内定について
【就職の内定通知後の流れ】連絡がきたときの返事の仕方も解説
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目次
内定が通知された後の流れを把握しておこう
就職活動の最終的な目的は、希望する企業から内定をもらうことです。しかし、内定が出たからといって気を抜いてはいけません。内定が出た後にも、注意しなければならないことがいくつかあります。
履歴書の書き方や面接のポイントを把握していても、内定を貰ったあとの流れを把握できている就活生は意外と少ないです。内定を貰ってから入社するまでの流れを把握しておかなければ、内定承諾の連絡を忘れてしまったり、必要書類を用意できなかったりするでしょう。
ここでは、内定が出た後の具体的な流れについて解説していきます。内定後のことも想定して、事前に把握しておきましょう。
10月までに内定がもらえていないときは要注意
現在、経団連は就活における選考の解禁日を4年生の6月としています。そして、内定を出してもよいとする内定解禁日が10月です。6月から9月中の期間で内々定を出し、10月に入ってからすぐに、正式に内定証書を授与する企業が多いでしょう。そのため、10月に内定をもらっていない人は、就活が遅れていると思われる可能性があります。
しかし、内定が出る時期は、期間が決まっている訳ではありません。企業としては、将来的に会社の柱となり支えとなってくれる人材を、できる限り多く採用したい、という意志があります。10月に内定が出ていない人は、諦めずに対策をして就活を続けましょう。
とはいえ、同時期に他の企業も新卒採用をおこなうため、他社に優秀な人材が流れないように早めに内々定を出したいという思いもあります。10月までに内定者を確定させようとする企業もあるでしょう。就活に出遅れて焦ってしまわないように、10月までに内定を貰うことをひとつの目標にするとよいです。
就活のスケジュールについては、下記の記事を参考にしてください。
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おすすめの就活エージェントを、下記の記事で紹介しております。
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6月より前に内々定を出す企業もある
多くの企業は、6~9月に内々定を出すことが多いですが、それよりも早い時期に内々定をだす企業も多くあります。例えば、経団連に加盟していない中小企業やベンチャー企業などは、大企業に優秀な人材が流れてしまわないように、かなり早い時期から新卒の募集を始める傾向があります。
このような場合、内々定が6月より前に出るというケースも少なくありません。学生としては、早く就活を終わらせて残りの学生生活を満喫できるため、そのようがよいと考える人もいるでしょう。
しかし、就職先を決めるということは、人生における大きな決断です。早く内々定が出たからという理由だけで決めないようにするべきです。自分が本当に入りたい企業はどこなのかを冷静に判断しつつ、内定を勝ち取っていきましょう。
内定を貰ったらやるべきことを、下記の記事で紹介しております。
内定通知後の流れ
①内々定連絡を受ける
②連絡がきたら入社の意思を伝える
③内定承諾書を提出する
内定通知後の流れは、上記の通りです。これは内定を承諾する場合の流れです。その企業に就職しないのであれば、連絡を受けた後に辞退を申し出なければなりません。内々定連絡を受けてからスムーズに就職の意思を示すためには、これらの流れについて詳細まで知っておくことが大切です。
それぞれのステップでどのようなことをするのかを把握して、内定通知後の流れについての理解を深めていきましょう。
①内々定連絡を受ける
最終面接が終了した後に、内々定連絡を受けます。これは最終面接に合格していた場合であり、不採用のときはメールで不採用通知が届くことが多いです。
最終面接では内々定辞退者が出ることを想定して、採用するかどうか微妙なラインにいる人は、連絡を後回しにすることも少なくありません。そのため、連絡がなかなか来ないからといって必ずしも不採用であるとは限りません。時間が経ってから内定連絡が来ることもあるため注意しましょう。
内々定連絡がいつになるかは、企業によって異なります。早いと最終面接の翌日に通知されることもありますが、基本的には面接から2週間以内と考えておくとよいでしょう。
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内々定の通知方法は電話が多い
企業が採用する人に対して内々定を通知する方法はいくつかありますが、一番多いのは電話での通知です。企業から電話がかかってきたときに電車やバスなどで移動中のため、出られないという状況もあるでしょう。このようなケースに備えて、留守番電話にメッセージの録音ができるようにしておくなどの気遣いもおこないましょう。
留守番電話にメッセージが入っていた場合でも、企業からの着信があったときは、その番号に折り返しの電話をしましょう。基本的に、留守番電話に選考結果の内容は残されません。直接担当者と話して内々定通知を受けるケースが大半であると理解しておきましょう。
②連絡がきたら入社の意思を伝える
企業は、電話で内定の連絡をするとき、その場で本人の意志を確認することが多いです。入社の意思を問われたら、内定を承諾するか辞退するかをはっきりと伝える必要があります。
並行して他企業の選考も受けており、その結果を待ちたいというケースもあるでしょう。その場合は、その状況と返事を待ってほしいという旨を伝えることがマナーです。
内定通知を受けた時点で、辞退する意思が固まっている人は、「内定のご連絡ありがとうございます」などの感謝の言葉の後に「大変申し訳ありませんが、〇〇のため御社の内定を辞退させて頂きたいと考えております」と、簡潔な理由を述べてはっきりと断りましょう。
このとき理由を正直に伝える方法もありますが、「諸事情により」などやんわりとした内容を伝えても構わないです。理由そのものよりも、はっきりと自分の意思を示すことが重要であると理解しておきましょう。
すぐに回答できない場合は保留にする
前述したように、電話で内定の通知がくるときは、その場で返答を求められることも多いです。内定を受けるかどうかすぐに回答できない場合は、答えを保留にしても構いません。保留する理由として、他社の選考が残っているのでと伝えても問題はありません。
企業はもちろんその学生に来てほしいとは思っていますが、同時に学生が最も望む道に進んでほしいとも考えています。一般的には回答を保留しても問題ないため、自分の納得がいくまでしっかり考えましょう。
③内定承諾書を提出する
内定を受けることを担当者に連絡した後は、書面で就職する意思を示すために内定承諾書を提出します。ただし、内定承諾書は企業によって形式が異なることも多く、そもそも書類の提出を求めない企業もあるでしょう。口頭での約束で内定が決まることもあれば、メールなどのやり取りだけで内定承諾が決定することもあります。
しかし、内定承諾書を提出されると、企業はよほどの事情がない限り内定を取り消すことができなくなります。そのため、書面で就職意思を示すことは重要です。企業によって提出のタイミングや形式は異なるため、提出を求められたときは書き方などを確認しておきましょう。また、内定承諾書を提出した後でも内定辞退は可能であるため、この点もあわせて覚えておくことがおすすめです。
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複数の企業から内々定を通知された場合
精力的に就活を続けていれば、複数の企業から内々定をもらうケースもあります。多くの企業から求められるのは嬉しいことですが、就職できるのは1社だけです。どれかひとつを選ぶ必要があります。
さまざまな業界から1社ずつの内々定であれば、自分が最も興味のある業界を選べばよいですが、同業界で他社から複数の内々定の場合は悩むでしょう。どの企業がいいのか悩んだら、自分の描いているキャリアプランを実現できる企業はどこかを考えるとよいです。
何がしたいのかも大切ですが、どう成長していきたいのかということはもっと大切です。自分がどのようなステップを踏み、何をして成長していきたいのかを考え、それにもっともマッチする企業を選びましょう。
内々定辞退の連絡は早めにする
内々定の辞退を決めたら、早めに連絡する必要があります。内々定の連絡は、最終面接を終えてから2~3日でくることが多いです。不採用通知は、1週間程度で結果がくることが多いでしょう。それは内定者に連絡をして、採用の枠が埋まるかどうかを判断してから不採用者に連絡をするためです。内々定辞退があれば、その分他の人を採用することになります。
辞退するつもりの内々定を持ち続けていると、企業も判断に苦しみ、次に採用しようと考えていた学生に不採用の通知を出さなくてはならなくなります。自分のためだけではなく、企業のため、その企業を志望する就活生のために、内々定辞退は早めに連絡しましょう。
断る際は丁寧に対応する
内々定を辞退するのは非常に緊張する場面です。その企業に入りたいという気持ちで面接を受け、企業もそれに応えてくれたにもかかわらず、やっぱりそれを断るというのは勇気のいることでしょう。
内々定を断るときは、丁寧に断りましょう。その企業には就職しないからどのような態度でも問題ないと思ってはいけません。礼儀を持って断るのがビジネスマナーです。また、他の企業に就職して、内々定を断った企業と一緒に仕事をするということもあり得ます。今後の社会人生活のためにも丁寧に断るようにしましょう。
就職活動において内定を通知された際は早めに返事をしよう
内定確定のやり取りは、就職活動の最後の段階ともいえます。じっくり考えたい気持ちもあるでしょうが、内々定をもらった後は早めに何らかの返事をしましょう。最初に電話で内定通知があった際は、口頭で自分が入社できるか否かの意思を伝えます。
他社と迷っているときは、正直にその旨を伝えることで、返事を待ってもらうこともできます。しかし、何も言わずに勝手に返事を保留することはやめましょう。
内定を受諾した人には、内定通知書などの書類が送られてきます。中身を確認して返事をする必要があるかどうかをチェックしましょう。そして、署名や捺印などの漏れがないかどうかをチェックして、速やかに郵送することが大切です。