面接対策

【面接で将来の夢を質問されたとき】回答例とよく出題される質問

面接で将来の夢を聞かれる理由

企業が将来の夢を聞く理由としては、どのような目標を立てて仕事に取り組み、どのような夢を持ち結果を目指しているのか、仕事に対して取り組む姿勢を質問していると言っていいでしょう。目標を立て結果を目指して行動している人は、そうではない人に比べ、企業側も好感が持てます。

また、企業の理念とマッチしているかを判断していると言ってもよいでしょう。答える内容としては、日常生活における夢や目標ではなく、その企業の仕事内容を織り交ぜて目標を立て、今後の夢をお話しするようにしましょう。

将来の夢が「ない」と答えるのはNG

将来の夢が無いと答えることは、仕事をするにあたって「計画出来ない」「目標がない」「出世意欲がない」などの印象を持ちます。やる気のある社員に対しては、仕事を教えていく上で、教え甲斐のある人材を望みます。企業の発展には個々のスキルアップが必要となっていきます。

夢がない、つまり今後の目標がない人は、仕事においてスキルアップする意欲が無いと判断されてしまいます。企業側も、スキルアップする意欲のある人材を育成する事に、重きを置いています。今後の夢や目標をお話しし、仕事に対しての姿勢をアピールして、好印象を持たれるようにしましょう。

自己分析や企業研究をおこなう

将来の夢(目標)を答える上では、その企業の仕事内容を盛り込む事が必要となってきます。その企業がどのような理念を持ち、どのような仕事をしているのか、下調べをしておきましょう。企業のホームページなどで、企業理念、会社概要など細かくチェックしておき、今後の夢を見つけていきます。

また、どのように計画して、行動していくのかを答えるにあたっては、自分の性格、日頃の行動を自己分析しておきましょう。日頃の会話や行動は、仕事をするにあたっての行動に左右されます。自分がどのような性格なのか、今までの経験や行動を見返してみると良いでしょう。企業の理念に沿って、今後の夢を具体的に挙げ、自分の性格に応じて計画を立て、今後の夢をアピールしていきましょう。

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面接で将来の夢を聞かれたときのポイント

つぎに、面接で将来の夢を聞かれたときのポイントについてみていきます。

ポイント①具体的に答える

面接で将来の夢を答える際のポイント1つめは【具体的に答える】ことです。悪い例として「将来の夢はみんなを幸せにすることです。」が挙げられます。これはあまりにも抽象的です。採用担当者の印象に残るよう、具体的に将来の夢を述べましょう。

ポイント②プライベートの夢だけ答えるのは避ける

面接で将来の夢を聞かれた際は【プライベートのことだけ答えるのは避ける】ようにしましょう。面接での悪い答え方の例として「結婚したい」「趣味のギャンブルでお金を稼ぎたい」などが挙げられます。そもそも、面接ではギャンブルに関する発言は控えたほうが良いです。採用担当者によっては、マイナスな印象を与える可能性があります。面接の場合は、プライベートの夢だけではなく仕事のことを交えて述べると良いでしょう。

ポイント③志望先の企業だからこそ叶えられる夢を述べる

面接では【志望先の企業だからこそ叶えられる夢を述べる】と良いでしょう。そのためには、企業研究をしっかりおこなうことが必要になります。将来の夢では、企業の取り組みや事業内容を交えると採用担当者に良い印象を与えられるでしょう。

将来の夢を答えるときの流れ

将来の夢について尋ねられた場合、以下のポイントを押さえた答え方をすることで相手の印象を良くすることができます。抽象的な質問といえますが、答える内容が思い浮かばず困ることがないようにしましょう。

以下で紹介する「答えるときの流れ」が基本となりますが、必ず全てのポイントを意識しなければならないというわけではありません。相手に伝えたいことがあるのであれば、自身で工夫して答えるようにするといいでしょう。

①結論を述べる

質問に対する返答は、冒頭を結論から始めるようにしましょう。結論から話し始めることによって、相手は話の趣旨や内容をより理解しやすくなります。結論から始めることは、将来の夢について答えるだけでなく、他の質問内容にも通じる大事なポイントです。また社会人になった後でも、業務などでの報告は結論から話すことが基本となります。自分の将来について尋ねられた場合も、「私の将来の夢は○○です。」といった結論から話を広げていくようにしていくといいでしょう。

質問が抽象的な要素を含んでいる分、答え方に気をつけなければ具体性のない答えになってしまいます。抽象的な答えにならないように、結論を持ってくるようにしておくと話も展開しやすいでしょう。

②夢をもったきっかけを伝える

夢を持ったきっかけを伝えることによって、自分の答えにより具体性を持たせることができます。きっかけはどのようなものでもいいですが、自分の過去の経験を踏まえたものにすると、説明もしやすく相手も想像しやすくなります。

夢を持つようになったきっかけを伝える際には、自分が将来の夢を持つことになった経験、心に残っているエピソ-ド、経験やエピソードから考えるようになったことなどを押さえた構成にすると、分かりやすくまとまりのある内容に仕上げることが可能です。まとめることを意識し過ぎて、ボリュームの少ない内容になってしまわないように注意しましょう。また、あれこれと詰め込み過ぎて抽象的になりすぎてしまうのもNGです。上手く構成を考えるようにしましょう。

③なぜその企業で夢が叶えられるのかを答える

自分の将来の夢をもったきっかけを述べた後には締めくくりとして、企業で将来の夢を実現できる理由を述べて終えるようにしましょう。述べる際には、その企業でないとなぜ夢がかなえられないのかという理由も盛り込んでおく必要があります。将来の夢と聞くとマイホームを持つ、趣味を極めるなどといったプライベートな夢をイメージする方も多いといえますが、相手は企業に入社してどのように活躍してくれるのかを尋ねています。しっかりと企業研究して答えられるようにしておきましょう。

採用面接で尋ねられる質問は、企業に貢献できる根拠や将来どのように活躍していけるのかなど、仕事につなげて答えられるようになっています。将来の夢についても、同様のことがいえるでしょう。

面接で将来の夢を聞かれたときの例文

将来の夢はありますか?という質問は、面接ではよく聞かれると言えるでしょう。将来の目標がある人物の方が仕事を頑張れるものですし、この質問を通して、キャリアプランを語ってもらえれば、仕事への熱意もわかりますから、よく聞かれる質問となっているのです。ここでは、例文を3つご紹介します。

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例文①○○分野への進出のリーダーになる

将来の夢は、仕事面では3年後に○○の仕事に取り組めるようになり、5年後に貴社が取り組むであろう○○分野への進出のリーダーとなっていることです。プライベートでは、支えたいと思えるような家族を築くのが目標です。

上記の例文では、仕事とプライベートのことを述べています。プライベートでの夢だけ答えるのも、この質問の意図への回答としては甘いでしょう。また、仕事面だけ答えても人間性がみえてこないため、教科書的だと思われる可能性もあります。この質問は、仕事とプライベート、両方の夢を答えると良いでしょう。

例文②社内部活動に入部し大会で優勝する

将来の夢は2つあります。1つめは、貴社の○○事業チームのメンバーの一員になることです。入社できましたら、○○事業チームメンバーにふさわしい人になるために、何事にも一生懸命に取り組み多くの業務を経験したいと思います。2つめは、貴社のフットサル部に入り、大会で優勝することです。貴社のホームページで、部活動のコーナーのページを拝見させていただきました。私は、フットサルの活動を通して貴社の方々とチームワークを取り、楽しみながら練習を重ねていき優勝したいです。

上記の将来の夢の例文では、仕事と社内の部活動について述べています。【○○事業チーム】や【部活動のコーナーのページ】など具体的に述べているため、会社のホームページをしっかり読んでいることが採用担当者に伝わるでしょう。

例文③トップセールスランキングで1位を獲得する

私の将来の夢は、貴社のスマホアプリ開発に携わり、アプリのトップセールスランキングで1位を獲得することです。JavaやRuby on Railsなどを使用したプログラミングは得意分野のひとつといえます。今はSwiftを勉強中です。トップセールスランキングで1位を獲得するために、開発のほかにCMやインターネット広告などの企画もしたいと考えています。世の中のニーズや流行を調べて、多くのユーザーのニーズを満たすアプリを開発したいです。

上記では、自分の得意分野や勉強中のプログラミングについてもアピールできています。これらの例文を参考にして、自分ならではの将来の夢を考えてみてください。

面接で将来の夢を聞かれたときのNG例文

面接で将来の夢を聞かれた際、「どのように答えれば良いの?」と悩む就活生も多くいることでしょう。この質問を行う際、当然のごとく採用担当者には意図があります。その意図を考えずに回答してしまうと、思わぬ減点を招いてしまう恐れがあるのです。ここでは面接で将来の夢を聞かれた時のNG例文を紹介していきます。

面接の場で将来の夢について、その場で回答を考え、返答するのは困難だと言えるでしょう。事前に回答を準備しておく必要があるのです。それぞれの例文を、どのような点がNGポイントなのかを考えながら読み、解説を通じて回答の準備を整えておくようにしましょう。

NG例文①マイホームを持つ

マイホームを持つのが将来の夢です。私が中学生のころ、私の家族はそれぞれがアイデアを提案し、建築に反映させたマイホームに引っ越しました。それまでは、同じマンションで生活していても生活リズムの違いから、一家全員が揃って食卓を囲むことが少ないなど、揃って行動する機会が少ないものでした。しかし一家が揃えるスペース作りをテーマにしたマイホームを建てたことにより、一家団欒のひとときを過ごす機会が増えるようになりました。私はその家での生活に幸せを感じ、そのため将来は自身の家族とともにマイホームを建て、人生を充実させたいと考えるようになったのです。

この例文では、内容があまりにもプライベートなものに寄り過ぎていることがNGです。もちろんマイホームを持つという夢自体は、決して悪いものではありません。しかし面接の場に相応しい内容ではないのです。企業の採用担当者は、自社の発展に寄与してくれる人材を確保するために採用活動を行っています。

そのため、このようなプライベートな内容を書いてしまうと、「仕事に対する意欲はあまり高くないのかな」と思われてしまう恐れがあるのです。面接で述べる将来の夢は、あくまでも仕事を絡めたものである方が良いのです。

NG例文②趣味を極める

将来の夢は趣味のバイクで九州1周することです。私は学生時代にバイクサークルに所属し、バイクでのツーリングを頻繁に行っていたのですが、学生だったので、高いバイクを購入することが出来ず、そのため行動できる範囲も限られていました。そのような背景から、「社会人になったら、もっと高価なバイクで色々な地を訪れてみたい」と強く思うようになったのです。私は社会人になったら今保有しているものよりもランクが高いバイクを購入してツーリングしたいと考えており、そのためにも頑張って働きたいと考えています。

この例文では趣味に傾倒した将来の夢となっており、その点がNGポイントとなります。もちろん面接で、趣味についての質問を受けることもあるので、趣味について面接で話すことが、必ずしも悪いことではありません。

しかし将来の夢を聞かれた際に、このような趣旨のことを述べてしまうと、「働く場所が自社である必要はないのではないか」と思われ、志望度を疑われてしまう恐れがあるのです。趣味を充実させることはもちろん重要なことですが、それをあえて面接の場で述べる必要はありません。面接では仕事面での将来の夢を述べるようにしましょう。

NG例文③子どもたちを笑顔にする

将来の夢は子どもたちを笑顔にすることです。私は子供と接することが好きであり、ボランティアで、幼稚園や小学校のイベントの手伝いを行ったこともありました。子供たちが悲しい顔ではなく、笑顔で楽しい時間を過ごし、そこで多くのことを学べるような環境を作っていくことに、私の社会人生活を費やしたいと考えております。どのような方法で笑顔にするかは考え中ですが、1人でも多くの子どもたちに笑顔になってほしいと思っております。

この例文では、抽象的過ぎ点がNGポイントだと言えるでしょう。子供たちを笑顔にすることは素晴らしいことです。しかし「どのような分野からアプローチするのか」「どのような結果を求めているのか」がこの例文では全く分かりません。

あまりにも抽象的なことを述べてしまうと、「将来の夢が本当はないのではないか」と思われてしまう恐れもあるのです。抽象的な表現では説得力に欠けます。適度に具体性を持たせ、文面を作成するようにしましょう。

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その他よく面接で質問される内容

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面接ではどこの会社でもよく出る質問というものがあります。
こういうよく出る質問に対して良い回答ができれば、面接を突破できる可能性も高くなります。しかし、どういう回答が良い回答なのかわからないという人も多いのではないでしょうか。以下で、面接でよく出る質問とその良い回答例について確認していきましょう。

質問①仕事で大切にしたいこととは

自己PRや志望動機以外で、面接でよく聞かれる質問としてあげられる質問の一つに、「仕事において大切にしたいことはなんですか?」という質問があります。

面接ではこの質問を通して、その人の仕事への考え方と、社風があっているかを確認しようとしているのでしょう。したがってもしその会社が協調性を大切にするような会社であれば、回答例としては、
「私が仕事において大切にしたいことはチームワークです。何かに行き詰ったら何でも自分で解決しようとしないで、速やかに信頼できる人に相談するということがいかに素晴らしいことかということをアルバイトの経験を通じて学びました。その経験とは~」といったような回答例があげられます。

面接でのこの質問への回答例のポイントとしては、社風に合わせるということと、エピソードを交えて話すということです。こうした回答例のポイントを押さえておけば、まず大きくはずす回答はなくなり、面接でのこの質問を通して印象が良くなることでしょう。

答え方について悩んでいる人は、こちらの記事もおすすめです。

質問②挫折・失敗経験はありますか

挫折や失敗経験はありますか?という質問もよく出題されるといえるでしょう。

面接では、志望者が挫折や失敗した経験をどのように乗り越えたかということもチェックポイントになります。失敗や挫折を乗り越えて成長してきた人は、採用担当者から評価されるでしょう。しかし、レベルの低い失敗は話さないようにしましょう。面接の回答での悪い例として「寝坊してバイトに遅刻しました」「アルバイトで仕入れ50個のところ500個で注文しました」「掃除さぼってたら怒られました」などが挙げられます。挫折や失敗の経験を聞かれた際は、それを乗り越えるためにした行動や、得たことまでしっかり伝わる内容にしましょう。

質問③どんな人間だと思われていると感じるか

まわりの人に、どんな人間だと思われていると思いますか?という質問も、面接ではよく聞かれる質問です。面接では、仕事への熱意だけではなく、人間性というのも大きなチェックポイントとなります。どれだけ能力が優れていても人間性がいまいちなら、あまりそんな人とは一緒に働きたくないですよね。ですから、面接でのこういう質問を通して、その人が人間的にどんな人間かを図ろうとしてくるのです。

この質問への回答例には、
「私はまわりの人によく、人懐っこい性格だと言われます。アルバイト先でも、大学のサークルでも、かならず初めてそこに来た人にはこちらからどんどん話しかけ、その日のうちにたくさん相手の話してもらえるようにしようと心がけていたら、いつのまにかまわりの人にそういわれるようになりました。」というような回答例があります。

この回答例では、どんな会社でも間違いなく求めているであろう協調性をアピールしましたが、たとえば事務などであれば、集中力の高さなどのアピールでもいいでしょう。エピソードをまじえつつ、会社が求める人材に近い自分であることをアピールしていきましょう。

面接で将来の夢を聞かれたら回答例を参考にエピソードを盛り込もう

「将来の夢はありますか」は、面接で良く聞かれる質問です。ここで紹介した回答例とポイントを参考にして、これらの質問できっちりポイントを稼げるようにしていきましょう。面接に対する質問に答える際には、結論から話すことが大切です。将来の夢について聞かれた際はもちろん、その他の質問についても自分なりのエピソードを加え、回答を練ってみてください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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