内定について

【内定辞退したら呼び出しされた】対処方法3つと罰則の有無

内定辞退を伝えると呼び出しされる場合がある

内定辞退を伝える方法は、電話連絡やメールなどがあります。ほとんどは内定辞退の連絡をするだけで済みますが、まれに企業側から呼び出されることもあります

近隣の企業であればすぐに対応できますが、遠方の企業となると飛行機や高速バスの予約も必要です。すぐに対応できないこともあるでしょう。ここでは、呼び出される理由と対応策をみていきます。

企業から呼び出された際にどのように対処すればいいかを知り、失礼のない振る舞いを心がけましょう

以下の記事では、内定辞退後の呼び出しへの対処法について解説しています。

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ほとんどの企業は内定辞退をしても呼び出ししない

企業から内定をもらい、それを辞退すれば基本的にはそこで企業とのやりとりは終わります。辞退の方法は電話やメールなどさまざまですが、辞退を申し出ればそこでやりとりが完結し、辞退が成立することがほとんどです。

そのため、ほとんどの企業は内定を辞退しても、呼び出しをすることはありません。呼び出しをするのはごく一部の企業であり、基本的にはないものと考えていても問題はないでしょう。

呼び出されることを嫌って辞退の旨を伝えなかったり、企業からの連絡を無視してしまう人もいますがこれはNGです。呼び出されることはほとんどありませんので、正直に辞退することを伝える必要があります。

どうしても欲しい人材だと呼び出しされる

内定辞退をして呼び出しをされる理由はさまざまですが、どうしても欲しい人材だと呼び出しされることが多いです。会社側から、「もう一度考え直すことはできないか」と説得されることがあります。何としても獲得したい人材だと評価されていますので、評価はありがたく受けながらも丁重に断りを入れることが大切です。

もちろん、それほどまでに評価してくれているのならばと辞退を撤回しても問題はありません。引き止められている場合は、その場であれば意見を変えることはできますし、そのまま内定承諾となることもあります。

大切なのは自分が後悔しないことですので、承諾にしても辞退にしても、よく考えてからおこなうようにしましょう。

内定辞退の前に抑えておきたいマナーについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

内定辞退後の呼び出しへの対応方法

選考を受ける以上、企業に対して興味を持っていることは確かですが、就活を進めるうちに考え方が変わることもあるでしょう。就活では複数企業の選考を同時に進めるため、内定をもらっても承諾しないケースはよくあります。

内定を承諾するのも辞退するのも就活生の自由であり、それを企業によって強制されることはありません。内定辞退後に呼び出しされた場合は、失礼のないように丁寧に対応をしましょう。ここでは、内定辞退後の呼び出しへの対応方法を解説します。

対応①呼び出しに素直に従う

内定辞退を伝えたあとに会社から呼び出しを受けたら、それに素直に従うのもよいでしょう。企業では内定辞退を引き止められたり、説得されたりする可能性はありますが、小言をいわれるくらいで暴力を振るわれたりすることはありません。

今後も関りがありそうな企業の場合は、直接話をして内定辞退に納得してもらうのもひとつの方法です。ただし、相手は社会人ですから説得もうまく、呼び出しに応じたらそのまま内定辞退を取り消すことになる可能性もあります

採用後に辞退する場合のマナーについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

相手の説得に折れない意志が必要

説得などに弱いという人は、呼び出されても企業まで出向かない方がよいでしょう。内定辞退をしたいという確固たる意志があっても、長時間にわたり説得されると面倒くさくなり、「別に内定辞退しなくてもいいか」と思ってしまうこともあります

もし呼び出しに応じるのであれば、説得されても折れないという強い意志をもつ必要があるでしょう。

他の選択肢に決めたことをはっきりと伝える

内定辞退をして呼び出しをされれば、考え直すことはできないかと引き止められることがほとんどです。本当にその企業に就職してもいいと考えたのであれば、前言撤回でも問題はありませんが、就職する気がないのであれば断らなければなりません。

説得に応じてしまい、第一志望ではない企業に就職してしまうと後悔する可能性があります。引き止められた場合は、他の選択肢に決めたことを明確に伝えましょう

就職先が他にあることを伝えれば、企業としてもしつこく引き止めることはできませんし、納得してくれるでしょう。自身の進む道を明確に示して、辞退の意思が揺らがないことを伝えましょう。

対応②呼び出しに応じない

 内定辞退を伝えて呼び出しを受けたからといって、それに応じなければならないというものではありません。「長時間の説得に耐えられる自信が無い」「本当は入社したくないのにもかかわらず内定辞退を取り消してしまいそう」という場合は、いかないという選択肢を選びましょう。

いかないという選択肢を選ぶと損害賠償を請求するなどの脅しを入れられる可能性もありますが、実際に何かされるということはまずありません。マナーとしては呼び出しに応じた方がよいものの、いかないという選択肢をとることも十分に可能です。

内定辞退の期限について、知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。

企業から厳しく追及される可能性がある

企業からの呼び出しに応じないのであれば、どうしても曲げられない理由があることを伝えることが大切です。単に「呼び出しには応じることができない」と返事をしたり、返事をせずに無視したりすると、企業から厳しく追及されることも多いです。

厳しく追求されても耐えられるのであればいいですが、自信がないのであればきちんと理由を説明しておく必要があります。どうしても曲げられない理由があり企業に就職できなことをアピールすれば、その熱意が伝わり会社側も納得してくれます。

納得さえしてもらうことができれば、企業からの連絡は止まりますし他社の選考にも集中できます。就職できないことを明確に伝えていきましょう。

電話での断り方

内定辞退の呼び出しに対して電話で断る場合には、申し訳ないという気持ちはありますが、毅然とした態度で対応するように心がけてください。採用者担当者は、今までも内定辞退の連絡を何度も受けたことがあるはずで、断りの電話にも慣れています。

企業としては、なぜ内定を辞退したのかその理由を知りたいと思っています。そのため、呼び出しを断るとどうして断るのかと追及されることが予想されます。

責められているようで答えに戸惑ってしまい、弱気な態度をみせてしまうこともあるでしょう。しかし、その際にも自分の意見をはっきりと伝えるようにすることが大切です。あいまいな対応をしてしまうと、強引に押し切られ断れなくなってしまう可能性があります。

電話で断る場合の例文

誠に恐縮なのですが、先ほど述べましたように内定は辞退させて頂きたいと思います。ですので、貴社に改めてお伺いさせて頂く理由はありません。申し訳ありませんが、お断りさせて頂きます。よろしくお願いいたします。

呼び出しに応じない、企業へ出向いていくことは無い、ということをはっきりと伝えるようにしましょう。丁寧な言葉遣いをして、社会人としてのマナーを守るように心がけることが大切です

毅然とした態度で簡潔に分かりやすく、相手に伝えることが重要となります。呼び出しを断ることで申し訳なく感じてしまうかもしれませんが、内定辞退に対する呼び出しは応じなくてもよいものです。自分の意見をしっかりといえるようにしましょう。

メールでの断り方

メールで内定辞退に対する呼び出しを断る場合には、丁寧な対応を心がけましょう。メールは表情や声で気持ちを伝えられない分、注意して文章を作成してください

メールは感情が伝わりにくいため、淡泊な印象になりがちです。簡潔に伝えたいことを書くことも大切ですが、誠意が無いと思われないように丁寧に作成するようにしましょう。

内定を断ったとはいえ、自分のことを評価してくれた企業です。入社しないと決めたとしても、最後まできちんとした対応をおこない、社会人としてのマナーを守りましょう。

メールで断る場合の例文

○○会社
人事部 ○○様

内定後の面談の件でご連絡いただきありがとうございます。
しかしながら、以前にお伝えさせていただきました通り、今回の決断は自身の適性や今後の人生について考慮した末に至ったものです。

苦渋の決断でしたが、今後心変わりすることはありません。
せっかく面談の機会を頂きましたが、今回はこのまま辞退とさせて頂きます。
宜しくお願い致します。

────────────────────────
○○ ○○(○○ ○○)
○○大学 ○○学部 ○○学科 ○年
電話番号:090-xxxx-xxxx
メール :xxxx@xxxx.com
────────────────────────

丁寧な言葉遣いを心がけ、内定辞退の呼び出しを断るという旨をしっかりと伝えましょう。その際に、自分自身でしっかりと考えたうえでの決断であることも、改めて述べるようにします。内定辞退の意思は変わらないという気持ちが、相手に分かるような文章を送りましょう

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そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。


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呼び出しへの対応が大学に影響することもある

内定辞退の後の呼び出しに応じないと、後輩に影響が出ることもあります。たとえば、内定を辞退して呼び出しにも応じなかったとなると、「今後その大学からはなるべくとらないようにしよう」となり、その大学の学生は無条件で落とすという事態になることもあるのです。

もちろん内定辞退をすること自体は悪いことではありませんので、呼び出しに応じないだけでそんな対応をする会社には後輩もいかない方がいいかもしれません。しかし、そうした影響があるということは考慮して応じる必要があるでしょう。

内定辞退にはそれなりの責任があることを覚えておく

内定を辞退するということはそれなりの責任があることを覚えておきましょう。企業は、新入社員を迎えるためにさまざまな準備をしています。辞退をすることで、それらの準備が無駄になってしまい企業に迷惑をかけてしまいます。

また、辞退をすることで大学の評判を落としかねませんし、後輩に迷惑がかかることもあります。辞退をするということは会社だけではなく、周りにも多少の迷惑がかかることを覚えておき、きちんと対応するようにしましょう。

内定辞退の呼び出しに応じなくても罰則はない

内定辞退で損害賠償を請求されたり罰則があることはほぼありません。内定辞退は就活生の権利によって守られていますので、入社直前などでなければ基本的にいつでも辞退はできます。

しかし、企業側の立場で考えると、内定辞退の呼び出しに対して無視や拒否をされるのは気分のよいことではありません。電話やメールでのお断りではなく、きちんとした謝罪の言葉を聞きたいものだというのを覚えておきましょう。また、罰則がないからといって入社直前の内定辞退など、不誠実な対応は避けるべきです。

内定を1つに絞る基準については、こちらの記事で詳しく解説しています。

内定辞退の呼び出しには誠意のある対応をしよう

内定辞退を伝えた後の呼び出しへの対処方法としては、誠意のある対応をすることがもっとも大切です。呼び出しに応じて直接内定辞退を謝罪してもよいですが、企業で入社するように強く説得される可能性もあります。

呼び出しに応じない場合は、電話やメールで企業に内定辞退の意思が変わらないことを連絡するようにしましょう。引き止められないように、明確な意思表示をすることが重要です

また、内定辞退が後輩へ影響することもないとは言い切れません。選考の間お世話になった企業ですので、感謝の気持ちを込めて丁寧な対応をしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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