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面接での自己PRの厳選例文5選|面接官に刺さる回答の4つの特徴
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目次
面接での自己PRは例文で効率よく準備が可能!
採用するかどうかを決めるために、面接ではさまざまな質問をします。そのなかで、自己PRを聞かれることは非常に多くの機会であります。しかし、自己PRはどのように作ればいいのと悩む人も多いのではないでしょうか。
面接のその場で自己PRをすることは非常に難しいことですが、例文などを参考にしながら一度しっかりとつくっておくことで、効率よく準備ができます。自己PRは面接官に自分を知ってもらうための大切な情報です。自分を振り返りながら、考えていきましょう。
面接で自己PRを聞かれる理由
自己PRは長所や自分がこれまで経験してきたことから、自分にどんな強みがあるのかを伝えるものですが、これはどんな企業の選考でもほぼ確実に問われるもので、対策は必須と言えます。
ここでは、なぜ企業が面接の機会で自己PRを求めるのか、その理由について紹介していきます。
自己分析でき自分が理解できているか知るため
面接で自己PR聞く1つ目の理由が、自己分析でき自分が理解できているか知るためです。自己分析は、自分の長所や短所、向いているものや向いていないもの、好き嫌い、できることとできないことなど、自分のことを掘り下げる作業です。
自分のことが理解できていると、自分のやりたい仕事や、向いている仕事が理解できます。そうすると、面接で志望動機や長所や短所などをきちんと伝えることができます。
そのため、企業は自己分析をふまえたPRができているかで、やりたい仕事や向いている仕事を理解したうえで選考に来ているのか、志望の本気度を確認しているのです。
長所が実際の仕事に活かせるかを見ている
実は、長所と自己PRは役割がまったく異なるものですが、長所と自己PRの違いを明確に理解できているでしょうか。
長所は「自分の良いところを客観的に述べること」、自己PRは「その長所に再現性があるか」を述べることです。
面接官は、長所を聞くことによって「客観的に自分を評価することができるか」をチェックし、自己PRを聞くことによって「その長所を仕事にどのように活かすことができると主張しているのか」をチェックしています。
自己PRに良く使われる、忍耐力、真面目、優しいなどは、どの分野でも活かすことができるような「再現性」があるかどうかを見ていて、入社後もアピールした力を発揮してくれるのかを探っています。
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作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。
あなたが自己PRでアピールするポイントを特定します
面接官に刺さる自己PRの4つの特徴
自己PRはすべての就活生に課されたものであり、そのなかで面接官に「刺さる」ような優れたアピールをしてライバルと差をつけなければ選考を突破することは難しいでしょう。
では、面接官に刺さるような良い自己PRとはどのようなものなのか、特徴を4つ紹介していきます。
①エピソードが一つに絞られている
自己PRのエピソードは一つに絞られていることが、面接官に効果的なアピールをするためには重要です。
伝えておきたいエピソードがたくさんあるのは良いことですが、複数のエピソードをあげると全体的に内容が薄くなってしまうので、一つのエピソードを深掘りすることが大切です。
②独自性のある内容
面接官は大量の履歴書やESを見て多くの面接をおこなっているため、人材採用の専門家といっても過言ではありません。しかし新卒者側は、似通った面接マニュアルに沿ってトレーニングしている場合が多いのが現状です。
そのため、自分自身で完璧な自己PRと思っていたとしても、面接官からすればありきたりな内容に感じてしまうこともあります。
そのため、ありきたりな文章にならないよう独自の主観を入れて独自性を高めることが大切です。面接マニュアルやトレーニングは最低限のマナーとして捉えましょう。
③抽象的な表現をしていない
抽象的な表現をしていないことも面接官の印象に残るためには不可欠です。まず、自分で「企画力」「行動力」「探究心」「社交性」「指導力」という言葉をそのまま使わないことがポイントになります。
「私には探究心があります。」とだけ述べてもあまりにも抽象的過ぎるからです。また、「コミュニケーション能力が高い」「結果を出す事ができる」といった抽象的な長所や、「こういうところ」などの抽象的な表現も避けることが望ましいです。
「探究心がある」「コミュニケーション能力がある」「結果を出すことができる」かどうかを判断するのは面接官です。
その判断材料となる具体的なエピソードを面接官に提供することが大切です。たとえば「〜という経験で多くの失敗をしたことから大切なことを学びました。それは〜」と表現すれば「試行錯誤できる=探究心がある」と評価してもらえます。
④企業で活かせる点も伝える
自分のことを分析した後は、さらに、企業でどのように活かすことができるのかを考えて、それを伝えることが大切です。
そのために、企業がどんな人材を求めているのかをホームページなどで確認しておくことをおすすめします。
たとえば、企業の求める人材や能力が、「行動力のある人」だったら、自分が行動力のあることを伝える具体的なエピソードを面接で伝えるといいでしょう。無理して合わせる必要はありませんが、求められる要素を持っていることをアピールすることは大切です。
就活生に聞いた! 自己PRを回答するうえで大事にしていること
面接官に刺さる自己PRの特徴を紹介してきましたが、実際に就活生の皆さんが自己PRを回答するうえで大事にしていることはどのようなものなのでしょうか。
ここでは就活生の皆さんに聞いた、自己PRの回答の仕方で意識していることや工夫していることを紹介していくので、ぜひコツを掴むヒントを探してみてください。
結論ファーストでわかりやすさを意識する回答が多数
結論を最初に言ってから具体的なエピソードを展開するというように、わかりやすさを意識しているという回答が多数集まりました。
自己PRの内容だけでなく、結論ファーストなど文章構成や話し方などまで気を配ることで、わかりやすく伝わりやすい自己PRにすることを心がけている就活生が多いようです。
また多くのライバルが自己PRをするなかで印象を残すためには、初めに話す結論部分でキャッチフレーズやキーワードを言うという工夫もインパクトを高めるためには有効そうですね。
企業によってPR内容を変えるという回答も
企業の社風や求める人物像によって自己PRの内容を変えているという回答も散見されました。
どれだけ秀でた強みがあっても、仕事で発揮できなかったり、企業のビジョンに合わないものでは評価につながりません。そのため、企業がどのような人物を求めているのかを調べ、それに近い自分の強みを選ぶ必要性を感じている就活生も一定数いるようです。
面接の自己PRの内容の考え方のポイント
面接で回答する自己PRの内容は、ESで書いた内容とまったく一緒では意味がありません。あなたがアピールしたいことは面接官はすでにESによって知っているからです。では面接ではどのような回答をすればよいのでしょうか。考え方のポイントについて紹介していきます。
ESよりもさらに具体的な状況や根拠を伝える
ESと同じ強みを伝えることをポイントに挙げましたが、面接で自己PRする際は、ESよりもさらに具体的な状況や、なぜ強みと言えるのかという根拠を明確に示すことを意識する必要があります。
文章表現では伝わりきらなかったり、ESの自己PR欄には入りきらなかった内容を面接で補うイメージで、話し方やジェスチャーなどを使って面接官に訴えかけることが面接での自己PRの役割だといえるでしょう。
伝える強みは履歴書やESと変えない
履歴書やESで書いた内容とまったく一緒では意味がないと説明しましたが、その一方で、自己PRで伝える強みを書類と面接で変えてしまうのは避けるべきでしょう。なぜなら、伝える強みが異なると、話がブレてしまい何を伝えたいのかが明確にはわからず、強いアピールにならないからです。
あれもこれもできるということを伝えるのではなく、一貫したひとつの強みを主張することで、強い印象を残すことができます。内容に変化を加えつつ伝える強みは一つに絞りましょう。
就活生に聞いた! 面接で回答した自己PRの内容
面接では具体的なエピソードで強みをアピールすることが必要ですが、就活生の皆さんは、実際にはどのような内容を面接官に伝えているのでしょうか。皆さんの回答を紹介するので、ぜひ内容を考える際の参考にしてみてください。
入社後に活かせそうな内容を選んだという回答が多数
自己PRの内容が入社後に活かせそうなものかどうかを考えて選んだという回答が多数寄せられました。
いくつかアピールできる強みがあった場合、入社後にどれが一番必要か、発揮できそうかを考えることで内容を絞り込むことができると考えて自己PRを作成した就活生が多いようです。
ただし、企業によってPR内容を変えるためには、どんなことが求められる仕事か、どのような社風かなどを知っておかなければなりません。そのためには、入念な企業研究が重要になります。
自主的に強みを発揮したエピソードを話すことを意識したという回答も
自己PRで話すエピソードが、自主的に強みを発揮したものであるかを意識して選んだという回答も多数集まりました。
どのような強みであっても、その強みを周りの影響ではなく、自分の考えのもと発揮したことをアピールすることは大切です。
周りに言われたから頑張ったというエピソードであれば、求める人物像に合う強みでも高評価にはなりません。社会人として働くうえでも指示待ちではなく主体的に行動する必要があり、その際に発揮できる強みこそ、企業が求めるその人の「武器」であるからです。
自分がなぜ強みを発揮できたのか、どんなことに課題を感じて頑張ろうと思ったのか、きっかけを探すことも大切です。
自己PRの回答例5選
ここからは、自己PRの回答例を5つ紹介していきます。これから自己PRを考える場合には、文章の組み立て方や、自分なりの強みとそれに関するエピソードを探す参考にしてみてください。
また、すでに自己PR内容を作り始めている方は、回答例のような良いポイントを押さえられているのか確認してみましょう。
回答例①素直な性格
私の強みは素直な性格です。バスケットボール部に所属をしていたとき、先輩や同期からの意見は全て自分の次なる成長につながると考え受け入れてきました。納得できない意見だった場合は相手の意図を汲み取ろうと努力をすることが重要と考え、理解しようと努力をしてきました。
自分が成長し続けるには、他者の意見を素直に受け入れ吸収することが最も重要だと考えています。仕事でも自分に素直に向き合い、成長し続けたいと思います。
この例文では、しっかり「自分独自の考え」も含まれていることからオリジナリティのある内容になっています。そして、その考えから仕事に対する取り組み方につなげており、仕事への再現性を面接官は感じることができるでしょう。
素直さを効果的にアピールする方法については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
回答例②人より何倍も努力する
私の強みは、好きなことに対して人の何倍も努力する所です。たとえば私の所属したハンドボール部は365日のうち休日が10日しかない程大変でした。そんな中でも私は朝練には1番に到着し、帰宅後も自主練習をすることを自分の中でルール化していました。
顧問の先生からは「チームの中で誰よも努力している」という評価を頂きましたが、私にとっては楽しいから継続ができただけであり、結果としてチームのエースになりました。仕事にも楽しさを見出す事で自主的な努力と共に成果を上げて貢献していきたいです。
この例文のポイントは、顧問の先生からの評価を盛り込み、強みの根拠を示していることです。他者から評価されるということは、強みが発揮できているということであり、「客観的な自分の長所」としてアピールできています。
回答例③周りを巻き込む
私の強みは周りを巻き込んで目標に向かって努力ができる点です。私は4年間、飲食店でのアルバイトを続けていますが、現在はマネージャーという立場で働いています。自分一人だけでなく、他のバイトメンバーやお客様も一緒になって「食事を時間を楽しむ」ことを目標にしていました。
マネジメントという観点で考えたとき、周りを巻き込んでいける自分の影響力を仕事にも活かしていけるのではないかと考えています。
この例文は、「4年間アルバイトを続けている」「マネージャーという立場で働いている」といった、数字や役職など客観的な目安となるものをアピールに盛り込んでいることがポイントです。
アピール内容がどれだけすごいものなのかを示すために、積極的に数字や結果を盛り込むことが、面接官が話の内容をイメージしやすくなることにつながります。
回答例④ストイックに取り組む
私は、目標に向かってストイックに取り組むことができます。大学で所属している野球部では、選手として期待されていなかった悔しさを糧に、チームメイトよりも2倍努力する事を決意しました。
自主練習メニューや休日の過ごし方まで全てを改善した結果1年後にはレギュラーとして試合に出場することができました。社会に出ても、目標に向かって努力を惜しまずストイックに取り組む姿勢を貫きます。
この例文のポイントは、具体的なエピソードで「目標」「行動」「実績」が述べられていることです。どのようなことに課題があると感じて、どのような行動をして結果に結びつけたのかというのが面接官の知りたいことです。
この3つすべてが盛り込まれていることがPRの納得感を生むため、作成する際は、すべて盛り込まれていることを確認することが大切です。
回答例⑤行動力
私の強みは目標を達成する行動力です。バスケットボール部に所属しており、試合で30点以上得点を入れるという目標を掲げました。毎朝シュート練習をし、部活が終わった後もシュート練習をしていました。さらにシュートの上手な先輩に上手くできるコツを教えてもらい、練習を続けました。
そして、次の試合で30点以上得点を入れることができました。仕事でも、目標を達成する行動力を活かして、自分のできることをどんどん増やしていきたいです。
この例文は、特に具体的な目標を達成したことをアピールしています。どんな小さなエピソードでも、具体的でイメージしやすく、伝えたい強みが発揮できていると面接官が感じられれば高評価につながります。
また、さらに文末では、その長所を仕事に直結させ「再現性のある自己PR」に昇華させていることで、面接官に採用後の具体的なイメージを持ってもらうことができています。
行動力のアピール方法については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
就活生に聞いた! 面接で自己PRするときのコツ
面接官を目の前にして自己PRをするというのは、書類に書き込むのとは緊張感や意識すべきことの多さなど大きく違うことは容易に予想がつきます。ここでは、就活生の皆さんが回答した、そんな面接でうまく自己PRするためのコツを紹介します。
聞き取りやすい話し方を意識した回答が多数
ハキハキとした話し方やゆっくり話すなど聞き取りやすさを意識したという回答が多数を占めました。
自己PRに限らず、緊張感のある面接という場でも落ち着いて、相手に伝えることを意識することはとても重要です。どんなに良いアピール内容でも、それが相手に伝わらなければ意味がありません。特に自己PRでは自分をアピールしようと意気込むあまり、あれもこれもと具体的に話そうとすると早口になりやすいでしょう。
具体的なエピソードを話すと、どうしても比較的長い時間話すことになります。そのような状況でも焦らず、しっかり内容が伝わるようにハキハキ、そしてゆっくり話すことを心がけましょう。
身振り手振りを意識したという回答も散見
集まった回答の中には、身振り手振りを踏まえながら回答したというものもいくつかありました。
文字や言葉だけでは伝わりきらない情報は、対面だからこそジェスチャーなどを用いて補うことができます。基本的には正しい姿勢を取っておくことが大切ですが、話している最中は手や上体を動かすことは問題ありません。
より伝わりそうだと感じるのであれば積極的にジェスチャーも使いながらアピールしてみましょう。
自己PRのコツについて、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。
自己PRで悩んでいる方は、AI作成ツールを使ってください
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今すぐ効率的に自己PRを準備し、採用に向けた一歩を踏み出しましょう。
あなたが自己PRでアピールするポイントを特定します
面接での自己PRは例文を参考にポイントを押さえ回答をしよう
自己PRの内容は1つに絞り込んで伝えましょう。自分の強みや経験をたくさん詰め込み過ぎると、自分が伝えたかったことがぼやけて、面接官に色濃く伝わらなくなってしまいます。
内容を絞る分、企業が求める人物像と合う内容であるかを確認することも大切で、企業によって自己PRの内容を変えることも必要になるでしょう。その際はぜひ紹介した例文を参考にして効率よく自己PRを作成してみてください。
面接では予期せぬ質問に回答するということもたくさんありますが、事前に準備できるものは、選考通過のための心強い武器になります。よりよい自己PRを回答できるように、事前の準備を進めていきましょう。
【面接での自己PRに関する調査】
- 調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
- 調査日:2022年9月14日~19日
- 調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
- 調査対象者:23卒・24卒の就活会議会員の75人