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写真のサイズはなぜ大切なのか
就活の写真を取るときに映りを気にしている方は多いのではないでしょうか。しかし映りと同等に大切なものは写真のサイズです。写真のサイズくらい大丈夫だろうと考えている方は考えを改めた方が良いかも知れません。なぜなら写真のサイズが違えば、せっかく映りが良くても規定違反となり写真自体が無効になる場合もあります。また写真のサイズが違うことで印象がよくなることはないからです。せっかくエントリーをするのであれば、規定にあったサイズの写真で提出しましょう。
また写真のサイズが違うことで「志望度が高くない学生」や「小さな約束も守れない人」という印象を与えかねません。なぜなら志望度が高い学生は面接まで漕ぎつけようと書類は完璧な状態で提出する人が多いからです。内定を獲得するためには細かい部分にこだわることが大切です。是非写真のサイズにもこだわってみてください。これから、就活で使う基本的な写真のサイズと、サイズが合わなかったときの対処法について詳しく解説していくので是非参考にしてみてください。
就活の写真の基本サイズは?
就活で使う3つの写真サイズについて解説します。1つ目に履歴書、2つ目に紙面でのエントリーシート、3つ目にWEBでのエントリーシートの3つです。これから写真を撮ろうと考えている人は、参考にしてみてください。また企業によって異なるサイズを指定される場合もあるので、事前に企業の指定サイズを確認してから撮影することがオススメです。
履歴書は縦4cm ✕ 横3cm
履歴書に用いられる一般的な写真のサイズは縦4cm ✕ 横3cmです。使用する履歴書によってサイズが変わる場合もあるのであらかじめ確認しておくと良いでしょう。縦4cm ✕ 横3cmのサイズは様々な場面で用いられるサイズです。例えば、国家公務員採用試験や、行政書士受験でも用いられています。そのため証明写真機、写真館のどちらでも問題なく撮影することができます。証明写真機では数百円~1,000円程度、写真館では1,000円~5,000円で撮影することができるので参考にしてみてください。
紙面エントリーシートは企業の指定サイズに合わせよう
紙面エントリーシートには一番注意が必要です。なぜなら、企業によって指定サイズが変わる場合が多いからです。よく用いられる写真のサイズは、履歴書に多く用いられる縦4cm ✕ 横3cm、マイナンバーカードに用いられる縦4.5cm ✕ 横 3.5cm、運転免許証に用いられる縦3.0cm ×横 2.4cmがあります。撮影前に応募する企業の指定サイズを確認しておきましょう。
また複数の企業にエントリーする場合、エントリーシートごとに新たに撮影する必要はありません。指定のサイズが違えば撮影する必要がありますが、同じサイズであれば新たに撮影する必要はありません。なぜなら企業に提出するエントリーシートは個人情報なので応募した企業以外の目に触れることはないからです。サイズが同じ場合は新たに撮影する必要はないでしょう。
WEBエントリーシートは縦560px✕横420px
pxはピクセルと読みます。パソコンの画面やテレビは小さな四角形の集まりで構成されています。この一つ一つの四角のことをピクセルといいます。縦560px✕横420pxというのは縦にピクセルが560個並んでおり、横に420個並んでいる状態を表しています。WEBエントリーシートに用いられる一般的な写真のサイズは縦560px✕横420pxです。しかしリクナビからエントリーする際には縦600px✕横450pxと異なるので注意が必要です。
またWEBエントリーシートの場合データサイズにも注意が必要です。データサイズとはデータの容量のことを指します。単位はKB(キロバイト)、MB(メガバイト)、GB(ギガバイト)であらわされます。「データサイズは1MBまで」などの指定がある場合は特に注意してください。ご自身で確認できない場合やデータサイズを小さくしたい場合は写真館に相談するとよいでしょう。
以下の記事ではサイズと合わせて確認しておきたい、表情と撮影時のポイントを解説しています。併せて確認してみてください。
写真館と証明写真機の違い
就活で使う証明写真を撮影する際、写真館か証明写真機のどちらで撮影するかを迷う人は意外と多いのではないでしょうか。
違いを詳しく解説するので、自分の用途に合わせて使い分けてみてください。
写真館では、サイズ変更と焼き増しが簡単
写真館ではプロのカメラマンがスタジオで撮影してくれます。そのため写真の仕上がりがきれいで色味も鮮やかです。顔が鮮明に映ったきれいな写真は企業からの印象も良いので、書類選考も突破しやすくなります。また一度撮影してしまえば撮影データを写真館が保管してくれているので、サイズの変更・焼き増しが容易にできるところもメリットです。例えばカメラのキタムラで撮影をした場合、焼き増しの受付方法は店舗受付とネット受付があります。そして受け取り方法は店舗と宅配の2種類があります。店舗受付の場合、店舗でしか受け取れないので注意が必要です。
ネット受付の場合宅配と店舗受け取りの2種類から選択することができます。ネットで完結させたい方はネット受付から申し込むとよいでしょう。焼き増しの料金は一枚あたり350円です。履歴書、運転免許証、マイナンバーのサイズにも対応しているので、是非参考にしてみてください。
デメリットとしては撮影料金が高いという点です。撮影する写真館にもよりますが、一回の撮影当たり1,000円~という料金設定なので証明写真機と比較すると少し料金が高いです。例えば、スタジオフォプロの場合は4,800円~、カメラのキタムラの場合は5,200円~、スタジオ728の場合は6,800円~です。
スタジオ写真館での撮影は料金がかかりますが、就活で使用するのであれば写真館で撮影することをオススメします。
証明写真機は手軽さが魅力
証明写真機の魅力は何といっても手軽さです。駅や自動販売機の横にあるところも珍しくありません。料金も数100円~1,000円程度と安いことも魅力です。例えばKi-Re-i美肌+の場合通常価格700円・美肌設定の場合800円。City Photo Stationの場合通常価格800円・美肌設定の場合900円。ID PHOTO STUDIOの場合通常価格800円・美肌設定の場合900円です。また、最近では美肌機能やスマホにデータを送れる高機能なものもあります。つまり安価で素早く写真が手に入ることがメリットです。おすすめの証明写真機はKi-Re-i美肌+です。美肌機能とデータ転送機能を持ち、色味も比較的鮮やかだからです。
証明写真機のデメリットは、写真館と比べると写真の仕上がりが少し荒く色味もくすんでしまいます。また撮った後にサイズ変更ができないこともデメリットとなります。証明写真機ではデータを保管していないのでサイズ変更や焼き増しをしたい場合、もう一度取り直す必要があるので注意が必要です。そのため安価で素早く写真を手に入れたい方は証明写真機を利用すると良いでしょう。
写真館、証明写真機それぞれ特徴が違うので、自分の用途に合わせて使い分けてみてください。顔が鮮明に映ったきれいな写真は企業からの印象も良いので、書類選考も突破しやすくなります。スタジオ写真館での撮影は料金がかかりますが、就活で使用するのであれば写真館で撮影するほうがよいでしょう。
以下の記事では好印象に証明写真を撮るポイントを解説しています。併せて確認してみてください。
写真撮影時の注意点
写真館での撮影、証明写真機での撮影両方に共通する注意点として、あらかじめ写真のサイズを調べておく必要があるという点です。就活では複数の履歴書やエントリーシートの提出をする必要があります。そのためエントリーシート作成の都度写真を撮ることは時間的に難しいでしょう。また就活のなかで写真が足りなくなり、すぐに欲しいタイミングなどもあるかもしれません。しかし写真のサイズがわからないと写真館では仕上げができません。証明写真機では撮ることができません。そのため写真のサイズはあらかじめ企業指定のサイズを確認しておくことが大切です。エントリーシートや履歴書に記載されている写真サイズを確認しておきましょう。
スマホで撮影した写真は使える?
結論からお伝えするとスマホで撮影した写真は使えますがおすすめしません。スマホで撮影した写真と、証明写真機・写真館で撮影した写真には大きな違いがあります。それは光量です。光量とは一定の面を一定時間内に通過する光のエネルギーの総量です。つまり光量が高いと明るい写真、光量が低いと暗い写真となります。証明写真機には入口に遮光カーテン、写真館にはストロボがあるため撮影時に強いフラッシュをたくことができます。しかしスマホで撮影した場合、強いフラッシュをたくことができません。そのため背景に影が入る恐れや、暗い写真に仕上がります。暗い写真は印象がよくありません。できる限りスマホで撮影した写真を使うことは避けたほうが良いでしょう。
ESに貼るときの見落としがちな注意点2選
1.写真の裏に、撮影日と名前を忘れずに
エントリーシートに写真を貼る場合、写真の裏面に名前と撮影日を記入する必要があります。名前を記入する理由はエントリーシートから写真がはがれてしまった際に、誰の写真かを識別するためです。企業はエントリーシートをはじめ非常に多くの資料を扱うため、写真がはがれた場合名前の記入がないと誰の写真なのかを識別することができません。写真のないエントリーシートは基本的に無効になるので、不合格となる可能性があります。忘れずに名前を記入しておきましょう。また名前の記入と同時に撮影日も記入しておきましょう。証明写真には使用期限があり、撮影日から3か月以内です。使用期限を守るためにも記入しておきましょう。
2.写真を切るときは丁寧に
証明写真は数枚一組にまとめられており、実際使用する際には切り取って使用します。
サイズを間違わないように切ることはもちろんのこと、まっすぐ切ることにも注意が必要です。オススメの方法は定規とカッターを使うことです。ハサミでも切れますが曲がりやすいため定規とカッターの方がまっすぐ綺麗に切れるでしょう。切りやすいでしょう。切り取り線が曲がっていたり、指定サイズからはみ出していると印象が悪くなるので注意してカットしてください。
以下の記事では注意点のほかに、証明写真の基本的なマナーと気をつけるポイントを解説しています。併せて確認してみてください。
就活マナーには気をつけてください
39点以下は要注意な就活力診断で確かめましょう
「めんどくさいな」と思われがちな就活マナーですが、いざという時にできないとそれが原因で選考に落ちてしまう可能性があります。
そこで「就活力診断」を活用しましょう。数分で終わる就活マナーの質問に答えるだけで、あなたの就活力と改善点を把握することができます。
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サイズが合わないときの対処法3選
「写真のサイズを間違えてしまった」
「エントリーまで残り時間が短いけど写真のサイズが合わない」
と困っている方も多いのではないでしょうか。そこでサイズが合わない時の対処法について解説していきます。サイズが合わず困っている方は是非やってみてください。
1.撮り直す
写真館で撮影した方は焼き増しかもう一度取り直してもらいましょう。写真館では撮影データを保存して残しているためサイズを変更して焼き増すことができます。またサイズを変更をするついでにもう一度取り直してもらうこともできます。写真館では柔軟に対応してもらえるので相談してみるとよいでしょう。証明写真機で撮影した方はサイズを変更してもう一度撮影することで対処しましょう。証明写真機は写真館と違い撮影データを保存していません。そのためもう一度撮影し直すことで対処しましょう。
2.データが手元にあれば、スマホでトリミングしよう
データが手元にある場合、スマートフォンのアプリを使って自分で加工することで対処できます。写真加工系アプリには基本的にトリミング機能が備わっているので、サイズを調整することができます。その際の注意点は、サイズを間違えないようにトリミングしましょう。アプリによってはpx、cmなど単位が違うものもあるので注意が必要です。またアプリを使用してトリミングするため、最低限のスマホスキルは必要になります。もし自信が無ければ、料金がかかりますが写真館でサイズ変更をお願いすると良いでしょう。
3.定規とカッターを使いカットする
持っている写真が指定サイズより大きい場合、定規とカッターを使いカットすることで対処できます。まず初めに写真の裏面にカットしたい大きさのガイドラインを付けます。その後定規をガイドラインに合わせて、曲がらないようゆっくりとカットしましょう。
カットする際の注意点は胸より上が写真の中に収まるようにカットしましょう。胸をカットしてしまうと顔が大きくなりすぎてしまいます。また頭頂部も切れてしまわないよう注意が必要です。写真の中心に顔がくるように注意してカットしましょう。もし自分で写真をカットすることに不安がある場合は写真館に相談するとよいでしょう。
以下の記事では証明写真のメイクのコツを解説しています。併せて確認してみてください。
写真のサイズは大切
ここまで読んで頂けた方は写真のサイズの重要性を理解できたのではないでしょうか。たかだか写真のサイズと考えるのではなく、写真のサイズ一つで書類選考の結果を左右することもあるので、指定のサイズに合わせるようにしましょう。また写真を撮影する前に、企業指定のサイズを確認してから撮影をすることで、スムーズにエントリーシートを作成することができるので是非行ってみてください。完璧なエントリーシートを作成して、合格に向けて準備を進めましょう。