就活その他

【証明写真の値段の相場とは】証明写真機と写真館の違いとメリット

就活費用には証明写真の値段も含まれる

就活はなにかとお金がかかってしまうことも多いです。就職活動費用には、リクルートスーツの購入や、交通費などのほかに証明写真の費用も含まれるでしょう。何枚も証明写真が必要になるため、1枚の値段はそこまで高くありませんが意外と出費がかさむことがあります。

証明写真の費用はなるべく安く抑えたいという人もいれば、少し割高でも仕上がりにこだわりたいという人もいるでしょう。ここでは、証明写真の値段の相場について詳しく見ていきます。値段が安い証明写真機についても紹介しますので、なるべく費用を節約したいという方はぜひ参考にしてみてください。

証明写真の値段相場とは

データ

証明写真を撮影できる場所はたくさんありますし、撮影サービスも多岐に渡ります。その分、撮影するところによって値段はピンからキリまであり、適当な場所を選ぶにも時間がかかってしまいがちです。証明写真の値段や相場を知って、就職活動で慌ただしくなる前に撮影場所について下調べをしておきましょう。

証明写真機

駅前や小売店の横に多く設置されている証明写真機でも、証明写真を撮影することができます。撮影する証明写真機にもよりますが、一回の撮影当たり700~900円が相場です。

例えばKi-Re-i美肌+の場合通常価格700円・美肌設定の場合800円。City Photo Stationの場合通常価格800円・美肌設定の場合900円。ID PHOTO STUDIOの場合通常価格800円・美肌設定の場合900円です。

機種によっては、何度も撮り直しができたり、美肌補正・肌色調整が可能なメニューや背景の選択ができたりと撮影プランも様々です。コンビニ証明写真では、200円と安い価格で撮影できるところもあり、自分で撮影した写真をコンビニで証明写真用にプリントすることができます。「とにかく値段を安く抑えたい」という方にはおすすめです。

写真館

それでは、写真館で撮影する際の値段相場は一体どのくらいなのでしょうか。撮影する写真館にもよりますが、一回の撮影当たり1,000円~という料金が相場です。証明写真機と比較すると少し料金が高いです。例えば、スタジオフォプロの場合は4,800円~、カメラのキタムラの場合は5,200円~、スタジオ728の場合は6,800円~です。

希望する方は、写真をデータでもらうこともできます。値段の相場はだいたい1,000円ほどですが、撮影プランの料金にあらかじめ含まれている所も多いです。Webでエントリーシートを提出する際や、パソコンで履歴書を作成する方には便利なサービスになります。

枚数によっても値段が変わる

証明写真の枚数によっても値段は変わってきますが、何度も撮影するのは時間もかかるので、余裕を持った枚数を持っておくのがおすすめです。証明写真機だと1カットで6~8枚しかありませんから、その場で焼き増ししておくか、もしくは足りなくなればまた撮影し直す必要があります。

しかし機種によっては携帯アプリ上で画像を保存し、後日焼き増しができる機能も出てきました。写真館だと、就活用のコースやプランが用意されていてワンカット10枚単位で購入するところが多いようです。就活解禁後は選考を受ける企業が10社以上になる方が多いので、就活が始まる前に20枚ほど購入しておき、足りなくなったら焼き増ししていく方が無駄がなくて良いでしょう。

就活マナーには気をつけてください
39点以下は要注意な就活力診断で確かめましょう

「めんどくさいな」と思われがちな就活マナーですが、いざという時にできないとそれが原因で選考に落ちてしまう可能性があります。

そこで「就活力診断」を活用しましょう。数分で終わる就活マナーの質問に答えるだけで、あなたの就活力と改善点を把握することができます。

今すぐ診断して、自信を持って就活に臨みましょう

診断スタート【無料】

合わせて活用したい

あなたが書類選考でアピールできる長所を特定します。

証明写真機のメリット

証明写真機は確かに値段が安いのですが、それだけではありません。現在は撮影技術や加工技術も飛躍的な進化を遂げています。証明写真機についてしっかり調べれば、場合によっては写真館にも劣らない写真も期待できます。そんな証明写真機のメリットについて見ていきましょう。

何時でも手軽に撮影できる

証明写真機のメリットは、時間を気にせず緊急時にも近くの写真機で手軽に撮影ができることです。駅前やコンビニの付近等至るところに写真機が設置されていますので、自分の身だしなみの準備が整っていれば一番近くの写真機に出向いて気軽に撮影を行うことができます。また、就職活動中においては急に証明写真が必要となることがあるかもしれません。

また、急に撮影した写真が必要になったが写真館にすぐ焼き増しに行けない等、緊急を要する場合であっても、時間を気にせず近くの写真機で手軽に撮影できるので安心です。

写真館に比べて値段が安い

証明写真機は、人件費がかからないのでその分値段も安く設定されています。値段が安く、画質を心配する方もいると思いますが、近年は証明写真機にも一眼レフカメラと同様の機能が搭載されているものがありますので、一見写真館でプロが撮影したものと見分けが付かないことも増えてきました。しかし身だしなみを整えてくれる人がいないので、十分に注意して撮影する必要があります。

写真館で撮るメリット

写真館で撮影すると、証明写真機のような値段で抑えることは難しいでしょう。しかしその分、プロによる指導の下で安心して撮影に望めます。撮影の予約から写真の受け取りまでが手軽さでは証明写真機には劣ります。しかし場所によっては当日予約OK・即日受け取り可のところも増えてきました。写真館での撮影には他にも様々なメリットがあるので次で見ていきましょう。

プロが撮影に協力してくれる

写真館では、これまで何人もの就活生を撮影してきたプロが、顔の角度や身だしなみまでをチェックしながらベストな状態で撮影できるようサポートしてくれます。写真が苦手でどういう風に笑顔を作れば良いかわからないという方にもしっかり指導してもらえるでしょう。

キャビンアテンダントやアナウンサーなどの特殊な業界では、全身を映した写真が必要となることもあります。撮影する時の姿勢やポーズ、スーツのシワまでの細かいところまで確認してもらい、ベストな状態で撮影に臨むことができるのでオススメです。

焼き増しやデータ保存ができる

写真館で撮影するもうひとつのメリットとしては、一度撮影すれば焼き増しができたり、電子履歴書用にデータで写真をもらう事ができたりすることです。焼き増ししたい場合、1枚から対応してくれるところもあります。撮影した写真館が指定するデータ保存期間内(だいたい撮影から6ヶ月~1年以内)に焼き増しを希望する旨を連絡すれば同カットのものを購入することが可能です。焼き増しであれば時間もかかりませんので、即日の受け取りもできます。

また、近年ではWebを利用した就職活動も活発になってきており、インターネット上でエントリーシートや履歴書の提出を求める企業も出てきました。証明写真のデータが必要になったそんな時のために、写真館では撮影した自分の写真データをCD-ROMなどのデバイスでもらうことができます。もし撮影プランに入っていない場合は、値段等を写真館に問い合わせてみましょう。

以下の記事では、案外見落としがちな写真のサイズについて詳しく解説しています。サイズを考慮すると、証明写真機・写真館だとどちらを選ぶとよいのでしょうか。是非参考にしてみてください。

値段が安い証明写真機

証明写真機にも様々な機種があって迷う方も多いと思います。街中でよく見る代表的な証明写真の機種の値段を比べると、次の通りになります。

①Ki-Re-i(株式会社DNPフォトイメージングジャパン)

1.レギュラータイプ:800円
2.美肌+:900円(美肌と美白補正が可能)
3.男前+:900円 (顔色の濃度補正で健康的な肌色に加工可能)
4.エクセレント:1,000円(美肌・美白補正でシミやクマを隠し、背景変更可)

こちらの機種は4つのオプションから選ぶことができ、それによって値段が変わってきます。特にオススメなのが、全てのオプションで撮影したデータをスマホに保存できる「Withスマホ」というメニューです。後日焼き増しプリントをしたり、Webエントリーで使用することができます。

以下の記事ではkireiについてより詳しく解説しています。是非参考にしてみてください。

②プロ写真館(三吉工業株式会社)

ワンカット600円で撮影が可能です。設計から管理まで自社で一貫管理していることにより、低コストが実現。独自の「ミラーシステム」によって顔の歪みを除去したり、自身の好きなタイミングでシャッターを押すことが可能です。何度も撮り直しができ納得が行くまで撮影できることもポイントになっています。

③Photo-Me(日本オート・フォート株式会社)

日本に初めて証明写真機を設置した老舗企業が手掛ける機種。メイクアップ効果、美肌効果、美白効果がある「肌美人スタンダード」が800円です。美白~日焼けモードの4段階の肌色から選択が可能になり「肌美人スーパー」になると900円です。この他にも様々な機種があります。

④コンビニ証明写真

コンビニの証明写真機は、何といってもスマホや所有するカメラで何度も撮り直しできることが魅力的です。時間を問わず、年中無休で撮影することができるので、時間をかけて自分の本当に気に入った写真を選ぶことができます。趣味用で一眼レフカメラも一般家庭に普及してきていますので質の良い写真を撮影できるカメラがあれば、1シート(3枚分)で200円のプリント代で済み、かなりお手ごろな価格です。

また、写真館や証明写真機で入手した撮影データも、コンビニの大型コピー機から証明写真用にプリントすることができます(ただし、写真印刷機能が搭載された機種に限ります)。ウェブサイトから写真の登録が必要ですが、急な焼き増しもコンビニで対応すること可能です。

証明写真機で写真を綺麗に撮るコツ

データ

就職活動の中で証明写真を撮影する際、その方法としては、証明写真機を利用するか、写真館で撮ってもらうか、の2通りに分かれるでしょう。値段からも分かる通り、出来上がりの質に関しては、やはり写真館で撮ってもらう写真の方がよいでしょう。しかし証明写真機であってもちょっとした工夫をすることで、綺麗に撮ることが可能になるのです。

「良い写真を撮りたいけれど、写真館は高いし、何より写真館に行く時間がない」という就活生もいることでしょう。そのような方は、以下を参考にして証明写真機で出来る限り綺麗な写真を撮りましょう。

服やメイクはメリハリのある色を選ぶ

服装ですが、写真館で撮影するよりも照明が弱いので紺やグレーのスーツではなく、色にメリハリが出て写真でも映える黒のスーツを選びましょう。男性のネクタイは派手なものはNGです。柄物のものや、ビビットな色合いは避けたほうが良いでしょう。またネクタイの結び目はしっかり襟元に来ているか、ネクタイは曲がっていないか注意をしてください。

女性の場合は、写真を撮る際のメイクでもメリハリが大切です。会社説明会や面接では清潔感のあるメイクが好まれますが、そのまま写真機で撮影すると印象が薄くなってしまう可能性があります。厚塗りは厳禁ですが、鼻筋にハイライトを入れたり、アイラインや濃いめの口紅を使ったり、普段よりもメリハリのあるメイクを心がけましょう。

白いハンカチを膝に置いてレフ版効果

証明写真機で写真を撮る場合、白いハンカチを膝に置くのが効果的です。もちろん証明写真機の中も電気はついています。しかし証明写真機はカーテンで仕切り、撮影を行うため、写真がやや薄暗くなってしまうことが多いのです。薄暗い印象を受ける写真は、「陰気な印象」を与えてしまう可能性があります。

白いハンカチを膝に置くことで、レフ版と同様の効果を得ることが可能になります。レフ版とは、光を反射させる板のことです。ハンカチを膝に置くことでそれにより、証明写真機の天井の明かりを、顔に反射させることができます。

つまり写真を薄暗いものから明るいものへ変えることが可能になるのです。明るい印象の写真は、見る人に「清潔感のある印象」を与えることが出来ます。是非試してみてください。

背筋を伸ばしてあごを引く

証明写真機で撮る場合、背筋を伸ばしてあごを引くことを意識するようにしましょう。普段から猫背になっている人は多いでしょう。猫背な姿勢は、「だらしのない印象」を採用担当者に与えてしまう可能性があります。

写真館であれば、「もう少しあごを引いて」など、カメラマンから指示を受けるので、その指示に身をゆだねていれば問題はありません。しかし証明写真機の場合、そうはいきません。自身でしっかりと意識し、背筋を伸ばしあごを引いて、誠実な印象を与えることが出来る格好で写真を撮りましょう。備え付けの椅子は上げ下げができる機種がほとんどなので、顎を引いたときにカメラがまっすぐ正面にくる位置に調整してください。カバンや荷物で、足元の照明を隠さないようにしましょう。

コロナ自粛中に、自己分析をやり直そう

コロナウイルスで就活も自粛の傾向になり、選考が進まず、不安になっていませんか?

そんな時は、自己分析ツール「My analytics」を活用して、自己分析をやり直しておきましょう。

My analyticsなら、36の質問に答えるだけであなたの強み・弱み→それに基づく適職がわかります。

コロナで就活が自粛中の今こそ、自己分析を通して、自分の本当の長所・短所を理解し、コロナ自粛が解けた後の就活に備えましょう。

面接官の目に一番に入る証明写真

人事担当や面接官がエントリーシート・履歴書を受け取って、一番初めに目に飛び込んでくるのが学生の証明写真です。証明写真機でも画質の良いものが増えて写真館で撮ったものと同じ位のクオリティーで撮影できるようになっています。どちらで撮影したかということは、企業側にとってはあまり重要視されてはいませんが、顔がぼやけているなどの質の悪い写真というのは、ずぼらな性格ということを自ら主張しているようなものなので絶対に避けましょう。

また、写真館で撮影した見栄えの良い写真を使用したとしても、書類への貼り付け方が雑で、斜めに傾いていたり枠線からずれていたりすると同じく印象が悪くなります。証明写真は、文字情報とは異なる情報を企業へ伝える役割を果たすものです。写真で損をしないためにも、まずは自分の納得する方法・値段を決めて撮影に臨みましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

記事についてのお問い合わせ