面接対策
【夏の面接の服装】クールビズはNG?好印象な身だしなみのコツ
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目次
夏場の就活はスーツがとにかく暑い
スーツによる暑さは、夏に就職活動をおこなっている就活生にとって大きな問題のひとつです。スーツのジャケットは黒が基本なので熱がこもり、会場に着くまでに汗だくになってしまいます。
さらに、面接会場では汗だくのカラダがとても気持ち悪く、いつもよりも緊張度が高まってしまい、思うような結果にならない可能性もあります。では、暑くてどうしようもない夏の就職活動は、どのようにして乗り越えればよいのでしょうか。
この記事では、夏の就活の服装マナーや、汗で印象を悪くしないための注意点を紹介していきます。夏の面接での服装について知れば、暑い中でも好印象を獲得して、就活を有利に進められるでしょう。
夏の就活の服装マナー5つ
就職活動は季節に関係なく、リクルートスーツが基本です。リクルートスーツとは、就職活動に適しているスーツを指します。無地で色は黒か紺が一般的で、生地はポリエステルの割合が高く、シワがつきにくいです。
つまり、どの季節でも面接に適している身だしなみに差異はないため、夏でもジャケットを羽織り、ネクタイとベルトをしめ、革靴を履かなければなりません。
そのため、夏の暑さには対策が必要です。暑さのせいで緊張感が高まってしまったり、汗で相手に不快感を与えてしまうと、印象が悪くなります。身だしなみは、第一印象にも関わるので、非常に重要なポイントです。
夏の服装のマナーについて、いくつか注意点があります。まずはそれらを押さえ、夏の暑さを乗り越えて就活を成功させましょう。
①クールビズ指定の場合は従っていい
例外はあります。それはクールビズを指定している企業の面接を受ける場合です。特に都内の企業では、ヒートアイランド現象の影響で夏場は気温が上昇しているので、クールビズで面接に参加してもよいとしている企業が多いのです。
具体的には、願書要項などに「面接はクールビズでお越しください」と書いてあることがほとんどです。実は、クールビズに明確な定義はありません。各企業によって、その規定は異なります。
明確な定義がない「クールビズ」ですが、ポロシャツやTシャツなどラフ過ぎる服装は、面接に適しているものではありません。クールビズは、男性はネクタイをしないこと、女性の場合はジャケットを羽織らないことが一般的です。
基本的には白いワイシャツを着て、その上にジャケットを羽織り、ネクタイをしめずに面接に臨むことが適切です。面接官から、暑いのでジャケットを脱いでもよいという指示がある場合はありますが、それ以外はジャケット着用が無難です。
ノーネクタイでスーツを着る時のマナーについて、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。
②指定がない場合はスーツが無難
では服装に指定がない場合は、どのような服装が面接に適しているといえるのでしょうか。この場合は、スーツが適しているといえます。実際に、面接時の服装が指定されていない企業は多いです。
指定がなければ、「私服で行っても良いのか」「リクルートスーツではなくてもよいのか」と悩む人もいるでしょう。汗をかいて悪い印象にならないように、少しでも涼しい服装で面接に臨みたいと思うかもしれません。
最近では夏場に限定して、私服での面接を許可している企業もあります。しかし、やはり特に指定がない場合は、スーツを着用するのが無難です。面接での基本的な服装は、スーツです。
そのため、スーツを着用しないと悪印象になる可能性もあります。面接官によって価値観は違います。指定がなく何を着るべきか迷った場合は、誰からも悪い印象にならないスーツが良いでしょう。スーツを着用すればマイナスの印象になることは少ないです。
③半袖のワイシャツは避けた方がよい
ジャケットを羽織っているとしても、半袖のワイシャツは身に付けない方が良いでしょう。通常、スーツスタイルは長袖シャツの上にジャケットを羽織ります。ジャケットの袖からシャツの袖が1〜2㎝ほど覗いているという状態が最も自然な印象を与えます。
ジャケットの袖口からシャツが一切見えないと、不自然な印象を与えてしまうので注意しなくてはなりません。普段さまざまな人のスーツ姿をたくさん見ている面接官であれば、一目で不自然な印象を抱く可能性があります。
特に、「暑いからジャケットを脱いでも大丈夫ですよ」と指示があった場合、半袖のシャツだと印象が悪くなってしまいます。また、半袖のシャツを着ていると、腕からジャケットに汗が染みやすくなる点も要注意です。
長袖シャツの上にジャケットを身に付けるのが正式なスーツスタイルですので、この基準に合わせて面接に臨んだ方がよいでしょう。
ワイシャツの選び方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
④インナーは必ず着用する
夏場はとにかく暑いですし、少しでも薄着をしたいと考える人は多いです。しかしどれだけ暑くてもインナーは必ず着用しなければなりません。インナーを着用せずに汗などで透けてしまうと相手に不快感を与えてしまいますし、身だしなみとしてもNGです。
インナーとは、基本的に「下着」の総称です。スーツの時は、ワイシャツの下に着るものを示します。欧米の場合は、ワイシャツが下着とみなされていますが、湿気の多い日本では、汗で周りに不快感を与えないようにインナーの着用が推奨されています。
男性の場合は、白か肌色のVネックかUネックの半袖を着用しましょう。女性は、色柄が目立たないキャミソールやタンクトップがおすすめです。
涼しく過ごすために、インナーは着用すべきものです。消臭機能や通気性が優れており、薄手の伸縮性のあるインナーもあります。また、涼感タイプのインナーを選べば、暑さを軽減できます。
インナーを着ることは、身だしなみのマナーの一つでもあります。汗がワイシャツにしみて、相手に不快感を与えないよう、インナーを着用しましょう。
⑤面接中に汗を書いたらハンカチで拭こう
夏に行われる面接のときには、ハンカチをポケットに忍ばせておきましょう。ハンカチは面接が始まる前にポケットに入っているかを確認するようにしてください。面接会場のクーラーが利いておらず、蒸し暑い会場で面接をおこなわなければならない場合もあります。
そのようなときにハンカチを忘れてしまい、汗を垂れ流した状態で面接を受けるのはNGです。清潔感がないと思われてしまい、相手が不快に感じることもあります。
面接官の方が話をしている最中でも、自分が話をしている最中でもハンカチで汗を拭うという行為は、決して失礼には当たりません。
清潔感を最優先にするためにも、面接時にはハンカチで汗を拭いましょう。また、持参するハンカチは、基本的に柄物はNGです。スーツや革靴などの色と合わせるようにハンカチの柄を選ぶと、シックで落ち着いた印象になります。
就活用ハンカチの選び方について、知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。
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スーツも夏用でOK
スーツは夏物と冬物の2種類がありますが、夏におこなわれる面接のときには、夏用のスーツを着用するのがよいでしょう。夏用スーツは、通気性や吸水性に優れていて汗をかきにくく、汗をかいたとしてもすぐに乾くような素材で作られているので、暑い季節にぴったりです。
面接では、夏用か冬用かのスーツの種類をみられるようなことはなく、反対に冬に夏用のスーツを着用してもOKです。
夏用や冬用というスーツ生地の違いは、一目ではほとんどわからないです。綺麗で清潔感がありTPOに沿っている服装であれば、ほとんど問題にはなりません。
基本的に男性はネクタイを着用する
男性の場合クールビズOKという指定がない限り、ネクタイは必ず着用する必要があります。着用するネクタイの素材についても、夏用と冬用の2種類があります。
明確な定義はありませんが、夏用ネクタイは、シルクやポリエステルなどのサラサラとした通気性の良い記事で作られています。反対に、冬用のネクタイというのは、ウールなどの温かみのある素材で作られているのです。
ネクタイは、面接の季節で使い分けることも可能です。夏の暑い季節などは、涼し気なシルクとポリエステルで作られているネクタイを巻いてもいいです。しかし、ネクタイの素材で体感温度はあまり変わらないかもしれません。
夏の面接における注意点
ここまで夏の就活における服装の注意点を見てきましたが、他にも注意しなくてはならない点があります。夏は暑いので、当然汗をかきます。特に就活中は移動が多いため、面接会場に着くまでにたくさん汗をかいてしまうでしょう。
汗をかいていても、自分ではそれほど気にならないこともあります。しかし、第三者は気になるかもしれません。清潔感は面接マナーの基本ですので、特に注意しなくてはなりません。
夏の面接での注意点を知っておけば、身だしなみで評価を下げることは避けられるでしょう。面接官が好感を持てるように、身だしなみを整えて面接に臨むことが大切です。
①前髪が汗で貼り付かないように気を付ける
夏は、特に前髪が汗で額に貼り付かないように気を付けてください。前髪が汗に濡れて額にべったり付いていると、清潔感がなくだらしない印象を与えてしまいます。
また、清潔感がないだけでなく、暗い印象にもつながってしまうため、前髪を上げておくのがよいでしょう。汗をかく・かかないに関わらず、前髪を上げる髪型は清潔感や明るい印象を相手に与えますので、就活ではとてもおすすめです。
男性の場合は、ワックスやムースで前髪を横に流すか、上にあげてセットしてください。しかし、ワックスをつけすぎると、清潔感がなくなるので、注意してください。
女性の場合は、横に流した髪をピンでとめ、ムースなどでくずれないようにセットしましょう。長い前髪は、横や後ろの髪と一緒に結んでしまってもよいです。注意点は、前髪をとめたピンは隠すことです。
額を見せていれば、相手に対してオープンである、隠しことがない、といった誠実な印象を与えることもできます。前髪を上げるのは就活ではとても好印象なので、ジェルやワックスを使用し、上げてしまうのがおすすめです。
②汗ジミには注意する
汗ジミも身だしなみとしてはNGです。スーツに汗ジミができていると、清潔感が感じられず相手に不快感を与えてしまうので注意しましょう。
汗ジミを作らないためには、こまめに汗を拭くなど対策が必要ですし、少しでも涼しく過ごすために扇子を持ち歩くのもおすすめです。また移動中であれば、ジャケットを脱いでも良いです。
ジャケットを着ていると汗ジミもできやすくなりますので、移動中は脱ぎましょう。ジャケットの有無で暑さは変わるので、少しでも脱ぐだけで汗はひきます。
汗対策の例
- ハンカチでこまめに汗を拭く
- 制汗剤を使用する
- 汗拭きシートを持ち歩く
- うちわや扇子を使う
- 移動中はジャケットを脱ぐ
③におい対策は必須
匂いも身だしなみの一部です。汗によるにおいの対策もしましょう。見た目では、汗がわからなくても、汗臭いと印象が悪くなってしまうので、注意が必要です。
制汗剤を使えば、汗のにおいを軽減させることができます。制汗剤は、できるだけ無香料のものを選びましょう。ごまかすために強い香りを選ぶと、汗のにおいと混ざって余計にひどくなる可能性もあります。また、自分の匂いが気になっても、就活では、香水を使用することもNGです。
匂いの感じ方は人それぞれなので、あまりにも強いにおいは、相手に不快感を与えてしまう可能性があります。
基本的には、無香料がおすすめです。もし、匂い付きでも石鹸やミントなどの匂いで強くないものを選びましょう。
自己分析をしておく
選考を突破するためにも、自己分析を徹底しておくことは非常に大切です。
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ツールを活用して、就活を有利に進めましょう。
面接前にカフェでクールダウンするのもおすすめ
夏の面接を乗り切るコツとして、カフェでのクールダウンもおすすめです。カフェは冷房が効いているので汗がひきますし、リラックスできて気持ちの準備をするにもよいでしょう。
発汗は暑さももちろんですが、心理面も影響してきます。過度に緊張していれば、それだけ汗もかきますし、落ち着いて面接に臨むことはできないでしょう。カフェに寄るつもりで余裕を持って準備・移動できれば、心理面にも良い影響を与えられます。
遠方の企業に足を運んだり、複数社の面接を受けるというケースもあるでしょう。そんなとき、カフェに立ち寄ってスケジュールを見直し、服装を見直すことで、リラックスできます。夏の面接では、ぜひカフェも有効活用してください。
夏の面接前は鏡で服装をチェック!
面接では、清潔感のある身だしなみで好印象を残せます。面接のときに、涼しくスーツを着こなしながらも面接官に良い印象を与えるためには、まず夏用の通気性・吸水性に優れたスーツを着ることです。
また、クールビズOKの場合はポロシャツやTシャツではなく、ネクタイだけを取り面接に臨みましょう。その場合も、シャツは白の清潔感のあるものを選びましょう。
もし指定のない場合は、面接に適している服装を意識すればマイナスな印象を与えてしまうことはありません。面接の前にしっかりとその場に適した服装をしているか、事前に鏡でチェックしてみてください。