目次
WEBテストの知識を付けて就活最初の関門を突破しよう
WEBテストはどんな内容なのか、どのような種類があるのか、どのように対策すればいいのかとお困りの人も多いのではないでしょうか。WEBテストは就活最初の関門です。なぜならWEBテストは、エントリーシートの提出と同時に求められることが多く、WEBテストの結果が芳しくないと書類選考で不合格になる可能性があるからです。
就活最初の関門は対策を講じることで突破することができます。代表的なWEBテストの内容と種類を知ることで、効果的に勉強を進められるからです。
対策を進めることで就活最初の関門を突破できるよう準備を進めましょう。
そもそもWEBテストとは
WEBテストとは、企業が就活生の能力・性格をはかるために用いられるオンラインテストのことです。実施される時期はエントリーシートの提出と同時に受験するよう求められることが多いです。リクルートの調査結果によると2018年のWEBテストの導入率は94.0%となっており、ほとんどの企業が導入しています。
またWEBテストの種類はとても多くSPI・玉手箱・TG-WEBなどの比較的導入企業が多いものから、あまり聞きなじみのない物までたくさんの種類があります。
WEBテストの目的は面接に進む人を絞るため
WEBテストは企業が就活生の能力・性格から自社とのマッチ度をはかり、面接に進む人を絞るのが目的です。大手企業や人気企業には就活解禁とともに応募者が殺到します。
しかし応募者全員と面接をすることは膨大な時間を要するため難しいです。そこでWEBテストを実施し候補者を絞ることで、選考基準に合う学生に絞って面接をすることができます。
そのため企業は効率的に面接に進む人を絞る目的でWEBテストを実施しています。
WEBテストの受験方法は2種類
WEBテストの主な受験方法はテストセンターで受験する方法と、自宅にて受験する方法の2種類です。しかし受験方法は企業によって指定されることもあるので指示に従い受験しましょう。WEBテストは大学3年生3月31日以降であれば誰でも申し込めば受験することができるので、あらかじめ受験をしてみることもおすすめです。それでは詳しく違いと特徴を見ていきましょう。
1.テストセンターで受験する
テストセンターとは、WEBテスト専用の会場のことを指します。テストセンターにて受験するためには、自分で日時を予約する必要があります。企業にエントリーするとテストセンターに予約するためのメールが送られてくるので、そこから忘れずに予約しましょう。
テストセンター型のWEBテストの特徴は、受験者の正答率に応じて問題の難易度と問題数が変化することです。難易度の高い問題に正解すると点数が高くなるので、高得点を目指す方はテストセンターで受験することがおすすめです。また一度テストセンターにて受験したテスト結果は保存されるので、他の企業に提出することができることも特徴です。
【一覧】テストセンター会場
・札幌会場(北海道札幌市)
・仙台会場(宮城県仙台市)
・御茶ノ水ソラシティ会場(東京都千代田区)
・名古屋駅前会場(愛知県名古屋市)
・中津会場(大阪府大阪市)
・広島駅前会場(広島県広島市)
・天神三丁目会場(福岡県福岡市)
2.自宅にて受験する
自宅にて受験する場合は、会場を予約する必要性がありません。なので受験者の好きなタイミングで受験することができます。企業にエントリーするとWEBテストを受験するためのメールが送られてくるので、そこから忘れずに受験しましょう。
自分の好きなタイミングで受験できることが利点の受験方法ですが、注意点もあります。それはパソコンの環境によっては受験できない可能性があるからです。
例えばSPIの場合MAC OSやタブレット端末では受験することができません。またインターネットの回線速度が5Mbps相当以上が推奨となっています。受験にあたってはあらかじめWEBテストの動作環境を確認しておくとよいでしょう。もしご自身で解決できなさそうであれば実施テストのヘルプデスクに問い合わせるのが確実でしょう。
WEBテストのテスト形式は2種類
WEBテストの種類を理解することで、企業が面接に進める学生を選ぶ基準を知ることができます。
WEBテストは大きく「能力検査」と「性格検査」の2種類に分けることができます。
能力検査は言語問題・非言語問題からなり、基礎学力や情報処理能力をはかります。
性格検査は選択問題に回答することが多く、性格の特徴や思考の癖をはかります。
それでは詳しく種類について解説していきます。
1.能力検査は言語問題・非言語問題の2つから能力をはかる
能力検査では言語分野・非言語分野から受験者の能力をはかります。言語分野はいわば国語の問題です。具体的には「文の並べ替え」や「空欄補充」などが挙げられます。非言語分野はいわば数学の問題です。具体的には「推論」や「損益算」などが挙げられます。この2種類の合計点数で基礎学力と情報処理能力をはかっています。また、企業によって基準が異なりますが、選考基準の点数が設定されており、面接に進むかどうかを判断しています。
例)言語分野
【文の並べ替え】
問題 次のア~オの文について問いに答えなさい。
ア ただ、こうしたデータはある程度の参考になることは事実といってよいでしょう。イ そこでは初任給の評価方法は国によって様々という前置きがなされていますが、約20万円の日本に対して、米国やオーストラリアは40万円台と2倍以上の開きがありました。
ウ 国によって雇用条件は様々ですから、そもそも終身雇用を前提とした特殊な日本の雇用環境における初任給と諸外国の1年目の給料を比較するのは難しいかもしれません。
エ 日本の大卒初任給が韓国やブラジル以下になったという週刊誌の記事が話題です。
オ さらに驚かされるのが、韓国(30万円)やブラジル(22万円)など、新興国の方がすでに給料が高くなっているというデータです。
(問)アからオを意味が通るように並べ替えた場合、エの次にくる文章を選びなさい。
A ア
B イ
C ウ
D オ
E エが最後の文章(解答)B
引用:「SPI:言語 頻出問題5『文の並べ替え』」|happycareer
【空欄補充】
問題
(1)( )、当時の音楽様式が揶揄された時代もあった。
(2)( )、有名なマタイ受難曲とヨハネ受難曲が生まれた。
(3)( )、あるロマン派音楽家による再演によって復興の時を迎えた。
ア この曲はしばらくの間忘れ去られていたが
イ バロック時代の代表的な作曲家としてバッハが挙げられるが
ウ バッハはオルガンの演奏家としても有名であったが
エ バッハが教会音楽家として宗教的声楽曲を次々と作曲していく中で
オ バロック音楽の“バロック”が“いびつな真珠”を意味することからも分かるように
▼ 選択肢
A (1) ア (2) イ (3) エ
B (1) ア (2) イ (3) オ
C (1) ア (2) エ (3) イ
D (1) イ (2) ア (3) オ
E (1) イ (2) ウ (3) ア
F (1) イ (2) エ (3) ア
G(1) オ (2) イ (3) ウ
H(1) オ (2) エ (3) ウ
I (1) オ (2) エ (3) ア
(解答)
I
(1) オ
(2) エ
(3) ア
引用:【2022年卒】SPI 例題・問題をイラストで超分かりやすく解説!|saisokuspi
例)非言語分野
【推論】
問題
P、Q、R、S、Tの5人で徒競走をした。5人の順位について次のことが分かっている。
ⅰ)Rの順位は、Sより上である
ⅱ)Tの順位は、Rよりも上だが、1着ではなかった
ⅲ)Qの順位は、Pより上である
ⅳ)同着の順位の者はいない
(1)次のア、イ、ウの推論のうち、必ず正しいものはどれか。
アQは1着である
イSは5着である
ウ2着はPまたはTである
▼ 選択肢
Aアだけ
Bイだけ
Cウだけ
Dアとイの両方
Eアとウの両方
Fイとウの両方
Gアとイとウのすべて
H必ず正しい推論はない
(解答)
Eアとウの両方
引用:【2022年卒】SPI 例題・問題をイラストで超分かりやすく解説!|saisokuspi
【損益算】
問題
ある品物の原価は1200円である。この品物に原価の3割の利益を得られるように定価をつけたが、売れないので定価の1割引で売ることにした。売価はいくらか。
A1296円
B1332円
C1368円
D1404円
E1440円
F1476円
G1512円
H1548円
▼ 選択肢
A1296円
B1332円
C1368円
D1404円
E1440円
F1476円
G1512円
H1548円
(解答)
D1404円
引用:【2022年卒】SPI 例題・問題をイラストで超分かりやすく解説!|saisokuspi
2.性格検査は性格をはかる問題
性格検査では受験者の性格の特徴や思考の癖をはかります。性格の特徴や思考の癖をはかることで社風にマッチするか、求める人物像に合った人かがわかるからです。問題形式は「質問に対して選択で回答する」場合や「単純な足し算をする」場合があります。
質問に対して選択で回答する場合、受験者の性格の特徴や思考の癖を回答結果から傾向値としてはかります。また、単純な足し算をする場合、受験者の性格の特徴やストレス耐性をグラフとしてはかります。この傾向値やグラフから性格の特徴や思考の癖をはかり、面接に進むかどうかを判断しています。
例)性格検査
問題
以下の質問はあなたの日常の行動や考えにどの程度あてはまりますか。
最も近い選択肢を1つ選んでください。
1_
A.一人で旅行するのが好きだ
B.皆で旅行するのが好きだ
2_
A.買い物ではよいと思ったらすぐ買ってしまう
B.気に入っても一度店を出て考え直す
3_
A.勝負は時の運だ
B.勝負は努力の結果だ
4_
A.気が合うのは想像力のある人だ
B.気が合うのは実行力のある人だ
5_
A.うそも方便である
B.うそはついてはいけない
〔選択肢〕
Aに近い
どちらかといえばAに近い
どちらかといえばBに近い
Bに近い
導入企業の多い代表的なテスト6選
WEBテストにはSPI、GAB、玉手箱、TG-webなど様々な種類のテストがあります。テストの種類によってテスト形式が変化するのでよく確認しておきましょう。今回はその中でも導入企業の多い代表的なテストを6つご紹介します。
それぞれのテストの特徴、テスト形式、テスト内容の解説に加えて、過去実施された企業とテストの対策方法も解説しています。効率的にWEBテストの対策をするためにも是非参考にしてみてください。
能力検査4選
主に能力検査で導入企業の多い代表的なテストを4つご紹介します。テストごとに導入企業の業界が違います。自分の志望している業界で導入されていることが多いテストと、対策方法を確認しておきましょう。
1.SPI
様々なWEBテストの中でも最も実施されているのがSPIです。2019年度実績では13,600企業が実施し、累計204万人が受験しているテストです。SPIはリクルートマネジメントソリューションズ社が提供している検査で、能力検査と性格検査を併せ持っています。
SPIの特徴として問題数が多いことが挙げられます。問題の難易度はそれほど高くありませんが、問題数が多いため時間が足りなくなることが多いです。そのためなので事前に参考書などで出題問題を繰り返し解き、問題に慣れておくことで対策することができます。
SPIの主な実施業界は総合商社、メーカー業界、広告業界です。どの業界も人気業界なので対策は必須です。なぜなら人気業界は応募者が多いため選考基準の点数も高めに設定されているからです。具体的な実施企業は、電通、キユーピー、豊田通商、NHK、ソニー、ダイキン工業などが挙げられます。エントリーを出す前にSPIテストが実施されるかを確認しておくとよいでしょう。
受験方法は4つあります。1つ目にテストセンターと呼ばれるSPIテスト専用の会場でパソコンを使い受験する方法です。2つ目にWEBテスティングと呼ばれる受験者のパソコンにて自宅で受験する方法です。3つ目にインハウスCB呼ばれる応募先企業のパソコンにて受験する方法です。4つ目にペーパーテストと呼ばれる応募先企業でマークシートにて受験する方法です。
テスト形式は以下の通りです。
テストセンター SPIテスト専用会場でパソコンを使い受験する方法
・能力検査(言語・非言語問題)/約35分
・性格検査/約30分
WEBテスティング 受験者のパソコンにて自宅で受験する方法
・能力検査(言語・非言語問題)/約35分
・性格検査/約30分
インハウスCBT 応募先企業のパソコンにて受験する方法
・能力検査(言語・非言語問題)/約35分
・性格検査/約30分
ペーパーテスト 応募先企業でマークシートにて受験する方法
・能力検査(言語・非言語問題)/約70分
・性格検査/約40分
テスト形式は能力検査約35分、性格検査約30分となっています。しかしペーパーテストのみ能力検査約70分、性格検査約40分となっているので注意が必要です。また一部の人気企業では構造的把握検査も合わせて実施されていることがあるので、事前に確認しておきましょう。
オススメの参考書は「これが本当のSPI3だ! 2022年度版」と「2022最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集」です。問題数が多いので毎日コツコツ進めることで問題に慣れることができます。また解説が詳しく載っているため、苦手な問題は解法を覚えてしまうことがおすすめです。是非活用してみてください。
「2022最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集」
WEBテスト代行・替え玉受験についてより詳しく解説した記事です。併せて確認してみてください。
2.GAB
日本エス・エイチ・エル社が提供している検査で、能力検査です。GABの特徴は試験時間が短く、問題数が多いことです。さらにSPIと比較すると問題の難易度が高く、応用問題が多いため解答に時間がかかるでしょう。対策方法は事前に参考書で出題形式と答え方を理解することです。応用問題を解くコツは答え方を知ることだからです。答え方を知ることで解答時間の短縮にもつながるので、対策をしておきましょう。
GABの主な実施業界は商社や証券会社です。具体的な実施企業はサントリーホールディングス、住友商事、森ビルなどが挙げられます。
テスト形式は以下の通りです。
ペーパーテスト 試験会場でマークシートにて受験する方法
言語(論理性) 52問/25分
計数(図表理解) 40問/35分
パーソナリティ 68問/約30分
WebGAB 受験者のパソコンにて自宅で受験する方法
言語(論理性) 52問/25分
計数(図表理解) 40問/35分
パーソナリティ 68問/約20分
C-GAB GABテスト専用会場でパソコンを使い受験する方法
パーソナリティ 68問/約20分
計数(図表理解) 29問/15分
言語(論理性) 32問/15分
英語(大意把握) 24問/10分
おすすめの参考書は「Web-CAB・GAB Compact・IMAGES対応 これが本当のWebテストだ!」です。是非活用してみてください。
「Web-CAB・GAB Compact・IMAGES対応 これが本当のWebテストだ!」
GABについてより詳しく解説した記事です。併せて確認してみてください。
3.玉手箱
玉手箱は自宅で受験するWEBテストの中では、。最も実施されているテストです。日本エス・エイチ・エル社が提供している検査で、能力検査と性格検査を併せ持っています。玉手箱の特徴は短時間で多数の問題が出題されることです。時間にすると一問あたり約30秒で解く必要があるので、スピード感をもって問題を解き進める必要性があります。また、玉手箱のテスト内容にGABとIMAGESのテスト形式が用いられていることも特徴です。
玉手箱の主な実施企業は、総合商社、専門商社、証券銀行、投資銀行です。具体的な実施企業は三菱地所、アクセンチュア、みずほフィナンシャルグループ、日立製作所、日産自動車、オリックスなどが挙げられます。
テスト形式は以下の通りです。
WEBテスト 受験者のパソコンにて自宅で受験する方法
計数理解テスト
・四則逆算 50問/9分
・図表の読み取り 29問/15分
・表の空欄の推測 20問/20分
言語理解テスト
・GAB形式の言語(論理的読解)32問(8長文✕4問/15分)
・IMAGES形式の言語(趣旨判定)32問(8長文✕4問/10分)
・趣旨把握 10問/12分
英語
・GAB形式の英語(論理的読解) (24問:8長文✕3問/10分)
・IMAGES形式の英語(長文読解) (24問:8長文✕3問/10分)
英語のテストは企業によって実施しないこともあるので、受験する前に確認しておきましょう。
性格テスト
68問/20分
オススメの参考書は「玉手箱・C-GAB編 これが本当のWebテストだ!」です。問題数が多いのでスピード感を意識して、一問あたり約30秒で解けるようにしておくと良いでしょう。タイマーをセットすることで本番でもスピード感をもって解き進められます。是非活用してみてください。
玉手箱についてより詳しく解説した記事です。併せて確認してみてください。
4.TG-web
TG-WEBはヒューマネージ社が提供している能力検査です。TG-WEBの特徴は他のWEBテストと比較するとトップレベルに問題の難易度が高いことがあげられます。SPIでは中学校レベルの国語や数学の問題が出題されますが、TG-WEBはそれらを応用した問題が多いです。事前に参考書で解き方を確認して対策しておきましょう。なぜならTG-WEBの場合応用問題といっても、解き方を理解し覚えておくとスムーズに回答できるような問題が多いからです。参考書で必ず対策をしましょう。
またTG-WEBには従来型と新型の2種類のテストがあります。従来型の特徴は高い難易度とスピード感を求められることです。時間にすると一問あたり約1分で解く必要があります。新型の特徴は従来型に比べると難易度は低いですが問題数が多いのが特徴です。多くの企業が実施しているのは従来型のテストです。必ず参考書にて対策をしておきましょう。
TG-WEBの主な実施企業は、外資系コンサルティング企業、大手金融企業です。具体的な実施企業はデロイト トーマツ コンサルティング、三菱UFJ銀行、ジョンソン・エンド・ジョンソン、キリンホールディングス、三菱重工業、三井物産などが挙げられます。
テスト形式は以下の通りです。
WEBテスト 受験者のパソコンにて自宅で受験する方法
従来型
・言語( 空欄補充、並べ替え、長文読解) 12問/12分
・計数( 暗号、展開図) 9問/18分
・英語 10問/15分
新型
・言語(同義語、対義語、ことわざ) 34問/7分
・計数(方程式、図表) 36問/8分
・英語 10問/15分
テストセンター形式 TG-WEBテスト専用会場でパソコンを使い受験する方法
従来型
・言語( 空欄補充、並べ替え、長文読解) 12問/12分
・計数( 暗号、展開図) 9問/18分
・英語 10問/15分
新型
・言語(同義語、対義語、ことわざ) 34問/7分
・計数(方程式、図表) 36問/8分
・英語 10問/15分
I9 TG-WEBテスト専用会場で筆記テストにて受験する方法
従来型
・言語( 空欄補充、並べ替え、長文読解) 12問/12分
・計数( 暗号、展開図) 9問/18分
・英語 10問/15分
新型
・言語(同義語、対義語、ことわざ) 34問/7分
・計数(方程式、図表) 36問/8分
・英語 10問/15分
オススメの参考書は「TG-WEB・ヒューマネージ社のテストセンター 編 これが本当のWEBテストだ! 2022年度版」です。TG-WEBは非常に難易度が高いため、豊富な問題数と詳しい解説のある参考書がオススメです。繰り返し解くことにより解き方を覚えられるように是非活用してみてください。
「TG-WEB・ヒューマネージ社のテストセンター 編 これが本当のWEBテストだ! 2022年度版」
TG-WEBについてより詳しく解説した記事です。併せて確認してみてください。
性格検査2選
主に性格検査で導入企業の多い代表的なテストを2つご紹介します。BRIDGEは特に自己分析にも使えるテストなので、参考にしてみてください。
5.BRIDGE
BRIDGEはリンクアンドモチベーション社が提供している性格検査です。BRIDGEの特徴は性格がはかれるのみならず、能力適正、モチベーションタイプ、学力もはかれるという点です。
BRIDGEの主な実施業界は不特定ですが、自己分析にために就活生自身で受験していることも多いです。
テスト形式は以下の通りです。
WEBテスト、ペーパーテストの2種類
質問に対する選択問題 問題数不明/約15分
6.内田クレペリン
内田クレペリンは日本・精神技術研究所社が提供している性格検査です。内田クレペリンの特徴は能力検査とは違い問題を解くのではなく、一桁の数字を時間中足し続けるという検査方法が特徴です。足し算をし続ける検査を通して受験者の集中力やストレス耐性などをはかる目的があります。
内田クレペリンの主な実施業界は不特定ですが、具体的な実施企業はJR北海道、プルデンシャル生命などが挙げられます。
テスト形式は以下の通りです。
筆記テスト
単純計算問題(一桁の数字の足し算)問題数不明/前半15分・後半15分の計30分
WEBテスト対策のポイント3つ
WEBテストは種類も多く効果的に勉強を進めることが難しいかも知れません。そこで今回は効果的に勉強を進められるようポイントを3つご紹介します。紹介するポイントはどのWEBテストにも応用できるので、是非参考にしてください。
1.問題集を繰り返し解く
WEBテスト対策は問題集や参考書を繰り返し解くことがポイントです。なぜならWEBテストは問題数が多くスピード感をもって解き進めなければならないからです。具体的には、一問あたりにかけられる時間は約30~60秒しかありません。そのため1問に対する回答時間を短くする必要があります。
例えば、SPIの回答時間を短くするためには、自分の苦手分野を認識し、解き方を覚えることが効果的です。SPIの場合問題のパターンが決まっているため解き方を覚えておくと回答時間を短くすることができるからです。これはSPIに限らず多くのWEBテストは問題のパターンが決まっているものが多いので、解き方を覚えることはどのテストでも効果的な対策です。
問題を繰り返し解くことで解き方を覚えておきましょう。
2.一日30分、スキマ時間を活用しよう
一日30分と聞くと長いと感じるでしょうか。それとも短いと感じるでしょうか。
WEBテスト対策は毎日コツコツ継続して行うことが大切です。なぜならWEBテストは問題の出題パターンが決まっているものが多く、解き方を覚えておく必要があるからです。
1日30分と時間を決めることで集中して取組めるだけでなく、解き方を効率的に記憶することができます。これはエビングハウスの忘却曲線といい、人が何かを学んだ時どれだけ記憶したことが頭に残っているかを示しています。具体的には、20分後には42%忘れる・1時間後には56%忘れる・9時間後には64%忘れる・1日後には67%忘れる・2日後には72%忘れる・6日後には75%忘れる・31日後には79%忘れることを示しています。このデータから、人は継続的に取り組むことで初めて実力となることがわかります。つまり毎日コツコツ取組むことで本番で実力となります。
スキマ時間を活用して就活最初の関門を突破しましょう。
3.エントリー前に実施されるテストを確認しておこう
WEBテストは応募する企業や業界によって実施されるテストが変わります。実施されるテストが変わると対策方法も変わります。例えば、TG-webなどの問題の難易度が高いテストは事前に対策を進めておく必要があります。実施されるテストがわからないと効果的に対策することができません。そのため早めにWEBテスト対策を進めるためにもエントリー前に実施されるテストを確認しておきましょう。
【「応募企業名」スペース「WEBテスト」】
と検索すると過去に実施されたWEBテストの種類を確認することができます。また予期せずテストの種類が変更される可能性もあるので、応募企業のホームページから問い合わせてみるのも一つの手です。エントリー前に実施されるテストを確認しておきましょう。
WEBテスト対策は早めに始めよう
結論からお伝えすると、WEBテスト対策は早く始めるに越したことはありません。就活が始まると自己分析やエントリーシートの作成に時間が取られるため、エントリーシートを提出する前にWEBテスト対策を終わらせておくのがおすすめです。
また希望する企業が多岐にわたる場合、WEBテスト対策に時間がかかることが予想されるので、あらかじめ実施されるテストを確認することで早めに対策をすることができます。
早めのWEBテスト対策で、就活最初の関門を突破しましょう。
WEBテスト突破するのコツをまとめた記事です。併せて確認してみてください。