面接対策

最終面接でよくされる質問5つとその背景|答え方における重要なポイントを項目別にご紹介

最終面接では企業との相性を確認する質問が多い

企業によっては、採用試験の面接を1次、2次、3次と数回にわたって行う場合があります。自己紹介に始まり、大学で力を入れてきたことや取得した資格、会社に入ってやりたいこと、意気込みなどから始まり、質問される内容もだんだん深くなっていきます。

そして、迎えるのが最終面接です。当然、それまで数回の面接で選りすぐられた人が進めるわけですから、最終面接に残った時点で採用の可能性はぐんと高まっています。では、企業側は、最後の最後に何を聞くのでしょう。言い替えれば、就活生をふるいにかける最終的な決め手は何かということです。

その人の仕事に対する姿勢や理念が会社に合致したものかどうかということです。数回にわたる面接で、学歴や能力・資格に一定の評価は下しています。その上で、会社に長く勤め、売り上げや事業に貢献してくれる人材かどうかを見極めるのが最終面接と言えます。ですから「ここまで来れば大丈夫」と気を抜くことなく、怠りなく準備しなければなりません。

あなたの面接力は何点?

面接において、服装などの身だしなみは第一印象に大きな影響を与えます。また、自己分析や業界・企業理解がどの程度できているかも、高評価を受けるために大切な要素です。今の時点で、あなたの面接力はどのくらいでしょうか?

それを知るために活用したいのが「面接力診断」です。質問に答えることで、どのスキルが足りていないのかが一目でわかります。結果を参考にすることで、時間のない就活生も効率的に対策を進められます。無料でダウンロードして、効率的に面接対策を進めましょう。

最終面接でよくさせる質問① 志望動機と自己PR

一次面接でも二次面接でも聞かれた質問かもしれませんが、面接官が変わるのでまた結局同じ質問をされることになります。

志望動機と自己PRの二項目は最終面接でも必ず聞かれる重要な質問です。この質問にうまく答えられるかどうかで最終面接に合格できるかどうかが決まると思ってもよいです。

志望動機・自己PRの答え方

最終面接でこの質問をされた場合の答え方におけるポイントは以下の通りです。

◆一次面接等で答えた内容と大筋は変えない方が良い

◆より具体的でわかりやすい表現を用いる

◆詳しい質問が来ても大丈夫なように掘り下げた回答を用意しておく

明確かつはっきりと伝える

最終面接はどの会社でも役員などのお偉方が面接官で出てきます。年齢もそれなりにいった方が多いので、できるだけ大きな声ではっきりと言いましょう。

わかりにくい言い回しや自分だけの一方的な思いをダラダラと話す事は避けるように意識してください。重鎮に好印象を与える若者を意識してフレッシュさをアピールして明確な回答をするように心掛けると良いでしょう。

最終面接でよくされる質問② 入社後にやりたいこと

これは最終面接で、配属の参考にするためにも聞かれる質問です。最終面接に合格すればもう入社が決定するので、入社後の具体的な仕事を意識しておくことが必要です。

入社後にやりたいことの答え方

この最終面接での質問に回答する際のポイントは以下の通りです。

◆会社説明会での説明事項やホームページなどでどのような仕事内容への応募なのかをもう一度おさらいしておく

◆希望の仕事に就けた際に実現したい事や目標について具体的に述べる

◆希望の仕事に就けなかった場合の質問についても回答を考えておく

きちんと回答を準備しておく

ここで質問に答えられないと、企業研究を怠っていると思われてしまい、志望動機を疑われてしまいます。前日までに準備をして面接に臨むようにしましょう。この質問にきちんと答えられるかどうかで他の学生に大きな差をつけることができます。

短期的・長期的両方の目標を設定すると好印象

入社後にやりたいことは、短期的・長期的両方の目標を設定すると好印象を与えることができます。入社して配属されてすぐどのような仕事がしたいのか、さまざまな経験を積んでどのように成長し、最終的には何を成し遂げたいのかをアピールすることが大切です。

短期的な目標を伝えるだけでは成長意欲が低いと思われる可能性がありますし、反対に長期的な目標だけだと実現可能性が低いと評価されてしまいます。長期的な目標を据えながらも、それを実現するために何をするのかを伝えることが大切であり、それが短期的な目標になります。短期と長期両方の目標をリンクさせて伝えることで、仕事に対しての意欲も伝わり、高評価を得やすいです。

やりたいことを達成するまでの道のりを伝える

入社後にやりたいことを上手にアピールするためには、やりたいことを達成するまでの道のりを伝えることも意識しておきましょう。漠然とやりたいことを列挙するだけではアピール不足になりますし、それでは高評価を獲得することはできません。将来の夢や目標を掲げることは大切ですが、それらは実現できてこそ意味がありますし、本当に実現させるためにはどうすればいいかを考え、伝えていく必要があります。

入社後にやりたいことを上手にアピールするためには、説得力を持たせることが大切であり、実現までの道のりをより具体的に語ることが大切です。具体的になればなるほど説得力は高くなりますし、成長意欲も伝わりますので好印象を与えることができます。

最終面接でよくされる質問③ 就職活動の状況

就職活動の状況は、どの会社の最終面接でも聞かれる質問です。内定を出した後にどのくらい辞退が出るのかを予測しなければならないので、企業側にとっては重要な質問です。最終面接という場でもありますし、入社するかどうかの瀬戸際まで来ているわけですからここは正直に答えた方がよいでしょう。

就職活動の状況を素直に答えるべき理由

最終面接でのこの質問にきちんと答えた方がよい理由は以下の通りです。

◆嘘をついている雰囲気は企業側にばれてしまうので印象がよくない

◆この会社の内定を取った後に他の会社の内定を取って辞退する際に言いにくくなる

◆他の会社の状況も正直に伝えておけば、最終的な回答を待ってほしいなどど相談しやすい

◆社会人と交渉をするのは学生には難しいので正直に事情を話した方が無難である

他社と迷っている際にはご注意を

他の会社と迷っている時などは下手に嘘をついて第一志望ですと言ってしまうと後々自分が苦しくなってしまいます。この質問にはできるだけ正直に答えるようにしましょう。

最終面接でよくされる質問④ なぜ他社でなく当社なのですか

これは前記の質問に関連しますが、企業の面接担当者は当然、あなたが他社の採用試験も受けていることは知っています。その上で、「わが社」を選んでくれるのかどうか確かめたいと思っています。

学生が、この会社に他社にはない魅力を感じ、是が非でも入りたいと考えているとすれば、仕事に積極的に取り組むでしょうし、長続きもします。企業は、そういう人材を望んでいます。この質問の回答で、客観的に納得させることができるポイントは以下の通りです。

◆理念や理想に偏った回答は、相手を白けさせるだけ

◆その企業や業界のことをよく研究する

◆当該企業の特色や魅力、業界での立ち位置などしっかり把握する

自分の体験や経験を語る

学生時代に経験したアルバイトやボランティア、キャリア体験などで感じたことと当該企業の事業内容をオーバーラップさせると説得力が出てきます。例えば、福祉関係なら、「現場の仕事を体験し、介護の仕事がどんなに大変か分かりました。御社は福祉の現場にITやロボット技術を積極的に導入する事業を展開されており、そういう分野に深く感銘を受けています」などです。

その企業にしかない魅力を伝える

他の企業を志望する理由と差別化を図るためには、その企業にしかない魅力を伝えることが大切です。同じ業界内であれば仕事内容などは類似していることも多いですが、それでも仕事への取り組み方や事業の方針などは企業によって異なっています。すべて同じ特徴を持った企業ばかりであれば複数存在する意味はありませんし、同業界内で複数の企業がある以上、それぞれには違いがあるはずです。

他社を志望する理由と差別化を図るためには、その企業だけの魅力や特徴、強みなどを踏まえてアピールしていくことがポイントです。他の企業にはなくて、その企業にはあるものは何かを考えることが大切ですので、上手に回答するためにも企業研究は徹底しておきましょう。

最終面接でよくされる質問⑤ 最近話題の○○のニュースについてどう思いますか

この質問の場合、あなたの個人的な意見を聞くことが目的ではありません。あなたが普段どんな話題に興味を持っているか、時事ネタや流行り物に敏感かどうかを知ることで、あなたの人となりが少なからず分かります。また、社会人として最低限の情報をおさえているかどうかも確認できます。この質問に回答する際、心がけたい点は以下の通りです。

◆新聞やテレビはもちろん、ネットの情報などに日頃から敏感になろう

◆特に、当該企業の所属する業界ニュースはこまめにチェック

◆深く掘り下げた回答は求められていない。知っていることを過不足なく答えよう

知ったかぶりはかえって印象を悪くする

担当者によっては、エンタメニュースなどの話題を雑談風に振ってくる場合もあります。気負うことはありませんので、当たり障りのない内容を気楽な気持ちで答えましょう。分からない点があれば逆に質問してみたり、「勉強不足で、申し訳ありません」と素直に言うと、かえって好印象を持たれることもあります。

逆に、よく知らないことに対し無理して回答を探し、用語の使いどころを間違えたり、トンチンカンな答え方をすると、心象を悪くする要因になります。

就活中はニュースをこまめにチェックしておく

就活では最終面接に限らず時事問題について質問されることが多いため、就活中はこまめにニュースをチェックしておくことが大切です。特に志望する業界に関係するニュースには必ず目を通し、自分なりの意見を持っておくようにしましょう。ニュースは知っているだけではなく、きちんと自分の意見を言えることが大切です。

ただ知っているだけでは面接でアピールにはなりませんし、企業はニュースに対してどのような意見を持っているかによって就活生の個性を見ようとしています。業界に関係するニュースはもちろん、業界外のことでも、大きく取り上げられているものはチェックしておくことが大切です。情報感度も評価の対象になっていますので、忙しくてもニュースはこまめにチェックしておきましょう。

最終面接の質問は正直に答えるのが吉!

最終面接まで来たら、合格できるかどうかはテクニックの問題ではありません。できるだけどの質問にも正直に答えるようにしましょう。悔いのないように自分の思いのたけをぶつけて正々堂々と挑んで下さい。あなたにとって縁のある会社であれば内定をもらえることでしょう。

最終面接の受け答えで内定が決まる

最終面接でよくされる質問3つと、その対策をご紹介しました。それぞれの質問に対して担当者は何をみているのかを考えると、魅力的な回答になるでしょう。最終面接は一次面接や二次面接とは違い、会社の役員が担当するケースがほとんどです。

自分だけの思いをだらだらと話すのではなく、フレッシュ感をアピールするためにハキハキと回答しましょう。ただし、自分を良く見せようとして嘘をつくのはNGです。自分の思いを正直に答えましょう。最終面接は、どの質問もより具体的な回答を準備しておく必要があります。最終面接の受け答え次第で内定が決まるといっても、過言ではないのです。

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監修者プロフィール

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吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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