志望動機

大学時代の経験を志望動機に結び付ける際の書き方とポイント

志望動機には大学での経験を盛り込むと好印象

志望動機は、できる限り具体的な内容にすることが重要です。抽象的な志望動機では、説得力に欠けるためです。具体的な内容にするためには、結論を裏付けるエピソードを盛り込むとよいでしょう。

エピソードとして、大学での経験を盛り込む人も多いです。大学生の間は多感な時期でもあり、社会に出る前にさまざまな経験をするため、その経験を書くのは志望動機においても非常に効果的です。

就職活動をする際に、大学時代の経験を志望動機に結び付ける書き方を身につければ、企業に魅力的な志望動機を作成できるようになるでしょう。ここでは、大学での経験を志望動機に盛り込む際のポイントを説明していきます。

下記の記事では、志望動機の構成のコツを紹介しております。

大学での経験を志望動機にする際の書き方とポイント

①アルバイトの経験を盛り込む際はやりがいも述べる
②サークル・クラブ活動について述べる際はチームの中での役割も伝える
③学部で学んだ内容を盛り込む際は仕事との関係性も伝える

大学での経験を志望動機に盛り込む際は、ただ出来事を紹介するだけではいけません。しっかりとポイントを把握しておく必要があります。ポイントを理解していなければ、面接官に好印象を与える内容を作成できないでしょう。

また、大学での経験を志望動機にする際は、出来事によって書き方も異なります。ここでは、上記の3つのケースを取り上げて説明していきます。

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①アルバイトの経験を盛り込む際はやりがいも述べる

大学時代は時間的な余裕があるため、アルバイトで社会人と触れ合う経験をする大学生は多いです。そうしたアルバイト経験の中で、ただお金を稼ぐためだけにアルバイトをやっているのか、きちんと学ぶ姿勢をもってアルバイトをしているのかで得られるものが大きく違います。そのためアルバイトの経験をエピソードとして話すと、責任感をもって真面目に働いていたことがアピールできます

アルバイトは、社会人とビジネスの場で関わる貴重な経験です。その経験から学んだ事を企業の志望動機に結びつけるとよいでしょう。

アルバイト経験を志望動機に盛り込む際は、どこにやりがいを感じて働いていたのか、どのような働き方で職場に貢献してきたのかを述べるとより好印象になります。面接官に、入社後働く姿を想像してもらえるでしょう。

下記の記事では、履歴書でアルバイト経験をアピールする方法について解説しております。

②サークル・クラブ活動について述べる際はチームの中での役割も伝える

大学でサークルやクラブ活動に打ち込んだ経験のある人も多いでしょう。大学4年間の中で自分が力を入れたことがサークルやクラブ活動であれば、そこで学んだ事を入社後に活かしたいポイントとして志望動機にしてみるとよいでしょう。

サークルやクラブ活動では、チームで目標を達成したり何かを創り上げることが多いです。そのため、自分がチームの一員として果たせる役割をアピールできます。どのような仕事でも、人との関りは避けられません。集団の中でしっかりと自分の役割を果たせることは大きなアピールになるでしょう。

サークルやクラブ活動の経験を志望動機に盛り込む際は、活動の中で自分がどのようなことに配慮していたのか、チームの中でどのような役割を果たしたかの2点を具体的に伝えましょう

下記の記事では、自己PRでのサークル経験の取り上げ方を紹介しております。

③学部で学んだ内容を盛り込む際は仕事との関係性も伝える

学生の本分は学業です。学部で学んだ内容を志望動機に盛り込むことで、学生としてしっかりと学んできたことをアピールできます。シンプルなアピールではありますが、社会人になってからも学ぶ姿勢は常に必要とされます向上心のある人として高評価を得られるでしょう

また、大学で学ぶ分野が働きたい職種とリンクしていると、目標のために計画的に努力できる姿も伝わります。目標を達成すること、そのために努力をすることは、ビジネスにおいて必要な力です。大きなアピールとなるでしょう。

学部で学んだ内容を志望動機に盛り込む際は、具体的に何を学んだのか、学んできた分野が志望する仕事とどのようにリンクしているのかを説明しましょう。専門知識のない人にも伝わるように説明することが大切です。

下記の記事では、ゼミで学んだことを志望動機に書くときのコツを紹介しております。

大学での経験を上手に志望動機につなげよう

4年間の大学生活は、人生においてもっとも自由に時間を使える時期でしょう。そのため、大学生活を通じてさまざまな経験をする人は多いです。とくに「アルバイト」「サークル・クラブ活動」「学部での勉強」は、大学生だからこそ経験できることです。社会人になってからはなかなか取り組めません。

それらの経験を通じて学んだことを志望動機に盛り込めば、オリジナリティのある志望動機が作成できます。面接官の印象に残りやすいでしょう。

大学での経験を志望動機で述べる際は、ただ出来事を伝えるだけではいけません。そのとき起こった問題や考えたこと、問題の解決方法などを盛り込むと、魅力的な内容に仕上げることができます。

下記の記事では、志望動機の作り方について解説しております。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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