面接対策

【最終面接で好印象な逆質問】NG質問や実際に使える例文を解説

最終面接では積極的に逆質問をしよう

最終面接が行われる理由として、「企業への熱意を図る」ことがあげられます。コミュニケーション能力や人柄といった部分は、すでに以前までの面接で評価されているため、いかに「熱意」を面接官に伝えるかが重要となってきます。

そこでこの熱意を伝えるために、逆質問の時間を使って、積極的に質問していきましょう。適切な逆質問をすることで、面接官の心を動かし「この人は採用したい」と思ってもらえます。

本記事では、最終面接ですべき質問から、その質問例やNGの質問例などを解説しています。これらを理解することで、「最終面接ですべき逆質問」がわかるようになるので、内定獲得により近づけるでしょう。

最終面接前に面接力を診断しておこう

最終面接を確実に突破するために、自分自身の面接力を診断してみましょう。

面接力診断では、自己PR、企業理解、身だしなみ、コミュニケーション能力など、面接に大事な6つの分野の能力を、それぞれ点数ベースで見える化したものです。

それぞれの能力を点数ベースで把握できるので、自分の得意・苦手を把握し、効率的に面接対策が進められます。

さらに、苦手な分野を改善するためのポイントも徹底解説されているため、面接の苦手分野を短期間で克服できます。就活の中でも、最も大切な面接を突破するための力が自分に備わっているのか、面接前に診断してみましょう。

最終面接の特徴

最終面接の特徴を表した図

最終面接ですべき質問を紹介する前に、まずは「最終面接とはどういった面接なのか」について理解しておきましょう。特徴としては、「代表や役員が面接官になる」「対面の可能性もある」があげられます。

これらの前提を整理しておくことで、最終面接での逆質問をする際のイメージがしやすくなります。最終面接の特徴を知り、実際の面接をイメージしておきましょう。

1.代表や役員が面接官になる

1次面接や2次面接では、人事担当者や現場管理職が面接官を務めることが多いでしょう。一方で最終面接では、企業の社長や役員が面接官となります。

多くの場合、最終面接を突破すれば内定になります。文字通り最後の選考となるでしょう。そのため「本当に入社意欲があるか」「採用してもミスマッチがないか」を確認するために、これまで数多くの人を面接してきた、経験豊富な役員陣が担当となります。

「最終面接」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「最終面接」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

2.対面の可能性もある

株式会社プレシャスパートナーズのプレスリリース」によれば、上記のような調査結果が出ています。この調査は、2022年度の新卒採用を行う企業を対象に「新卒採用に関する調査」が実施されており、186社から回答をもとに作成されています。

・41.9%が最終面接までの全ての選考でオンライン対応
・45.2%が最終面接を「対面での実施のみ」

また、最終面接を「対面での実施のみ」とした企業の解答理由が以下のようになっています。

・最後は直接会い、礼儀・作法・人間性を判断したい
・対面の方がわかりやすいため。また学生にとっても役員や社員と会える良い機会となる
・現実的にビジネスを進める上でも、必ず「会う」フェーズは出てくるので、オンラインでのご様子だけではなく、「会う」中でのご様子はどこかのフェーズでお互いに確認したいと思っている
・就職先を決めるという判断をする際に、自宅から会社までの道のりなど全てにおいて一度体験してから決断をして欲しい
・サービス業のため、実際に会ってWEBではわからない部分も確認したい
・オンラインだと把握しきれない学生の人となりなどがわかるため。入社までに学生にはオフィスやスタッフの雰囲気を知ってもらいたい
・設備がない
・オンラインは感染リスク、参加するハードル、移動交通費の削減には大きくメリットがあるが、本質の部分でミスマッチや、学生に思い切りアピールしてもらうという点ではメリットが無いように思える
・オフィスを見せることで、応募者側が内定を受諾するための材料の一つにしてほしい
・対面だからこそ伝えられる人の魅力があると感じるから。最後は対面が良いという学生様の声にお答えしたいなど

このように企業によって様々な事情があるなか、半数近くの企業の最終面接が「対面のみの実施」と回答しています。また、オンラインを用いての採用活動が進んでも、最終的には直接会って判断したいという企業が多いようです。

企業が逆質問を求める2つの理由

企業が逆質問を求める2つの理由を表した図

次に企業が逆質問を求める理由について解説します。理由としては、「企業への熱意を図っている」「企業と学生のミスマッチを防ぐため」があげられます。

これらを知っておくことで、「逆質問ではどういう質問をすべきか」といった全体像がイメージしやすくなるでしょう。求められる理由を理解し、全体像を整理しておきましょう。

1.企業への熱意を図っている

能力や人柄といった基本的な部分は、それ以前の面接で見極められているでしょう。一方で最終面接は「本当に入社する熱意があるか」はよく見られています。

採用する側としては、本当にこの会社で働きたいと思っている人を採用したいと考えています。実際に入社したとしても、すぐに辞めてしまうような人は採用したくありません。

そのため、企業への熱意を図るために逆質問を求める傾向があります。

「熱意」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「熱意」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

2.企業と学生のミスマッチを防ぐため

最終面接では、入社意思の確認がおこなわれます。しかし、「強い入社の意思を持っていれば大丈夫」というわけではありません。最終面接がおこなわれる理由として、マッチング度の確認も含まれています。

どれだけ入社の意思を強く持っていたとしても、企業の事業方針とあなたのやりたいことが合っていなければ、長く働くことはできないでしょう。入社後のミスマッチにより、新入社員が早期に離職してしまうと、企業イメージが悪化し、会社としても大きなマイナスになってしまいます。

また逆質問を通じて、就活生の不安や不明点を除くことで、自社の魅力づけを行う目的もあります。特に企業が入社してほしい学生には、質問への回答を通じて、わからない点を明確にすることで、入社する不安を取り除く目的もあります。

これらのように、企業と学生のミスマッチを防ぐために逆質問を求める傾向があります。

「ミスマッチ」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「ミスマッチ」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

最終面接ですべき逆質問

最終面接ですべき逆質問を表した図

次に最終面接ですべき逆質問について解説します。質問内容としては、「経営者目線にたった質問」「入社意欲が伝わる質問」があげられます。

これらを知っておくことで、実際にどのような質問をすればいいかがわかるようになるでしょう。最終面接ですべき逆質問を理解して、最終面接への準備をしましょう。

1.経営者目線にたった質問

OK例
「御社は〇〇という理念を描かれていますが、〇年以降はどうサービスに反映させていきますか。」

NG例
「昇進は全員出来ますか。」

最終面接は、役員や事業責任者の方が面接官を務めます。そのため、視座を高めて経営者視点での質問をするよう心がけましょう。

なぜなら、経営者目線にたった質問をすることで、入社意欲がしっかりと伝わるからです。経営者目線で質問を考えるためには、自分が入社したと仮定する必要があります。自分が入社する前提で質問をするため、その企業への入社意欲が伝わりやすくなります。

例えば「御社は〇〇という理念を描かれていますが、〇年以降はどうサービスに反映させていきますか?」など、事業の方向性やビジョンに言及すると「業界や会社をよく研究している」という印象を持ってもらえるでしょう。

最終面接では、経営者目線にたった質問を心がけましょう。

その他の質問
・今後、海外展開も視野に入れているとのことですが、それに参加することはできますでしょうか。
・どのような想いで企業理念をつくられたのでしょうか。
・5年後、10年後、御社の主力となる分野はどのようなものだと考えられていますか。

2.入社意欲が伝わる質問

OK例
「御社の会社説明会で、営業職で入社した場合に配属される勤務地については本人の希望を考慮していただけると伺いました。

そこで成果を出して、同期の中でもトップを目指したいと思います。そういった配属希望は、考慮していただけるのでしょうか。」

NG例
「残業は月どれくらいありますか。」

最終面接では、入社意欲が伝わるような逆質問をしましょう。最終面接の逆質問では、やはり熱意を感じられるかが重要となります。そのため、入社意欲が伝わる質問をし、熱意をしっかりと伝えましょう。

例えば「残業は月どれぐらいありますか」など、仕事に対する意欲的な姿勢が見えづらい質問をしてしまうと、「本当に自社で仕事に邁進してくれるのかな」と疑われてしまう恐れがあります。

最終面接では、入社意欲が伝わる質問を心がけましょう。

その他の質問
・入社後すぐに結果を出すことができる社員に共通することはなんですか。
・入社までに準備しておいた方がいいことはありますか。
・もし、ご縁をいただいた場合に、今後必要になるスキルは何でしょうか

最終面接での逆質問の3つの注意点

最終面接での逆質問の3つの注意点を表した図

次に最終面接での逆質問の注意点について解説します。注意点としては、「説明会で話される内容や公式サイトに掲載されている内容はNG」「成長意欲を感じられない質問はNG」「そもそも逆質問をしないのはNG」になります。

これらの注意点を理解しておかなければ、せっかく逆質問をしても評価が下がってしまい、内定を獲得できない可能性があります。注意点をしっかりと理解したうえで、逆質問を考えましょう。

1.説明会で話される内容や公式サイトに掲載されている内容はNG

OK例
「ホームページを拝見して、『地球上でもっともお客様を大切にする企業であること』という御社の経営理念に大変共感いたしました。

世界にわたる流通のグローバル企業として、御社は今後文化や宗教の違う国々でどのように顧客サービスの平準化を目指されるのでしょうか。」

NG例
「御社の事業内容を教えてください。」

逆質問をおこなう際には、調べてわかることは聞かないようにしましょう。調べればわかることを聞くと、「少し調べればわかることも調べていないなんて、あまり熱意がないのではないか」と思われてしまいます。その結果、入社意欲を疑われてしまう恐れがあるでしょう。

志望度の高い企業であれば、「その企業について知りたい」と思い、さまざまな手段を用いて情報を集めようとするでしょう。調べてわかることを聞いてしまうのは、事前に下調べをしていない証拠です。

その他のNG質問
・御社の年収はどれくらいですか。
・御社は何業界ですか。
・御社の社長は誰ですか。

2.成長意欲を感じられない質問はNG

OK例
「説明会で海外進出を目指していると伺いましたが、どの国や地域に進出する予定なのか、差し支えない範囲で教えていただけますか」

NG例
「1年目から残業はありますか。」

逆質問で企業への理解を深めておくことは大切です。一方で、成長意欲を感じられない質問はすべきでないでしょう。

例えば、労働条件や福利厚生などについて質問はできるだけ避けましょう。これらを聞いてしまうと、「就業条件や待遇の良さで志望しているのか」と思われる可能性があります。

その結果、志望度が低いと判断されてしまうかもしれません。就業条件や待遇の良さで企業を判断してしまうと、より好条件を提示する他社になびいてしまうのでは?と懸念されてしまうためです。

最終面接の逆質問では成長意欲が感じられない質問は避けましょう。

その他のNG質問
・残業をあまりしたくないのですが可能ですか。
・田舎でのんびりと暮らしたいのですが、1年目からリモートワーク制度を利用してもよろしいのでしょうか。
・仕事が少ない部署はどこですか。

3.そもそも逆質問をしないのはNG

OK例
「ゆくゆくはマネージャーなど、御社で大きな責任を果たすポジションに就きたいと考えているのですが、御社ではどのような評価制度・昇進制度が導入されているのでしょうか。」

NG例
「ありません。」

逆質問を求められているにもかかわらず、「特にありません」と返してしまうのはNGです。特にありませんと回答すると、企業に対しての興味関心がないと判断される可能性があり、志望度が低いと思われてしまうかもしれません。

「志望度が低い=就職する意欲がない」と思われてしまい、注意しなければなりません。逆質問では企業への興味関心の高さを示すことが重要であるため、忘れずに質問は用意しておきましょう。

集団面接など就活生が複数人参加している場合は、他の人と質問内容が被ってしまうこともあります。そのため逆質問は複数用意しておき、他の人と被っても違う質問ができるようにしておきましょう。

最終面接での逆質問OK例とNG例

ここからは、最終面接での逆質問の例文を、OK例とNG例にわけてご紹介していきます。あくまでも例ですので、参考にしながら考えていきましょう。

1.仕事に関する質問

OK例

「御社の会社説明会で、営業職で入社した場合に配属される勤務地については本人の希望を考慮していただけると伺いました。

私はできれば若い頃は東京で働きたいと考えています。なぜならば東京オリンピックを控え、多くのビジネスチャンスに沸く東京であれば、自分自身を試すのに絶好の機会と考えるからです。

そこで成果を出して、同期の中でもトップを目指したいと思います。そういった希望についてはどうでしょうか。」

新入社員に求められるのは、なによりも若さあふれるチャレンジ精神です。特に営業職などは、常に競争意識と結果に対してのこだわりを求められる職種です。

積極性がありすぎるな程度でもいいので、入社に向けての意欲と心構えを示しましょう。

NG例

「御社の経営理念を教えてください。」

上記のような聞き方では、「そんなことも調べずに面接に来たのか」と思われてしまうためNGです。

企業のホームページを見たりこれまでの選考の段階で、調べればわかるような基本的な疑問は解消しておきましょう。

2.社風や待遇に関する質問

OK例

「御社は垣根なく意見交換をすると二次面接で○○さんにお伺いしました。

私のように入社を希望する者にとって、自分の意見を言いやすい環境は嬉しいことだと感じました。

五年ほど前から始まったということですが、どのような経緯があったのでしょうか。」

上記の例文は、社長や役員が会社の雰囲気づくりに関わっている会社なら効果的です。自分がその施策や雰囲気を喜ばしく思っていることを伝え、自分が場に参加している様子をイメージしてもらいます。

それまでの面接で担当いただいた方の名前を出すことで、いかに面接を大事に思っているかを、それとなく示すこともできます。経緯を聞くことで社長や役員が何を大事に考えたか聞くことができれば入社後も動きやすくなります。

NG例

「給与やボーナスはいくらくらい貰えますか。」

給与や待遇にしか興味がない人は、条件のよい別の企業があれば、すぐに転職してしまう可能性があります。

そう思われないためにも、採用面接では給与や福利厚生などについては追及しない方がいいでしょう。

3.自分の将来に関する質問

OK例

「今回、御社のSE職として応募いたしました。私は文系ですが、御社は教育システムが充実しており文系でも問題ないと伺っております。

出来れば早く仕事を覚えたいので、学生の内で勉強しておく内容や、読んでおくテキストなどがあれば教えていただけますでしょうか。」

企業に対しての逆質問は入社前の不安を取り除くという事と、企業に対して自分自身の前向きさをアピールするという重要なポイントがあります。

例えば文系でSEを志望する場合、専門知識の有無が不安であっても、「文系ですけど大丈夫でしょうか?」というようなやや後ろ向きととらえかねないような質問の仕方は避けましょう。反対に、目標にむけて事前に勉強して取り組みたいというように、積極さを見せながらの質問に置き換える方が良いでしょう。

NG例

「入社後の配属先はどのように決まるのでしょうか。」

上記のような質問は、一見問題ないように見えるでしょう。しかし、配属先にこだわったような質問ばかりしてしまうと、「その部署しか行きたくありません」といったイメージを持たれてしまいます。

その結果、「この学生は柔軟性がないから自社とは合わない」と思われてしまい、逆質問によって内定が獲得できなくなってしまう可能性もあります。特に日系の大手企業では、入社初年度からある程度の期間は配属先が決まっている場合もあります。

そのため、過激な印象を持たれないようにするためにも、上記のような質問はしない方がいいでしょう。

最終面接での逆質問を対策し内定を勝ち取ろう

最終面接を突破できれば、多くの場合は内定です。しかしここで気を抜いてはいけません。最終面接も選考であるため、落ちてしまうケースも考えられます。

一方で、最終面接での逆質問で好印象をもってもらえれば、一気に内定が近づくでしょう。そのため逆質問をしっかりと準備して、最終面接に挑みましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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