会社を志望する人もいるでしょう。航空会社を志望する人は、インターンが良い情報収集の場になります。

インターンでは「職業体験」ができます。実務の体験や、社員と直接関われるため、より企業理解が深まるでしょう。サービスを体験していても、実際の社風や仕事はイメージしきれていないかもしれません。航空会社のインターンに参加して、各企業の特徴を確認しておきましょう。

この記事では、航空会社のインターンについて内容や選考について紹介していきます。航空会社を志望する人は、インターンの知識を深めて選考の対策をしていきましょう。

航空会社とは

航空会社は、一般的にどのような仕事をおこなっているのか把握しきれていない人もいるでしょう。多くの人が認識している航空会社の事業としては、飛行機で旅行者を運ぶ「旅客」です。しかし、航空会社の事業はそれだけではありません。

飛行機に関係しない事業も運用しています。事業内容を知らなければ、入社後の業務のイメージもつかず、自分に合っている業界なのかどうか判断できないでしょう。航空会社の事業と現状を知って、理解を深めておいてください。

航空会社の主な事業

航空会社の事業

航空会社の主な業務には、航空輸送事業と非航空輸送事業があります。航空輸送事業とは、荷物を輸送する「貨物」と人を運ぶ「旅客」です。貨物事業では郵便事業も含まれており、また旅客事業では、国内線と国外線の運営があります。

非航空輸送事業には、貨物取扱などの物流作業、航空機整備、ホテル事業、クレジットカード事業まで含まれます。非航空輸送事業は子会社が行っている場合もあるでしょう。また、どの分野の事業をおこなっているかは企業によって異なりますが、メインは航空輸送事業を行う場合が多いです。

例えば、ANAグループ at a Glanceによると、ANAの売上の70.7%は航空輸送事業で構成されています。

JALの場合は、売り上げの68.8%が航空輸送事業です。どちらの企業も、航空事業、航空関連事業、ホテル事業、クレジットカード事業の順で売り上げが構成されています。

国内の離れた地域もそうですが、海外にいく時の交通手段は飛行機一択になることが多いです。旅客機が適切に操縦され、発着の時間や経路がしっかりとコントロールされているため、私達は安心して海外へ出ることができます。

国内の航空会社の現状

航空会社は「メガキャリア」の大規模航空事業者と、格安航空会社の「LCC」にわかれています。国内のメガキャリアは、ANAやJALがあげられます。LCCは、ジェットスターやピーチなどが代表的です。スカイマークは、メガキャリアとLCCの中間である「ミドルコストキャリア」に分類されます。

メガキャリアとLCCのどちらも、2020年1月よりコロナの影響で、国内外問わず航空会社は大きな打撃を受けています。新型コロナウイルスの影響は大きく、国外線のみならず、国内線も激減しました。

日本経済新聞によると、コロナ前と比べると航空業界全体の売り上げは、約5割減になっています。結果、スカイマークは上場をやめ、エアアジアも日本からの撤退を発表しました。LCCのジェットスターは、国内線6路線を運休している状況です。また、ANAやJALは2021卒の新卒採用を中止したことが、ニュースになりました。

しかし、現在ワクチンの接種が始まっていることから、人の移動の制限が緩和されてきています。今まで移動を制限されていた分、アフターコロナでは需要の回復が予想されるでしょう。また、2025年の大阪万博が決まっているため、今後は伸びることが期待されています。

航空会社のインターンに参加するメリット

インターンに参加するメリット

続いて、航空会社のインターンに参加するメリットについてみていきます。航空会社に限らず、インターンに参加するメリットには非常に大きなものがあるでしょう

ひとつは、まず会社の空気を直接知れることが挙げられます。入社後の業務のイメージは、実際に体験してみなければわからない部分も多いです。

しかし、インターンで仕事の一部を体験できれば、業務内容や雰囲気を掴むことができるでしょう。その他のメリットについても、詳しく解説していきます。インターンのメリットがわかれば、参加して何を学べるかもわかるでしょう。

①仕事との相性を見極められる

インターンに参加すれば、志望している仕事との相性を見極めることができます。インターンと一口にいってもその内容は多種多様で、グループワークをおこなうのも珍しくはありません。

インターンのグループワークでは、実際の仕事の一部を体験できます。例えば、パイロットのインターンでは、グループワークで議事訓練体験ができる企業もあります。

チームメンバーと共に実務に励めば、まるで自分がその会社の一員になったかのような空気感を味わうことができるでしょう。実務を体験できれば、事業理解が深まるだけでなく、実際に仕事をするイメージも持てるかもしれません。

実際にグループワークでその会社の事業を体験してみて感じたことを振り返れば、自分と会社との相性をある程度見極めることが可能になります。あくまでもインターンであるため実際の仕事とは違う点もありますが、相性を見極めるよい機会であることに変わりありません。

インターンでは、積極的に質問して情報収集する必要があります。「座談会での質問」について説明している記事もあるので、参考にしてみてください。

②場合によっては選考に有利に働くこともある

企業によっては、インターンに参加することで選考に有利に働くケースもあります。例えば、インターン参加者の書類選考が免除されたり、インターンで優秀な成績を納めた応募者が有利な条件で本選考に参加できる場合があるでしょう

もちろん、インターンが本選考に影響を与えない場合もあります。しかし、インターンで良いパフォーマンスを発揮し、採用担当者の印象に残れば、本選考にも少なからず影響があるでしょう。

また、直接的なアドバンテージは得られなくとも、インターンへ参加した経験を活かす方法はあります。志望動機にインターンの経験を盛り込めば、より説得力の高いアピールが可能になるでしょう。さらに、インターンには選考がある場合が多いので、本選考前の練習にもなります。

航空会社のインターンの概要

航空会社はその業務の特性上、職種によってどのようなインターンをおこなうかが大きく異なります。そのため、インターン内容をよく確認して応募することが大切です

また、グループワークや施設見学の他、実際の現場でインターンをおこなうケースがあります。航空会社のインターン概要について、より詳しくみていきましょう。航空会社のインターンに参加するかを考えるための、基本情報として参考にしてみてください。

内容は会社や職種により大きく異なる

航空会社のインターンの内容は、職種や業種によって大きく異なります。共通していることは、会社概要や事業内容の説明、先輩社員による仕事の説明や質問タイムなどです。

事務系職種の場合、事業戦略やエアラインビジネスに関する座学とグループワーク、施設の見学などが設けられています。航空会社の事業戦略は一般的な会社とは少々異なる点もあるため、実際に講義を受けることで学びを深めることができるでしょう。

技術系職種のインターン内容には、スキル面のレクチャーや実際の施設見学、業務見学などが挙げられます。いずれも専門的な内容になることが予想されるため、ある程度エンジニアリングに関する予習をしていった方がよいです。

インターンの内容の例

・事務系:空港の見学からオペレーション業務を知り、グループワークを通してビジネス領域での業務の理解を深める
・技術系:エアラインエンジニアリングを学び、整備業務などの体験や実務をおこなう
・パイロット:パイロットの仕事について学び、議事訓練の体験をする
・客室乗務員:役割やその会社の「おもてなし」を学ぶ。訓練施設を使った業務体験で「おもてなし」を体感する

グループワークや施設見学が多い

航空会社のインターンは、主にグループワークや施設見学が予定されています。この辺りは他の企業と大きく異なるところはありませんが、業務の特性上、施設が非常に大規模であるのが特徴です。

空港には旅客用のスペースや飛行機の発着場、航空機をメンテナンスするエリアなど多くの場所が設けられています。インターンでは、空港の利用者としては入れない部分まで見学できるでしょう。

また、グループワークは航空ビジネスにちなんだ内容になることが予想されます。航空ビジネスはインフラ的側面もあるところから、一般企業とは異なる点も多いです。航空ビジネスから、日常に欠かせないインフラ事業についても学べるでしょう。

グループワークの内容の例

・事務系:プロモーションやマーケティング戦略についてグループで話し合い、プレゼンテーションを行う
・技術系:グループで整備業務を体験する
・パイロット:グループワークで議事訓練を行い、実際のコミュニケーションを体感する
・客室乗務員:グループワークで訓練施設を使った業務体験を行う

実際の現場でインターンをおこなうこともある

航空会社のインターンでは、実際の現場でインターンをおこなうこともあります。実際に航空会社の社員が働く現場で、詳しい業務内容について解説を受けられます。

例えば、技術系のインターンでは、整備業務などをOJT形式で社員に教えてもらいながら、実務として体験できる可能性もあるでしょう。パイロットや客室乗務員のインターンでは、実際の訓練場で疑似訓練を行って社員からフィードバックをもらえる場合があります。

インターネットを使った業界研究・企業研究だけでは知ることのできない、現場の雰囲気について触れられます。そのため、働く際のイメージを明確にすることができるでしょう。

もちろん、インターンで経験したことと実際の仕事には違いがある場合もあります。それでも、実際の現場の様子を見ることや実務の体験は、企業理解を深めることにつながるでしょう。

航空会社の職種

航空会社の職種

では、次に航空会社の主な職種についてみていきましょう。大きく分けて「事務系」「技術系」「客室乗務員」「パイロット」の4種類をご紹介します。

いずれも航空会社を成り立たせるためには不可欠な職種ですが、各々の役割は大きく異なります。それぞれの職種について詳しく学び、どれをインターンで体感して理解を深めたいのかを選ぶ参考にしてください。

事務系

航空会社の事務系職種は、非常に幅広い役割を担っています。基本的には、航空会社の航空事業やお客様サポートを支える業務が主です。事務系でも、業務内容はマネジメント部門とビジネス部門の2つに分かれている場合が多いでしょう。

マネジメント部門では、一般の企業にも存在する会社を支える部署があります。例えば、人事、経理、労務、広報などの事業運営を行うためのサポート業務を行う部署が存在しています。飛行機の運航やお客様と接する現場のサポートやマネジメントを行うのも、事務系のこれらの部署です。

ビジネス部門では、売り上げを伸ばすための施策を考える部署が含まれます。商品・サービス企画、旅客販売、貨物販売など、航空輸送事業のみならず旅行事業やクレジットカード事業、ホテル事業などを支えているのが、ビジネス部門に属する部署です。

このように、事務系職種は飛行機に関する業務以外も行い、各企業を支えています。国外との連携を行って、路線を確保することも事務系職種の役割であるため、英語を使って世界を舞台に活躍ができる可能性もあるでしょう。

技術系

次に技術系の職種です。技術系は、専門性が求められることが特徴だといえます。航空会社は乗員乗客の命を預かっています。そのため、飛行機の品質を守り、安全性を保障することが「技術系」の大切な役割です。

技術系は、エアラインエンジニア、ITエンジニア、管理系職種にわかれます。エアラインエンジニアの主な業務は、機体や機器の整備、メンテナンス、技術計画の立案などです。

飛行機は、運行システム、整備システム、旅客システムなどのIT技術によって支えられているのです。ITエンジニアは、これらのシステムのブラッシュアップや企画、開発を担います。

管理系職種では、帰着後の問い合わせ対応など、パイロットのサポートも行います。飛行効率や燃焼効率、運航コスト面を把握して分析を行い、安全で最適にフライトするための、計画を支えています。また、海外の航空機メーカーに駐在し、機材品質を製造時から管理する場合もあります。

飛行機は科学技術の結晶であり、機材の品質が航空時の安全に直結しています。もちろん、整備ミスは許されない世界です。それだけにやり甲斐があるといえるでしょう。

客室乗務員

客室乗務員は、旅客を乗せた飛行機に同乗し、乗客の安全や安心をサポートする仕事です。一昔前は「スチュワーデス」、今では「CA(キャビンアテンダント)」という呼び名が一般的でしょう。CA-Styleによると、選考倍率は10~30倍の企業が多く、人気の職種です。

しかし、楽な仕事ではなく、むしろハードワークを覚悟した方がいいといえるでしょう。フライトの直前から、チームだけでなく機長ともミーティングをおこない、万全の態勢でお客様をお迎えする準備をおこないます。

そして、お客様の出迎えから飛行中、送り出しまで一貫して接客を行います。国際便であれば、フライトは長時間に及ぶこともあるでしょう。客室に異常がないか、体調を崩しているお客様がいないかなど、フライト中は常に注意を払っておく必要がある職種です。

日々サービスの向上に努めながらも、機内でトラブルが起きた際には迅速に対処にあたることが求められます。そのため、心身のタフさが必要な仕事です。

「客室乗務員の選考倍率」について詳しく説明している記事もあるので、確認してみてください。

パイロット

パイロットはご存知の通り、飛行機を操縦する仕事であり、飛行中の最高責任者の役割を担います。旅客を発地から着地まで安全に輸送することが求められるため、僅かなミスも許されない厳しい職種といえます。しかし、その責任の重さ故に大きなやり甲斐を感じる人も多いです。

フライトでは、機長と副操縦士の2人が操縦を行います。事前準備として、乗り込む航空機やエンジン、旅客数の確認などが含まれます。また、整備士と機体全体の整備状況を確認するのも大切な準備の一つです。離陸前には、客室乗務員と当日の引くルートや揺れの予想や目的地を共有します。

飛行中は、天気や空港の状況、他の航空機についても注意を払いながら、安全で快適なフライトを目指した操縦が必要とされます。着陸前には、空港と連携をとって、着陸後に向かう誘導路の確認を行います。到着後のフライトの振り返りまでが、パイロットの一連の業務です。

国内線の場合、一日に2~3便を担当する場合もあります。一方で国際線の場合、到着後は現地に宿泊する場合も多いです。そのため1か月に10日ほど海外のステイ先で過ごす場合もあり、時差によって体調を崩さないことも大切だといえるでしょう。

パイロットになるためには、専門学校や大学で特別な資格を取得するコースの他、会社に入ってから養成されるコースもあります。前者は自主的な行動が求められますが、後者の場合は会社側がある程度プログラムを用意してくれます。

しかし、いずれにしても責任の重さは変わらないため、真摯に職務に励むことが求められるでしょう。

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航空会社の過去のインターンシップ実例

次に、インターンシップの実例から、実際にどんな経験ができるのかを知っていきましょう

ここでは、代表的な国内の航空会社であるANAとJALのインターンを紹介していきます。航空会社のインターンに参加しようと考えている場合は、実例からどの職種、企業にエントリーするかを考えるための参考にしてください。

全日本空輸(ANA)

※2022年度以降のインターン開催情報は現在ありません。

ANAは「安心と信頼を基礎に、世界をつなぐ心の翼で夢にあふれる未来に貢献します」を理念としてかかげている、日本のメガキャリアの一つです。JALを追い越そうと挑戦を続けてきた「パワフル」な企業だといえます。

そんなANAでは、事務職、技術職、客室乗務員、自社養成パイロット、エキスパートスタッフでインターンを行っています。各職種のインターンは、1日~4日間で開催されてます。

事務職は、座学から職場見学、グループワークがプログラムに含まれています。技術職は、それらに加え実際にOJTで実務の体験ができるでしょう。客室乗務員は、講座とグループワークからANAのおもてなしについて理解を深められます。

自社養成パイロットは一日で、エアライン事業やパイロットについて学び、職場見学も行われます。エキスパートスタッフとは障害者採用のことで、インターンにはANAや航空事業に関する講義や座談会が含まれています。

インターン選考は、下記のように行われます。
ES→Web選考→面接

21卒向けのインターン選考のESでは「3年後、6年後、10年後に取り組みたい仕事」の質問がありました。また「学生時代に頑張ったこと」など定番の質問も聞かれます。ANAのWebテストは、GROWという性格検査のみです。過去、面接は2対2のグループ面接で行われました。

日本航空(JAL)

※2022年度以降のインターン開催情報は現在ありません。

JALは、国営企業が原点です。便数の「量」で勝負しているANAと比べると、顧客サービスの「質」を重視していることがJALの特徴だといえます。2010年に一度経営破綻していますが、2012年には再上場するほど再建しました。

JALでは、事務職、数理・IT系、技術職、自社養成パイロット、客室常務職のインターンを行っています。21卒向けとしては業務企画職である事務職や技術職、パイロットのインターンを実施しました。しかし、22卒向けでは、パイロットのインターンのみの実施でした。

インターン選考は、下記のように行われます。
WEB書類選考→適性検査→面接

書類選考では「人生でした中で一番大きな決断を教えてください」という質問が、22卒のパイロット職のインターンで聞かれました。Webテストは、テストセンター形式のSPIです。面接では志望動機や、学生時代に頑張ったことが聞かれるので、準備しておきましょう。

航空会社のインターンの開催時期

※メガキャリアを含め、2022年以降はインターンの募集は停止している企業が多いです。一部地方の航空会社はインターンをおこなっているので、リクナビマイナビでチェックしてください。

「人気があるからどうせ参加できないだろう」と、応募する前から諦めてしまうのは非常にもったいないといえます。航空会社のインターンは、もともと冬のみでしたが、夏も開催されるようになりました。チャンスが増えてきているからこそ、積極的にチャレンジしてみることが大切です

開催情報が公表されていないか、こまめに確認しておきましょう。開催時期を知っておけば、前もっていつインターンに参加するかの計画も立てられます。応募期間は開催時期よりも2~3か月前になります。インターンに参加したい人は、応募期間を逃さないようにしましょう。

夏と冬の年二回開催

2019年卒までは、大手企業のインターンは冬のみでした。応募者の増加に伴って、2020年卒向けのインターンからは、夏のインターンも行っています。
航空会社のインターンは、2~3月ごろの冬の時期におこなわれるのが一般的です。募集を開始する時期は、当然それより前の10~12月になります。見逃さないようにチェックしておきましょう。

2020卒以降は、6~8月ごろの夏の時期にもインターンを開催する航空会社が増えています。冬だけでなく夏でもインターンが開催されるということは、参加希望者からすればインターン参加へのチャンスが増えたといえるでしょう。

期間は1~4日間が多い

インターンの開催期間は、1~4日間が多いです。インターンの日数は、企業や職種によります。

ANAの場合、事務職は4日間、技術職は3日間ですが、パイロットは2日間でした。このように、航空会社のインターンシップは複数日開催される場合が多いので、社員や社内の雰囲気もより感じやすいといえます。

航空会社のインターンの選考フローとポイント

航空会社のインターンは、非常に人気が高いです。そのため、インターン選考に向けてしっかりと対策をしておくことが大切といえます。インターンに対して熱心な就活生は多く、対策が不十分な状態でインターン選考を受けても、通過することは難しいです。

ここでは、航空会社のインターン選考への対策で、とくに重要なポイントを解説します。ポイントを理解したうえで取り組むことで、効率よく対策を進められ、インターンへの参加を勝ち取れるでしょう

Webテストは事前対策が重要

Webテストは、事前の対策が必要です。航空会社の場合、英語も出題される可能性があるでしょう。Webテストは、回答時間に対して出題数が多いことが特徴的です。特に、英語を出す企業は限られているため、時間が足りなくなってしまう就活生も多いでしょう。

過去、ANAは性格検査のみでした。JALはテストセンター形式のWebテストが課されています。出題科目は言語、非言語、英語、性格で専門試験会場での受験でした。

インターンのWebテスト対策としては、SPIや玉手箱などの代表的なテストの対策を行いましょう。過去問を繰り返し解けば、自分の苦手なポイントがわかり、問題数にも慣れてきます。過去問を解く際は、必ず時間を計りながらおこなうと、スピード感もつかめるでしょう。

また、英語の対策も徹底してください。Webテストでは、単語力が問われる場合があります。TOEICはビジネス英語の試験であるため、そこで出題されるような単語は覚えておくと効果的でしょう。

「Webテスト」について詳しく説明している記事もあるので、参考にしてください。

エントリーシートの内容は何度も練り直す

航空会社のインターン選考では、最初にエントリーシートをもとにした書類選考がおこなわれることが多いです。書類選考がインターン選考の第一関門であるため、高倍率が予想されます。

エントリーシートに記載する内容は何度も練り直し、自分のなかで完璧な状態にまで仕上げたものを提出しましょう。自分で書いた文章を、再度読み直してみれば意味がわからない文章や誤字脱字を見つけられるかもしれません。提出前に必ず読み直すことで、細かいミスは減らせるでしょう。

第三者に添削を求めることも、有効です。自分では気づけなかったミスや、内容が伝わりにくい文章が浮き彫りになるでしょう。第三者が初見で読んで意味がわからない文章は、企業の採用担当者にも伝わらない内容だといえます。

「インターン選考は面接が勝負」と考えている就活生も少なくないでしょう。しかし、航空会社によっては応募者数のわりに面接実施日が少ない企業もあります。つまり、それだけ書類選考で応募者を絞り込んでいるということです。エントリーシートの作成には早めに取りかかり、推敲を重ねましょう。

「エントリーシートの書き方」について詳しく説明している記事もあるので、参考にしてみてください。

PR動画は「熱意を伝える」ことが大切

なかには、PR動画の選考を行う企業もあります。書類上ではわからない雰囲気や人柄を確認するために行います。そのため、PR動画では「熱意を伝える」ことを意識しましょう。

せっかく動画でつたえるのであれば、話す内容だけでなく、態度も意識してください。話し方はゆっくりハキハキと話すと、熱意も感じられるでしょう。話すときは、結論から伝えればより明確に意思が伝わります。

また、動画は雑音が入らない静かなところで撮影することが大切です。顔に影がかからないように、正面を向いて話す意識をもちましょう。
いきなり話始めるのではなく「こんにちは」「初めまして」と、あいさつから始めてください。

「限られた時間内での自己PRのコツ」について紹介している記事もあるので、参考にしてみてください。

面接では簡潔に回答しつつ熱意を伝える

面接では、志望動機や学生時代に頑張ったことなどの定番の質問を聞かれることもあれば、海外に関することなどの航空会社ならではの質問をされることもあるでしょう。

航空会社ならではの質問をされると、内容の難しさから長々と話してしまいがちです。しかし、長々と回答してしまっては、何がいいたいのかが伝わりづらくなってしまったり、面接官に飽きられてしまう可能性もあります。

そのため、航空会社の面接ではとくに簡潔に回答することを心がけましょう。話を簡潔にまとめるポイントは、エントリーシートの書き方と同じように結論を最初に述べることです。また、話したい内容が複数ある場合は、「話したいことが3点あります」というように数を提示しておくことで、よりわかりやすく簡潔にまとめることができます。

「Web面接対策」について詳しく説明している記事もあるので、参考にしてください。

航空会社のインターンに参加して企業研究に役立てよう

航空会社は、人や荷物を空路を通じて遠方に輸送する国内および国際社会のインフラ的役割を担っています。航空会社がなければ国内の離れた地域や海外に赴くこともできず、また荷物や手紙を送ることも難しくなってしまうでしょう。

グローバル社会といわれて久しい昨今ですが、航空会社は正にその基盤を担っている仕事といえます。それだけに責任も重く仕事もハードになることが予想されますが、「大きな分野に携わりたい」「世界を股にかけた仕事がしたい」と思っている人には最適な職場になるでしょう。

インターンに参加すれば、業務の一端を垣間見ることができます。それを通して自分との相性を見極め、最終的な判断をおこないましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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